アイビスサマーダッシュ2021【予想】|過去10年のデータ傾向と有利な枠/出走予定馬の最終追い切り

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アイビスサマーダッシュ2021【予想】|過去10年のデータ傾向と有利な枠/出走予定馬の最終追い切り

読了までの目安時間:約 18分

 

アイビスサマーダッシュの予想と出走予定馬の最終追い切り評価を行っていきます。
過去結果を見ても荒れる傾向のある中、有力な登録馬の中から鉄板軸馬とされる外厩仕上げの本命馬や消去法で消すべき馬、本命をも超える可能性のある穴馬をデータ分析!

歴代勝ち馬のサインを見逃さず、予想オッズを見ながら過去配当を超える払い戻しを狙っていきましょう。

 

アイビスサマーダッシュ予想2021 - 過去10年のデータ傾向

レース名サマースプリントシリーズ
第21回 アイビスサマーダッシュ(GⅢ)
グレード重賞(G3)
日程2021年7月25日(日曜)
発走時間15時45分
開催場所新潟競馬場
距離芝1000m
コース直線
賞金3900万円
レコードタイム0:53.7

最近、千直で2勝以上している馬ばかり勝っているのは、ただ単に、適当な番組の充実が図られたから

当該の歴代優勝馬

ケイティラブ、ダイメイプリンセス、ライオンボス、ジョーカナチャン

 

今年の該当馬

ライオンボス

 

特異な条件であり、国内の競馬のスタイルに大いなる影響を与えたアイビスサマーダッシュも、今年で21回目の開催となる。

戦略も確立され、差す形にも一定の目途は立ってきたが、先行型圧倒的有利という先入観がなくなっただけで、あくまで、ここを得意とする専門のスプリンターに差し馬の連続好走はほぼ不可能というのも、また必然の傾向である。

 

カルストンライトオもベルカントも、この競馬で引く手は選ばなかった。

元々が逃げ馬ではないカノヤザクラも、誰よりも素早く好ポジションにつけ、最後は安全に勝ち切った。

他のレースとの互換性を生むということで、カルストンライトオのみがスプリントG1のタイトルと得ている点からも、こんなところで差して勝った馬に、他の重賞で通用するポイントを見つけ出すことは難しい。

道悪以外で、他コースの重賞で通用の差して勝利の馬は、基本的には存在しない。

重賞連続好走のラインミーティアなど、例外中の例外だろう。

 

勝っていることを武器にする以上、巧みなレース運びや戦い方のパターン化こそが勝利への第一歩であるから、ここに至るまでに千直コースで勝ち星のある馬が極端に戦法を変えて勝利するということ自体、展開にいつも大差がないレイアウト上の特性もあって、存在しえない要素となっている。

即ち、それぞれの個性に合った戦略でレース制覇を目指し、最も合理的に勝ちに出た脚質をマックスで活かすことで、アイビスサマーダッシュは勝てるのである。

ライオンボスに差すアイビスサマーダッシュという概念は存在しない。

第一、引いても終いは伸びないからだ。

 

然るべきポイント、この馬であれば、中間点では先頭に立って、そのゴージャスボディを活かした惰性の力を引き出して、押し切るのが理想。

ライバルらしいライバルは今回はいないが、上がり目を求めた時、カルストンライトオのような復権があり得るかは、現状何とも言えない。

 

兎にも角にも、下手に千直で好走するよりかは、初出走の方がよっぽどいいという傾向

 

当該の歴代優勝馬

カルストンライトオ、イルバチオ、テイエムチュラサン、ハクサンムーン

 

今年の該当馬

ビリーバー、ホーキーポーキー、モメチョッタ、リッチクレマチス、ロードエース

 

今年に関しては、人気になるような馬はいない。

参考にできそうなのは、ビリーバーとロードエースのオープン3着の実績で、共に、初千直の時に記録した好走歴なので、一定の信用度がある。

で、2005年までの5年間は、札幌記念の裏の開催だったから、8月のレースなのであって、同じ夏の新潟のレースを使っていた馬がテイエムチュラサン、イルバチオも直前の2走が新潟という牝馬だった。

 

