2015 根岸S予想

JUST競馬予想ブログ – 血統予想・コラム

根岸S -予想-

読了までの目安時間:約 3分

 

日曜日の開催には、それほど影響はないだろう降雪予報だが、去年のこともあるし、念のため用心はしておくべきだろう。
そもそも、昨年の代替開催の時にもあったが、雪が降っている状況で競馬をした後としないで順延された場合とでは、圧倒的に後者の方が影響は少ない。
むしろ、芝の場合だと、馬場発表とは似ても似つかない高速決着になる場合もあるくらいで、雪が雨に変わるかどうかでも、ダート戦の展開を左右する馬場状況に対する騎手心理などもあるから、容易な推理とはなり得ない。

本当は、当日になってから決めた方がいいこともあるのだろうが、事前の推理をする段階でも、ある程度の部分までは理解できる力関係と近況における善し悪しという判断材料から、大分絞り込めるメンバー構成ではある。

東京ダ1400Mで勝ち鞍のある馬は、関西馬が13頭という組み合わせもあってか5頭も少なめだが、うち東京の重賞を勝っている馬が3頭いて、最多の4勝を挙げているアドマイヤロイヤルも左回りの中京でプロキオンSを制している。
もう1頭のキクノストームも、勝ち鞍の半分が東京と中山という馬で、変に選り好みすることがないのは強調材料。
即ち、これらを押さえておけば、だいたいの見立ては構築可能。

さて、あとは彼らに何が足らないかという面についてだが、根岸Sの勝利経験のある古豪2頭は、キャリア十分といえども、近走の内容が芳しくないので、軸馬にはしづらい。考え方次第だが、気難しさも込みで本線で狙う気になれない。
アドマイヤロイヤルは、昨秋の南部杯での好走はあるものの、エアハリファにも完敗しているからちょっと辛い。
狙うなら、前回追い込みを決めたキクノストームとワイドバッハ。
まあ、力のついた6歳馬なら、安定感を買うのは悪いことはないから、鞍上の先週の鮮やかな騎乗ぶりも込みで、ワイドバッハが軸候補の筆頭といったところか。

ただ、彼が豪脚を見せた武蔵野Sで、休み明けながら1番人気に推されたエアハリファの充実ぶりも捨てがたい。
1800戦を中心に、東京でもマイルを2勝している総合力で勝負するタイプだが、アンタレスS6着時に感じたのは、軽いダートのスピード型では?という可能性。
その直後に、重のアハルテケSでベストウォーリアを負かしている。今回もフレッシュな状態で使えるから、ワイドバッハを逆転しても何ら不思議はない。
2か月以上のレース間隔で出走しても結果を出せることを陣営がよくわきまえている点も心強い。最後に挙げたこの3頭に、開催末もう一度東京に来てもらいたいという意味でも、エアハリファの優先出走権獲得に一票投じたい。

 

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フェブラリーS展望

読了までの目安時間:約 2分

 

秋は1勝2着1回と出負けで惨敗という結果。でも、コパノリッキーは6戦連続のGⅠ出走で、うち3勝。更に、去年はGⅠだけにしか出ていない。
だから、東海S圧勝は至極当然。
ただ、このレースは旧JCダートとは異なり、連覇が極めて難しい新陳代謝の激しいスピードレース。
GⅠ馬が己の力を出し切ってという前年の内容でなかったことは強調材料ではあるが、GⅠ・フェブラリーSを2度勝った馬はいない。

帰国後は、体調を整えるのに手こずって11月の盛岡で復帰。
4着だったホッコータルマエは、これで叩き一変。チャンピオンズCと東京大賞典を快勝。
川崎記念もきっちり勝って、次はフェブラリーSとリチャレンジのダート・ドバイWCへ…。

ただ、フェブラリーSが荒れる条件として、先も触れたように、前年の連対馬がごっそり消える非リピーターレースという点が挙げられる。
トランセンドやちょっと前だとアドマイヤドンが、スローペースで勝って、翌年はハイペースで自滅もあり完敗。
普通は半マイル47秒前後の競馬。去年のスローはその伏線には十分という推理も成り立つので気にはなる。

