札幌記念2026の予想と出走予定馬の最終追い切り評価を行っていきます。
過去結果を見ても荒れる傾向のある中、有力な登録馬の中から鉄板軸馬とされる外厩仕上げの本命馬や消去法で消すべき馬、本命をも超える可能性のある穴馬をデータ分析!
歴代勝ち馬のサインを見逃さず、予想オッズを見ながら過去配当を超える払い戻しを狙っていきましょう。
| レース名 | 第62回札幌記念(GⅡ) |
| 距離 | 芝2,000m |
| コース | 右回り |
| 開催場所 | 札幌競馬場 |
| グレード | 重賞(G2) |
| 日程 | 2026年8月16日(日) |
| 発走時間 | 15時45分 |
| 賞金 | 7,000万円 |
| レコードタイム | 1:58.6 |
札幌記念2026 予想 - 過去10年のデータ傾向
連敗はまだ続くのか
今年もオッズが割れそうな組み合わせになるが、スピードのショウヘイ、イガッチらに対し、タフな末脚が持ち味のアドマイヤテラ、シェイクユアハート、ローシャムパークが洋芝戦で対戦する構図は興味深くもある。
距離適性なども含め、あくまでも凱旋門賞のプレップであることは明白なアドマイヤテラに関しては、武豊騎手がここも次戦も手が空いていないことも含め、人気集中はあり得ない状況。
そこに追い打ちをかける要素に挙げられるのが、この札幌記念での1番人気馬・14連敗の怖すぎるジンクス。
1番人気馬はその前はかなりの高勝率であったものが、ブエナビスタが凱旋門賞挑戦を断然せざるを得なくなった2009年2着敗戦から、アーネストリー、トーセンジョーダンは人気に応えたが、いずれも、後の実績からすると2着馬とは少差。
猛烈な時計勝負で勝った馬の割には…、というだけのことだが。
以降は、2着が計5度、3着3度など込みで全敗。
ゴールドシップ、モーリス、ラヴズオンリーユーらに共通する5歳のG1馬という死角は、後のG1勝利で容易に打ち消せる。
ここ数年は、より乱戦模様であり、勝った実績で売れると見事に消える現象も続き、これだけは勘弁願いたい外的要因による避けられぬ敗戦という構図は、案外、長引きそうである。
長めの距離でのG1実績で売れる場合は、いつも、少し割り引きが必要なのかもしれない。
いつもこのパターンで1番人気は敗れている。
数の割に不安要素は多いが、本流の路線であることには変わりない
4歳の時のジャックドール<道悪の翌年はプログノーシスらに粉砕され惨敗>だとか、人気になったことで敗れたヤマカツエース<キングカメハメハの仔は夏が苦手な馬がなぜか多かった>などは、中京の金鯱賞を勝って、大阪杯は好走止まりも、ここで強敵を相手に、人気勢には先着して見せた。
その他でも負けている馬が多いから、休み明けという今では少し微妙な要素で割り引いても、あまり強気になれるローテではないのかもしれないが、その金鯱賞勝ちしたという共通点があることも影響してか、そこそこ、大阪杯では人気になっていた。
本来は、10F路線の重要な路線であるが、新潟記念の別定レースの斤量設定変化と同じくらい、北海道も暑いから…、ということで、そこで小回りがいいのか、ワンターン戦がいいのかとなり、新潟記念に流れていくが、この先には、トリッキーな東京の天皇賞や小回りに近い香港Cが続くのだから、本当は、こちらで結果を出した方がいい。
ショウヘイはアメリカジョッキークラブC快勝で人気になったが、その前も重賞実績があったような馬。
人気になる過ぎると、前走は一体<4番人気10着>…、という話にもなってくるが、ヤマカツエースよりか、幾らか強いと思います。(笑)
信用できない結果が多い函館記念で負けていた馬が案外巻き返してくる
函館記念組で勝利したのは、近年では、ネオリアリズム、サクラアンプルール、トップナイフなど、見事に、人気のあるなしに関わらず、前走がパッとしなかった面々が居並ぶ。
連続好走は武豊騎手継続で連勝のトウケイヘイロー<函館開催の札幌記念はエゲつない道悪>だとかファインモーション<5歳時に2、1着>だとか、岩田父のダービーフィズくらいしか見当たらない。
