血統予想・コラム

JUST競馬予想ブログ

チャンピオンズC展望

読了までの目安時間:約 3分

 


南部杯がキーポイントになることは多い。

秋緒戦が盛岡という馬は、いつも要注意だ。

その盛岡組。てっきりゴールドドリームは京都でも走るのかと思っていたが、早合点。

何度も2か月以上の間隔を開いて使われてきたことを、少し忘れていた。

十分に連覇可能の状況は、真面目にコツコツ使い込んできた組には脅威となる。

武蔵野Sも含め、秋にマイル重賞で好走している馬は、ホッコータルマエやコパノリッキーの例外はあるが、1800戦になってから、ほぼ安定して上位争いに加わっている。

昨年ようやく馬券に絡んできた、そのコパノリッキーの例。

JBCで走りすぎると反動が出ることも多いので、ホッコータルマエのように、ボチボチ負けるのがいい。

ただ、レベルが影響するから、今年は勝ち負けでないと苦しい。

その上で、中央のGⅠになった今年は、消耗が大きい。

JBCとの関連性では、阪神・中京移設後は、地方の実績が重視されるから、秋になる前の実績馬がJBCを経て快走の構図が多い。

スピードランナー有利ではない条件。

当然、速き事万能の如しであるルヴァンスレーヴには、最も不適合条件となる。

分岐点にしたい。

それは、レースレコードを作ったゴールドドリームがいるから。

南部杯直行組などほとんど記憶にないが、今年はちょっと異例の雰囲気にある。

スピード優先型の昨年の構図は、そのまま、距離延長への適応力のようなものがこのレース後、証明されていった。

ならば、以後距離が延びていい味を出せそうなのは、やはりゴールドドリームの方だろう。

そこに4、5歳の活躍馬が絡み、ルヴァンスレーヴにはタフに戦えるスキルが要求される。

気性との兼ね合いではあるが、古馬が有利なレースであることに変化はないはずだ。

血統面で注目は、キングマンボもゴールドアリュールも来ている点。

フェブラリーでキングマンボが来たのは、前年のJCダートの結果から人気になったホッコータルマエ、ベルシャザールがコパノリッキーに粉砕された時くらい。

故に、縛りは少ないと断言できる。

 

レース予想

2歳馬選定<~アルテミスS>

読了までの目安時間:約 3分

 


サウジアラビアRC グランアレグリア

タイミング合わずも、外に出して掛かっても、直線は独走のグランアレグリア。

課題は気性でも、本質的な問題は、母父タピットの淡白さ。ネチネチしたスローの展開で、中団から小脚を使うタイプではないことは、ほぼこのレースで確定的になった。

 
アルテミスS シェーングランツ

かなり流れたとはいえ、前走早め進出から大楽勝のエールヴォアも下げての形で3着が精一杯。

序盤はちょっと…、という感じのシェーングランツが届いてしまったという結果。期待が大きかった面々の大半が崩れてしまったのは、東京マイルの一戦だけに残念至極。

レース回顧は各自念入りに。

 
もみじS

1:24.2で逃げ切りの二ホンピロヘンソンは、新馬で1:21.9を叩き出している。クリフジの直系で底力はあるかもしれないが…。
 

アイビーS

スローのイン抜け出しは、小倉デビューウインのバゴ×クロフネ・牝馬のクロノジェネシス。外枠の小柄な牡馬陣が非力だったこともあり快勝。

ソウルスターリングほどはスピードがないとは思うが、牝馬なので評価したい。
 

萩S

掛かる馬続出も、人気のサートゥルナーリアがインからスムーズに立ち回り、またしても楽勝。2400未満なら大物と言える。

 
500万勝ち馬

りんどう賞 プールヴィル

プラタナス賞 ガルヴィハーラ

紫菊賞 アドマイヤジャスタ

なでしこ賞 オルトグラフ

くるみ賞 ウィンターリリー

京芝1200 メイショウケイメイ

オルトグラフが大物になりそうな気配があるくらいで、強い相手とやってみてからという馬が多い。

 
注目の新馬・未勝利勝ち上がり組

タニノミッション

トロシュナ

レディマクベス

牝馬の新馬戦快勝の3頭が魅力。サンデー系がレディマクベスだけというのも良い。

牡馬は藤沢厩舎のルヴォルグを素直に評価。

 