あとの2頭は、ただ単に強い4歳の牡馬。人気に応えただけでなく、その後の主要路線でも大いに活躍している。

エース級になれるだけの才能があるのは…、という括りはどうしても死角を生むので、今回本命視できるような出走馬はいないという結論。

勝ち切れないまでも馬券内の実績があった千直未勝利の馬は、第1回アイビスサマーダッシュで、有力馬ほど初出走のレースで3着だったカルストンライトオのみが、このレースで3着に入った後に勝利した唯一の馬。

初めてなのだから、それは当然である。

以降出ていないというのはがポイント。

 

イルバチオも2度の出走歴で3着という最高記録はあったが、それは中央で未勝利の時の記録。

園田で3勝という転出なしのJRA所属馬として異例の記録を持った彼女が、久々の千直でキレたというのが、カルストンライトオ未出走の2003年優勝馬の軌跡。

ダート馬はよく駆けると言われるが、サンアディユは芝を使った途端にトップホースに駆け上がり、ライオンボスは一応、千直2連勝の勢いでここを快勝の専門家。

今年は、ここ数年よりその手の専門家は少ないから、着拾いはあるとして、この実績と然したる違いもない1勝している馬の勢いのある方や、千直渇望組の狙いの方にいくらか重きを置くべきように思う。

 

フジキセキやタイキシャトルなどは走るヘイローの法則は、実に痛快な結果を導く隠れた攻略のテーマ

 

フジキセキを父か父、母父のいずれかに持つ勝ち馬

母父:パドトロワ

 

 

今年の該当馬

直系祖父:グレイトゲイナー、ジュランビル→ キンシャサノキセキ産駒

 

数は少ないが、生誕29年の名馬・フジキセキの血は、キンシャサノキセキやファイングレインという同期の2頭に加え、牝馬が多く活躍してきたという経緯もあり、母方にも数多く入り込み、幻の三冠馬とされながらも、スピード能力に特化した適性の継承を主な仕事としてきた面は多分にある。

とりわけ、皐月賞馬・イスラボニータより大分年上であるキンシャサノキセキは、現状の最有力後継馬であり、続々と活躍馬が登場している。

 

その内の一頭に、2019年2着のカッパツハッチがいて、意外にも、あとの重賞勝ち馬はマイル近辺の活躍馬ばかりで、最近だとクラシック路線に乗ったガロアクリークも出しているくらい。

カシアスが函館2歳Sを勝っただとか、最初の活躍馬のシュウジが3連勝で小倉2歳Sを制した時が、初めての1200戦であったとか、思われているよりもずっと、フジキセキというかサンデーサイレンスの万能性を示しているのがこの系統。

 

ただ、タイキシャトルがテイエムチュラサンというジョーカーを利して、このレースを制覇した後、直系孫世代のラインミーティアが穴快走を決めるなど、国内ではガッツリビッグレースのゴールシーンを賑わせるサンデーサイレンスを出したヘイロー直系は、純粋なスピード能力を問うこうした舞台は、ずっと苦手にしてきたが、ようやく、タイキシャトルのように短距離型→短距離型のリズムを作る後継馬がようやく出てきたという感じ。

 

近年ほど、よりスピードを強化させることを存在意義としてきたミスタープロスペクター直系が圧倒的に好成績を上げているが、人気馬の信用ができない今年のような組み合わせでは、どうも人気になりすぎそうなモントライゼ<父ダイワメジャー>やオールアットワンス<マクフィ産駒>など、斤量に飛びつくファンが多そうな3歳馬より、穴実績が地味にあるサンデー直系のスピード型・フジキセキの血を持つ馬の方が、いくらか狙う価値が出てきそうな気もしないではない。

キンシャサノキセキ産駒が、前走で準オープン戦を好走。

まだ若いが、それなりに揉まれてきた千直未出走馬。

穴で狙う以上は、未知の魅力を買っておきたい。

 

アイビスサマーダッシュ予想2021 - 出走予定馬の血統/成績/タイム

 

どう考えても大混戦であり、夏競馬の魅力であるどの馬からでも狙える、という自由度の高さでレース展望でも楽しみたい一戦

 

グレイトゲイナーの血統

 