斤量設定も関わるが、メンバーの質というより、札幌特有の緩いコーナーが影響している可能性もある。
今年はダートを挟んだイガッチに、ここでも期待したいマジックサンズ<密かに前回も本命>と昨年3着のアラタは、洋芝実績もあるから、穴でこそ要注意。
とりわけ、道悪でも重賞を勝っている東京のG1連対実績のあるマジックサンズは軽視禁物であろう。
折り合いに課題のあるタイプだけに、距離短縮のNHKマイルCは鞍上でアイディアでハマった部分もあったが、総じて、決め手比べを試みると、帯に短し襷に長しで、特定条件がハマる印象。
中山の京成杯オータムHも合いそうだが、ダラダラ脚を使うことなく回ってくると、小回りで少し吹かしながらというより、じっくり仕掛けて、直線から一気に抜け出してくる札幌の形態は合いそう。
インでじっくり溜めていた前走は、途中からステーブルメイトになったファウストラーゼン<加えて、その鞍上が初重賞制覇が懸かる弟の妹弟子である小林美駒騎手というのもあった>に気を遣った乗り方をしたように思えたから、今回は一緒に走れないからこそ、末脚炸裂の形は今回は見つけやすいという雰囲気もしてこないわけではない。
札幌記念2026 予想 - 出走予定馬の血統/成績/タイム
衝撃のイン強襲で痛みを伴う勲章を得た洋芝巧者の再現を狙う息子は違う策をとるかどうか
マジックサンズの血統
お馴染み、サンプリンセス=バレークイーンのクラシック血脈。
その華麗なるファミリーの継承者であるフサイチミニヨン<もう遠い昔の記憶に残るのみの田原成貴厩舎の馬>は、まるで、競走に適した肉体を持っていなかったので、ダートで後ろの方を走るだけで終わってしまったが、2番仔であるアンブロワーズが、新馬→函館2歳Sを連勝し、調整が難しい阪神ジュベナイルフィリーズ直行ローテでも、後の桜花賞馬・ラインクラフトを制し、ショウナンパントルらと横並び僅差の2着とした。
古馬になって、特別2勝を挙げたが、
早期完成の欧州系らしさを見せた一頭であり、
キングカメハメハ産駒のコナブリュワーズ<マジックサンズの母>
に関しては、
その残り少ない成長の伸びしろの部分だけを引き継ぐように、
函館2歳S母娘制覇には失敗も、条件戦のみでも4勝で、
サンデーサイレンスの前向きさを得ないと、
総じて晩生のキングマンボ系だから、
血統のイメージ通りに走っているところもある。
サンデーのクロスを抱えるマジックサンズは、祖母と同じ様に、デビュー2連勝は洋芝の競馬であり、3戦目は一頓挫あって、暮れのG1というところも同じ。
ただ、巧く溜めを利かせることに成功すると、決め打ちを炸裂させることでは、このファミリーの特性とキズナ自身のキャラとで、見事なまでにリンクするから、まだまだ期待できる部分が洋芝でこそという狙い目である場合、こうした舞台でこそ狙いたい1頭なのかもしれない。
思われたよりも、新潟記念にメンバーが流れたことも、好機であるを思う根拠になっている。
札幌記念2026 予想 - レース展開と最終予想
難しい馬には変わりない。
新馬戦で佐々木大輔騎手が乗っていた頃から、早速、全速力で馬込み突っ込んでいきそうになっていた。
当初は、全体のリズムがもっと優しかったから、妙なキャラ付けが生じる場面もなかったマジックサンズは、戦うごとにいい意味での変化だけでなく、乗り難しさが強調されるような性質ばかりがクローズアップされてきて、三代目主戦・横山和生騎手でも、3戦未勝利である。
掛かりすぎる性格が強調されたことで、武豊騎手がNHKマイルCで差し追い込みの展開になることが見えていた場面では、アイディアも超一流のイン強襲で、魅せる1勝を挙げかけたが、脚を使わせないというリズムが馬には合っていたが、真っすぐ走らせてあげないとモタモタしやすい部分も少し見えてきて、以降は内枠ばかりだから、掛かることを恐れると馬が行かなくなり、馬群で我慢を強いると少しエキサイトし…、完全に癖馬扱いとなってしまった。