現状総括

牡馬
サートゥルナーリアとカテドラルが一応の両大関となるだろうが、例年の流れ通りに、この時期は牡馬がまだ成長途上で判断しかねる面が多くある。
2戦目以降で一変した馬は今後も買いだろう。

牝馬
グランアレグリア-タニノミッション
構図が今年と似ていれば、デジャヴ的展開はこの2頭かもしれない。
桜花賞で大勝負だ。

 

コラム

なるほど<レイデオロは有馬へ>

読了までの目安時間:約 2分

 


秋の天皇賞を歴代2位の好タイムで快勝した昨年のダービー馬・レイデオロが、激戦から一夜明けて、元気な姿を見せた。

「夜の飼い葉も食べていたし、普段のレースの後と変わらないですね」

藤沢厩舎の津曲調教助手は、夜9時に無事、美浦に戻ってきた後の様子を語った。

さて、注目の次走なのだが。

昨年はオールカマーと同日に行われる神戸新聞杯からジャパンCへという、余裕のローテを選択。

今年もその予定で、狙いは最初からJC制覇にあったということなのだが、去年との違いは、春のローテが同じ2戦でも、馬場状態とリズムの悪さで苦しい競馬を強いられた京都記念とドバイ遠征もあり、さすがに、直行ローテという形が取れなかったことで、オールカマーを叩くという目標が最初にあり、ルメール騎手のお手馬とのバッティングがどうかと思案していたところ、アーモンドアイの勢いが秋も止まらなかったことで、狙いの目標が前倒しされ、秋の天皇賞参戦となった経緯があるという。

無論、古馬になれば多少のハードローテはこなせるだろうが、まず様子を確かめたプレップがあり、その後に本番という流れ。

一度もやったことのないタフな連戦への懸念と、相手関係というより内情もあって、有馬記念に参戦することが最短ローテになるようだ。

いささか残念な決断だが、ダイワスカーレットも激走後に距離不適なども考慮され、有馬記念直行で結果を出したことがある。

その昔は、秋天後は有馬に万全の態勢で、というローテが多かった。

今世紀に入って、オーナーや生産者側からの注文が多すぎる気もするが、そこはダービー馬のこと。

幸運を祈るのみである。

 

ニュース

新馬回顧<10/27・28>

読了までの目安時間:約 3分

 


土曜は馬場コンディションも気になったのだが、東京芝マイルの牝馬限定戦のレベルと、勝ったレディマクベスの決め手に、未来感を堪能した気分になった。

その一戦。

好位組の決め手比べで、ディープの人気馬との叩き合いになったのだが、レディマクベスはハーツクライ産駒ながら、サンデーサイレンスが母母母父に入った不可思議な配合でその2×4、加えて、母父シングスピールでヘイローが3×4×5と、きつめに両方クロスしている。

時計平凡も、違う才能を持つ馬である可能性がある。

一方、直前の京2000<稍>では、ディープよりブラックタイドの方がキレるという不思議なレースを、人気の兄の産駒・アックアアルタが制した。

従兄弟はワグネリアン。やはり、エンジンの掛かりは遅いタイプのようだ。

この土日は、ダート戦が多く組まれた。

土曜

京1200 ポンペイワーム<ダンチヒ直系・イッツマイラッキーデイ産駒>

東1400 ペイシャムートン<ネオ×ティンバー>

共に危なげのないレースぶり。後者は圧勝も、時計があまりに平凡で稍重である点も考慮すると、必ずしもこの距離が合っている印象はない。

日曜

京1800 ダノンスプレンダー<父ロードカナロア>

新1200(重) サーストンバーラム<父サウスヴィグラス>

先行ポジションからの押し切り勝ちはミスプロ系の持ち味。ダノンも高速決着歓迎のベガの一族で、今後もグイグイ行きたい。

日曜日は芝3鞍。

東京1400でゴール前間に合ったシトラスノキセキと、デビュー戦から完璧な内容で1800M快勝のルヴォルグは、共にルメール騎手が鞍上。

ワークフォースとディープインパクトのいいところを引き出して、総合力の勝利も共通だったが、乗り替わると何かリズムが狂いそうなところもある。

京都1600でパワフルな勝ちっぷりを見せた持ち込みのダイワメジャー牝駒・メトロポールは、捉えどころのないマキャヴェリアンが母父父という配合。

まだ中型で止まっている馬体が大きくなりすぎると、牝馬だけに厄介なことになりそう。

どちらにせよキレない馬だから、父と同じく、鞍上の選択は重要かもしれない。

 

