函館2歳ステークス2021【予想】|過去10年のデータ傾向と有利な枠/出走予定馬の最終追い切り

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函館2歳ステークス2021【予想】|過去10年のデータ傾向と有利な枠/出走予定馬の最終追い切り

読了までの目安時間:約 14分

 

函館2歳ステークスの予想と出走予定馬の最終追い切り評価を行っていきます。
過去結果を見ても荒れる傾向のある中、有力な登録馬の中から鉄板軸馬とされる外厩仕上げの本命馬や消去法で消すべき馬、本命をも超える可能性のある穴馬をデータ分析!

歴代勝ち馬のサインを見逃さず、予想オッズを見ながら過去配当を超える払い戻しを狙っていきましょう。

 

レース名第53回 函館2歳ステークス
グレード重賞(G3)
日程2021年7月17日(土曜)
発走時間15時25分
開催場所函館競馬場
距離芝1200m
コース右回り
賞金3100万円
レコードタイム1:08.7

 

函館2歳ステークス予想2021 - 過去10年のデータ傾向

 

判断基準の一つに挙げられる、今の函館競馬場の芝の状態が、例年のものとは比較できない難しさ

 

昨年、多くのファンが大失敗したモンファボリ<単勝1.5倍で断然支持を集めるも、13着大敗>のようなことが、今年も似たパターンで人気になるだろうカイカノキセキやポメランチェらと比して、では、勝ち切ったリンゴアメ<10番人気>のようなタイプが今年も台頭するのかという、例年通りの違うパターンで好走要因を求めたい馬の選定は、主力を成す札幌組も数少ない参戦数だろう函館組も、良い馬場の中での競馬であったから、例年の荒れ馬場だろう函館2歳S当日のイメージにフィットするような馬もわからないし、そもそも、当日の馬場状態によっては、超高速だった札幌と同じくらいであって不思議ないから、読み切れない要素が満載。

 

その中で、新馬勝ちした馬が振るわないわけではないが、7月の重賞にも関わらず、6頭しか勝っていないのだから、何となく、その方向性が読み解けるとなる。

小倉2歳Sもそうだが、最近、昔で言うところの後半の開催しか今は行われていないから、昨年は小倉でそれなりのタイプで駆けていた新馬勝ち直後のメイケイエールが快勝だった。

あとは、その日の馬場状態によるところが大きいとなると、今年は昨年の小倉のように、絶対能力がモノを言う結果になりそうな予感がする。

前記2頭のスピードは明らかに上位であり、狙いは十二分に立つと言える。

 

1000M戦を勝ってきた馬を狙うべき場面は、実は限られている

 

昨年のリンゴアメ、北海道開催のスケジュールが削減されて、9月分のひと開催分がまるまるなくなった2012年に勝ったストークアンドレイくらいしか、実は、ダート戦も含めて、1、2番人気馬が両方消えた時に、かなり混戦になったケースのみで1000Mの新馬勝ちの伏兵が台頭している。

だいたい、人気になること自体が稀な前走1000M戦の新馬勝ちの馬であるから、昨年は2着馬もダートの新馬勝ちの馬が食い込んできたことからも、普通はないという見立てが正しい。

 

ポイントとなりそうなのが、新馬戦の位置取り。

1200よりもさらに競馬がしやすく、逃げ切りも決まりやすい1000M戦で、時計はもちろんのこと、芝で連勝の2頭はいずれも、番手以下の位置取りからの抜け出しであった。

それで時計を出し、勝つ結果まで残すこと<初勝利からの連勝であるという意味>は1200の組でも難しいわけで、そのことは1200組とも通じて、狙いとして予測もしやすい。

 

今年の札幌では、例年になく1000M戦が採用され、そのうちの勝ち馬が快レコード勝ちのカイカノキセキ、2着馬のリトスも、続く札幌1200で圧勝だから、ほぼパーフェクト。

ただし、両者とも勝った時は逃げ切り。

ダートで圧勝、ぶっちぎりで逃げ切りの昨年2着のルーチェドーロよりは、重視しづらい。

後半のラップが落ちづらい1000M組は、そのルーチェドーロのように、差して勝負できるかの見極めが重要。

内容的には、幾らか新馬勝ちのカイカノキセキの方が、実力的には上なので、幅もききそうだが、いずれにしても頭狙いはしづらい。

 

