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サートゥルナーリアほか クラシック展望①

読了までの目安時間:約 3分

 

サートゥルナーリア、ダノンファンタジーらの将来性、アドマイヤマーズとそれに敗れたグランアレグリアらの距離適性とクラシックディスタンスへの順応性の伸びしろのようなものが、ある程度把握できた暮れのビッグマッチで明らかになったことは、

「既に、これはトライアルであった」

ということ。

何しろ、6月デビューの馬がこの4頭の中で3頭、夏の中京開幕週でビューのアドマイヤマーズに至っては、返す刀で同開催のオープン特別を快勝し、世代最初のオープン馬になっている。

だから、クラシックなりNHKマイルCの前哨戦群の一つとして、かつては本番ではない、東京スポーツ杯やら旧ラジオNIKKEI杯、牝馬で言うところのファンタジーSがそういう機能を持っていたのだが、さらにそれがグレードアップした形で、今はGⅠがはっきりと来春を展望する鏡になったと言えるのだ。

朝日杯が阪神に移って以降、ジュベナイルFが桜花賞に直結したように、クラリティスカイ、ボンセルヴィーソ、一昨年の上位3頭がトライアル総なめ、4着ケイアイノーテックがマイルC優勝というように、皐月賞だともっと成長力を示さないといけないのに対し、マイルCでは十分に上位争いの根拠となる底力が反映される結果になることが、わかりやすく明示されてきた。

11月以降デビューの馬でも、春の内に間に合うことはなくても、有馬記念で活躍のブラストワンピース、キセキはそういうグループに入ってくるし、その前の年の優勝馬は有馬3年連続好走で菊花賞馬でもあるキタサンブラックで、これが明けて東京のデビュー。

両極端である一方、最初から才能のあるタイプに向く春のタイトル戦に、秋デビューの馬では対応しきれないことが見えてきた。

ニシノデイジーを超えろと、クロノジェネシスより前で勝負を、が標榜の今春の争い。

サートゥルナーリアにはスタミナ勝負を持ち込み、ダノンファンタジーには前が受けても競り負けない二枚腰が必要。

フェアリーS登録のタニノミッション、コントラチェックら良血馬、京成杯参戦見込みのカテドラル辺りに、週末は期待したい。

シンザン記念組では荷が重い。

 

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コラム

サートゥルナーリアほか 2歳馬総括<牡馬編>

読了までの目安時間:約 3分

 

締めはサートゥルナーリア。

朝日杯制覇のアドマイヤマーズ。

ずっと昔の話のように思える、夏の関西圏で行われた出世レースの新馬戦を制した無敗馬である。

何の変哲もないストーリーであり、ここだけは譲れないとばかりに、ミルコ・デムーロが意地の2歳タイトル連覇を決めたことでもわかるように、こうしないといけないという縛りが、彼のプライドをくすぐり、大団円になったと考えるのがいいファンの捉え方となる。

意地汚く勝負弱い筆者からすれば、ルメールのグランアレグリア、福永のブレイキングドーンと、納得のポジショニングからの???という感じの直線になったことが、ミルコの腕だけで果たしてそうなるものかと、ちょっと懐疑的になったものだが、今にして思えば、デイリー杯の優勝馬と特Aクラスの京都オープン・萩Sのそれぞれ覇者が、毎年必ず登場するサウジアラビアロイヤルC優勝馬や京都2歳S2着馬を破ったのだ。

無敗でGⅠに挑む点で、グランアレグリアとの相違点を見出すことは難しいが、それが3連勝でGⅠに向かう馬は、そう多くは登場しない。

ましてや、2、3歳重賞の主幹的位置づけのハイレベルなレースである。

年によってバラつきのある敗者の出ていたレースとは、根本的に違う。

同時に、何かと取捨に抵抗感のようなものをもたらした札幌2歳S組が、筆者の推したナイママを除き、その後も大活躍。

その時の本命はウィクトーリアだったが、まだ2勝目はお預け。

ニシノデイジーやクラージュゲリエは、まだまだクラシック本戦における注目馬である。

きっと、ミルコはサートゥルナーリアを選ぶことだろうが、ピンポイントでハイレベルな外国人騎手も来るし、物足りない陣容というほどはJRA勢も見劣っていないから、アドマイヤマーズの地味ながら確実に前を捉える巧みなレース運びも、あまり馬鹿にできない。

皐月賞までホクホクのデムーロ騎手にとって、実際のところ、自身のモチベーションが一番の懸念材料であることは、今やけにインタビューの時に声が高いことからも、自覚するところであるはずだ。

クリストフにはなれないミルコの武器は、やはり、類まれな集中力である。

 

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2歳馬選定<アドマイヤマーズほか>

読了までの目安時間:約 3分

 

何はともあれ、16年生まれ世代の初重賞から振り返る。

函館2歳S

ダート勝ち上がりの馬や1800勝ちの馬が先行勢にいて、上がりを要する厳しい展開になった。

とはいえ、新馬快勝のアスターペガサスとナンヨーイザヨイに明暗が分かれたのは、明らかに、揉まれ強さの差だったか。

両者とも、前を追いかける競馬を経験しているが、勝ち切ったアスターペガサスは時計こそ出せなかったが、新馬戦では自力で後続を突き放していった。

序盤のリズムが勝者は経験済みで、ナンヨーには我慢のいる展開になり、いかにも危うい若駒のわずかな経験値の差が、結果を大きくわけた一戦であった。

注目馬が登場のこのレースも。

中京2歳S

終始外から追走のアドマイヤマーズが、素晴らしい手応えのまま直線に。

少し前を行くエイシンゾーンも同じ週のマイル戦で鮮やかに新馬勝ちしていたが、人気の通り、最後は底力の差を示し、大外を突き抜けた。

ヘイローの3×5×5というあるようでない継続クロスが掛かっていて、早熟に出るとかなり難儀な存在になるが、さてどうなるか。

その他、主な期待の新馬勝ち馬は、

6月

1400以下

6/9 阪1200 アウィルアウェイ(牝)ジャスタウェイ

1600以上

6/2 阪1600 ジャミールフエルテ オルフェーヴル

6/3 東1600 グランアレグリア(牝)ディープインパクト

6/9 阪1600 サートゥルナーリア ロードカナロア

6/17 阪1600 ショウリュウイクゾ オルフェーヴル

6/24 東1800(重) アンブロークン ヴィクトワールピサ

7月

1400以下

7/1 福1200 パイロテクニクス パイロ

7/14 函1200 ジゴロ パドトロワ

7/14 名1400 ローゼンクリーガー(牝) ノヴェリスト

1600以上

7/8 名2000(重) カテドラル

7/15 函1800 アフランシール(牝) ハーツクライ

7/22 函1800 ウィクトーリア(牝) ヴィクトワールピサ

〃   福1800 ポリアンサ(牝) ハービンジャー

当面の注目馬は、

牡馬 アドマイヤマーズ

牝馬 ウィクトーリア

近年のトレンドである母父ヘイローのマキャヴェリアンの血が入ったサンデー系2頭の成長力に期待。

 

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