レース回顧

天皇賞(秋)-回顧-

読了までの目安時間:約 4分

 


敵前逃亡のダンビュライトに代わって、普段はできないロケットスタートでヴィブロスが2角までリード。

直前になって強烈な上がりの時計が連発する状況でも、それを見越してキセキが先手を奪ったことで、秋の天皇賞らしい縦長の展開に。

前半で猛烈なラップは刻まれたわけではないが、レイデオロが中団にいたところで実にスムーズに進出できる形を整えていたのに対し、案外のスタートから、元戻りのスワーヴリチャードには出番なし。

休み明けの体ではなかったスワーヴリチャードとて、叩いて一変のダービー馬相手では、なかなか自分の型で戦えないとなると、どうにも立ち行かなかった面はある。

レイデオロは1:56.8で駆け抜けた。

歴史上、新潟と旧中京に秋華賞で1度、そして、これで東京では2度目となる強烈57秒切りのタイムで走ったという事実は、快走初年度の03年秋の天皇賞において、レースレコードとなる1:58.0で駆けた祖父のシンボリクリスエスと、まるで瓜二つ。

ダービーは世代の頂点を競う争いであっても、消耗が大きければ、同父の傑作・ドゥラメンテのようにただのGⅠ馬になり下がることはよくある。

奇跡的に遅い展開。上がり勝負を見越して早め進出のあの東京優駿競走の快走があるからこそ、今のレイデオロと、もしかすると無双たるルメールも存在しているのかもしれない。

その時以来のGⅠ3連勝。

今度は武豊を置き去りにしたルメール。

伏線は新馬戦からの3連勝の初戦、1400Mでモズアスコットのようなコース取りで、最後の最後はインから前を捉えてハナ差制したというレースだったか。

ああ、今週もこれはやるだろうな。

前記のモズアスコットで昨日はミルコに差し切り負けを食らったクリストフとしては、モレイアもいるこの秋天で何とかしないといけないという気持ちはあったはずだ。

一つ使われて、古馬らしいオーラを纏った一流馬の風格を誇示したパドックからは、この馬独特の前向きさが見られた。

たとえ、ここにワグネリアンがいたところで…。

体調万全でないから出てこなかったわけで、タラレバにさえならない今の状況にあっては、この仮説に何の意味もないのかもしれないが、直線に見たシンボリクリスエスの姿や本物に育った時の迫力が藤沢流のプラン通りに進んだ時にマックスで現れる大物感は、他の追随を許さない別次元の何かを放っていた。

2000M短縮初年度のミスターシービーから、ルドルフ・テイオーの敗退を経て、スペシャルウィーク、メイショウサムソン、エイシンフラッシュ等々、ダービー馬が再び輝く舞台としての秋の天皇賞らしさが、今回復活。

その傑作が1:57.2の08年のウオッカ-スカーレットの決闘。

真っ向勝負になる時ほど、底力が時計として現れるこのレースの歴史は、シービーもSWもフラッシュも傑出したタイムで快走していることからも、レイデオロによる勝利の必然性を疑わせるものをなくさせる根拠として、今後も引き継がれていくことだろう。

もしも、ダンビュライトとワグネリアンがいたとして。

時計がもっと平凡になる展開ならば、ある意味、ヴィブロスがあんなスタートを決めていなかっただろう。

終わってみれば、札幌記念以降のレースで好走していた人気馬だけの競馬。

8F目で10.9秒という桁違いの瞬発力を求められた時、サングレーザーにはエンジンがかかり、キセキがもう一息踏ん張ろうとしていた。

そこを瞬く間に突き抜けたレイデオロに、この日は誰も敵わなかったのである。

こいつを本命にしなかった奴らは、みんなバカ!