自分の勝ち時計を超えることなど難しい上に、それが出せない馬場になった時の対応力が必要か否か

 

単純能力が時計に現れるとは限らないのが、実は、短距離戦の難しいところ。

ほとんどの1番人気馬が、持ち時計がトップであるとか、やけに強いレースをしていたなどということで、その様に推されたという理由がはっきりとあるから、例年なら、その手の馬はお客さんとして軽視してもいい時が多い。

 

良馬場継続で、開催最高だとか、そういう圧勝の記録があるなど、明確な推挙の理由があったのは、

 

・クリスマス

 

・モンドキャンノ

 

・カシアス<未勝利戦勝ち上がり>

 

あと一頭、デビューから稍重戦を2連勝のブランボヌールだけが例外も、この面々は、その後も重賞で活躍した馬ばかり。

 

ただ、昨年のような負けた方をした1番人気馬は結構多く、

 

・コスモメガトロン

 

・マイネルエスパス

 

・ナンヨーイザヨイ

 

・レッドヴェイパー

 

・モンファボリ

 

前傾ラップにしかならない函館2歳S<小倉も同じ>において、時計はファクターの一つにはなっても、戦略性のポイントで重要なポジションにあるとは限らない。

その一方で、力不足だったというだけのこともあるから、厳密に読み解くには、こうした仮説を立てて一つ一つ処理していくしかないだろう。

 

函館2歳ステークス予想2021 - 出走予定馬の血統/成績/タイム

 

重い血を持ちながら豊かなスピード能力を誇ったのなら、本来昇級初戦時の好走確率は極めて高く、伸びしろにも期待できるはず

 

ポメランチェ

 

キングカメハメハ×サクラバクシンオーという配合は、お互いに短距離のキングを出した者同士の配合ながら、年齢が10歳以上と妙齢同士の配置にもかからわず、驚くべきことに、血統登録された馬そのものが10頭そこそこしかない。

何の変哲もない組み合わせにも思えるが、ノーザンファーム産が一切いないことでも、推して知るべしといったところか。

 

ポメランチェは同じ社台ファーム産の全戦績【3・2・2・0】というディキディキとは違って、芝でキャリアをスタート。

ディキディキがダート1800専門だったのとは対照的ながら、先週の福島でオープン入りを決めたエブリワンブラックが、自身はダート専用に特化したのに対し、全兄は顕彰馬のキタサンブラック<芝G1を7勝>だから、どうしたって、こういう差が出やすいということも、主要なクラシック戦向けの配合に主眼を置く牧場では、確実性を踏まえた時に真っ先に思い浮かばない配合なのであろう。

 

ポメランチェの牝系は、その5代母のサリーシップ<Sally Ship/1960年生>がケンタッキーオークスを制し、孫世代のバッフドオレンジ、ティファニーラスが好まれ日本に輸入の流れができ、我が国の競馬にも貢献をしてきた経緯がある。

ティファニーラスの孫世代から、ヤマニンシュクル<阪神ジュベナイルフィリーズ>、ヤマニンメルベイユとヤマニンキングリーの姉弟が次々2000年代中盤に登場し大活躍。

一方、もっと前からバッフドオレンジの一族は導入されているから、サンデーサイレンス初期の活躍馬であるオレンジピール<3歳重賞3勝>とその半姉のメローフルーツ<札幌3歳S・1200M/位置づけは、今の函館2歳Sと同じ>といった直仔の初期の活躍馬が代表格。

 

特に、オレンジピールからはオープン勝ち馬も複数出ているからサリーシップのラインはこちらが主流なのだが、その全妹にあたるオレンジブロッサムの孫がこのポメランチェ。

一族には珍しく、新馬戦を勝っているのも特徴的で、メローフルーツのように洋芝を得意とする特性も、母オレンジティアラは函館1200で2勝という結果で示している。

 

どんどん体が小さくなっている点は気掛かりだが、オレンジピールもメローフルーツも、それこそ、サイレンススズカやディープインパクト、競走馬としては一流半のステイゴールドがそうであったように、小さくまとまることでハイパフォーマンスを可能にした面がある。

