クイーンステークス2021【予想】|過去10年のデータ傾向と有利な枠/出走予定馬の最終追い切り

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クイーンステークス2021【予想】|過去10年のデータ傾向と有利な枠/出走予定馬の最終追い切り

読了までの目安時間:約 17分

 

クイーンステークスの予想と出走予定馬の最終追い切り評価を行っていきます。
過去結果を見ても荒れる傾向のある中、有力な登録馬の中から鉄板軸馬とされる外厩仕上げの本命馬や消去法で消すべき馬、本命をも超える可能性のある穴馬をデータ分析!

歴代勝ち馬のサインを見逃さず、予想オッズを見ながら過去配当を超える払い戻しを狙っていきましょう。

 

レース名第69回 北海道新聞杯
クイーンステークス(GⅢ)
グレード重賞(G3)
日程2021年8月1日(日曜)
発走時間15時35分
開催場所函館競馬場
距離芝1800m
コース右回り
賞金3600万円
レコードタイム1:45.7

 

クイーンステークス予想2021 - 過去10年のデータ傾向

 

G1などの適鞍が多いマイル重賞を使ってきた組が、基本的に中心となるレース

今年の登録馬では、
ヴィクトリアマイル組… マジックキャッスル、テルツェット、シゲルピンクダイヤ

その他オープン組… クラヴァシュドール<米子S3着>

ヴィクトリアマイルを前走で使っていた馬は、一昨年のミッキーチャームなど、ここ10年で3勝であり、もう一頭存在する前走マイル戦組のアエロリットは、その前のレースでNHKマイルCを快勝後、圧倒的なスピードでここも完勝し、マイル適性を示した。
即ち、強いマイラーであれば、前走の結果、内容など問わずとも、底力でカバーできるのだ。
それと似たような理由で、G1馬でありながら、他の古馬と同じ55で出走して快勝のディアドラも、前走は1800MのG1であるドバイターフだった。

日本に9FのG1は、ダートでいくつか存在するだけで、10F戦線の重要戦としながら、当該距離の芝G1は国内にはない。
当たり前だが、1600Mと1800Mはほとんど同じような能力は問われるが、ローカルでは左回りコースにしか存在しない1600Mのレースは、北海道には当然ないのだから、1800Mの大きなレースとの結びつきは強くなりやすい。
マイラーとしてはスピードが足りないから、派手なアエロリット<3歳馬だったから、52で出走できたというのも大きい>は置いておくとして、前走マイルという勝ち馬は基本的には、ヴィクトリアマイルではボチボチ頑張ったくらいの結果に過ぎなかった。

札幌の高速馬場を味方につけた先行型の台頭がほとんどという、近年の傾向には昨年、一旦くさびが打たれたような差し決着であったが、今年も傾向としては似た感じの連続5週目の函館であるからこそ、普段より軽快なスピードなどで勝負する馬は苦戦か。
牝馬のレースだから、スローでもある程度差しは決まり、ハイペースになれば当然、差しタイプには有利ということでいけば、絶対視までいかないまでも、何かは拾っておきたいという感じか。
その点、今年だとヴィクトリアマイルの上位入線馬が登場するので、それとなく買っておくべき面は認めつつ、人気になる馬をこの枠では押さえるという合理的判断が正解にも思う。
となると、4歳馬の2頭になる。

2000MはマーメイドS組しか来ていない上に、人気薄しか馬券内にならないが、季節的には休み明けでもいい

今年の登録馬では、
マーメイドS組… シャムロックヒル

その他の組… ウインマイティー<愛知杯着外以来の休み明け>

昨年のレッドアネモスは8着から、驚きのレッドリヴェール討ちを成した伏兵のメイショウスザンナが10着と、勝ち馬のいずれもが、同一路線上のマーメイドSと動き一変の馬。
2着のスカーレットカラー<2019年>、トーセンビクトリーといった重賞実績馬らも同じマーメイドSで連外しの馬。
例外を探せる組み合わせであるはずの重賞ながら、距離短縮があまりハマらない高速馬場である通常の札幌ではないことも含め、予断を持って対応していいだろう。

