エルムステークス2021【予想】|過去10年のデータ傾向と有利な枠/出走予定馬の最終追い切り

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エルムステークス2021【予想】|過去10年のデータ傾向と有利な枠/出走予定馬の最終追い切り

読了までの目安時間:約 16分

 

エルムステークスの予想と出走予定馬の最終追い切り評価を行っていきます。
過去結果を見ても荒れる傾向のある中、有力な登録馬の中から鉄板軸馬とされる外厩仕上げの本命馬や消去法で消すべき馬、本命をも超える可能性のある穴馬をデータ分析!

歴代勝ち馬のサインを見逃さず、予想オッズを見ながら過去配当を超える払い戻しを狙っていきましょう。

 

レース名第26回 エルムステークス(GⅢ)
グレード重賞(G3)
日程2021年8月8日(日曜)
発走時間15時35分
開催場所函館競馬場
距離ダート1700m
コース右回り
賞金3600万円
レコードタイム

 

エルムステークス予想2021 - 過去10年のデータ傾向

よくわからないレースになることも多い一方で、マーチS出走のタフなタイプは安定して走る

前走マーチSというのでは具合は悪い。
何せ、その年のマーチS好走馬が、直接その勢いに乗ってくるということではないからである。
ここ3年で好走馬となったマーチS参戦馬はというと、

<2020年>
・1着 タイムフライヤー
〔マーチS・9着→ マリーンS・1着→ 〕

<2019年>
・3着 サトノティターン
〔マーチS・1着→ 平安S・9着→ 〕

<2018年・1着/2019年・2着>
・ハイランドピーク
〔マーチS・9着→ 1600万・1着→ マリーンS・2着→ 2018年・1着〕

〔マーチS・16着→ 平安S・13着→ 大沼S・6着→ 2019年・2着〕

面白いように、ここで一変を見せる馬が多い。
それが8例もあるのだから、マグレのはずがない。
一応、着順別に出走登録した面々を記しておく。

・1着 レピアーウィット<6人>

・4着 オメガレインボー<14人>

・7着 スワーヴアラミス<8人>

・9着 デルマルーヴル<13人>

・11着 ロードゴラッソ<12人>

・13着 テーオーエナジー<15人>

・14着 アメリカンシード<1人>

まあ、人気薄でも来るのは北海道のダート1700にオープン好走実績のあったハイランドピークであるとか、人気薄でマーチS好走後、しばらく大人しくてした馬。
両方ないとすれば、好走する要素が重賞レベルのパフォーマンスについて、大いに不十分だとなるわけで、デルマルーヴル、ロードゴラッソらの評価を無駄に高くすることは難しい。
あとはどれが勝っても不思議ない。

プロキオンS組が来た理由を読み解く

<2018年・2着=ドリームキラリ>

<2015年・2着=グレープブランデー>

前者は前年の3着馬で、超高速決着の逃げ残りの記録を踏まえれば、同じような稍重馬場で好走することは既定路線のようなところがあった。
2013年にフェブラリーSを制して、前年に武蔵野Sで思い出したかのように3着に粘った以外、まるで見せ場のなかった後者に関しては、前2走で短距離重賞を使って、古風な気合いの入れ方をされたことに反応した結果。これも稍重馬場だった。

どちらもプロキオンSではマテラスカイ、ベストウォーリアといったA級スピード馬に完敗の掲示板近辺だった馬で、それでも、目先を変えれば途端に走りそうな雰囲気はあったとなる。
驚異的な時計に加え、雷も近辺で落ちたような過酷な条件で走ったトップウイナー<2着>、ウェスタールンド<7着>らの評価を変える必要はない。
前々走が目黒記念という、かなり頓珍漢なローテが見事にハマったトップウイナーにしても、昨年は東京の欅Sを勝っていたような馬。
使えそうなオープン戦オール除外で、最も合わない条件を経て、実は密かに適性のあった舞台で好走の結果は、いつものプロキオンSではなかったものの、十分に買い材料といえる。

 

圧倒的に勝率の高いマリーンS組に伍して戦えるのは、結局は実力馬のみ

ただでさえ函館開催は有利であるというのは、調教するのに適した環境だということ以前に、移動が皆無であるということ。
札幌を道内だからとして、移動は大したことはないとするのは、地理の知識に乏しいと言える。
普段の東西移動ほどではないが、時間は結構かかる。

そこで人気になる馬ばかりになるから、すでに好走要因の一つを持っているスワーヴアラミスがマリーンS勝ち馬であることからも、まずはこれを押さえねばならない。
ただ、負けていても結構巻き返してくるので、これは巴賞→函館記念の理屈と同じで、変わり身の意外性までは求められないとしても、人気のタイムフライヤーがかなりひどい競馬で大惨敗のあとで、登録してきた5頭の比較は実に難しい。

