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JUST競馬予想ブログ – 血統予想・コラム

松と竹の系統

読了までの目安時間:約 3分

 

キングマンボ系は元気だったのかもしれないが、雨馬場があまりにも多すぎた10月は、ディープ産駒が開幕週の東京、京都で重賞をジャックしたのみで、出番は少なかった。

  • 秋華賞 ハービンジャー-ハーツクライ-ハービンジャー
  • 菊花賞 ルーラーシップ-ディープスカイ-ディープインパクト
  • 天皇賞 ブラックタイド-マルジュ-ステイゴールド

 
ポポカテペトルも特殊なディープという扱い。まさに異常事態。

3レースともサンデー系がワンツーではなかったというのは、アウトサンデー血統が3連勝した08年<ウォーエンブレム-ジャングルポケット-タニノギムレット>以来の出来事であり、当時は孫世代の質がまだ不安定だったから、秋華賞はジャングルポケット、以降は勝ち馬が1番人気に推されて勝利した。
時代は移ろい、サンデー2世勢揃いの時代にこの結果。
意味合いはまるで異なる。

ハービンジャーはまだこれからの若い種牡馬だが、ほとんどは10歳以上かすでに死んでいるから、この手の不穏な気配漂う厳しい馬場状態で、人気に応える馬を出したルーラーシップのキングカメハメハのラインは、現状、松の血筋と断言できるだろう。

ルーラーシップはともかく、ドゥラメンテやロードカナロアはレースレコードを出してGⅠを勝った馬である。
サンデー系に対抗しているだけではなく、それを取り込める血統背景を味方につけ、更には、伸びしろもあり、ダートも歓迎という万能性が、今後の発展をより加速させる要素となる。

サンデー系で生き残れそうなのは、ディープを除くとなると、ステイゴールドのクラシックホースの仔出しの良さに加え、ダートのトップホースをコンスタントに送り込むゴールドアリュールなど、池江パパラインの良血種牡馬が、今後のライバルになるか。
母父シンボリクリスエス対決で、今年はキングカメハメハが勝ったが、いずれこの同系配合の耐用性も、母父ブライアンズタイムで早速チャンピオンを送り込んだゴールドアリュールには、芯の強さを感じさせる部分がある。
そして、それはスマートファルコンに受け継がれ…。
同系とはいえ、ロベルト系とけんかしてはいけない。

 

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菊花賞 -回顧-

読了までの目安時間:約 5分

 

どこをどう見ればいいのかよくわからないレースになりそうなことはわかっていたが、想像をはるかに超えた馬場状態と展開、道悪の適性だけでは計ることのできない底力が問われ、同時に、菊花賞に至るまでのデムーロ騎手の臨機応変な対応力も手伝い、キセキが人気に応える結果になった。

道中は本命のポポカテペトルしか見ていなかったのだが、これが和田騎手の思っていた以上の馬場へのフィット感があったからか、非常に落ち着いた騎乗で、極めてオーソドックスなコースロスを避けた競馬に終始していた。
一方、元来上手に競馬をするということに向いていないところのある血筋が、前々走の日本レコード級の新潟2000M圧勝の根拠にもなっていたようなところもあったキセキは、もはや相手に合わせてどうにかなるような状況ではないから、これもまた仕掛けを絶妙に、先週のルメールが魅せたような強かな競馬で勝利を掴む結果になった。

それにしても、クリンチャーを前走で、思えば、キセキもあの新潟の衝撃的な走りを世代最高レベルと評価して予想の本線に加えていた連中が今回は来て、それで本命絡めた馬券を取りこぼすとは…、いやはや。
クリンチャーは前走でこそこういう競馬をしてほしいと思ったので、対抗の印を打ったのだが、キレ味勝負に個性を殺され、全く味のないトライアルであった。
それがどうだ。
隠れファンを除き、皐月賞の粘り腰を再評価する向きはプロの中にはあったようだが、ステイゴールドが内枠でうようよいる中で、平凡もいい30倍程度の単勝評価を藤岡(兄)騎手は、返って、皐月賞のような競馬に徹するのも面白いという風に捉えた節がある。