乗り手としては、3人目の和生騎手も腕白な後方一気や小回りの競馬で高精度の捲りを炸裂されるような引き出しもあるので、逃げに一家言を持つ一族でもあるから、難しい馬へのアプローチにそれ相応の引き出しと実績があるものの、課題はまず、馬のやる気を引き出すことから再スタートの感じもある。
中山記念から手が替わり、押し込まれるのが怖いタイプでも、前走東京新聞杯で何もなく回ってきただけのレースの後で、そこは馬もほぼほぼ傷めることはない名手が乗った後とはいえ、気持ちを引き出すために、少し叱咤しながら、ラチ沿いの好位抜け出しを敢行。
前が詰まりそうになったというか、スムーズさとはまるで縁のない立ち回りになったが、勝ったレーベンスティールも似たよな進路取りだったから、注文を付けるには十分な結果と言える6着。
次がエプソムCで、これは少しも揉まれて掛かったが、外からルメール騎手で同じ馬主のトロヴァトーレに上手に蓋をされながら、負けじと上手に外目で外1頭置く形のまま、末脚を伸ばした直線は、大接戦でレガーロデルシエロだけ強烈に追い込んできた展開で目立たなかったものの、内容ある4着。
普通の競馬は出来たが、NHKマイルCで走破タイム・1:31.7は勝ったパンジャタワーと同じ持ちタイムではあるものの、同質の才能はないという結論でもあった。
東京が合わないということはないが、時計が速いというのは、父やこのファミリーの特性から言って、本質的な上限があったように映った。
不振のファウストラーゼンに苦心の鞍上選択で妙案を見つけた陣営の結果ファインプレーとなった函館記念で、須貝厩舎の人気のある方だったマジックサンズは、外に出せる場面はなかったとはいえ、また、馬主が異なるとは言いつつ、手応えはある程度残っている中で、内から外へ張って行く場面は作れなかったわけでもないが、和生騎手も明らかな敗因に繋がるロスを生む状況だと理解しつつ、自分が勝つためにそれを選択しなかった感じもあった。
結果、前はある程度潰れ、少し前にいたピースワンデュック<快速型ではないが、他の馬では潰れる展開でもある程度は残れる>には粘られてしまったが、厳しい進路取りの中で、今回が出てこないケイアイセナ・4着 も捉え切れなかったものの、やはり、使える脚は短いとはいえ、500kgを超える雄大な馬体を誇るマジックサンズには、同じ勝負服の同期のダービー馬・クロワデュノールのような正攻法の形が、本来は合うような気もしてきた。
戻すならば、外から勇ましい捲り上げで、堂々、大外を伸びてくるマジックサンズが本来の姿。
そこに戻すために、インサイドアウトの小回り競馬の常道、芝競馬の原理原則論を当てはめた時、マジックサンズという馬は、少し不器用なところもある。
この馬は冬に少し太ってしまうところもあって、前走の函館記念はエプソムCでも増やしてしまっていた分も含め、いくらか、当日移動はない環境も考えた作り<マイナス14kgは少しびっくり>であったが、これはレジェンドが勝ちかけたマイルCと同じ馬体重。
先述の母系のキャラからして、ある程度、早期に出来上がる系統なのだから、自身の体調がパフォーマンスに直結する。
新馬戦も強かったが、アルマヴェローチェに出し抜かれかけた<自分は大外に出したから、隙を突かれたとも言える>札幌2歳Sを勝ち切ったことも、ホープフルSでクロワデュノールに続く高い評価を受けたのも納得。
ただ、休み明けとはいえ、皐月賞は暖かくない時期の動きが悪いこともあって16番人気だった。
最近、人気になると大きくその支持を下回る競馬が多かったが、じっくり仕掛けられる札幌で、通るコースを見極めて、鞍上が丁寧に仕掛けた時、2年前のあの走りが戻ってくると期待する。
前回は、脚の溜め方に再び注文を付けて、ある程度、失敗を覚悟したイン強襲でもあったような気がする。
こうした後の横山家の名人たちは、大抵、策そのものを変えてくるから要注意である。
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