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新潟記念2026【予想】|過去10年のデータ傾向と有利な枠/出走予定馬の最終追い切り

読了までの目安時間:約 15分

 

新潟記念2026の予想と出走予定馬の最終追い切り評価を行っていきます。
過去結果を見ても荒れる傾向のある中、有力な登録馬の中から鉄板軸馬とされる外厩仕上げの本命馬や消去法で消すべき馬、本命をも超える可能性のある穴馬をデータ分析!
歴代勝ち馬のサインを見逃さず、予想オッズを見ながら過去配当を超える払い戻しを狙っていきましょう。

レース名第62回新潟記念(GⅢ)
距離芝2,000m
コース左回り(外)
開催場所新潟競馬場
グレード重賞(G3)
日程2026年8月30日(日)
発走時間15時45分
賞金4,300万円
レコードタイム1:57.0

新潟記念2026 予想 - 過去10年のデータ傾向

別定初年度の昨年は堅かったが、トラックバイアス次第では恒常的に波乱含みの見解が正解か

1番人気の連対<=昨年の2着:後の菊花賞馬であるエネルジコ>というのは、意外なことに、2018年の有馬記念を勝つその前々走で出てきたブラストワンピース以来であり、出世しているということでも期待大の予感なのだが、いつの間にか、通常のローテというか、菊花賞トライアルのいずれか、もしくは毎日王冠など散った関係で、いくらか斤量利の得られるはずの期待すべき3歳馬は、ほぼほぼいなくなってしまった。
 
波乱含みに輪を掛けるように、2番人気が好走率で1番人気と同等レベルなのに対し、勝ち数では、1番人気の1勝を圧倒するように、半分5勝であるから、別定に変わったとて、同じ時期のレースである以上、余程の才能がない限りは…。
ロデオドライブをどう評価すべきか、このレースは、ここ10年ほどしか騎乗期間がないとはいえ、ルメール騎手が人気になりすぎては、消えるということを繰り返してきたので、距離適性も含めて、どこまで信用するのかが鍵となりそう。
他の馬があまり信用できない分の上増し分を想定できる以上、本気の狙いはここでは避けたい。
ゾロアストロだって、ポテンシャル的には1番人気もなくはないが、持っている箔も違うから、これも人気になりすぎるようでは少し怖いが、こちらはよく来るダービー組なので、拾うしかないか。

ジョーカーの眠る別路線組の選択

ここ2年は、特殊なローテで登場の牝馬が、その限定カテゴリーからの転戦で見事勝利。
ちなみに、人気になってこけたわけではないが、大事件を起こして、レース前に退場していったのも牝馬。
落馬事故から奇跡の復活を遂げたシンリョクカの年は、人気に推された3歳のライトバックの放馬。
昨年も、似たような事故が起きて、ヴィクトリアマイル好走のシランケドを気持ちよく走らせてあげるためなのか、似たような戦法を取りがちなクイーンズウォークがフェードアウトしてしまっていた。
 
シンリョクカは無事だったなら、旧マーメイドSなりクイーンSなど、ヴィクトリアマイルからの転戦は想定内でも、ここに回ってこなかった可能性もあるが、シランケドが狙い撃ったローテーション。
秋の天皇賞でも期待通りに末脚を爆発させていたが、3歳の有望株に同じくらいの脚を使われてしまったから、無念の4着。
シンリョクカもエリザベス女王杯好走で、以降は振るわなかったが、縁あって出てきた舞台で、生涯最初で最後の重賞タイトルを得たというのも、心に響くものがあった。
 
頑張りの程度にもよるが、主要路線から転じてきたのだとすれば、3歳戦線の組は当然狙いやすい設定だから、ロデオドライブはまず押さえる必要があって、しらさぎSの前後はほぼ用なしでも、中山記念はまともに競馬していたというくらいに揉まれながらもファイトしていたチェルヴィニアは悪くない。
ただ、本質的には適鞍が少ないはずのアーバンシックが、久々にワンターン戦に登場で<秋天5着、2歳1勝クラス・百日草特別勝ち>、こんなものにすがるしか道がなくなっているように思われているならば、金鯱賞何もなしには目を瞑って、有力とはあまりみなされない立場をここは買いたい。
そうした実績のある馬であるなら、シランケドもそうだが、ハンデ戦ではない分だけ、いくらかはオッズ面に融通を利かせて、弾力的な判断を我々もすべきと、勝手に提唱しておこうと思う。

左回り、新潟というだけで来る馬は、少額でもいいから押さえておきたい

2着に入ってきたセレシオン、ジナンボーといったサウスポーたちは、そうした性質を見極めた陣営が、前走もこのような特殊である左回りのワンターン戦に使っていて、ここでもそれなりの支持を集めていた。
3着に入ってきたサンレイポケットの実績も、左回りに良績集中で、ここと同じスタンスの新潟大賞典を翌春制することにもなった。
 
脚部不安を抱え、そうした性質をファミリー共通の課題と指摘してきたところのあるセレシオンは、故障明けでも新潟の条件で好走しているような馬。
最後は残念だったが、新潟3連続出走全て好走の季節は、陣営の努力が実った大いなる成果にもなった。
 