ウインガナドルが先行したところまでは見えていたが、正面では既に四位騎手のマイスタイルが先手を奪った。
以後はどう楽に走らせるかだから、大外のマイスタイルでも前に行けるわけで、恐らくこういう馬場での台頭をずっと目論んでいたはずのクリンチャー陣営には、4角では先頭にとりあえず立つための競馬に徹しようという意思を感じさせる内容になった。

思惑は叶い、内に入ったポポカテペトルや道悪でこそ面白そうなマイネルヴンシュ、ダンビュライトらと共に、自分がリードする形で結局最後まで叩き合いに関しては粘り込んだわけだから、これも非常に中身のある2着であった。
さすがはダービー馬とブライアンズタイムの血を併せ持つタフネスだ。

しかし。
こういうわけのわからない状況の時こそ、時計や相手関係を無視したような結果が、プラスの方向で出てくることもまた、GⅠのGⅠたる所以。
前回の不良馬場は断然人気のエピファネイア<後にJC圧勝>、完全に滑る馬場になっていた02年の落馬のあった年はヒシミラクル<春天、宝塚快勝>が制し、その前の道悪はというと、
94ナリタブライアン
90メジロマックイーン
85ミホシンザン
84シンボリルドルフ
と、競馬史に名を刻んだ時代のトップホースが燦然と居並んでいる。

シンザン、タケホープ、グリーングラスも道悪の菊花賞を制した。
クラシックレースではないものの、日本のトップホースになれる可能性を既に示しているキセキが、信じられないような環境の長距離戦で底力を発揮するのは、至極当然のことだったのだろう。
最近は、2000Mくらいの距離での実績も、時計ではなく、上がり勝負という概念ではない究極の後傾ラップの勝負になる京都の長丁場では重要となる傾向がある。
きさらぎ賞を勝った馬は、高確率でいい勝負になる。

思えば、父は香港の道悪のGⅠを圧勝した馬。母父ディープも阪神大賞典や宝塚記念は相当な道悪であった。
叔母のダイワエルシエーロも稍重オークスの優勝馬。
ただ一つ、ディープくらいしか人気に応えるだけのパンチ力にも似た図太さが不安視される向きもなくはなかったが、それはハードな時計勝負を、誰よりも楽に勝ち切った実績があったから、ここでは気にはならなかった。
兎にも角にも、怪我だけには出走18頭は気を付けてもらいたい。
ダービーよりハードな菊花賞は、故障馬を想像より沢山出してしまう傾向がある。

 

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レース回顧   コメント:0

菊花賞 -予想-

読了までの目安時間:約 5分

 

全兄は先週接戦をモノにして、静かに復活の狼煙を上げ始めたマウントロブソン。
どう考えても決め手が魅力のタイプではなく、長距離戦に自信を持っているはずの和田騎手には、気性面でやや癖の強いものを持っているベストアプローチで岩田騎手の継続騎乗が決まったことは、実についているとも言える。
前走は、最近地味に菊花賞に繋がる新潟2200Mの1000万条件を、正攻法の抜け出しで快勝しているポポカテペトルでも、ここはチャンス十分だろう。

実は、ベストアプローチとポポカテペトル、一応登録するも除外となったダノンディスタンスらには、ちょっとした因縁がある。
年末のグランプリデーの裏の阪神2000M戦は、サトノダイヤモンドが改めて素晴らしい才能があると示した舞台として知られるが、昨年そこで勝ったのが、除外のダノンディスタンス。鞍上は機転を利かせて逃げた和田騎手だった。
当時まだ評価は平凡だったポポカテペトルは、スローペースにはまって差し損ねての5着。
人気に推されたのが、京都2歳S3着の実績のあったベストアプローチ。
ここで2着してからというもの、勝利とは縁遠く、トライアルでやけにいい走りをする面を見せている。

