京成杯2022の予想 過去10年のデータ傾向と有利な枠/出走予定馬の最終追い切り

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京成杯2022の予想 過去10年のデータ傾向と有利な枠/出走予定馬の最終追い切り

読了までの目安時間:約 15分

 

京成杯の予想と出走予定馬の最終追い切り評価を行っていきます。
過去結果を見ても荒れる傾向のある中、有力な登録馬の中から鉄板軸馬とされる外厩仕上げの本命馬や消去法で消すべき馬、本命をも超える可能性のある穴馬をデータ分析!

歴代勝ち馬のサインを見逃さず、予想オッズを見ながら過去配当を超える払い戻しを狙っていきましょう。

 

レース名第61回 京成杯オータムハンデキャップ
グレード重賞(G3)
日程2022年1月16日(日曜)
発走時間15時45分
開催場所中山競馬場
距離芝2,000m
コース右回り
賞金4,000万円
レコードタイム1:57.8

 

京成杯予想2022 - 過去10年のデータ傾向

 

葉牡丹賞好走馬どころか、出走していた馬さえ皆無なのでは、エリカ賞組を推すしかないという論理

 

重賞を使っていた馬を狙うような年はほとんどないから、条件戦組の選択に傾注するのが例年のスタンスとなる京成杯や前週のフェアリーSなのだが、頼みの綱である葉牡丹賞出走馬が、この京成杯に全く登場しないというのは、若い馬だからと言って、使い出しを有力馬ほど寝かせてから使わなくなって、かつ、6月デビューのクラシックウイナーが厳寒期の大レースをパスして成功してきたここ数年の傾向。

 

最新のトレンドであるから、10年期のデータを基本とすると、かなり差し込まれることになる。

それでも、関西馬を中心に使われるエリカ賞・阪神2000 の組に関しては、長く葉牡丹賞組と競うように戦ってきたから、安定感はないにしても負けていても通用をディアスティマ<2020年3着>が証明したことで、重賞組が大いに怪しい明けの3歳重賞では、むしろ、代用品ではないということを結果で示したエリカ賞組の恒常的な高水準ぶりからも、期待はしていいとできる。

 

快レコードの一戦を休み明けで2着で、勝ってホープフルSに挑んで散々だったサトノヘリオスが目立ったとしても、十分に重賞級の才能を示しているヴェールランスなどは、東京スポーツ杯3着のテンダンスを新馬で負かしているので、まるで格下扱いはできない。

妙な人気を集めそうな重賞参戦の組よりこのヴェールランスや、昨年はエフフォーリアが勝った百日草特別連対のホウオウプレミアなどを狙った方が賢明か。

 

朝日杯組は来ることはあったが、ホープフルSがご立派になってからはかなりご無沙汰

 

重賞好走歴のあった馬で、ここ数年で最も走ったとできるのが、ホープフルSでレイデオロの2着だったマイネススフェーン・2017年まで遡らないと登場しない。

元々、そういう馬よりは重賞初挑戦だったエイシンフラッシュ<2010年優勝・ダービー勝ち馬>、イーグルカフェ<2000年2着・マイルC勝ち馬>であるとか、結果的に生涯唯一の黒星を喫したキングカメハメハ<2004年3着・快速決着で後の変則二冠馬も泡食ったような負け方>などを見つけたい、未来展望型の中距離重賞であるから、ここまでの実績になどあまり興味を持たない方がいいくらいのところもある。

 

オープン実績のあった馬ほど、後々に逆転を許す負け様を晒してきた歴史は、誰もが記憶するところ。

イーグルカフェに勝ったマイネルビンテージ、キングカメハメハに勝ったフォーカルポイントなど、当時はインパクトはあったかもしれないが、今も多くの人が覚えているようなステークスウイナーとはなっていない。

 

その意味で、ホープフルSで穴人気になったオニャンコポンや晩夏の新潟戦以来となるアライバルなどは、こんなどうでもいいところで変に強いと、余裕ローテは組めても、上がり目がないとなってしまう。

あくまでもトライアルではないから、勝ち負け必至というのが将来展望に重要なのは当然だが、ここへ出てきた時点で上位ランキングから脱落の危機が裏付けられる状況なのだから、共同通信杯か皐月賞トライアルで結果を求めた方がいいはずだ。

まさか、ここで絶好調ならもっとまずい。

まさに、G1を春に勝つ馬に優勢をとった面々こそが、その上がり目を失った根拠と見事にリンクする。

いいレース選択ではないから、勝つなら、昨年のグラティアス級の楽勝でなければならない。

そういう芸当が似合う両者じゃないから、ここは評価を落としておいた。

 

回収率がルメールのせいで低いとするか、それこそが買える条件とするかで二分されそうな東京新馬勝ちの扱い

 

