血統予想・コラム

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ざっくり比較

読了までの目安時間:約 3分

 

ルメールにあってデムーロ兄にないもの。またその逆は。

様々データをひっくり返して調べ直してみたのだが、主だって2つ、相違点のようなものが見つかった。

重賞勝利数 9・13・14・20/11・13・18・15

GⅠ勝利数     1・4・4・8/ 4・4・6・4

<ルメール/デムーロ>(左から順に'15・'16・'17・'18の成績)

コンスタントに重賞を勝っているのはデムーロで、尻上がりに勝負強さを増してきたのがルメール。

この点はイメージ通りだろう。

ただ、重賞クラスになると、派手に活躍するのがデムーロという印象と、その結果には相違が見られる。

どう考えても、大ブレイクするのはルメールの方だ。

昨年の勝ち方は、どの角度から見てもえげつなさを感じさせた。

平場勝利数 72・124・131・143/75・79・100・98

特別勝利数     31・49・54・52/32・40・53・40

今度はどうだろう。勝ち星は数が違うのだから差は出るが、それぞれの割り合いの違いは、皆の印象通りではないだろうか。

至極単純な話に落とし込むと、午前中から元気なルメールと昼休憩後のデムーロ。

デムーロは3:1の割り合いのはずのレースの絶対数の対比に、'16、'17両年で、明らかな力の入れ具合の違いのようなものが結果に出ている。

ルメールは限りなく、3:1になりそうな勢いなのに対し。

おかげで、収得賞金がデムーロの方が下になるケースが現状で、40億3年連続キープのルメールは、名実とも、日本最高レベルの騎手と誇れる状況にある。

これに地方、海外の賞金と騎乗料以外も雑収入まで含めると、意外なほど、ルメールの方がやる気満々なことに気づかされる。

いや、細かなことは気にしないイタリアンらしいデムーロと、ここはすべきなのか。

でも、これは不変であろう。

4・2・1・1/3・4・2・2

勝ち星の比較で、ここ2年は両者ともに、純国産騎手を突き放している。

勝てないから仕方ないではない。勝ちたいと思う気持ちがに折り合いをつけつつ、結果にどう反映されるかという問題を、我々に突き付けている。

武者修行帰りの若手・中堅に見習うところは、案外多いはずだ。

 

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コラム

騎手の取り合いになるか

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<古馬王道路線考>

レイデオロが世界に飛び立つと、では、サトノダイヤモンドはどうなるのか?となってくる。

シュヴァルグランやサトノクラウンはしょっちゅう乗り替わりがあるし、ジャパニーズヨーロピアンの2騎手も、今では例外なく、国外戦では当たり前のように乗り替わる。

レイデオロが体調面に不安がなければ、恐らく次走はドバイだろう。

そこでは再びルメールに手が戻るはずだが、果たしてそのあとは…。

<主なお手馬・GⅠ好走馬に限定>

ルメール

レイデオロ

サトノダイヤモンド

ヴィブロス

(ディアドラ)

(ソウルスターリング)

デムーロ

モズカッチャン

サトノクラウン

シュヴァルグラン

(ペルシアンナイト)

(スワーヴリチャード)

これに、サトノクラウンなどに乗っているムーアやヴィブロスに翼を与えたモレイラなどが絡んでくる。

夏以降では、もっと複雑な乗り替わりが生じるはずだ。

日本の騎手ももっとやってくれないと困る。

幸い、3歳有力馬の鞍上は、ほぼ例外なくJRA生え抜きの騎手。

悲願のクラシック、ダービー制覇などに燃える騎手は、今年は特に多い。

古馬路線は、サトノダイヤモンドの休養とキタサンブラックの独壇場と化した状況において、下の世代の再調整や急成長もあって、ちょっと盛り返しつつある印象がある。

まだ層は薄いが、ジャパニーズヨーロピアンも手が足らなくなる日はそう遠くはない時期に訪れる。

日本の騎手に替わったり、地方出身の職人に手綱を託したり、パターンは色々想定される。

現に、フェブラリーSがそういう感じになって、前走で乗り替わりとなっていたGⅠ馬のワンツーだった。

トップジョッキーからの乗り換えというのは、リスクが少ないようで、案外、アプローチの違いが思わぬ敗因に繋がったりすることもある。

緊急措置ながら、レイデオロはまさにそうだった。

だから、ミルコ、クリストフらが乗れなかった馬の走りを気にした方が、妙味はありそう。

モズカッチャンなんかは、まだまだ違う騎手が乗ってきそうで、大舞台向きの底力を秘める。

海外帰り初戦でも心機一転の変更はありそうで、チャンピオンホースの違う化学反応に期待してみるのも面白い。

 