マーチSであれば、それこそ中間に4か月ほどあるから再調整も可能ではあるが、中間にレースを使うことが難しい北海道で滞在する組であると、その日までは体調の維持をする以外には使っての変わり身に期待するより他はない。
函館でも札幌でも、同じ1700Mという条件で行われるエルムSなので、好走していることに越したことはないから、ここでもロードゴラッソ<11着>はあまりお勧めできないか。
斤量は1つ軽くなるタイムフライヤーも、転厩等はあったが、今年は3戦していて、根岸S<まだ松田国厩舎>好走の後、一頓挫あってフェブラリーS回避の流れであるから、怪しいと言えば怪しい。

怪しいと言えば、このマリーンS組が期待に応えて好走すると、意外にも、グレープブランデーや前年覇者として出走したハイランドピーク、昨年の2着馬であるウェスタールンドなど、少なくともひとつは重しを足された実力者が連に絡む。
高速レコードでテイエムジンソクが敗れた時は、ロンドンタウンが勝った。
一応、国際G1のような位置づけとされるコリアC快勝馬であり、これもテイエムより1つ重い57kgであった。
クオリティとしても、マリーンS組が絡めば、安心できるものが担保されると言える。
斤量も減り、マリーンS勝ちのスワーヴアラミスの方が狙い目だろう。

 

エルムステークス予想2021 - 出走予定馬の血統/成績/タイム

 

−分かっていても、その快速には魅力があり、また破壊力も備えたスピードスターの通過点としたい一戦−

 

アメリカンシードの血統

すでに2度深掘りした上で推しているアメリカンシードは、最高クラスの名種牡馬であるタピットの産駒というだけで、十分に狙いが立つ。

母はキーンランドの芝G1であるクイーンエリザベスⅡ世チャレンジCSの覇者・スウィートトーカーであり、同じストーミンフィーヴァーからは、2000年代中盤に芝で活躍のフサイチアウステルが出ているが、国内でのサンプルが少ないので、この構成「ストームキャット×シアトルスルー」のイメージ通りとした方が理に適っている。

 

それにより、シアトルスルーが4×4、タピットの3代父のところに掛かる形で絶妙にクロスし、エーピーインディ、ストームキャット<アメリカンシードから見て母父父>それぞれの母父に入るセクレタリアトが5代目でクロスする。
ボールドルーラーが過度に混じる配合は、ノーザンダンサーのそれよりも早い段階で流行を見せてきたわけだが、ボールドルーラーの父である同じく大種牡馬のナスルーラは、セントサイモン系の時代をいち早くストップしにかかった超A級種牡馬であり、セントサイモンがそうであったように、強い同系のクロスをかけられても強く遺伝力を維持する特性を持つ。

安田記念とマイルチャンピオンシップを同1999年に制したエアジハードは、父がプリンスリーギフト系のサクラユタカオー、母父はボールドルーラー系のロイヤルスキー。
直仔ショウワモダンの母は、構成が父トニービン、母母父ネヴァーベンドだから、ナスルーラの主要系は全て詰まっている。

この血の底力の発揮により、プリンスリーギフト系の復元が叶い、直後に同じプリンスリーギフト系のサクラバクシンオーからグランプリボスという代表産駒が登場し、近年では珍しい早熟型であり、古馬になっても安田記念の過酷な競馬<レコード決着と超不良馬場>での2度の2着は価値ある結果を残したから、種牡馬としての存在感も今後増すことだろう。

 

似たような論理で、ボールドルーラーの4×3を持つエーピーインディが、このラインをより強化するように、少々元気のない時代を経て、その孫にあたるタピットが世界中をフィールドに戦う産駒、孫世代を多く出すことで、日本でもグランアレグリア<母父>のような快速クラッシャーのマイル女王が出たり、一方では、アメリカンシードと似たように芝も使われながら、3歳時からダートでタイトルを2つ奪ったテスタマッタといった濃いキャラも日本では続々登場しているわけだが、どうも追い込み型が多い。
先行する新馬でバカっ速い幻のスタータイプは、夏から秋にかけてのダートではよく見かけてきたが、最近は誰も騙されなくなってきた。

 

初勝利は芝1800Mの新馬戦というアメリカンシードが、北米圏のチャンピオン距離である8Fを超える中距離戦で結果を出し続け、日本のギニー競走である皐月賞にも参戦し、初ダートは京都の重馬場だったとはいえ、休み明けにも関わらず1:48.6という同時期のみやこSの平均勝ち時計を大きく上回る快時計で圧勝のこの馬が、凡庸な新馬でドカンの快速型のそれではないのは間違いない。

ハイスピードが売り物のボールドルーラーの底力のクロス<当該の同系種牡馬は両方とも米三冠馬>があるからこそ、逃げれば、前走のような自滅必至の猛ペースでも結局2着<追手がオーヴェルニュでなければ逃げ切り濃厚だった>であるわけだから、距離短縮でのこの一戦を落とす可能性は、マーチSのような不穏な展開に呑まれるようなこともない限りは、まず想定されないはずである。

