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中京記念 -予想-

読了までの目安時間:約 4分

 

前走の驚異的な追い込みで人気になること必至のブラックムーンを筆頭に、3歳はもちろん4歳馬もおらず、唯一の若手扱いとなる5歳勢は過半数の9頭に上る。
人気になるのもこの組で、穴を開けるのも恐らく、この中で人気の盲点になっている馬のはず。

サンライズメジャーやワンアンドオンリーなど、気になる古馬勢もマークしつつ、グランシルクやグァンチャーレ、ダノンリバティなど、末脚の持続力にやや課題を抱える組が多く、良馬場濃厚で、いつもほどは末の長さは重要ではないにせよ、簡単に大外ブン回しが決まりそうな気配もしない。

翌週にクイーンSが控える番組の関係上<今年はいいメンバーが集まりそうだが>、牝馬のオープンクラスは滅多に出走してこないが、混戦に乗じて、夏のマイル戦に変貌してから2頭が馬券に絡んでいることを見ても、今の時期の迷える牡馬陣と対等に渡り合えるのではないかと思い、前々走で阪神のオープンを勝っているアスカビレンから入ってみたい。

中尾厩舎ということもあるのか、乗り替わりが多いという印象はなく、この馬もこれまで4人しか騎乗していない。
が、今回は久々にテン乗りの松山騎手という新たなカードを切ってきた。
浜中騎手も池添騎手も函館に約束があるというのもあるが、敢えて言わせてもらえれば、これまでは運よく同じ騎手が何度も乗っていたというだけ、なのかもしれない。

ただ、この馬のいいところは、父ブラックタイドという割には反応のいいところがあって、上がり33秒台の末脚は何度となく繰り出している点。
しかし、スウェプトオーヴァーボード×ナシュワン×カーリアンで牝馬となれば、相応の末脚を繰り出せような感じもあるが、そこにブラックタイドが入っただけで、少々安定感を欠くところがあり、6勝しながら、後の13敗は全て4着以下。
そろそろありそうな惜敗は、本格化直前の煮え切らない馬がスイッチが入ったかのように勝ち切った府中牝馬Sや大阪城Sでの4着時に、勝ち馬と同等の上がりであったということでも、何かハマる条件が重なれば、面白い穴馬になれる。

今回、馴れ合いはそこまで歓迎ではない彼女にとって、前走のヴィクトリアマイルが、浜中騎手とうまく馬群を捌いて勝ち切った六甲Sの内容と異なり、池添騎手の流れを読んだ好位付けという機転の利かせた策が、想像以上のスローで馬のリズムを壊す結果に終わったことで、同じ騎手が続くと下手に下げ過ぎる危険性はあるが、松山騎手はそこまで馬を知っているわけではないから、いいところを出すことだけに気を使い、スロー見え見えで追い込みの手には出ないように思う。

器用に立ち回った六甲Sの内容から、差し馬人気のこのレースで、同じ位置からの競馬は選択しないだろう。
キレるとはいえ、大外一気で末脚炸裂のタイプではなく、ショウリュウムーンやアルマデイヴァンのようにパワー優先の今の中京くらいの馬場状態で、能力全開というタイプにみえる。

◎アスカビレン
○グランシルク
▲グァンチャーレ
☆ブラックムーン
注ワンアンドオンリー
△ケントオー、ダノンリバティ、トウショウピスト

人気のないところでは、前走が関西馬としては異例の京都初連対がオープン戦というトウショウピストは面白い。
母は言わずと知れた夏女のシーイズトウショウであり、昨冬マイルを使った時はダートも併用していた低迷期で、体調もよくなかったようだ。
母もマイルは桜花賞だけ激走したように、シラオキ系に往々にして、背伸びした舞台で適距離を乗り越える力を秘めていることがある。
ヨハネスブルグ産駒は今夏も2歳戦で活躍中。また好走しても不思議はない。

 

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函館2歳S -予想-

読了までの目安時間:約 3分

 