体調が戻ったホッコータルマエの方が、今年タフな流れなら優勢にも思うが、若い馬から狙えが、このレースの鉄則。前年の衝撃を思い起こせば、フレッシュな馬狙いだ。
根岸Sの結果に囚われずロゴタイプの勝ち気が戻っていれば参戦歓迎だが、ワイドバッハが中京で断トツの上がりでゴール前追い込んできたことを考えると、常識的には陰の本命候補か。
故に、根岸S組は要注意。ベストウォーリアの中間の気配や昨年のような裏路線組の台頭も警戒しつつ、ツートップの扱いにも柔軟な対応力が必要だろう。

 

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ダートと長距離の血

読了までの目安時間:約 2分

 

中央のダートGⅠを両方勝った馬は5頭。双方で連対したことのある馬は、これに3頭加わり計8頭いる。
うち、シーキングザダイヤ以外の7頭の共通項として、父か母父が芝の2400M以上のGⅠを自身若しくは産駒が勝っている。例外はどこにいってもGⅠを勝てなかった馬。

旧JCダート時代の勝ち馬は、クロフネ・カネヒキリ以外皆このステイヤーの血が入っている。
例外の2頭は、前者が砂不敗で後者が3着を外したのがドバイWCと2年半ぶりの実戦で前が詰まって何もできなかった武蔵野Sだけという最強クラスの馬。

フェブラリーSは、馬場改修を挟んで微妙に変化した。
03年中山1800戦を勝ったゴールドアリュール以降の勝者は、前記のカネヒキリや昨年覇者コパノリッキーなど例外は多いが、以前6年で3頭から以後11年間で7頭が該当に増加。
同じ競馬場の安田記念が、改修後の共通する期間で同一の傾向を示している点からも、単なるスピード型では太刀打ちできなくなった。

ただ、逆に菊花賞の傾向も変化をしている。
セイウンスカイが98年に革命的なレコード更新を達成以降、レースレコードが発生するたび、
06年ソングオブウインド・父エルコンドルパサー<主な産駒・ヴァーミリアン>
14年トーホウジャッカル・父スペシャルウィーク<帝王賞馬・ゴルトブリッツ>
という、ダート向きの傾向も示す種牡馬の産駒が勝っているのだ。

事の真相は、芝中距離の充実とその枠から漏れた種牡馬の再就職場所を端的に示した結果だということ。
悲しくもあり、生存競争の在るべき姿でもある。

 

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クラシック展望①

読了までの目安時間:約 2分

 

GⅠ馬を何度も輩出した厩舎の所属馬なら、本番への持っていき方に瑕疵と言われるような調整ミスは生じにくいが、1月の重賞を勝つと、以降の調整が難しいことに変わりはない。

この1月、クラシック級を何度も送り込んだ名物競走はいくつも組まれていたが、はっきり言って先があるのはこの2頭だけだろう。
あとは晩成、もしくはここまでという程度の馬。
1頭はベルーフ。多重苦を一気に克服し、クラシック候補に名乗り出る劇的な末脚を披露した。
その京成杯は、ブラックバゴというなかなかに癖のある馬が、道中の消耗で末が鈍ったという評価がなされ、まだまだ逆転の余地があるという見立てが大勢を占めているのだが、どうもその点は懐疑的にならざるをえない。
先行策に活路を見出せそうなら、2歳主要レースの勝ち馬のトライアルの内容如何では候補ということでいいか。

あとは、若駒Sのアダムスブリッジ。殿からうまく内回りの急コーナーを立ち回り、完成度の面でも力があるところを示した。
ただし、末の短さが嫌な要素として付きまといそうな予感は、兄と同じようにも感じたし、こちらは様子見が無難か。

さて、グァンチャーレやノットフォーマルの重賞路線からの巻き返し組がマイル重賞を制するなど、キャリアで力を示す例もあったが、基本的にこの手の馬は裏路線の象徴という位置づけがしっくりくる。
菜の花賞勝ちのクイーンズリングとコンテッサトゥーレの差し脚が光ったを紅梅Sに一定の評価を下しつつ、バトルクライスとマテンロウハピネスの新馬の内容は秀逸と記しておく。
2歳両王者が頂点という構図は変化せず。