ヘイロー系も色々あるわけだが、サクラバクシンオーもキングカメハメハも入って、400kg切りの馬体重。

クリスマスは418kgでデビューして、快時計連発で函館の2歳チャンピオンになった。

重い血の組み合わせであるバゴ×ステイゴールドでの成功例は、すでに誕生したオルフェーヴル牝駒<ステイゴールドの2×3は何ともではあるが…>と、次代への繋がりを見せているが、この次の有力候補がこのポメランチェになるのかもしれない。

 

函館2歳ステークス予想2021 - レース展開と最終予想

 

前出モンファボリは、新馬戦→函館2歳Sにかけて

「412→420kg」

という馬体重の変遷があった。

直前に記したクリスマスは、書いた通りのデビュー時の目方だったが、

「418→426kg」

 

ただ、時計の変遷となると、その差がかなり大きかった。

 

・モンファボリ

「1:08.7→1:10.6/勝ちタイムは1:09.8」

 

・クリスマス

「1:09.3→1:09.6=共に、自身の勝ち時計」

 

 

では、このポメランチェはどうなのか。

 

「392kg→?」

 

「1:07.9→?」

 

今のところ、母も一族の活躍馬も洋芝の経験があり、また持ち時計も確かなものがあるという記録が残っているから、適性面の死角は少ないだろうが、連戦に耐えられるかとかについて、小倉の1200の大レコード連続更新による、新たなフェーズを迎えた日本競馬で、その点を本質的に詰められるような段階にはまだ入っていないように思う。

即ち、今すぐ判断可能な要素たりえないのである。

 

ただ、ちょっとした狙いのポイントはある。

 

・クリスマスの新馬戦

「34.8−34.5」

 

・ポメランチェの場合

「33.6−34.3」

 

・モンファボリの場合

「33.7−35.0」

 

 

あたかも本番と似たラップを本番前に見せた方が有利なようで、上がりの脚もしっかりしていないと、より流れ本番では、完全に最後は脚が上がってしまうのだ。

日本の重賞レースは、一時期ほどではないにせよ、多頭数の組み合わせが当然。

モンファボリは先日の札幌で復活の2勝目を挙げた時に、

「33.8−34.7」

であるから、進化はしていないように見えて、これは初めて差しの競馬で結果を出したという内容。

2歳のポメランチェより遅いというのは何ともではあるが、自身のラップは、

「34.7−33.8」

であったからお見事。

新馬戦の武豊騎手も素晴らしいが、馬を作り変えた吉田隼人騎手の技量も絶賛したい。

まあ、馬自身は上手に競馬をできたという内容ではなかったが…。

 

今回も藤岡佑介騎手が手放す理由はないから、ちょっと前に仕事をしたビアンフェ同様、やるべき仕事を果たすだろう。

この騎手、ここ5勝のJRA芝重賞のうち、実に4回が逃げ切り勝ち。

どちらかといえば、逃げるということは非常手段の一つとするようなところがあるモンファボリの勝利に関わった騎手たちと比べると、明らかにタイプが違う。

もっともっと若い頃の佑介騎手は、突如として、エアパスカルを逃げさせて、チューリップ賞を勝ってしまうような離れ業を成しとげたこともある。

気難しいウォーエンブレムの牝馬で、ダート変更時の前走で何かを掴んだのだろうが、皆を驚かせた。

 

春のバスラットレオンとは色々あったが、人馬とも無事ならば、何も問題はない。

どこか最初から狙っていたところのあるダービー出走も、結果的には、体調ベストの近いところでしっかりと仕事をすることまでは果たせたが、妙に折り合った逃げは馬のまだ頼りないところがあってのことなのだろう。

強気に攻める以上は、根拠のある先行をするタイプの鞍上。

必ずしも、新馬戦は後傾ラップのここでの理想形ではなかったが、ハイレベルで先行有利に持ち込んだバランスのラップに等しいか。

 

前走でこの時期は騎手のアロウワンス敷かない状況で、2kgもらいのナムラリコリスが泉谷騎手の攻めの騎乗で、4コーナー出口であっと言わせたが、掛かり気味でも直線で彼女を突き放したポメランチェは、明らかに直線でもうひと伸びしている。

時計は些か速すぎたが、これを能力だとしないという手法をとれない筆者は、また、モンファボリ地獄にハマってしまうのだろうか。

クリスマスの時に失敗したという記憶が、そうはやし立てるのか。果たして。




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