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コラム

凱旋門賞展望

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ルメールのフォア賞でのテーマは、一貫して勝ちに行きすぎないこと、であった。
それはオルフェーヴルに乗った同じファーストネームを持つスミヨンも同じ。
本番と同じ乗り方をしないことが、結果として、前哨戦たるレースでの正しい戦い方だと、当地の名手たちは皆知っているわけだ。

前哨戦をいくつ勝ったところで、本番を勝ち切れないなどというのは、いかにも長らく欧米列強から見下されてきた我々黄色人種らしい歴史の紡ぎ方だ。
アメリカ大陸の人間も血統も相応には通用してきた凱旋門賞は、肝心の欧州外調教馬には、長く門戸を閉ざすことなくとも、なかなか勝負を自由にさせてもらえない状況にある。
本番を勝つための勝利とすべく、今年はサトノダイヤモンドがフォア賞に参戦したのだが…。

昨年はオブライエン軍団によるシャンティイ大作戦がまんまと決まって、おむすび型のコースをきれいに回って来られなかったマカヒキその他ライバルが、対抗することさえままならなかった。
日本馬の好走条件にもなっているやや多めのお湿りがあれば…、JC級の高速決着では太刀打ちできないことはわかっている。

怒涛の快進撃を続けるカタカナ表記色々のエネイブル<enable>に有利な条件であることも、またわかっていることだ。
少しだけ3歳馬が背負わされる斤量が増えたようだが、古馬に変化はない。
よって、3歳優勢に変化はないのだから、古馬はより作戦への拘泥に勝機を見出すしかなくなる。

個人的には、サトノダイヤモンドの目標をJCに切り替えるならば、良馬場ではより苦しいシャンティイアークは回避でも良かったと思っている。
でも、立て直してみせると、ややへこみながらも前向きに挑戦すると陣営は決めた。
策に活路を。ルメール騎手には、乾坤一擲のやや強引な追い込み策を、乗り替わり覚悟でやってもらいたい。
逃げられない馬には、軽い血統の彼にできる策は限られる。
戦法に騎手の矜持と現状のダイヤモンドの体調が見える一戦になる。

 

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レース予想

セントライト記念 -回顧-

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セントライト記念としては、極めて妥当な決着。
神戸新聞杯のダービー直結度合いの実に濃密なことは、もはや、誰も逆らうことのできないところまで行ってしまった感もあるから、こちらはせめて…。

穴党衆目の一致の本命馬は、大本命アルアインとその他とで、あまりにも実績も能力も差を感じるところがあったから、これまで右回りの瞬発力勝負で上々の結果を残していたミッキースワローに集中してしまった。
それはそれで、よくある本命圧勝のヒモ荒れのパターンになりがちな流れではあったのだが、そこはルメールと横山である。
スローになることは分かっていて、アルアインはともかく格好のつくように中団前目の本命ポジション、それをうちでマークするミッキースワローは、菊というよりはまずここで結果を出そうという決め手勝負での台頭を狙った位置取りとなった。

結果、ダービー不完全燃焼のアルアインは、休み明けの仕上げでも中身ある2着となり、ミッキーは直線でグイグイ伸びて、最後は独走の1着ゴール。
ミッキースワローは窮屈な競馬を強いられた京都新聞杯を除き、常にメンバー中断トツの上がりを使ってきた馬。
それをどう活かすか。

大ベテランに手綱を託した陣営の判断に、ファンはクラシックホースの次点評価という高い支持を示した。
サンデームーティエの逃げ脚など高が知れているし、アルアインもパワー型のキレる方ではないディープ。
位置取り然り、仕上がりでも勝ち馬は勝負気配の鋭さを増したフォルムに全てが現れているように、お膳立てはすべて整っていた4角までの争いだったとさえ感じさせる直線だった。

3着サトノクロニクルも、今回は位置を取って、距離相応の競馬に徹して、ジリでも最後まで粘って、後続の追撃は凌ぎきった。
本来は消えているような手応えだったはずだが…。
平均ペースの本番で台頭するのは、この馬かもしれない。
ツキが出てきた気もする。

 

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レース回顧