カシアスを新馬戦で撫で切ったナンヨープランタンは、この時期にしては珍しく、1200新馬を大外強襲で制しているから、自力のある底力型という評価は得られるだろうし、岩田騎手も期待するはず。
おまけに、逃げて2着のカシアスも、そこで人気になっていたリンガラポップスも次戦楽勝だったから、それらを能力比較の対象とすると、中心にすべき存在だ。

問題は、昨年も差し馬と分かっている人気馬同士の決着で、接戦を制していた方が勝ったということ。
これは函館で新馬勝ちの2頭が順当に好走したレースで、その後2、3着馬が活躍。
福島からの転戦組ということで全くの人気薄だったタイムトリップも、差しを覚えながらの3着で後にオープン2勝なのだから、ローテに無理は生じても、カシアスなどは2戦目で策を変えて、前に壁を作る競馬で結果をすぐに出しているから、十分に逆転の芽はありそうだ。

ナンヨープランタンもカシアスも牡馬で、互いに大きな馬ではないが、前者がルーラーシップ×スペシャルウィーク、後者はキンシャサノキセキ×ディラントーマス。
かなり重厚なところは同等でも、1:09.7、8の持ち時計の馬が福島組も入れると5頭と異様な組み合わせの中にあって、メンバー最速の1:09.4のカシアスは、本質道悪対応の血統に限界点に近いスピード実績で、現状の力勝負では優位に戦える条件は整っている。

◎カシアス
○ナンヨープランタン
▲ジェッシージェニー
注パッセ
△サンダベンポート、アリア、デルマキセキ、ベイビーキャズ

当然、快時計の馬は1000M組にもいるが、カシアスの時計の方が、いくらか価値はあるか。
3戦目の不安か、2戦目の不安か。例年よりは、そのマイナス面の選択は力の評価で相殺されるだろう。
騎手の柔軟性も問われそうだ。
ダート勝ちのモルトアレグロは…。逃げると面白いだろうが、隼人騎手は奇策を好むタイプではない。

 

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瞬殺・サトノアラジンとシャイニングレイの矜持

読了までの目安時間:約 3分

 

ディープインパクトネタをもう一つ。
6歳と5歳の元クラシックホースが、晩年のサンデー産駒同様、短距離戦線に活路を見出し、成功を収めつつある。
それも、あの時持ち合わせていなかったディープ自慢のキレ味を誇示して…。

姉にエリザベス女王杯勝ちのあるラキシスを持つサトノアラジンは、下級条件では自慢の高性能エンジンを見せつけるがごとく、菊花賞後の準オープン戦こそ沈んだが、それを含めても【4201】と見事が成績を残していたのだが、殊オープンクラスでは、京王杯スプリングC優勝前まで【1224】と、姉以上に勝ち味の遅いところを出して、皆をがっくりさせていた。
5歳シーズンは、マイル路線で勝負するものの、前哨戦で頗るキレながら、本番ではアウチ…、という連続であった。

ところが、苦手とする中央場所の道悪で京王杯SCを負けた後、今度は本番の安田記念で、今までにない破壊力をもった末脚で、ロゴタイプ以下を一刀両断に切り捨てたのだ。

その1か月後、序盤モタモタしたのがウソのように、ゴール前ジェットエンジン全開で2歳時以来の重賞制覇を懸けた争いでセカンドテーブルを撫で斬ったのが、あの頃は…、いやずっと前の方で競馬していたシャイニングレイだった。
怪我でクラシックの挑戦権や普通にレースを走る権利さえ奪われた彼は、元よりシェルズレイ譲りの危険と隣り合わせの気性を考慮され、晩春辺りから目標をマイル以下の短距離戦に切り替えてきて、見事転身に成功した。

脚質に幅が出た理由。
それはほぼ間違いなく気性の問題とそのリスクを転換する作戦なので、より単純能力が求められる距離短縮の舞台では、良さはいかようにも引き出されるのである。
同時に、本質が変質したわけではないので、GⅠで同じことが毎度できるようなタイプでもない。
負けない策を持たない彼らにとって、今救いの手を借りずに自らの力で勝負手を探り当てた状況は、納得の結果を得ることがやっとできるようになっただけでも、陣営は自信をもって勝ちに拘る策を打てるから、気分が違うはずだ。

 

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