血統予想・コラム

JUST競馬予想ブログ

2歳戦線総括② -牡馬編ー

読了までの目安時間:約 3分

 

締めはホープフルなのか、やっぱり朝日杯なのか。

正直、阪神に馬が集中するのではとも思っていたのだが、中山には今年もクラシック級の期待馬が集った。

「リオンディーズの真価」

ミルコも凄い。血筋も申し分なし。ライバルが戦いやすい血統背景であった点も差し引くべきだろうが、2000Mの新馬快勝後に、即世代エース級のエアスピネルをねじ伏せてしまうとは、ちょっとスケール感が違う印象を受けた。

一方で、マイルという距離が生んだゴール前大逆転だったともいえる。

「2000Mなりの結論」

ハートレーの末の安定感は、ムーアの欠席に見事な代打タイムリーヒットで応えたボウマンの確かな腕も手伝ってのこと。

昨年のシャイニングレイみたいなことはないにせよ、リオンディーズと同じで、完璧に勝ちすぎると、型を変えにくくなるリスクもある。

もっと溜めないとダメと分かったロードクエストや本質的に器用ではなさそうなバティスティーニの方が、返って、戦いやすくなった側面がある。

信じるものは救われるのだろうけど、単純に中山の2000Mを戦ったことで、適性が判然とするという利点はある。

3歳シーズンの4月に中山でGⅠを戦うということを念頭に置くのであれば、暮れは使わないのも手だ。

でも、本音は5月末の府中が大目標。

本線の正統派クラシックロードの前哨戦的位置づけのレースたる東スポ杯や札幌2歳S組のぼんやりした印象は、ホープフルSでも変わらず。

メンバーの分散化によって、結果として、年明けのレースにおけるビッグマッチ実現の流れになっている。

今は、無理なく賞金加算できるレースが増えた。

年末回避組の取捨…。

でも、今ここまでの流れは、そんな本流の1800以上の組より、裏路線からドカンという感じ。

いきなりの本流突入を難なくこなした2頭が、完全体として本番を迎えるには、信じられないほどの脚質の幅を披露する必要がある。

両勝者とも、そこまでの万能性はない。

いい意味で、みんなにチャンスが出てきたというのが、12月時点での結論だ。

 

コラム

短距離戦線総括

読了までの目安時間:約 3分

 

ストレイトガールとモーリス。

エアロヴェロシティという大陸のスターホースに、ストレイトガールの不安材料が一気に噴出した高松宮記念だけは穴埋めしていただいたが、あとは総じて2頭の競馬。

ただ、路線の不安定さが継続しているのか、それともきっちり統一されて平定したと言える段階なのか、最後の香港ではその実態がよく表れた結果となった。

本来あるべき姿を1月の中山で披露して以降、タフに使い込まれることはなく、余裕のローテで6戦6勝としたのがモーリス。

こんなに強かったのか?ではない。

こんなに強くても不思議じゃないけど、ここまで安定して走るとは誰も思わなかった、であろう。

3歳のトップホース・ドゥラメンテとは少々毛色の違う良血馬であるモーリスは、転入生として堀宣行厩舎に所属することとなった。

過去のことは水に流して。すべての粗が消えたわけではない。

ただ、同時期のゴールドシップとは対照的に、レースぶりに大きな進展はなかったが、結果は確実に残していくのであった。

戸崎圭太と紡いだ連勝街道。

思えば、それは今期2戦目から彼が跨って悲願のGⅠ獲りに成功したストレイトガールにも同じことが言える。

猛ペースで見えたGⅠの勝ち方。

直線で唯一鋭く伸びて勝つための末脚を繰り出したヴィクトリアマイルで初タイトル。

対照的に、超スローのスプリンターズSでは、でも、似たような位置からのスムーズな差し切りでやっと欲しかったスプリントのGⅠを手中にしたのであった。

戸崎騎手がいなくなっても。

川田騎手だろうが、世界のR.ムーアが駆ろうが、モーリスは変なところをみせることはなかった。

当たり前のようにGⅠを勝ち、結果1番人気に応えたのは安田記念だけだったが、自在に立ち回れる最強マイラーとして、世界レベルの能力を示した今シーズン。

有馬記念に乗れなくなったムーアの無念だけは、情念として中山競馬場を漂うことにはなったが。

ビッグアーサーとイスラボニータにもチャンスはあったのかもしれない。

が、ここぞの場面で、路線のキーホース相手に後手を踏んでしまった。

始まりの予感がする。

 

コラム レース回顧

二強体制の崩壊

読了までの目安時間:約 2分

 

人気馬の中で一番スタートが良くなかったのはコパノリッキーだった。

その逃げを、終始1馬身圏内で2番手追走の絶好位につけて追い詰めたのが、不滅の大記録を打ち立てようと今回もGⅠへ挑んできたホッコータルマエ。

完全にいつもと同じ展開で直線を迎えたのだが…。

第61回東京大賞典。馬場は良。2:03.0の勝ち時計。

しかし、結果は2頭のレースではなかったと、記録には残される。

付かず離れずの3番手評価。

5歳騸馬のサウンドトゥルーの実力は、想像の遥か上であったことが証明された。

道中誰にも邪魔されることのない中団単騎の追走。

誰よりも早く押し上げていき、直線入り口でワンダーアキュート共に前を行く2頭を射程圏に捉えた。

もうそうなれば、直線の攻防は想像がつく。

またしても執拗な追撃にいち早く音を上げたコパノリッキーが止まり、無人の野を驀進する構えのホッコータルマエをどちらが追いかけていくかと言えば、答えは見えていた。

GⅠで連続好走中。

破竹の勢いで勝ち進んでいた同脚質のノンコノユメとも、前回のチャンピオンズCでコース取りの差の分だけのクビ差の勝負。

もしも、このレースでGⅠ10勝が叶わないのであれば、同じく前走でまだ自身の衰えがないことを叩き良化で動き一変によって前を潰していった中京の時と同じような負け方をするのではないのか。