ダービー馬が勝つと、いつもそうなる。

 

レース回顧

アルテミスS -回顧-

読了までの目安時間:約 2分

 


これでいいのか。

そういうゴールシーンになってしまったのは、オッズが割れていたから、それは必然的なものであったのかもしれないと思いつつ、シェーングランツの意外過ぎる競馬に、色々な意味でダメを押されてしまった格好だ。

極端に速い展開ではなかったが、この時期の牝馬はあまり、消耗の激しい展開に対応できないケースは多い。

いい位置につけているように見えた人気のグレイシアのここ2戦の内容から、全くもって、そのような展開で沈むという構図が予見できなかったのだが、ビーチサンバが大胆に外に振って伸びてきたのより、さらに外に出た馬が勝ったので、苦しすぎたのかもしれない。

序盤から藤沢流の悪い流れが感じられたシェーングランツには、ルメール騎手に隠れて、衝撃的な仕事を見せつけた武豊騎手が騎乗。

百戦錬磨の至宝とて、中盤までは勝てるとは思っていなかったはずだろう。

ただ、しっかりとアクションを起こせるようにのしつけていった分、さすがは本格派欧州配合という手応えで、最後は良血馬らしいさすがの伸び脚であった。

姉のように鋭く1800戦を快勝した一昨年のアイビーSとはちょっと違う内容だったが、前というか、内にいたグループ総崩れの若干トラックバイアスのような戦略面の利があったことは認めつつ、全くレースになっていなかった馬の大外一気は、ディープ産駒ということで、しっかりと評価しておかねばならないだろう。

前走札幌で圧勝のライデンシャフトは、33.9-46.2-58.7でレースを牽引。

いきなり本番という展開になったのは事実だろうが、渋り気味の馬場状態でも、先行した組が力を出し切れなかったとは思えず、ちょっと人気になりすぎた馬が多かったのかもしれない。

 

レース回顧

天皇賞(秋)-予想-

読了までの目安時間:約 5分

 


春の天皇賞でもこんなに少ない頭数で行われることはないのに、13頭立てになった。

回避したのが、

ワグネリアン ’18東京優駿

ディアドラ ’17秋華賞

この2頭、前哨戦快勝の期待馬である。

後者はローテの関係上、本気の参戦は余程の体調の良さがない限りはなかっただろうが、使い込むことにはまだ慣れが少ないとはいえ、ワグネリアンの回避は、筆者のように狙うしかないと考えていた者や、その反対に、史上初の3歳のダービー馬参戦をカモと考えて外すという手を考えた人もいただろうし、三世代ダービー馬揃い踏みなど08年JCくらいしか記憶にないから、その面で、興行的な魅力はかなり低下したと言える。

よって、気持ち半分、先週のフィエールマン対抗がある意味で、余計な口惜しさを加えられた菊花賞の結果もあり、候補多数でもはやカオス状態のアルテミスSの結果如何では、その気持ちの面もより萎えそうな状況にあり…。

ここで狙おうと考え直した最右翼が、一昨年の秋華賞快勝、昨春のドバイターフでかまいたち現象を体現した美熟女ヴィブロス。

ダービー馬2頭に、4歳のタイトルホルダーもレイデオロ以外に1、2、3といて、同期で今一番熱いのが勝ってないけどいずれ勝ちそうなサングレーザーと、より取り見取りでも、敢えてこちらから。