時間が経過し、それぞれに特性というものが見えてきた中で、一番実績を上げた人気のベストアプローチは、あの時勝負強さを見せられなかったことで、ずっと差して見せ場を作るまでの競馬が続いている。
シュウジが根性を見せた週の阪神だったから、良回復とはいえ、時計平凡のスローペースらしい結果で、あまりみんな冴えないのでは思っていると、このポポカテペトルが3勝している以外にも、何だかんだでほぼ全ての馬が2勝しているのである。

やや低調な路線の傾向とすれば、本来の出世レースとしての、少し前までのホープフルSくらいのレース格は確実に保っているように感じる。
その中でここに出てきた2頭は、レイデオロにもアドミラブルにも完敗だが、青葉賞でそれぞれ掲示板に入った馬。
このレースが世代のトップクラスの高水準とされる展開だったから、ダービーとは直結するけれども、ダービー馬が勝つのは当たり前のところのある神戸新聞杯組は、秋になっても変化しない流れの中に置かれるので、いい経験を積むことはできても、勝ち運を引き当てることに、ベストアプローチ自身はここでも失敗したままでの参戦となってしまった。

一方、どこが成長曲線の頂点になるのか判然としない傾向を兄が示しているポポカテペトルの方は、新潟で時計の出始めた頃とはいえ、2:11.7の走破時計、当然の平均より遅い流れからの後半4F11秒台のみという中身の濃いレースで、古馬を完封しているのは、和田騎手の現状の立ち位置から、強気に出る以外の手が考えられない。

あまり安定感のないタイプながら、道悪の菊花賞になった時は、決まって時計のある馬か人気の中心の馬の競馬になる点でも、1000万で接戦を勝ち上がったくらいでは容易に対応できない傾向も含め、ちゃんと信用できる上がり馬は、あとは+32kgで3勝目を挙げた青葉賞7着のトリコロールブルーくらいからと感じる。
皐月賞もダービーも特殊なレースで、皐月賞1、3着馬は出てきたが、2着馬は富士Sに参戦。
ダービーはレースの質そのものは軽かったが、2、3着馬は間に合わなかったか、競走能力を失う故障に見舞われてしまった。

どの道、GⅠで消耗してしまっては、ここで出番はない。
混戦ながら、使えるカードが少ない中で、タフな3000M戦に耐えきれそうな馬は、彼らに絞られると考える。

◎ポポカテペトル
○ベストアプローチ
▲ダンビュライト
注サトノクロニクル
△トリコロールブルー、マイネルヴンシュ、ミッキースワロー、アルアイン

人気馬は絡んでくるだろうが、3枠に並んだステイゴールド以外、あまり勝ち運に恵まれなかった組に出番がある舞台のように思う。
セントライト記念組は、今年に関しては、神戸新聞杯と互角だろうから、キレなかった順に押さえておくのが、パンパン馬場は有り得ない菊の正しい狙い目だろう。

 

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菊花賞的穴馬の傾向

読了までの目安時間:約 3分

 

10 ⑦-①(ローズキングダム)-<⑬76.0倍 ビートブラック>
・ダービー馬回避
・スローの前残り
・ビートブラック:前走阪神2400(稍)1000万①/ダートデビュー

08 ①(オウケンブルースリ)-<⑮37.7倍 フローテーション>-⑨
・ダービー連対馬回避
・猛ペース→超中弛みの変則的な消耗戦
・フローテーション:萩S(稍)①、スプリングS② 京都1戦1勝

06 <⑧44.2倍 ソングオブウインド>-②-③
・①2.0倍 メイショウサムソン<好位抜け出し・4着>
・レコードペースの超ハイレベル決戦
・ソングオブウインド:前走神戸新聞杯③<中京2000>、ラジオNIKKEI賞②(重)/ダートデビュー

05 ①-<⑥50.3倍 アドマイヤジャパン>-③
・ダービー上位組ほぼ安泰
・常識的な長距離戦の流れ
・アドマイヤジャパン:前走神戸新聞杯⑤、京成杯①(不)/キャリア全て芝2000M以上