今年はどちらも55の4歳牝馬。
明らかに勢いはシャムロックヒルではあるが、一応、その前走は3勝クラスで好結果には程遠い二桁着順。
世代のトップホースがこの年唯一の良馬場開催のクラシック戦であるオークス3着馬であるウインマイティーは、秋以降まるで変化なしの体たらくながら、誰も気づかなかったような半年の休養明けで、少なくとも、前走絞ったのは減ってしまったのか何とも言えない中で惨敗だったところを、今回はそれなりの状態に戻して、立て直しの過程でも、少しはプラス要素の方が多いところで臨めるはず。

牝馬の不振は牡馬よりも長く、年単位でのスランプになってしまうのはよくある話で、マジックキャッスルのようによく駆けても2着止まりだと、リスグラシューのようにスイッチが入りやすい状態に持っていけるが、元に戻すというような作業だと、デアリングタクトのように体が耐えられずに故障してしまうことはある。
頑張っても3着までのウインマイティーと、姉サラスよりもずっと激しい戦績である【4・0・0・11】というシャムロックヒルは、互いに干渉し合うことなく春天共倒れのゴールドシップ、キズナそれぞれ牝駒である。
他の馬よりはスピード勝負で死角はあっても、距離はそれなりにこなせる。
ベストではないだろうが、広い馬場でキレを見せる差し馬が多い今年、こうしたタイプの方がむしろ狙い目である可能性がある。

華のある古牡馬との混合重賞で、泥にまみれてきた馬を狙ったところで、プラス要素は全くない

 

今年の登録馬では、
… 該当馬なし

ディアドラは翌年の夏にナッソーSを制した夏女でもあった。この馬が勝った時の前走は、常夏のドバイ。
一応、寒暖の差はあると言われるが、日本のそれとは比べ物にならない。
その他で来たという馬は、今年と同じく春の地震で福島が使えず、今年とは違って、中山も使えなかった部分を夏季開催で穴埋めの中山・七夕賞で好走していたアニメイトバイオだけ。
そもそも、絶対数も少なく、その評価に価値も乏しいのかもしれないが、これはいいヒントになる。

準オープンなど下級条件を使ってきた馬だと、上級戦ほど牝馬限定は減るので、自然と牡馬と当たることになるが、巴賞などから回ってきた組なども馬券になっているわけで、重賞でなければ、期待値は上がる。
牝馬限定戦でなかった前走条件戦組は、

五稜郭S… 3着・ルビーカサブランカ、12着・アラスカ

洞爺湖特別… 1着・サトノセシル

HTB賞… 1着・マイエンフェルト

今年は巴賞組が恐ろしいまでの不発に終わった函館記念の後だから、函館コネクションに若干の疑念はあるものの、五稜郭、洞爺湖組の好走馬は名の通った厩舎の洋芝巧者であり、毎年無駄に期待を集めるかもめ島特別<牝馬戦/3歳馬だとこの後の紫苑Sとの絶妙なコネを生む>を勝ったイカットは、サトノセシルに敗れていて、ローテもややハード。
力は同等としたなら、ひとクラス上のルビーカサブランカも十分に好勝負。
洋芝巧者と知られた準オープン好走馬は、比較的コンスタントに穴をあけている。

 

クイーンステークス予想2021 - 出走予定馬の血統/成績/タイム

 

吾輩はゴールドシップである、と他馬との戯れを殊の外嫌った父の血を受け継ぎ、父がデビューした函館に初登場のウインマイティ

ウインマイティーの血統

 

あまりにも著名なワンマン社長・ゴールドシップのことは、あまりにも多く語られてきたので、その点の補足説明はあまり必要ない。
オークスで前を進んだウインマリリンが一歩引いた勝負所で、むしろ、レースをリードしに行ったのがこのウインマイティー。
豪快に捲る父の良さは、今年のユーバーレーベンにも引き続き継承されていたと証明されたのだから、スタミナは牝馬の平均値以上なのだろう。

