ジャパンカップ 2019 レース回顧

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ジャパンカップ 回顧 – 3歳時独走したアル共の走りを、5歳の秋に再現したSリチャード

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驚異の回復力。東京の馬場もそう。

先週までは想像できなかったマーフィー騎手の復調。

そして、3歳時独走したアルゼンチン共和杯の走りを、5歳の秋に再び見せたスワーヴリチャード。

カレンブーケドールのナイスファイトを讃えるとともに、ルックトゥワイスが悲鳴を上げて脱落する姿を見るだけも分かるように、容易にその結果を形容するのはそもそも不可能という第39回JCであった。

結果的に内枠の馬が有利になったが、ワグネリアンが正攻法が合う上位2頭に後れて差してきて、勝負を直線にフォーカスさせた武豊騎手のマカヒキなど、友道厩舎以外の馬が、今持ち合わせた最大限の活力を使い果たすように、熱戦を演じた。

友道厩舎は大量5頭出しで、これ以上うまく乗りようがないという横山騎手のエタリオウのガッツも見られたが、連を皆外してしまった。

本質的に道悪が合うステイゴールドだとか、いかにも線が細く見えるディープの仔だとか、道悪は歓迎の方の5着ユーキャンスマイルを送り込んだキングカメハメハだとか、主要部門で底力を発揮するタイプより、いいところで2着だった馬に有利だった。

ハーツクライの産駒のスワーヴリチャードは、ダービーまで理想のローテで挑むも、世紀のスローで2着。

超高速と超稍重の両方で激戦を闘ったカレンブーケドールは、そもそもディープらしさの乏しさが売り物の牝馬で、重馬場のJCという40年で4度しかない貴重な場面でも2着。

普通ではなかったのである。

全てにおいて普通ではない。それがJCなのだ。

マーフィー騎手はオーソドックスなロスのない追走から、内に固執するような格好で、道悪仕様の作戦を敢行。

相手が似たように鈍さのあるカレンブーケドールの追撃なら、自分がタレなければ大丈夫。

大柄で大跳びで、分かりやすいコーナーワーク下手のスワーヴリチャードは、そうは言いながら、強引に制した大阪杯が唯一のタイトル。

かつては宝塚記念がその役目を果たしていたが、ここ3年で、その連対馬が立て続けに好走。

GⅡ時代になかった有用性というか、似たようなタフさが、今の東京とフィットする。

それが2400だと、何か波長が合うのか。

急坂のあるなし以外に、阪神内回りの方が東京との互換性があることは、案外、昔からあったこと。

1800巧者で、唯一のオープン勝ちが東京1800のカレンブーケドールの適性も、本当はスワーヴリチャードや最初に日本馬としてこのレースを制したカツラギエースらと、どこか似たような面があるのだろう。

他の競馬場より底力が求められ、今はスピードも必要。

だから、ベースとなるスピード能力が2000M級のそれがないと苦しい。

2400Mが良馬場だと、ワグネリアンにもマカヒキにも、それならきっともっとやる気になったはずの惨敗したレイデオロらも、もっと頑張れたはず。

ただ、重馬場で2分26秒を切る馬場状態。

お世辞にも、トウカイテイオーの時より良かったとも思えないその質と含水率。

良馬場の方がいいけれども、それだとGⅠは勝ち切れない中距離型に有利。

それを考えたら、有力馬で一番この手の馬場を不得手にしそうで、ダービーで圧巻の上手すぎる競馬をして勝ち切ったワグネリアンの総合力が、この中では一番だったのではないのか。

筆者は決して、この馬場は合わなかったとは思わないが、この馬場で走ると反動は出るはず。

福永騎手なら違う結果だったのか…。

スワーヴリチャードのあの抜け出し方を見てしまうと、どこか伏兵の競馬に徹することができる立場にない状況で、これ以上走れたかと言われると、仕方ないのか思う。

カレンブーケドールの将来性とワグネリアンの持続性は素晴らしいものがある。

同時に、あの秋天と同じように、5~7着に入った面々のガッツも称えたい。

ダイワキャグニーは5歳秋でようやく常識にかかってきた。ユーキャンスマイルも期待以上は走れなかったが、明らかに道悪のGⅠで魅力のタイプではない。

そして、贔屓目で見てしまうのかもしれないが、エタリオウの復活は近い気がする。

明けたから、彼の時代になっていても不思議ではない。

 

レース回顧

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