勝ち気なのか、気まぐれなのか、はたまた単にわがままなだけか。

強行したような猛ペース選択の前走・平安Sでは、中京替わりも影響して、ルメール騎手は馬場状態まで加味し、自身との初コンビで見事な好位抜け出しを決めた時と同じ中京1900戦だったにもかかわらず、マーチSの酷い結果<前記の通りブービーの14着>を払拭するために、喝を入れたようなところがある。

アメリカンシードと同じように、前走の内容があまりに不甲斐なく、また体調面も限界を超えていたようなところもあったフェブラリーS以来のオーヴェルニュに、唯一、鬼の追撃を食らって最後は独走を許したものの、一見大博打で大失敗に思えた交わされた後のアメリカンシードは、案外渋とく、勝ったオーヴェルニュに大レコード更新をアシストする1秒後のゴールでありながら、他に馬には交わされなかっただけでなく、コースレコードに対しては、厳密にはレース前までのという注釈付きでも、記録そのものは0.2秒超えていた。

 

エルムステークス予想2021 - レース展開と最終予想

 

スワーヴアラミスがこのアメリカンシードなり、オーヴェルニュと大差ないところで回って、流石にスピード負けだったわけだが、しっかりと得意の渋馬場で結果を出し5着。
以後、順調に使われたスワーヴは、前走で函館のマリーンSを勝っている。
展開は平安Sほどハードではなかったが、似たような立ち回りで何とか勝ち切った。
G3たがか1勝の身で、前々走の大沼S<こちらは札幌開催>では59、1.5kg減った前走は軽かったのだろうが、今回はまた同じ分減って56という古牡馬ではこなさねばならない斤量で走れる。

互角にはならないだろうが、アメリカンシードは今年のマーチS断然人気、昨年の同レース1番人気を57で制したスワーヴアラミスらは、ここでは格上になる。
ダート馬には格が現に存在し、昨年までは、完全にタイムフライヤーのためのコースになっていたが、今年はまるで違う。
過去の実績に引っ張られ、57で走るタイムフライヤー、レピアーウィットらは実力的に足りるが、ウェスタールンドも56となると、彼らの苦戦も予想される。
両者、前走の内容も案外だった。
形を崩されつつあるタイムフライヤーは、厩舎が変更になると同時に、結果が出ないところで突如現れる大きな体重の増減があった。
まだ戻ってこないかもしれない。

そんなこと一切無視のようなところのあるウェスタールンドも、前走は珍しく、去勢後では初めて、二桁体重増の+18kg。
予定してのことなのか、無理に使う道理のない9歳馬が、小倉の次に函館に登場である。
佐々木晶三調教師だから、策は練って参戦の運びであろう。
機転を利かせたのなら、この後の方が重要とも思える。拾うしかないが、勝負気配のはずがない。

ダートの重賞であるから、メンバーが薄いことはまずない。
強い馬がいて少頭数か、相応のレベルの混戦かのいずれかだ。
今回その前者でないわけで、当然、誰か勝つかわからない濃密なG3にもなり得るわけだが、昨年もその前の2年も、惜しいダート重賞での結果を踏まえ、改めて勝ち切ったという流れがある。

勝ち切ることそのものは、G3での記録よりも当然G1の方が重要であるわけだが、近10年のJRAダートG1で、JBC諸競走も南部杯も試行された中、その全ての勝ち馬に共通するのが、何かの重賞をどこかで必ず勝っていたということ。
重賞を勝てないのに、G1制覇などあり得ない。
最後にその大偉業を成したのは、2006年に重賞初挑戦で旧ジャパンCダートを制した3歳馬のアロンダイト。
フェブラリーSはその少し前からG1競走であったが、芝での記録を含めれば、といってもグルメフロンティアだけだが、この馬もダートで複数回勝っていたので、その他20数例存在の勝ち馬全てが正真正銘の重賞勝ち馬なのだ。

あの大万馬券のコパノリッキーでさえ、園田のG2をぶっちぎっていた。
アメリカンシードもその他最大10頭登場の重賞勝ち馬たちと肩を並べる必要がある。
まずはその一歩から。
G1前哨戦級の好メンバーが集った一戦。
速さに一日の長があるアメリカンシードが、1800Mで芝もダートもほとんど同じ時計で走ったという記録からも、ここでは一枚上。
ちゃっかり宝塚記念以来ずっと勝っていなかったルメール騎手は、再び自信を取り戻すように馬込みを抜け出した前週。
すっかり日本語がおかしく?なっていたが、頗る順調な憎たらしいクリストフにすぐ戻りそうな鋭敏な嗅覚を感じさせた。
ちゃっかりタイムフライヤーにも乗らず、決めていたかのようにこの馬に乗る。
勝たねばいけない一戦であろう。

 




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