さて、興味深いのが母系の構成。

母アオバコリンは、2003年春の交流重賞で2度の3着がある南関東所属馬。

全7勝全てが1800M以下という馬だったが、勝負を賭けたゴールドシップの初年度産駒となったこの10番仔であるウインマイティーは、配合のイメージ通りにタフに中長距離戦で粘り込むタイプに育った。

この活躍の陰に、母の父がまだジャパンCに今以上の価値があった時代に好走歴のあるカコイーシーズが入っている影響が大きいと思われる。

自身は欧州圏の主要レースに沢山出走したUSA産、アファームドの強さを証明しつつ、自身の繁殖能力を示したあのアリダーの直仔として活躍した。

カコイーシーズの輸入の背景には、まだミスタープロスペクターの血が今ほど大繁栄こそしていなかったものの、とっくの昔にコンキスタドールシエロも短距離で活躍したガルチも出ていたので、別流レイズアネイティヴ系のアリダーのラインを求めていたという経緯がある。

 

アリダーは超一流馬だったが、これも同じレイズアネイティヴの血を引く三冠馬・アファームドに代わって、その血の有用性をサンデーサイレンスのライバルとして登場のイージーゴアが代表馬として送り込まれ、価値を証明した。
ところが、後発のミスタープロスペクターがイケイケの時代に入って、芝の一流馬も出せるアリダーの血は、同時代に外国産馬としてリンドシェーバー<朝日杯レコード勝ち>がアリダー産駒として輸入されると、このカコイーシーズの他にも、北米古馬チャンピオンのクリミナルタイプ、繁殖牝馬では北米クラシック路線に乗ったステラマドリッドが輸入されるが、彼女の直仔・ダイヤモンドビコーも活躍したものの、これは一族そのものが隆盛期に入ったように、クイーンS圧勝のアエロリットも、環太平洋圏で猛烈なパフォーマンスを成したジャスタウェイ、リスグラシューを輩出のハーツクライも同族。

 

唯一、アリダーの血を持ったステラマドリッドは曾孫の代から、あのミッキーアイルを出している。
要するに、直系の代では成功を見なかった血筋なのであるが、久しくなかった母父にアリダー系が入った活躍馬が、このウインマイティー。

相手を選ぶところがある個性派のゴールドシップだけに、軽い血と合わせて走るとは限らない以上、元は本格派の北米血統であるカコイーシーズは重要な存在。
この母父カコイーシーズでは、すでにクラシックで好走のナカヤマナイトがいて、これが父父にあたるステイゴールドの直仔。
エスプリシーズ<川崎記念>、コンサートボーイ<帝王賞>といった南関東御用達種牡馬ではあったが、本来芝向きの適性を活かし、重い血の悪い面を強調せず、快活過ぎない押さえの利いたスピードをやんわり、特に、重厚な種牡馬を配された際には、あまり前向きにならない程度のバランスの取れた速力の補強を可能にしている。

 

ウインマイティーの牝系そのものは、ちょっと遡ったところから天皇賞馬のヘヴンリーロマンスが出たラインとも分岐し、長い間、日本に輸入されてきたナターシャの一族。
ステラマドリッドの近親と同じように、サンデーサイレンスとの相性がとても良い。

輪を乱す印象のゴールドシップとて、その点では争えないだろう。

勘所を押さえた好機をものにする勝負強さも、ゴールドシップのいいところ。

思われているより、長い距離よりこうしたタフな中距離戦が合う可能性がある。それもゴールドシップの特性であった。

ここ数戦は不甲斐ないウインマイティーだが、オークスの反動ではないだろう。
単勝60倍の快走伏兵ならば、それは当然と言える展開ながら、簡単に決めつけられない。
何しろ、忘れな草賞<あの桜花賞の日の重発表寸前の道悪競馬>からずっと、2000M以上の競馬ばかりなのである。

