血統予想・コラム

JUST競馬予想ブログ

春のクラシックと福永祐一を考える<後編>

読了までの目安時間:約 3分

 

地方【1101】

中央【11010】

福永騎手の調子は普通だろう。

でも、ダービーを勝った。

勝負強さを勝ち取った。そう言いたい。

称賛するには、結果論だけではいけない面がある。特に、2000勝した騎手となると。

逃げる手を選んだ後に、いい反省の時間があった

そういえば、ルメールのキセキ、コパノリッキーの逃げ方でミステイクのあった戸崎、シュヴァルグランでの逃げでミソをつけた福永。

その後、他の騎手がいい乗り方をして結果を出したり、馬が変わってしまったりして、考え直しをした後に、素晴らしい才能と出会っている。

ライバルはいたけれども、自分の競馬に拘った

皐月賞はワグネリアンが全く走れなかったが、総じて、クラシック戦はここまで、力通りの結果になったところがある。

一番強い馬やその流れで一番適性のあった馬が、しっかりと結果を出した。

そのために、牡牝の結果の出方が違うのに、収まりのいいレース内容だったと総括できた部分もある。

客観的に見ても、恥ずかしい結果の出るような乗り方ではなかった

そもそも強い馬がいて、評価は後から考えれば結構間違っていたが、それでも、アーモンドアイとエポカドーロは、相手を見て戦うという戦法はとらなかったから、正しい形で走り抜くことが叶った。

それでも、ダービーは特別だった。

昨年のルメール騎手の大胆進出に代表されるように、今は、古くから残る格言に再び従うように、ダービーポジション18頭バージョンが、ほぼ毎年踏襲されている。

出会いの時期も、相手関係もどこかに縁がないといけないのがダービー。

福永騎手は、そういう考え事が増えやすいレースに挑むとき、割に合わない外枠の不利を完全に味方につける正攻法を選んだ。

残り1000Mくらいで、有力馬をしっかりと捉える位置に少し引いて、勝負所では彼らを追い詰める進出で、自分の流れに持ち込んだ。

筆者は感じた確信的勝機は、実は、福永騎手の中にもあったはず。

最後は一所懸命でも、勝負はその時にもう決まっていた気がする。

ダービーの勝者が味のないレースをすることはない。故に、美しさの極致が体現され続けるのだ。

 

タグ : 

コラム   コメント:0

アウトサンデーの人気馬とGⅠ連対馬

読了までの目安時間:約 3分

 

上位3番人気以内

フェブラリーS テイエムジンソク② クロフネ×フォーティナイナー

NHKマイルC タワーオブロンドン① ゴーンウェスト系×ネヴァーベンド系

安田記念 ①モズアスコット NoD4種クロス

宝塚記念 ①ミッキーロケット ヌレイエフクロス、②ワーザー サドラーズウェルズ直系

サンデー系の淘汰は勝手に進行するから、それほど問題にはならないのかもしれないが、違う血を持つ系統で、かつ、直系がサンデー系ではない馬の成功パターンは、是非ともマークしておきたいところ。

馬券戦略以前に、違う形をした別のキャラクターの登場は、そこに参加するしないに関わらず、大きな影響を持つものである。

事の本質は、条件が合う合わないの幅がはっきりと見えていることだろうか。

良馬場とはいえ、ある意味での重馬場化した状態でのタフなハイペースマッチで完全にリズムを崩されたテイエムジンソクが、その典型的な被害者であった。

サンデーサイレンスの入った2頭が、それも地方の交流GⅠにこのレースの前後で縁のある両者の競馬になり、2着ゴールドドリームは母父フレンチデピュティで近い関係にありながら、中京の時とは全く違う競馬になった。

その後の両者の立場は、月とスッポンである。

タワーオブロンドンは、アーリントンCの開催時期の変更も味方につけ、休養十分でそこに挑み快勝した。

さて、本番は…。直線で揉みくちゃにされ、全く競馬にならず。

伏線があるならば、朝日杯とトライアル両方の好走馬のマチカネホクシンが、母系に似たような血を持っていたことか。これは3着。

外からディープにぶち抜かれたことでも、まるで良さが出なかった。

伏兵で勝利の2頭には、重厚なノーザンダンサーの血が入り、クロスしている共通点があり、似た適性をワーザーも持っていた。

前走の内容だけではない理由でサンデー系が人気になり、厳しい争いに上がり目のある本格派血統の馬が台頭の構図は、馬場状態等を考えると、ある意味、これが普通であるべきという見方もできる。

 

コラム   コメント:0

怪しいGⅠの分析

読了までの目安時間:約 3分

 

ヴィクトリアマイル ジュールポレール

重賞未勝利馬による、レース史上初の優勝、連対達成。

3着の例はこれまで、

’17自身

’15ミナレット

’09ショウナンラノビア

’ブルーメンブラッド

ブルーメンブラッドは前走の阪神牝馬S2着馬で、秋にはGⅠ馬になった。

今年の3着馬である、レッドアヴァンセはそれと同じような戦績があったが、ストレイトガールのように不利があった年の3着から、その後連覇するようなはっきりとした武器のある馬ではない点で、極めて特異な結果と言える。

宝塚記念 ミッキーロケット

重賞1勝馬による勝利は95年のダンツシアトルと02年のダンツフレームがあるくらい。

時計と実績で上位人気だった2頭に比べ、枠順だけで大レースを制したこと自体が極めて異例の出来事。

ダンツシアトルの時も稍重で、いくらか縛りが解けるとはいえ、近1年以内での重賞連対1度のみの馬の好走そのものが、13年のカレンミロティックしかいないから普通ではない。

共通項はそれが中京の暮れの2000M重賞での連対実績ということになるが、何とも言えない。

調子がいいという声は聞かれていたし、ケイアイノーテックのパターンにある直前乗り替わりのGⅠ春初制覇も珍しいパターンだが、日本の小市民の一人である筆者には、この2頭の快走に今でも疑念がある。

人気のGⅠ実績馬の凡走や不発、勝負に挑む際に必要な際どい場面での勝負強さの点で、2着馬の方が遥かに格上のようで、勝負強さや持ちうる武器はGⅠ級だったと、レース後に気づかされるパターンは、あるようで意外とない。

何せ、先行馬よりマグレの確率が断然低い、中団グループの差し切り勝ちの類である点も、道悪は抜きにして、極めて珍しい。

道悪とて、時計が平凡だったわけではない。

歴代のハイレベル決着に及ばないまでも、良馬場のアヴェレージより上というタイムだった。

フロックという論理では、どうにも説明のつかない結果。

好走理由や血統に目を転じると、割れ気味の単勝オッズの中争われた一戦で、人気の主要種牡馬の産駒が勝ち切れず、違う傾向の大種牡馬の産駒が勝つという流れが同じ。

落としどころはその辺りしかない。

 

コラム   コメント:0