ファンの目は肥えている。

本当は波乱なのに、有馬記念のような高額配当は発生しなかった。

ワンダーアキュートの3着は感動ものだった。

登場人物がもう少し欲しい。これも勝負の神様の粋な采配であろう。

 

レース回顧

古馬王道路線総括

読了までの目安時間:約 3分

 

最後はどうなるのかと思って見ていたのだが…。

思えば、1月から今年の古馬チャンピオン路線はラブリーデイとゴールドシップが中心の競馬だった。

前へ進むに連れ、必ずどちらかが障壁となり、春はGⅠを勝ち分けた。

レコード走とディープのエースを一挙に2頭打ち負かした淀の波乱の立役者。

強くはないと思っていたから、背伸びした3000M級の2戦は、望外でもなんでもない力負け。

が、あいつがいたおかげで…。

「負けることを何とも思わなくなってしまったのか」

ジャパンCのこともあるから、今年の5戦は、前年まで程全てのレースで万全の状態で戦えたわけではないと思う。

だから、意識的な陣営の求める勝負度合いの強弱は、裏目に出た部分はある。

そうすると、春天のひと捲りは、余計な一手だったのか…。

2頭の間隙をついて、突如として息を吹き返した4歳世代第4の女・ショウナンパンドラ。

前年春のクラシックは無縁の勝負弱さが、あの淀の高速決着で一変。

宝塚で似たようなイン強襲で3着後、オールカマーでついに開眼と相成った。

東京2戦で④-①。同じ外枠。

やっぱり、ゴールドシップの存在が、勝負の駆け引きを生んだという印象だ。

と、ここまでは既存勢力同士の戦い。

3歳が混ざって、さてさて…。

暮れになって、充実一途の4歳馬がまとめてGⅠをモノにしていった。

またしてもスローの有馬記念は、ゴールドアクターの勢いを止める者なしを証明する一戦に。

速い馬が多くなかったのもあるが、3番手確保の時点で、他の馬にはもう出番はなかった。

振り返ると、5戦すべてが平凡な展開で、面白くないと言えばそうなのだが、最初と最後の長距離戦に関しては、勝者となった騎手と馬の勝負に対する意欲が、一番の勝負所で最大限表出したことが、多少なりともレースの盛り上げに繋がった。

向こう流しとスタート直後。

肝を押さえた2人は、有馬記念の後、いい笑顔を多くのファンに見せてくれた。
  
 
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コラム

新馬回顧<12/26・27>

読了までの目安時間:約 3分

 

グランプリイブ。競馬は不思議なスポーツであると、改めて再認識させられることとなった。

特定の騎手ばかりが上位争いした土曜前半の中山は、しかし、波乱も多く。
この4レースの時点で2度目となった三浦-蛯名の決着のダ1200戦は、Dメジャー×クリスエスらしい馬体で、パミーナコラッジョは牝馬同士の叩き合いを制した。

一方、大野騎手らしいスマートな競馬で穴を出した2000M戦を制したのは、ダーレーのAムーン牝駒・ルネイション。
近親にヘクタープロテクターのいる名牝系出身。怪我なく育てば、難儀な穴馬になりそうだ。

渋残りの阪神。こちらも組み合わせの難しい決着続き。
稍重芝1400は、勝浦マジックというか、一度画面から消えたカフジビーナスが、ゴール寸前馬込みから顔を出す展開。
ディープらしからぬレースぶりは、プロポンチス系でも特に渋い一族の血の成せる業なのか。

ダ1800(重)を勝ったナムラアラシも、在来牝系出身でナムラコクオーの近親という血統背景を持つ馬。
ただ、エンパイアメーカーの三択がこのレースの楽しみだったというレベルの方も勝因のひとつか。

日曜日の中山は、例によって戸崎祭り。今年何度目だろうか。
ダ1800戦は、人気の超大型馬・マイティーゴールドを駆って、番手から無難に抜け出し快勝。
ゴールドアリュールは様々な体型の馬を出すが、こんなにわかりやすいダート巧者は珍しい。

芝のマイル戦は、戸崎マジックというか、後方から豪快に前を捉えたサトノキングダムの迫力が目立った。
父ディープが共通の1番人気イマジンザットとは、本質で差はない配合にも映るが、勢いが違った。

阪神芝1800も、ディープ産駒のジークカイザーが勝利。
こちらは、人気上位のディープが一団でゴールする混戦となったが、ズブい血が入っていない分、器用に走ることができたのかもしれない。
外差し傾向の馬場も味方につけたレース。
ディープ向きの馬場ではなかったが、レベルは高くなかったと思う。

 

レース回顧

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