04 <⑧45.1倍 デルタブルース>-④-⑥
・①2.7倍 ハーツクライ<後方から伸びきれず・7着>
・ダービー勝ち馬以外ほぼ安泰
・常識的な長距離戦の流れ
・デルタブルース:前走中山2500M 1000万①/道悪【1101】(着外は重馬場の京都マイルの新馬戦)

02 <⑩36.6倍 ヒシミラクル>-<⑯91.3倍 ファストタテヤマ>-③
・①2.5倍 ノーリーズン<スタート直後落馬・中止>
・ダービー上位組回避
・猛ペース→中弛みの変則的な消耗戦
・ヒシミラクル:5月初勝利後の2戦目、阪神2200M 500万①は、宝塚記念のタイムを凌ぐ開催ベストタイムでのもの。3勝馬。
・ファストタテヤマ:京都【2001】 全て重賞、着外のシンザン記念の勝ち馬はタニノギムレット。

01 ⑥-<⑪114倍 マイネルデスポット>-③
・①2.3倍 ジャングルポケット<中団から伸び一息・4着>
・ダービー上位組安泰
・2000M通過2分7秒台の超後傾ラップ
・マイネルデスポット:京都【1131】 最低着順4着、初勝利が京都2200M逃げ切り、前走京都2400M 1000万③の走破タイムは2:24.3。

今世紀の穴傾向は単純。
京都、道悪、長距離実績がオッズに反映されていなければ、ドンと買い!である。

 

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菊花賞展望

読了までの目安時間:約 3分

 

今から抗ってもスタミナがつくことはないだろう。
高速決着という共通項を無視した段取りで、少なくとも春の実績馬が栄冠を手にすることはないのだ。
先行して粘り強い馬であれば、皐月賞かダービーで好走していれば勝負になる。

レベルの高い年であればそうなるところだが、今年の3歳牡馬はそれほど信用できない。
朝日杯
サトノアレス-モンドキャンノ-ボンセルヴィーソ
皐月賞
アルライン-ペルシアンナイト-ダンビュライト
ダービー
レイデオロ-スワーヴリチャード-アドミラブル

昨年が平穏だっただけに、この激変ぶりにはちょっとびっくりなのだが、第一、2000M以下の2戦は断然の1番人気が牝馬だったくらいのレベルである。
9頭バラバラという例は、近30年でも07年の牝馬がやたらと強い年しかなかった。
その前は何度か見られるが、あまりにも時代が古すぎる。

牝馬が強い年…。
07年はダービー牡馬最先着馬と春のクラシック未参戦馬のワンツースリー。
押さえるべきは、キレ負けがOKでも、差し合って迫力で見劣ってはならないということ。
アドマイヤオーラはダイワスカーレットをシンザン記念で負かしたものの、彼女に敗れたウオッカに、ダービーでは相手にして貰えなかった。

今年は、かなり特殊な春二冠だったから、朝日杯からの連動性でいうと、ノンコネクションクラシックといった雰囲気だ。
元々特異な傾向を示している菊花賞は、データでどう拾うべきか悩みどころではあるものの、ダービー馬の積極的回避の年は、決まって、実績上位馬が強いというデータもある。
サトノダイヤモンド
エピファネイア
アサクサキングス

オウケンブルースリにしても結局は、本命馬として挑んだ菊花賞。
神戸新聞杯で2、3着というのが、ここ数年のトレンドではあるが…。
キセキというジョーカーが何をしでかすか分からない部分を除いて、さて、異例の年の菊花賞は、一体どんな結末を迎えるのか。
セントライト記念組は、上位3頭の適性が本番とは違いそうで、混戦ならサトノクロニクルでも間に合ってしまうかもしれない。
ダンビュライトやベストアプローチが神戸新聞杯で伸びてくれば、血統からも見せ場を作れる可能性はある。

 

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