何も、配当目当ての穴狙いではない。

GⅠ馬がミッキーロケット含めて、計7頭。

大して先行力もなければ、決め手が抜けている馬もいない。

ただ、この路線で強いというだけなら、むしろ、方向性が似た者同士の中で、違う魅力がなければ有利に運べないだろう。

だから、サングレーザーはモレイラ鞍上で、また人気になる。

キセキも川田騎手と手が合いそうで、前にも行けるから期待は集まる。

実は行きたくない時ほど、強気が裏目に出ることの多いデムーロのスワーヴリチャードが行ってしまう可能性は大にある。

さすがのルメールでも、レイデオロは逃がせないだろう。

となれば、百戦錬磨の4000勝男に出番があるのかも…。

名手の手練手管は疑心暗鬼を生み、帯に短し襷に長しで、かつ、団栗の背比べ状態。

勝負のポイントは、乗り替わりではないような気がする。

フレッシュな有力コンビは、

マカヒキ 武豊<初コンビ>

アルアイン 北村友<前走から>

ダンビュライト 戸崎<初コンビ>

キセキ 川田<3度目・2戦連続騎乗>

大きく展開を動かす馬には、フレッシュで積極型の騎手は乗っていない。

アルアインは本質的なスピードを求めれば、行く手はある。でも、掛かる馬も結構いるので、絡まれたくはない。

紅一点、キレ味で勝るヴィブロスは、2000で不利のあった紫苑S以外2つとも快勝。

おまけに、時計勝負になりそうな雰囲気はない状況で、宝塚記念以来の死角はあるものの、振り返れば、道悪で内残りの競馬の外差し馬。

ワーザーの迫力に屈したのは事実だが、阪神には急坂があり、コーナー4つのタフな条件は、ワンターン向きの多いディープ産駒では、そこで大きなパフォーマンスの差が出る。

キレにキレる証明は、3歳夏の中京。

平均ペースで有利不利のない展開ながら、外差し傾向を差し引いても、11.9-11.7-11.7という異様な8Fからの上がりのラップの中で、外々を突き抜け、普通は終いが落ち着くところを自身の上がりそのままで、11.7秒の圧倒的な決め手を繰り出している。

それは秋華賞制覇に繋がり、あり得ない追い込みのドバイ快走の結果の直接要因となったわけだ。

素晴らしい決め手が必ずしも、勝負を決める武器になるわけではないが、いつでも掛かりやすいこの馬に乗ったこともあり、また勝っている福永騎手が、彼女の素晴らしい能力の引き出し方をとてもよく理解しているのだ。

何せ、3歳秋までは福永騎手のお手馬である。

再び、そのキレを引き出すべき舞台は整った。突き抜けてしまっても何ら不思議はないメンバー構成である。

◎ヴィブロス

○レイデオロ

▲スワーヴリチャード

注サングレーザー

△マカヒキ、アルアイン、ダンビュライト、キセキ

最後は3歳春の2400のパフォーマンスが重視されて然るべき大舞台。進境の度合いも考慮すると、17ダービー好走2頭が相手に相応しいか。

 

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レース予想

アルテミスS -予想-

読了までの目安時間:約 3分

 


藤沢厩舎のフランケル・ミリオンドリームズは回避。

もう一方のソウルスターリングの半妹・ジェーングランツには、ルメール騎手が乗れない代わりに武豊騎手を配してきた。

久々に見るダンスインザムードコネクションは、秋の天皇賞参戦を機に実質解体となって以降、ルメールとの因縁含め、様々なドラマを生んできた。

ハーツクライとディープインパクトの対決構図も然り。

ルメールでダンスインザムードが復活したわけではないが、少なくとも、秋華賞よりはずっと気持ちよく走っていた…、というあの激走は今でも忘れらない。

ルメールはモズアスコットに乗るから、乗り替わりは当然だった。

これがまた因縁深いフランケルの産駒。姉はフランケルで妹はディープの仔。

陣営に狙いはあるだろう。

そのシェーングランツ。

デビュー戦こそ67秒台の5F通過でリズムを崩したが、未勝利戦は順当に平均ペースを突き抜け、時計は目立たないが、秘めたる破壊力の一端を示した。

姉は東京の1800を使われたが、こちらは一戦多いキャリアで同じく3戦目にマイルを使われる。

マイルのチャンピオンとして名を示すことになったフランケルが、2000Mをこなすまでには色々なドラマがあったが、こちらは既に、前段からエピソード満載。

詰まるところ、よく知られた血統の馬に、誰もが知る名手が乗る。

破壊力では上位のグレイシアは、今回は普通に乗ってくる可能性はあるが、先行しそうな馬は結構いる。

個性豊かな面々は多いが、ディープ2頭はもう片方がモレイラのミディオーサ。

上位はトスアップやアフランシールなどハーツクライ組を押さえれば、何となくまとまりそうな組み合わせ。

エールヴォアは馬場が特殊な日の圧勝馬で、軽さに乏しい配合。

例年は買いだが、今年はクラシック血統の才能が多い。切りで。

◎シェーングランツ

○グレイシア

▲ミディオーサ

注トスアップ

△アフランシール、ウインゼノビア、ビーチサンバ

西は相手に京都1400が何となくツボのように思えるロードクエストを拾い、堅めに小規模で。

 

レース予想

ジャパンC展望

読了までの目安時間:約 3分

 


今年はサンクルー大賞など重賞4連勝で凱旋門賞に挑み、本番は4着だったヴァルトガイストがとりあえずの予備登録があったくらいで、その他はちょっとなあ…、という海外勢のメンツ。

