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ルメール完全復活<日曜札幌8勝、9連対>

読了までの目安時間:約 2分

 

4日日曜の札幌開催で、12レース全てに騎乗したクリストフ・ルメール騎手は、1、2、4Rと午前中で3勝、午後一番手の新馬戦2着後は、6、7、9Rも勝利。

特別戦はメインのUHB賞とポプラ特別の断然人気馬で2勝し、1日8勝、計9連対のJRAタイ記録を達成した。

12レース全ての戦績をまとめると【8112】ということになり、4着以下の2頭も1番人気。

10レースで馬券に絡んでいるから、モレイラ騎手もびっくりの複勝率.833を記録。

ワンデーデータながら、圧倒的な成績であり、年間最多勝を記録したルメール騎手ならではのハイレベルなキャンペーンとなった。

6勝くらいなら、昨年までなら季節に一回はあったという勢いが、今年のルメール騎手にはない。

それもそのはず。春季のトライアルシーズンと5月の後半に大きなペナルティを課されてしまったのだから、当然の報いであろう。

しかし、そんな中でも、GⅠは3勝していて、いずれも高い支持を集めてのもの。

ただ、その中で勝った1頭のグランアレグリアを巡る斜行のトラブルが、最近まで影を落としていたわけだ。

好結果を立て続けに残して、もっとアピールしなければいけない。

おまけに、ムーア、ビュイックだけではなく、欧州競馬の至宝・L.デットーリ騎手のJC前後の短期免許取得が、ほぼ決定しているとの情報もある。

かつては地方出身騎手のブームがあり、それが廃れると外国出身者の通年免許取得が話題となった。

今年はまた、本物の大量来日により名手たちが大いに混み合いそうな状況。

JRA所属騎手そのものが、今、大きな岐路に立たされようとしている。

 

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ざっくり比較

読了までの目安時間:約 3分

 

ルメールにあってデムーロ兄にないもの。またその逆は。

様々データをひっくり返して調べ直してみたのだが、主だって2つ、相違点のようなものが見つかった。

重賞勝利数 9・13・14・20/11・13・18・15

GⅠ勝利数     1・4・4・8/ 4・4・6・4

<ルメール/デムーロ>(左から順に'15・'16・'17・'18の成績)

コンスタントに重賞を勝っているのはデムーロで、尻上がりに勝負強さを増してきたのがルメール。

この点はイメージ通りだろう。

ただ、重賞クラスになると、派手に活躍するのがデムーロという印象と、その結果には相違が見られる。

どう考えても、大ブレイクするのはルメールの方だ。

昨年の勝ち方は、どの角度から見てもえげつなさを感じさせた。

平場勝利数 72・124・131・143/75・79・100・98

特別勝利数     31・49・54・52/32・40・53・40

今度はどうだろう。勝ち星は数が違うのだから差は出るが、それぞれの割り合いの違いは、皆の印象通りではないだろうか。

至極単純な話に落とし込むと、午前中から元気なルメールと昼休憩後のデムーロ。

デムーロは3:1の割り合いのはずのレースの絶対数の対比に、'16、'17両年で、明らかな力の入れ具合の違いのようなものが結果に出ている。

ルメールは限りなく、3:1になりそうな勢いなのに対し。

おかげで、収得賞金がデムーロの方が下になるケースが現状で、40億3年連続キープのルメールは、名実とも、日本最高レベルの騎手と誇れる状況にある。

これに地方、海外の賞金と騎乗料以外も雑収入まで含めると、意外なほど、ルメールの方がやる気満々なことに気づかされる。

いや、細かなことは気にしないイタリアンらしいデムーロと、ここはすべきなのか。

でも、これは不変であろう。

4・2・1・1/3・4・2・2

勝ち星の比較で、ここ2年は両者ともに、純国産騎手を突き放している。

勝てないから仕方ないではない。勝ちたいと思う気持ちがに折り合いをつけつつ、結果にどう反映されるかという問題を、我々に突き付けている。

武者修行帰りの若手・中堅に見習うところは、案外多いはずだ。

 

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コラム

騎手の取り合いになるか

読了までの目安時間:約 3分

 

<古馬王道路線考>

レイデオロが世界に飛び立つと、では、サトノダイヤモンドはどうなるのか?となってくる。

シュヴァルグランやサトノクラウンはしょっちゅう乗り替わりがあるし、ジャパニーズヨーロピアンの2騎手も、今では例外なく、国外戦では当たり前のように乗り替わる。

レイデオロが体調面に不安がなければ、恐らく次走はドバイだろう。

そこでは再びルメールに手が戻るはずだが、果たしてそのあとは…。

<主なお手馬・GⅠ好走馬に限定>

ルメール

レイデオロ

サトノダイヤモンド

ヴィブロス

(ディアドラ)

(ソウルスターリング)

デムーロ

モズカッチャン

サトノクラウン

シュヴァルグラン

(ペルシアンナイト)

(スワーヴリチャード)

これに、サトノクラウンなどに乗っているムーアやヴィブロスに翼を与えたモレイラなどが絡んでくる。

夏以降では、もっと複雑な乗り替わりが生じるはずだ。

日本の騎手ももっとやってくれないと困る。

幸い、3歳有力馬の鞍上は、ほぼ例外なくJRA生え抜きの騎手。

悲願のクラシック、ダービー制覇などに燃える騎手は、今年は特に多い。

古馬路線は、サトノダイヤモンドの休養とキタサンブラックの独壇場と化した状況において、下の世代の再調整や急成長もあって、ちょっと盛り返しつつある印象がある。

まだ層は薄いが、ジャパニーズヨーロピアンも手が足らなくなる日はそう遠くはない時期に訪れる。

日本の騎手に替わったり、地方出身の職人に手綱を託したり、パターンは色々想定される。

現に、フェブラリーSがそういう感じになって、前走で乗り替わりとなっていたGⅠ馬のワンツーだった。

トップジョッキーからの乗り換えというのは、リスクが少ないようで、案外、アプローチの違いが思わぬ敗因に繋がったりすることもある。

緊急措置ながら、レイデオロはまさにそうだった。

だから、ミルコ、クリストフらが乗れなかった馬の走りを気にした方が、妙味はありそう。

モズカッチャンなんかは、まだまだ違う騎手が乗ってきそうで、大舞台向きの底力を秘める。

海外帰り初戦でも心機一転の変更はありそうで、チャンピオンホースの違う化学反応に期待してみるのも面白い。

 

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