血統予想・コラム

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高松宮記念 -予想-

読了までの目安時間:約 5分

 


週も半ばになろうという時に、ちょうどこの3月末の開催になった最初の高松宮記念である2000年の勝ち馬・キングヘイローの死が伝えられた。

血統にも恵まれ、福永祐一の先生にもなったキングヘイローは、09年覇者のローレルゲレイロを送り出している。

今年はダイメイプリンセスが参戦する。

その当時と変わらないのが、

「4歳馬に辛い舞台」

ということ。

 

その例外的存在であるセイウンコウセイと父が見事に4歳時に制したショウナンカンプの仔・ラブカンプーなどが今年はいるが、ここに至るまでに古馬戦で定量の57を背負っていないダノンスマッシュのような馬がほとんどなのだ。

牝馬の55も厳しいから、フラワーパーク、ラインクラフトくらいしか牝馬は好走していない。

ダノンの父ロードカナロアは、仔が3歳GⅠで経験しているものを、古馬初戦のシルクロードSでハンディを背負わされる形で経験し克服するも、特殊過ぎた12年改修初年度の馬場にも手こずり、3着に敗れた。

何の因果か、これもキングヘイローに縁のあった福永騎手のお手馬であった。

 

福永騎手はミスターメロディに乗る。

因縁は巡り、これも4歳馬。重賞は勝っていないが、NHKマイルCでは4着。

地味な立ち位置に変わる今回、実はこの世代の最有力の存在にも思える。

 

55の5歳牝馬デアレガーロ。

前走の32kg増には振り回された印象も、その京都牝馬Sのレースレコードと勝ち方は、陣営が太目残りを明言する今となってみれば、かなりの好内容である。

 

マンハッタンカフェの産駒で、近親がこのレースを2勝しているドクターデヴィアスの一族。

母父スーヴェニアコピーはキングマンボと同配合であり、今で言うマイルCの位置づけにあったNZTを勝っているシェイクハンドがその全姉。

ただ、これは彼女の才能の本質をついたものではない。

 

デアレガーロは、中山の中距離戦をデビュー2連勝で、フラワーCでは当時、飛ぶ鳥を落とす勢いのファンディーナに次ぐ人気で登場している。

その頃から露見した距離への限界は、夏からの軌道修正で見事な転身へと繋がったが、その気性面の怪しさは全て、凱旋門賞連覇の怪物・アレッジドの4×3に起因するものであることは明らか。

 

3代父のリボーが傷一つ違いで、似たような戦績である点で、よく比較される両者。

ひいじいさんがアメリカ繋養後に、高齢になって、祖国に戻ろうとしたものの、搭乗拒否に等しい保険の問題が生ずるような荒ぶる気性が、この系統の特性であり、個性の最たるもの。

面白いのが、リボーは52年生まれで、祖父のトムロフルは65年のプリークネスS優勝馬と普通の流れだったのが、父ホイストザフラッグが生まれたのは68年、アレッジドがアメリカで生を受け、リボー同様に3歳で凱旋門賞を制したのは、まだ77年の秋なのだ。

極めて早いサイクルで、直系の血を競走能力で繋いだくらいだから、案外、凋落は早かったりする。

 

アレッジドが種牡馬になってから、ちょうど40年。

その4×3が成立するには、やはり、十分な時間を経て登場したデアレガーロは、あまり今では一般的ではなくなったセントサイモン系のクロスの強い配合で、前走は、底力を見せつけるような中団馬込みからの抜け出し。

キャリアの面を危惧する牝馬特有の懸念も、滅多に登場しない牝馬重賞の勝ち鞍のみの混合GⅠ勝者であるエンドスウィープ産駒のラインクラフト、スイープトウショウらの、牝系の良さとサンデーサイレンスや代表産駒キングヘイロのダンシングブレーヴという名馬を母父に持つ点に肖りつつ、アレッジドの奥にはシアトルスルーとノーザンダンサーがあるデアレガーロなら…。

 

底力の血が中山3勝の謎の戦績に凝縮されているなら、一気の馬体減に、父の負の歴史を払拭する超余裕残しからの連続大駆けに賭けてみたいという狙いもある。

ヘイローとノーザンダンサーが互いの良さを削いでいるような配合に思うナックビーナスも、ここに来て、時計面での進境が見られる。

連続好走できるようなタフさまではないモズスパーフレアを呑み込めるのは、必ずしも、名門厩舎の血縁者ではないだろう。

 

◎デアレガーロ

○ナックビーナス

▲ミスターメロディ

注アレスバローズ

△セイウンコウセイ、ダノンスマッシュ、レッツゴードンキ、ロジクライ

 

レース予想

日経賞 -予想-

読了までの目安時間:約 3分

 