有馬記念と同じくらいに馬券になるルメールさんだが、人気馬だから当然と言われると流石に辛いが、それはかなり安直。

その前に来ていた1番人気馬は、安全な葉牡丹賞連対の田辺鞍上の2頭であり、基本的には後は消えているのだ。

 

加えて、人気になった馬が新馬勝ち直後というタイプがルメール騎手騎乗と合わさって、ここ2年は馬券になっているが、未曽有のスロー<5F通過・63.7秒は新馬戦レベル>となった昨年と、この時季雨が降ると大変な渋馬場になる2020年と、ルメール騎手の腕で正しいアプローチができたともできる。

 

今年はその手の新馬勝ち直後の馬が人気になる年ではないから/1戦1勝馬は2頭のみの登録、重賞連対のアライバルや東スポ杯3着のテンダンスなどが順当に人気になる組み合わせなので、穴馬を狙う枠に入ってくるが、恐ろしく好走確率の低い未勝利戦グループは、買える条件に適う特別戦・オープンクラスなどの好走組から、適度な波乱を期待できる人気で未勝利脱出の馬に流す対象以上にはならないので、軸馬にできるのは前述のルメールの期待馬以外、本来は狙いの中心に入れない方がいいとできる。

 

人気馬は消えやすいので、条件戦組も狙いが限られるから、何かが狂ってくる。

3歳重賞の難しさは、どこが本当にハイレベルかまだわからないところにあるから、京成杯はそれを最も体現してきた重賞であると言えるだろう。

 

京成杯予想2022 - 出走予定馬の血統/成績/タイム

 

セントレジャーウイナー×ギニーウイナーという配合で、一端の良血とされる国はもう日本だけであるからこそ、彼は貴重な存在だ。

 

ヴェールランスの血統

 

2015年の菊花賞で、生涯唯一となるイン強襲での初タイトルゲットとしたのが、後のスターホースであるキタサンブラック。

今週はヴェールランスの父として登場する。

年明けデビューから3連勝で皐月賞に向かうも、菊花賞で負かすことになるリアルスティールに交わされただけでなく、どこをどうやって通ってくればああいう末脚を引き出せるのか誰にも分からない春二冠のドゥラメンテ<奇しくも産駒最初のG1勝ちが、父キングカメハメハ共々縁のなかった菊花賞・タイトルホルダーだった>にも、スケールの差を見せつけられたから、ガス欠のダービーの印象もあって、セントライト記念勝ちの皐月賞3着馬なのに、菊花賞では5番人気に止まった。

 

翌年、同期の期待馬・アンビシャスと横山父に一撃を食らい、ようやく目覚めることとなった旧産経大阪杯の翌週に行われた桜花賞で、重賞連続2着で3番人気に推されていたのが、ヴェールランスの母にあたるジュエラー。

スピード型というよりは不器用なクラシック向きの才能という印象も、いかにもデムーロ騎手<兄のミルコ>の勝負勘を際立たせる追い込み脚質という面がピタリとはまり、チューリップ賞との連戦でシンハライトを今度は差し切るハナ差リベンジを完遂した。

シンハライトは2番人気で、次走はオークス快勝。

断然評価のメジャーエンブレムも、NHKマイルCは誰よりもタフで強いマイラーであると誇示するような、素晴らしい逃げ切り勝ちだった。

 

ずっと長く走ったキタサンブラックは、ジャパンCを制した4歳秋が本格化の頃とされる。

一方で、最初からエース級の底力を見せていたジュエラーのスケール感に関しては、悲しいほどに刹那的な輝きであったから、欧州型良血特有の早仕上げ傾向を顕在化させるように、それこそ、春の天皇賞を勝ち切るキタサンブラックが現れる前には、もう燃え尽きていた可能性がある。

ジュエラーはオークスを骨折で回避し、ローズS・11着<重馬場は苦手>、秋華賞・4着というところで、以降はもう使われることはなかった。

 

サンデーサイレンスが直系同士・3×4を形成することは、社台系の生産馬・母と同じ社台ファーム産 なので、生産する側とすると準備は最初から進めていたはずだ。

サンデーの父であるヘイローのクロスは、母のライバル・シンハライトには配されていたが、このジュエラーは父ヴィクトワールピサがヘイローの3×4を持つことで必要としなかったが、今回は4×5×6、配合的効果から母の代でのクロスはないとなって、ヴェールランスの代でも、サンデーサイレンスに関わる血として以外はないので、これも表向きは継続してのクロスではないとなる。

 

ただ、来たるべき場面で訪れたサンデー同系配合とヘイロークロスの併発の形を、どう成功させていくかの試金石にはなってくる。

京成杯も最近はなめられたレースではないから、ノーザンファームに対しての社台ファーム、ディープインパクト系ではないがそれと全兄弟のブラックタイド直系の成功パターンの詮索と諸々、このヴェールランスのやれることがどのレベルなのかは、大いに気になるところだ。