 

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新馬回顧 <1/24・25>

読了までの目安時間:約 2分

 

土曜は重のダート戦が計3鞍。
牝馬限定の2鞍は、中山1800は早め先頭から抜け出したファンシーリシェスが2馬身半差、京都1400戦はパイロ産駒のシンダーズが手応え抜群だったグランシュクレを最後きっちり捉え、それぞれデビュー勝ち。惜しくも2着だったグランシュクレの祖母はゴッドインチーフで、一族にヌーヴォレコルトがいる血筋。血は争えないものという感じの負け方だった。
京都1800圧逃のユイマールは、芝もいける口。この脚質を極めたい。

スロー見え見えの中山2000Mは、ハービンジャーとカメハメハの人気馬が飛んで、ハーツクライ産駒が競り合う展開に。
勝ったギンガは、母方の配合からダート馬になってもおかしくないアメリカンな印象を受けるが、450kg台の馬体で小粒でもピリリと辛い芯の通った芝馬になれる予感がする。渋残りの馬場で中団から差し切れたのは、パワー満点の証し。

日曜の3戦は、どれも楽勝という内容。
中山ダ1200(重)は、気持ち速く流れたとはいえ、後方から異次元の末脚を繰り出したニットウスバルが4馬身差圧勝。劇的な勝ち方が多そうな配合のフォーティナイナーズサン産駒。
中京は良に回復した芝の1400戦。人気の良血馬・マテンロウハピネスが能力の違いで7馬身逃げ切り勝ち。ダイワメジャー産駒もモンジュー×レディパステルの母。中距離をこなせるようになれば大変な大物に育つはずだ。

京都の芝1800は、良血揃いもピオネロの半妹・クルミナルが総合力で一枚上という内容で勝ち上がった。ディープ替わりで軽い競馬にも対応できそうだが、太目残りだったせいか渋さもみせた。南米血統。無理せず使えば、いずれオープン級に育つだろう。

 

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アメリカジョッキークラブC -回顧-

読了までの目安時間:約 3分

 

プラス体重の影響は否定できないが、得てして、ゴールドシップの考えていることは想像よりもはるかにややこしい場合が多い。
レース間隔に関する疑念はあった。母父の系統で最もドラマチックなパフォーマンスを見せたトウカイテイオーを筆頭に、やたらと休み明けは好走する傾向にはある。
祖父メジロマックイーンも、休み明けの重賞は不敗だったし、骨折休養明けでも楽勝するし、ようやく勝てた宝塚記念の後休みを挟んで、京都2400Mの大レコードを作って後のJC馬・レガシーワールドを子ども扱いにしたことがあった。彼も右に同じく。
レース間隔は短かった。

また、向こう流しからどうも走る気が感じられないように映ったのは、岩田騎手が乗るといつもの好発を決めているにもかかわらず、その後はフワッとした感じの走りで、出遅れていた時のシップと何ら変わらないものだった、スタート直後に何度も見てきた2、3歩目は全く前に進もうとしない姿から、もう既に伏線があったということになる。
ステイゴールド、ドリームジャーニーが人気応えらなかったレース。
十分すぎるほど敗因となりうる材料があったのに、しかしながら、1.4倍くらいだと単勝を買ってもいい気がするのもゴールドシップという馬の魔力なのだろう。
一つ、敗因となったかどうかはわからないが、前にエアソミュールがいて、後ろにフェイムゲームが構える展開というのが、有馬記念と同じ構図だった。
これまでのレース戦績から、少しだけ常識的になってきたシップには、ちょっとやりにくい競馬だったのかもしれない。捲りが持ち味だった馬が、普通の差し馬に変わったのだろうか。
だとすると、このスローペースは全く向かなかったとも言える。