父キンシャサノキセキは、通算31戦12勝<G1は2勝>と長期間に亘って活躍した馬。

それも、条件戦はデビュー戦の中山1600の新馬と3歳秋に使われた、自己条件の1600万下の2戦と合わせて3戦のみ。

オーストラリア産で半年遅れの生まれでありながら、それに合わせるように12月デビュー<通常の北半球産馬ならば、春から初夏にかけてのデビューのイメージ>から、キャリア5戦目でNHKマイルCに挑戦し、人気勢の不発が相次ぐ中で、6番人気3着と好走。

 

初重賞勝ちは5歳の今頃の函館スプリントSだったが、その直前の高松宮記念で、初の1200Mでありながら、ファイングレインの2着と好走。

この馬はNHKマイルCでも先着を許した、同期のフジキセキ産駒だったが、よく考えると、半年も生まれた時期が違う。

気づけば、ファイングレインはもうライバルではなくなった。

旧直線平坦の高松宮記念最後の勝ち馬になったのが7歳時。

中京競馬場の大改修で阪神開催となった翌年も勝ち切って、大団円となったのはNHKマイルC参戦の5年後であった。

 

ところが、その産駒は大半が3歳春までのタイトルゲットに止まり、自身が示した成長力よりは、父父フジキセキが示した天賦の才を全力で初期に出し切るタイプの活躍が目立つ。

2歳重賞勝ち馬が4頭、3歳重賞勝ち馬は2頭で全て別々。

2歳重賞勝ちの例外であるシュウジも、3歳暮れの阪神Cで素晴らしいインパクトを残すも、以後はついに重賞を勝てないでいる。

 

古馬タイトルは制しているが、古馬になってから重賞勝ちの産駒がなかなか登場しないキンシャサノキセキには、今年はチャンス。

ガロアクリークはエプソムCなどで案外であったが、それと同じ年のグレイトゲイナーは、重賞挑戦そのものが初めて。

ガロアに似て長く勝てないでいる5歳牝馬のジュランビルは、ファンタジーSもフィリーズレビューも3着という快速型だったが、この前々走ではかなり低調なレースとなった東京芝1800Mの江の島Sで3着に入っており、前走は小倉の1200で1:07.1と高速の3着入線を果たしている。

タイプ的には、これも重い芝を好んだキンシャサノキセキよりはフジキセキの産駒といった趣。

 

1200Mの持ち時計が遅いグレイトゲイナーは、1分8秒の中盤ですら駆けられない速すぎないスプリンターだったものが、3走続けて8秒前半で全て連対。

この辺り、エプソムダービー馬である母父のエルハーブの影響もあるのだろう。

父、母父それぞれで、多少は重賞好走馬を出せるものだが、その両方を合わせて、グレイトゲイナーの半姉で3歳時に2着に入ったことのあるフクノドリーム<父ヨハネスブルグ>しか、名のあるレースの好走馬は出せていない。

一応、JRAでも活躍したホシオー<金沢の重賞は総なめ>、船橋の2歳重賞を勝ったノトテイオーなどが地方の著名馬に挙がるくらいで、産駒はダートの方が合っていたようだ。

 

いずれはダート参戦もあり得るグレイトゲイナーは、キャリア19戦目で重要な局面を迎えようとしている。

そういえば、小倉にもそのようにキャリアの多い4歳馬がいたような…。

 

アイビスサマーダッシュ予想2021 - レース展開と最終予想

 

前走の福島・テレビユー福島賞は惜しかった。

スタートこそ決めたものの、全18戦中吉田隼人騎手の3連続騎乗以外、全て前走とは別の騎手という流れの通り、初騎乗の丸山騎手が、皆の予期した通りのハイペースを中団前目の外々追走で受け、しっかりとエンジンをかけて、直線で抜け出しにかかるものの、デビュー時はクラシック候補とも推された人気のアカノニジュウイチの決め手に屈し、叩きあった末、2着に敗れた。

 

一応、開幕週のメインということで、皆がいつもの夏の福島特有の前残りを期待したが、その後行われた重賞2戦のようなことは起こらず、かつ、力勝負に転じた好カードであったという印象を残した。

グレイトゲイナーにとって、これが3勝クラスの初戦で、3歳時にこそ、橘Sへ参戦したもののここでは見せ場なし。

ハイペースでもないのに、追ってきたカリオストロらに直線ではあっさりと引導を渡され、悲しき先導役に終わったそれとは、まるで中身が違っていた。

 