 

父キタサンブラック、父父ブラックタイドらは、共に中山のスプリングSを制して、皐月賞に向かった正統派の挑戦者であった。

馬格にも恵まれ、皐月賞出走時に父は510kg<前走比+6kg>、父父も488kg<前走比+8kg>と、エネルギーをなるたけ詰め込んで挑んだものの、父はドゥラメンテ、父父はダイワメジャーという傑出したスピード能力を持つギニーホースに相応しい才能の前に、完全なる敗北を喫している。

 

新馬戦こそそれらと同じように勝ち上がり、母ジュエラーと同じく、ハイレベルになった2戦目で惜しい星を落としたこのヴェールランスは、ここまで434→444kgという馬体重で推移。

まさしく、ブラックタイドの一つ下の弟であるディープインパクトにそっくりである。

ディープはデビュー戦こそ452kgだったが、最後のJCと有馬は430kg台後半。

一度たりとも、新馬戦の体には戻らなかった。

つまり、太めの作りで新馬戦に下ろしたのである。

 

京成杯予想2022 - レース展開と最終予想

 

雄大な馬格を誇ったキタサンブラックを父に持つ馬には、現状では、このヴェールランス以上に期待を集めるイクイノックスも何故か似たような体重の変遷であり、474→482kgでの圧倒的連勝を続け、今季に備えている。

ちなみに、先週のマイル重賞で期待に応えられなかったラスールが、新馬戦比+4の482kg。

翌日、新馬戦と真逆の戦法で最後に突っ込んで来たフェアリーS3着のビジュノワールは同比−4の438kgであった。

 

父似というよりも、祖父やその弟のような馬格であることが望ましいとなるキタサンブラックの初期の期待馬たちは、そっくりである必要性に迫られることもなく、のびのび育てるのがいいことは確かなようだ。

そこで濃密な2戦を過ごしたイクイノックスに並べるかを、この実績上位の馬が多く登場の京成杯で問われることとなるヴェールランスは、しかし、スローの経験しかない一介の期待馬ではないことがストロングポイントとなる。

 

新馬戦は63秒台の展開でありながら、中京の2000Mを2:01.8と好時計で勝ち上がった。

しかし、このレースのラップが非常に興味深く、

 

37.8<最初の3F>−13.1−12.1−11.7−11.7−11.7−11.8−11.9

 

中京でこのようなラップが出ることもほとんどないだろうが、他場ではもう少し上がりが速くなる序盤の流れであり、直線の急坂があるからこその特異性は加味しつつ、この時点で、正しいクラシックレース向きの性質を大いに示したとできる。

 

最初に基準となる能力値を示し、ゴール前で捉えた当時1番人気のテンダンスは、次走の阪神で楽勝後、前述の東スポ杯好走の記録を持って再戦となる。

このレースは、川田騎手が内ラチ方向に突如突進のパートナーから華麗に着地を決め、危険回避のためダートコースへと逃避した伝説を作ったことでもお馴染みだが、その期待された一頭のグレートキャンベラが悶絶したのもわかるくらい、中身が濃かったとできる。

 

次戦は一息入れて、暮れの名物1勝戦・エリカ賞にシレっと登場し、自信満々に藤岡佑介騎手が荒れたラチ沿いへ誘って伸びてきたが、モノの見事に少しだけ外に出して差したサトノヘリオスに、最後は抑え込まれてた格好。

これが暮れの阪神では稀とも言える、大台超えの1:59.7での決着で話題をさらったが、このレースも終いこそ坂を二度上ることでラップは落ちたが、12秒前後のラップが7F連続で登場のバランスの取れたミドルラップ戦。

 

馬体重大幅プラス分の問題というよりは、母ジュエラーのような決め手ではなく、キタサンブラックの配合「ブラックタイド×サクラバクシンオー」という持続力勝負向きに出た性質を改めて証明した、ディープに敗れたレースとすると、これも意義ある一戦とできる。

イクイノックスに敗れたテンダンス、キラーアビリティに勝負を挑むまで至らなかったオニャンコポン、大人しい競馬で新潟のハイレベル戦を経験したアライバルらは確かに強力であろうが、内面的にタフさを問われてきたヴェールランスにとって、このレースはかなり気楽に戦える一戦とも言える。

互角以上に走れる根拠だけは、はっきりと存在するのは大きな武器。

 

キセキと7/8同血であるタイセイディバインも、前走の逃げ切りのラップが後半に12秒をわずか切るラップを連ねての快勝であるから、ちょっと侮れない。

同型もいないわけではないが、キセキもその父ルーラーシップも、最初はこうして3歳戦をまともに走っていたので、まだ大丈夫。

東京や新潟の高速上がり戦を圧勝した後、両者どこか、調子が狂ってしまってああなった…、というその段階には入っていないだろう。




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