さて、勝ったクリールカイザーの鮮やかな逃げ切りは、陣営の希望が叶ったような内容だった。
昨年AJCCを快勝したヴェルデグリーンを失った相沢厩舎で、ちょうどその頃から重賞に挑戦できる立場になったクリールカイザーが活躍馬として認知されるようになってきた。
ずっと乗っていた吉田豊騎手が、乗り替わらずを得ない状況になった今回、鞍上にはあの田辺騎手がいた。
単勝オッズ一桁台だった人気3頭に比べ、この馬の方が不思議な縁に恵まれていたのかもしれない。今年もまた、オークス馬と同じ血筋を引く渋い血統の馬が勝った。
この血の因縁の物語は、レース前にはもうネタバレしていたのである。

 

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アメリカジョッキークラブC -予想-

読了までの目安時間:約 3分

 

最近この時期に重賞を勝った馬がGⅠレースでよく走っている。特に、ドバイや香港に行く馬にとっては、秋に結果を出せたかどうか以前に、体調面の確認と調整にとても重要な意味合いを持つ競馬が多いとも言える。
こういうレースが、ゴールドシップにとってどういう風に映るのか、というのは陣営からではなく馬自身から発信されていると考えるのが、我々に課された宿題だ。
新聞くらい彼なら読めるだろうから、パドックでは妙に気配薄に映すフェイクをかけたりするかもしれない…。これが冗談じゃないかもしれないのが、彼の魅力である。

よって、合うか合わないかの観点で、二通りの考え方をしてみた。
一つが、邪魔な奴が多いと走らない説。
プライドの高い馬だから、何だこいつはと思うような格下馬が多かったり、ここは俺の仕事場じゃないと闘争心を自ら抑え込んでしまう場合もままみられるから、こういう条件は好ましいと思わないのはないだろうか。
阪神ベスト説も、古馬になってからは、連覇2レースとも12頭以下での競馬だった点を考慮すると、これも好走条件になるような気がする。
あと3回馬券圏内に入った競馬は、有馬記念と札幌記念だけ。高速決着といっても高が知れているレース。これは馬が好きな条件だとも言える。
ステイゴールドもドリームジャーニーもここでは不完全燃焼の競馬だったから、微妙な立場だ。

ただ、もう一つの説であるスロー向きという発想ならば、今回はぴったり。
前についていくので精一杯という印象が、一見するとハイペースが条件になる馬のように見える要因にもなるが、この馬が勝った時、ただ一度だけ1000M通過58.5秒のレースがあったが、これは13年の宝塚記念で久々に好位付けした時で、11頭立て。自身の通過タイムは、推定61秒台中盤である。
あとのスローは、東京、京都の中長距離カテゴリーの競馬。彼が走る気にならない条件だ。

見立ては他にもあるが、今回は後述した説をとりたい。馬の走る気には問題なしと思える帰国後初戦の内容。
邪魔な奴は腐るほどいるだろうが、岩田騎手は無理なく好位置をとるための何かを掴んでいる気がする。騎乗時は2度とも好発を決めている。
あと、微妙なローテのフェイムゲームと調子だけは良さそうなエアソミュールが一緒に走ってくれるのはちょうどいい。
手こずるくらいの力のある馬が一緒に出てくれば、宝塚記念と大差ない条件のここで走らないということは考えにくい。
唯一、2走ボケという可能性も考慮すべきだが、有馬は上手に回ってしまっただけ。
多少強気に行かないといけない今回は、馬も闘志に火がつくはずだ。従って、ライバル候補の好走確率も極めて高い。

 

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東海S -予想-

読了までの目安時間:約 2分

 

ゴールドシップが走るか走らないかを占う最後の指標が、きっとこのレースとなる。
中山の本馬場入場で皆が芦毛の馬体に注目にした直後、こちらの栗毛は何をしでかすのかを注視する流れだ。

東京大賞典でも少しバランスを崩したスタート。その前の中京は、自分が出負けした分、周りがまずまずいい位置をとりに行くだけのスタート決めていたから、進路を塞がれてしまった。
無論、大外枠であれば何の問題もないはずだが、何よりも530kg近辺で推移する大型馬が多頭数の競馬で毎度毎度上手に立ち回っていくのは骨である。
必ずしも、それが敗因となったわけではないが、コパノリッキーの敵は、他の何でもない自分自身の走る気持ちである。