ハイペースにならなければ、前々走の蒲郡特別のように逃げて圧勝もある馬。

その前の勝利も中京であり、戦略に幅のある馬は短距離の厳しいゴール前の攻防にも適応力あるという点で、こうした格上挑戦では死角はそれほど多くない。

ただ、武器が足りないというのも事実で、通算【3・4・2・9】、1200Mは少しまともになってところで【2・4・2・5】であるから、勝ち味に遅いのも確か。

その象徴が、前走に凝縮されていたような気もする。

 

この世の競馬に境目などないというほど、適性や条件に縛りを設けない森秀行調教師は、ことこの馬に関しては、徹底して芝1200Mを使ってきた。

前走まで、実に11戦連続。

ダートにも目を向けることなく、鞍上だけをスイッチしながら、使える1200Mをとにかく走らせ続けてきた。

 

結果、所属のルーキー・松本騎手と挑んだ昇級初戦の特別戦<新潟戦。ルーキーにとって、春時点での特別戦は減量特典がないため、短距離戦で焦ってしまうケースは少なくない>で見せ場を作れなかった以外は、ここ7走のうち6度馬券内。

キンシャサノキセキのイメージを意識したのか、師の思惑通りに育ったグレイトゲイナーは、小回りも無難にこなしつつ、得意の中京で好走を続けていく過程で、どことなく、じっくりスパートの広い馬場向きの適性を開花させようとしている。

 

前出のフクノドリームを引き合いに出すと、桜花賞で1000Mを57秒で逃げたスピードを上手にコントロールした横山典弘騎手が、末脚自慢のセイコーライコウにこそ差されるも、しっかりと能力全開で2着に入ったという印象的な競馬であった。

ちなみに、唯一の重賞勝ち鞍である門別のエーデルワイス賞を制した際の鞍上は、今、この競馬家族で一番乗れている和生騎手だった。

前走で丸山騎手と惜しい競馬をしたグレイトゲイナーだが、登録19頭中、各前々走までで丸山騎手が騎乗した馬は彼だけ。

森先生のことだから、地方所属なら吉原騎手だとか、欧州圏の渋い短期免許取得騎手がいればそちらに任せていたかもしれないが、今はそれはない。

びっくりするところであれば、それは愛弟子の松本大輝騎手くらいしか見当たらない。

 

ここ数年のスペシャリスト同士の決着にも、また、ここ10年で驚異9連対である1番人気馬が好走するとも限らない今年。

人気で唯一消えた2012年<勝ち馬はパドトロワ>の3歳牝馬・ビウイッチアスのように、近走実績や未知の魅力を買われ過ぎた斤量面のアドヴァンテージばかりに目が行く3歳馬には、少し警戒しておきたい。

とはいえ、3歳牡馬でも斤量差が最低で3kg上増しの古牡馬は簡単ではない。

古牝馬が一時期、当たり前のように勝っていたのは、そのためだろう。

 

460kg台で安定するこのキンシャサノキセキ産駒は、小器用な対応力で勝負できるタイプではなく、自分のイメージ通りの仕掛けで結果を出す、自発型スパート向きの新潟1000Mで、今までにない走りを見せてくれるはずだ。

特別戦はまだ6戦だけで、ハンディキャップ競走への参戦はまだなし。

斤量設定からして北九州記念の方が向いていると言えばそうだろうが、本格化するとやけに渋とくなった父のように、現在でも、条件馬にまだまだチャンスが訪れる数少ない重賞<近5年で前走条件戦の馬や条件馬が3割方馬券に絡んでいる>だから、得意そうな舞台では結果を出しておきたい。

 

ジュランビルも千直は初出走。

右回りの直線平坦コースを条件に、1200も使っていた5歳牝馬だが、前走は超高速の小倉とはいえ、1分7秒そこそこで乗り切っている。

まさか、この後に府中牝馬Sへ向かうとは思えない。

ちゃっかり、昨夏の阪神ではダートを使っている。

体重の増減が気になる馬だが、470kgを超えない方がいいのは確かだから、前走の456kgより減らなければ気にしなくていい。

そんな馬なのに、中2週以内のローテでもよく好走している。




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