香港ヴァーズに行く馬もいるだろうし、アテにならない。

当のヴァルトガイスト。ガリレオ×モンズーンなので、2分25秒で速いと言われていた時代のJCではない状況で、優勝争いはさすがに苦しいように思う。

それよりも、秋華賞馬に止まらず三冠牝馬となった彼女のJC登場が、ほぼ見えている状況の方が問題。

2世代のダービー馬も、秋天次第でまるで用なしの可能性もある。

2000M巧者になれそうなスワーヴリチャードやサングレーザー、加えてギニーホースのアルアインら、4歳の専門部隊に快走されてだけでも死角になる。

敵の能力は世界レベル。

同じ距離で、格など比べるレベルにないはずの秋天が、子供の運動会状態に見えるのでは、その後の趨勢は見えている。

思われているよりパンチ不足の秋の天皇賞は、ワグネリアン推しではあったのだが、秋の復帰はなさそう。

さて、どういう展開になるか。

上がり目は高が知れているサトノダイヤモンドやミッキーロケット、昨年覇者のシュヴァルグランなどが、キタサンブラックとの激闘の末に、消耗度合いの大きさを体現する今シーズンがあるから、菊花賞からのエタリオウやブラストワンピースら、軽めのハイグレード競走の高支持馬が、適性面でも狙い目。

古馬では今年は大したレースをしていない馬が多く、春は特に低調。

ならば、春に元気だったGⅠ未出走のパフォーマプロミスが、JBCの裏でアル共を快勝してくれれば、結構注目できる。

2000以上の路線はそれほど手駒が豊富ではないので、この辺りの馬にアーモンドアイが負けるとは思えない。

となると、皐月賞、ダービーで戦ってきたタフな3歳馬が有利か。

菊回避組では、ちょっと物足りない面々が多い。

秋天でボチボチ好走でメンツは保てるレイデオロ辺りが、基準馬になれば、レースは盛り上がる。

 

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レース予想

傷の治し方

読了までの目安時間:約 3分

 


クラシック燃え尽き症候群

 ソウルスターリング

 サトノダイヤモンド

 ディーマジェスティ

 ワンアンドオンリー

京都大賞典でサトノダイヤモンドが、実に1年7か月ぶりの勝利を挙げた。

でも、それさえも叶わない、叶わなかった同時代の人気者が、今もまた多く存在している。

総じて、無理やりではないにしても、力を出し切るように走った馬たちと言える。

何より、時計が良かったり、ワンアンドオンリーのように策を練って、狙いをつけて勝ち切った例では、マカヒキなども含まれる。

彼の場合は、海外初戦で重賞勝ちをしているから、ちょっと例外か。

サトノダイヤモンドには、一度だけの復活のチャンスが与えられた。

ソウルスターリングは…。古牝馬の故障は痛々しい。

 
牝馬の離れ業

 ダンスインザムード<桜花賞→ヴィクトリアマイル>

 ウオッカ<東京優駿→安田記念>

 ヴィルシーナ<ヴィクトリアマイル→翌年同レース>

一度はダメになった馬が、驚異的な復元力と成長を示した名牝の歴史。

似たようなところがあるのは、初重賞制覇から1年3か月後、1年ぶりのマイル戦で快勝してしまったヴィクトリアマイル制覇のストレイトガールとか。

ブエナビスタやジェンティルドンナなど、1年間丸々GⅠオンリーのローテで1年後に制した例はあるが、非GⅠ戦を挟んでとなると、牝馬戦連覇でも、アドマイヤグルーヴやGⅠ勝利後のストレイトガールなど、途中で何か他のレースで勝利しているのが普通。

どこを使ってもダメだった馬がどうして復活したのか。

乗り替わりがあったのは事実。

そして、いい方向に変えるためにやったことと、瞬間的にでもそうせざる得なくなったことが影響している。

武豊騎手がその多くに関わり、そこから変更があったことで、違う面が出た。

ヴィルシーナは内田騎手に戻った。

結局、名手たちの中にもいい面悪い面があり…、復活させる必要がある場面で、必要なスキルがあるのは絶対的に勝てる確率が高い騎手より、それを負かすことを考えた騎手の方が、割にあっているという見方はできる。

言わずもがな、各馬の陣営の尽力には最大の敬意を持って、称賛したい。

全てダービートレーナーだ。

 

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