 

クイーンステークス予想2021 - レース展開と最終予想

 

同期のデアリングタクトも、オークスを制してからは以降の4戦全て、ハイグレードの中距離戦。

言わずもがな、世界レベルのメンバーが登場のレースばかりで、最後は脚元にダメージを負った。

ウインマリリンとて、日経賞こそ快勝するも、その他はほとんど掲示板の下の方かもっと下の着順。

苦しいのは何も自分だけではない。

とりわけ、あのデアリングタクトの前年にオークスを制し、それを香港で完封したラヴズオンリーユーが久々にレースを勝ったのは、今年春先の京都記念である。
ここぞのレース選択を誤らない矢作調教師の名采配により、見事に海外遠征も成功のまま終えた。
ウインマイティーはまだそんなラヴズオンリーユーにも、デアリングタクトにもなれないし、秋以降の惨敗の連続で気も落としがちだが、意外にも2000M未満のレースは当然世代内の争いながら、【2・1・0・2】の記録である。

 

持ち上げてきたオークスの好走はフロックには思えないが、より期待された牝馬には長距離に括られる10F超えのレースでは、【0・0・1・1】なのだから、きっと、ユーバーレーベンと本質的に違う面を秘めていることは間違いないだろう。

さすがに、オークスのレースレベルは昨年の方が幾らか上だったように思うから、ダービーが面白かった今年と勝ち馬以外大いにいただけない昨年との違いとは真逆で、道悪でも長いところでもダメなら、ひとまず9Fから立て直しである。

愛知杯は昨年とは違い、小倉ではなかった通常の中京開催。

ハイペースで中団から反応鈍く、ブリンカーの効果も出せず、気力も途中で失せたような走りだった。
しかし、強引に動いても力勝負できる3歳馬同士の争いは、秋以降は古馬戦を経験の馬とも手合わせしないといけないので、それ以降では本質が出てくる。

良馬場の時計勝負で味が出ないのは、広い馬場の影響も砂埃舞う不思議な中京の馬場もあったのだろうが、勝ったマジックキャッスルの活躍を踏まえたら、小回りという概念に固執した出直しでしか、即好結果の幸運は訪れない。

 

父は何かと阪神競馬場を好み、阪神大賞典3連覇、宝塚記念連覇など【6・1・0・1】であり、着外表記となった15着は、失われた闘志をどことなく誤魔化す様にゲートで暴れた6歳時の宝塚記念だから、パーフェクトとして差し支えない。

一方で、【3・2・0・1】という野芝ではない条件で行われる中央場所以外でのレースに関しては、甘さも残った2歳時の記録と古馬になってからの凱旋門賞などの記録まで含めてのものであり、字面通りには受け取れない一方で、小回り適性が実はカギを握っている可能性を示す。

父の得意とした阪神内回りで14着の記録が死角というウインマイティーは、同時に、父の最高走破タイムである2:13.2を大きく上回る2:11.4で走っている。

結果は大違いだが、この辺りも父とは違うところ。

3歳春の2400の時計では及ばないが、この辺りを距離短縮の強調材料としておきたい。

得意と思われる洋芝で、しっかりと結果を残したいウインマイティーには、突然、自分のいい頃を思い出したかのように復活した父のように、そのデビューの地で自身は初戦である函館で、どうしても期待したくなるわけだ。

ステイゴールドは絞った時の方が走るとされるが、大型のゴールドシップは例外。
前回減らした分を増やしての出走は、大いに不安材料になるのかもしれないが、スピード型に生まれ変わってしまえば、それも味方につけられる。
大いに試金石の一戦。試しているのは父のようでいて、実は、真剣味の足らなかった自分の方だったりするのかもしれない。

その方が、よっぽどゴールドシップらしい。いや、ウインマイティーの本質に近いのかもしれない。

 




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