さあ、エタリオウをどう駆るか、ミルコ。

1勝馬といえば、4歳になって京都記念を制し、ディープ地獄からの解放を喜ぶようにして、断然人気に武豊と共に応えたシックスセンスのようなこともある。

ただし、あれはあくまで広い京都の2200Mでの話。

 

エタリオウの父はステイゴールド。

グランプリコレクターの名を欲しいがままにした名種牡馬は、自身が何度も負けている舞台での何倍返しを痛快に思わせながら、6歳時の2着があっても1だけがないらしい記録を残したように、その仔も断然人気だったフェノーメノしか勝っていない。

 

苦手なのだろう。

スローが多い主要戦のステップレース。

ステイゴールドの敵は、いつも自分自身であった。エタリオウもまた然り。

 

強敵はその晩年の主戦たる武豊騎手跨るメイショウテッコンだろう。

シックスセンスの前例はほとんどデジャヴ。あいつの借りはあいつの友達と…、ばかりがここ四半世紀の競馬史である。

返り討ちという形になるだろうか。

オーナーの意向もあり、デムーロ騎手には縁のないメイショウの馬だから、エタリオウの敵に彼がなることはない。

 

3歳の梅花賞でメイショウがエタリオウの他負かしたサトノワルキューレは出世馬であり、人気になったジェシーは最近、また強くなったことを結果で示している。

先週と同じマンハッタンカフェの人気馬というのは、いささか気恥ずかし狙い目だが、あまりにも先行力のある馬が少ない。

 

たとえ、前走の強引な捲りをかますようなひどいスタートでも、正確に在るべきポジションを取れる武豊である。

何かを目標にしても、自分の決め手が見劣るという結果が続くメンバーの組み合わせ。

4歳でGⅡ勝ちのない2頭が55で、あとが56はあまり好材料とも言えないが、暮れの中山2500で決め手を見せた方のステイゴールド・ルックトゥワイスの方が怖いと見て、間に彼を仕込むことにする。

ついでに毎日杯も、ヴァンドギャルド、ウーリリらディープの間に、カナロア産駒のケイデンスコールでいく。

 

◎メイショウテッコン

○ルックトゥワイス

▲エタリオウ

注クリンチャー

△ゴーフォザサミット、サクラアンプルール、チェスナットコート

 

レース予想

未来を変える力 【騎手論】

読了までの目安時間:約 3分

 


藤岡佑介

驚きのシーン

ケイアイノーテックでの初GⅠ勝ちと、復活なったスマートオーディンとの阪急杯が印象深い。

昨年の重賞勝利は全て3番人気以下でのもので、この2頭も例外に漏れず。

裏を返せば、1番人気には応えられていないということで、6年以上も1番人気での重賞勝利はないのだ。

その驚きについて、本人がどう考えるか。

出会いにまだ恵まれていない点は、北村友一騎手と似ている。

 

クリストフ・ルメール

今年のベストライド

オーシャンS モズスパーフレア

11.4-21.5-32.3-43.7-55.1→1:07.1

武豊が前走で、

32.8-34.2→1:07.0

という能力を示したことが、彼らの指標であり、目的意識がテンのハイラップを生んだのだろうが、無理に行ったわけではないので、位置取りの厳しさが出た分の勝ち時計の誤差が、極めて小さかった点は、騎手として誇れる。

この日はその前後で色々なことが起きすぎたが、今週からはちゃんと働いてもらいたい。

 

武豊

リーディングを2か月間守った要因

ペース判断と折り合わせる技術は語るまでもないとして、トップランナーになった理由の一つが、ローカル騎手並みに逃げ切りが多いということ。

正月の7日間で、8勝中6つが逃げ切り。

逃げない方がいい馬がお手馬だったのが、逃げた方がいい場合が増えたと考えることもできるが、本質的に、上手に乗れないと逃げ切れないもの。伏兵での逃げ切りは、今年は一つしかない。

 

坂井瑠星

野中悠太郎

藤田菜七子

藤井勘一郎というジョーカー的ルーキーの登場で、例年より層の厚い新人世代が出現するも、2月の東京開催辺りから、この若手3人の評価が上がっている。

洗練されただけではなく、坂井の人気馬での好走率、野中の穴馬の馬券内率、藤田のキレの引き出し方の安定感が、それぞれ増加の印象。

異世界の経験値だけによるものではないだろう。坂井君に、皆早く追いつきたい。

 

川田、岩田がまずまずなのを褒めても仕方ないから、追記では西村淳也騎手を挙げておく。

小倉での大活躍を機に、勝率がトップテン内レベルに上昇。50勝したら、再度分析したい若手である。

連対率、勝率とも1割台の時もあった。

 

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