気持ちが高ぶりすぎてもいけないし、チャンピオンズCのような揉まれすぎる展開もよくない。
余程のことがない限り、ハナに立つのはリッキーというメンバー構成で、その余程の時は、相手どうこうは問題ではない。
何故か、根幹距離とその他の距離では安定感に差があるのは気掛かりだが、大井では全然勝負にならなかった分、今回フレッシュな状態で競馬できる。

傍に知っている顔もあることだし、それを従えて競馬できるなら、強烈な上昇力で挑む若手がいない分、実績馬だけの競馬になりそうだ。

 

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レース史は語る

読了までの目安時間:約 2分

 

ゴールドシップは勝てるのか。アメリカジョッキークラブCの輝かしい歴史から探る。

昭和期は関東馬全盛の時代。優勝馬の質も極めて高い。
連戦で疲弊していたハイセイコーが飛んだ74年は、タケホープがダービーと同じ舞台で再度返り討ちにし、後の天皇賞制覇に弾みをつけた。
82年のアンバーシャダイ<翌年も制覇>や2200M定着後にミホシンザンが87年にここを勝って、盾奪取に成功している。
グリーングラスは1勝2着2回。2着した年に春天と有馬を勝った。他にもスピードシンボリ、サクラショウリ、ホウヨウボーイ等が大レース制覇の前に快勝。
マツリダゴッホ(07年)はその正統後継者だ。4馬身快勝は、年末の大穴快走に繋がった。
アメリカンボス(01年)も似ている。が、これらはゴールドシップの立場とは少し違う。関西馬ということもある。

その関西馬。11、12年とトーセンジョーダンやルーラーシップが、超スローや不良馬場で総合力の違いを見せつけ、GⅠ級への成長を人気に応えて証明した。
ただ、98、99年にメジロブライトやスペシャルウィークが楽勝した時を除くと、だいたい関東の重鎮が勝っている。
もっと嫌なのが、ステイゴールドードリームジャーニー親仔も、その流れに呑み込まれ、各々1番人気で00年2着、09年8着だったこと。フェイムゲームは難敵だ。
シャドウゲイトが10年に2着しているが、GⅠ馬が連対したのはスペシャルウィーク以降でその1回のみ。さてさて。

ようやく勤め先が決まったらしいイチロー選手が、若き日に埃を被った古い記録を思い出せさせる活躍を見せたように、白さを増した巨体が躍るシーンへの期待は、ファンの未必的関心を集めること請け合いだ。

 

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競馬学<大レコードの本質>

読了までの目安時間:約 2分

 

僅か0.2秒の差で、まるで別次元の展開になるのが競馬の奥深さだ。中山の2000Mでは、つい先日歴史的レコードタイムが刻まれた。
A:15・中山金杯<革命> 1着ラブリーデイ
<59.4-(58.4)=1:57.8>
異常なラップのない力勝負<古馬重賞的>

B:14・皐月賞<極限値の再確認> 1着ロゴタイプ
<(58.0)-60.0=1:58.0>
典型的なレコードラップ<GⅠ的>

類例に古馬の主要2000重賞のレコードも併記しておく。
天皇賞(秋)
11・トーセンジョーダン(56.5)-59.6(現日本R)B
参カンパニー59.8-(57.4)<勝ち馬の上がり:32.9>(コースタイR)
11年産経大阪杯
ヒルノダムール59.3-(58.5)A
Aは馬場状態の影響が大きく、Bは総合力が求められる。

直線平坦だと、
13・秋華賞・ショウナンパンドラ(58.0)-59.0
08・札幌記念・タスカータソルテ(58.4)-60.2
旧中京では、
04・金鯱賞・タップダンスシチー(58.2)-59.3
その他もパターンは一定。全てB。

中山2000で2分を切るようになってから、今回初めて完全な後傾ラップによるレコード決着になった。長距離戦と似た傾向で、上がりの脚が極限値の場合が多い。ラブリーデイは34.2秒。超スローでも速いくらいの脚だから、このタイムを破るのは困難かもしれない。2着だったロゴタイプの皐月賞でのラップが前傾ラップレコードの限界であることを前提とした論理だが、少なくとも金杯でのレコード更新に関しては、空前絶後の大記録である。
コース形態からも、記録更新にはテンからラップを削るしかない。

 

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