2019年東京大賞典 回顧 - オメガパフューム、3歳4歳での連覇達成は中央所属馬としては初

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2019年東京大賞典 回顧 – オメガパフューム、3歳4歳での連覇達成は中央所属馬としては初

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今年も恒例の12月29日開催、暮れの大一番である第65回東京大賞典が行われ、ゴールドドリームと人気を分け合ったデムーロ騎手騎乗の2番人気オメガパフュームが、勝負所からジワっと押し上げ、先行勢を呑み込むと同時に、前崩れに乗じて台頭の地元勢ノンコノユメや勢いに乗る4歳モジアナフレイバーなどの追撃を凌ぎ、昨年の続く連覇を達成。

3歳4歳での連覇達成となると、船橋のアジュディミツオー以来の快挙。

意外にも、中央所属馬としては初めての記録となった。

稍重の勝ち時計は2:04.9。

管理する安田翔伍調教師は、中央ではまだGⅢ2勝のみも、武蔵野Sと昨年のオメガパフュームで制したシリウスSでのものであり、すでに父隆行師と鎬を削る、和製ダート版オブライエン親子の構図にも似てきたように思う。

それにしても、年々円熟味を増す1番人気でこれが引退の一戦となっていたゴールドドリームの500kgを大きく上回る馬体に対し、最初から小さめの馬だったとはいえ、この日のオメガパフュームの馬体重は451kg。

昨年は448kgであり、帝王賞を制した時もそれと同じ。

アドマイヤドンもダート馬らしい馬体ではなかったから、主戦として最も騎乗した安藤勝己元騎手も、芝への出戻りを早くから進言していたとされる。

デビュー戦で462kgの目方で走ってからというもの、晩春の平安Sで唯一同体重を記録した以外、450kg前後でこれだけ走り続けられる馬力の源は、一体何なのか。

ステイゴールドやサイレンススズカ、ディープインパクトもそうだったが、そういう小柄な馬たちに共通する勝負根性のようなものがあるのかもしれない。




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