かなり怪しい馬になってしまったステレンボッシュも買うことにはなるのだろうが、エプソムC組は昔ほどは来ない印象で、人気になって接戦を落としたアストラエンブレム<ルメール騎乗>と見比べても、それならば、新潟大賞典は駆けて、ジューンSはオープンで初の58であったバレエマスターが、変に人気を落とすようだと、たまにしか走れないタイプだけに、狙い目になりそう。
秋にオープンの適鞍はないため、巧者の類は、ここに集結するわけだが、これだけ怪しいG1馬ばかり来ると、新潟大賞典自体がそうだったように、急に、伏兵が出張ってくることも考えられる。
パターンが見えている中で、一番危険なG1馬の相手には、スイッチがどこにあるかは見えていても、ハマり待ちのようなところのある伏兵であったところで、罰は当たらないような気がする。

新潟記念2026 予想 - 出走予定馬の血統/成績/タイム

何とも、評価の難しいG1馬ばかりが集まれば、最も深刻な悩みを抱えるこの馬も推せる

アーバンシックの血統

言わずと知れた、世界のホースマンにとっても、もっと有名な日本調教馬であるディープインパクトのファミリー出身。
その母にあたるウインドインハーヘアを3代母に持つアーバンシックは、実質、完全同血と配合的評価を与えることのできるいとこのレガレイラと、本来は、似たような成長曲線を描くべきところ、このファミリーの特性である、早め完成と勘違いさせるほどの前向きさに似た面はあっても、レガレイラとは見た目からして違う、ワイルドなフィジカル的特性も含め、やんちゃなままに菊花賞まで勝ってしまったことで、低迷期を迎えることとなった。
 
ハーツクライの直系であるから、完成は当然早くはない。
父スワーヴリチャード自身も、四位元騎手の教育が行き届いていたからこその、古馬になってから、本流ど真ん中の中長距離カテゴリーでのG1・2勝の好結果につながったと言える。
皐月賞前に新馬勝ちをしていない上に、2勝にとどまった重賞連対馬の括りでは、見事に仔のアーバンシックとよく似た傾向を示したとできるが、こちらは皐月賞で納得できるレベルの4着と好走。
ジタバタしたまま終わったスワーヴリチャードの皐月賞とは、レコード決着の部分は共通でも、本質的に、距離延長でフィットしないタイプであったのは明らかだろう。
おまけに、小回りだと自滅するところもよく似ているから、肉体構造的にも、レガレイラはディープインパクトの方に近いし、こちらは当然、血統的に更に強い影響を受けるハーツクライの性質に似ているのだろう。
 
器用でないことは別に不利でも何でもないが、当然、守備範囲は狭まる。
コーナー4つ以上競馬で中長距離戦が組まれるのは、どの国の競馬でもスタンダートな仕組みであるのだから、こうした特異な条件で再浮上のきっかけを掴まないといけない。
ワンターンでG1を3勝のジャスタウェイと、距離適性の上では、大きく差がないという認識でいる筆者とすれば、秋の天皇賞5着という結果に、何の違和感もない。
血統構成上も、こうした舞台での才能爆発に期待を出来る配合である以上、また同じ轍を踏むことになりそうだが<昨年本命のダノンベルーガは、ここで惨敗した結果、完全に終わってしまった感じがした>、早期のシックスペンスだって、フランスに渡って頑張っているのだから、早々、不貞腐れてはいけないのである、とここは応援を兼ねて、期待感を申し添えておきたい。

新潟記念2026 予想 - レース展開と最終予想

筆者だけでなく、出走している全てのレースを多くのファンは見ているわけだが、いつも、道中はここにいて…、という確認作業までしているわけではない。
しかし、明るい栗毛のアーバンシックは、どういう結果となっても、道中でいつも目立つから、誰でも目視くらいはしている。
白毛より目立つわけではないが、似たような見た目の芦毛の馬と同じように、茶色い毛色をしていないから、顔も派手だし、確認するまでもなく、多くの観戦者は自然な形で、その存在を認識してきた。
 
ところが、暴れ馬まくった3歳秋を境に、この馬はすっかり平凡な馬に成り下がっている。
タイプ分類は正確には難しいのかもしれないが、やる気そのものを失ったような敗戦も多いから、見た目に反して、単に尻すぼみの傾向であるから、昨秋の天皇賞では、14頭立ての11番人気だった。
しかし、若き才能・プーシャンがそれとなく走らせてみると、先入観がなかったのもよかったのかもしれないが、人気馬マークのスタンス<実質的には、そうしたポジショニングの方が馬も走りやすいという総合的判断が優先されただけでもある>から、伸び負けというほどは負けていない5着。
 
この際の馬体重である514kgというのは、デビュー当初とあまり変わり映えしない数字ということもあって、いかにも成長していない印象を与える一方、どんな馬でも、大きくなるとは限らないという先入観こそが、この馬の伸びしろを奪ってしまった一部分のような気もする。
豊かな才能の持ち主とは言え、どう見ても窮屈なコーナー4つ以上の立ち回りを歓迎するようなタイプではないから、そこで香港を含めて、13戦した中で11度もこの手の小回りや大箱でもテクニックが必要な舞台でもある東京2400のようなステージ挑んでは、多くの敗戦を重ねてきたのだから、気の毒と言えばそうなる。
 
ノーザンファーム産のクラブ馬の宿命か、必ずしも適鞍でなくとも、準備されている中で、与えられた環境で結果を出さなければ、組織内の全体ランクも上がらないから、立場は苦しくなるのは仕方ない。
現に、京成杯でダノンデサイルにぶち抜かれたところから、菊花賞でしか先着できていないことが、事の真実そのものを指し示している。
菊花賞では、右回りでまともに走れないダノンデサイルは、鞍上の徹底したインラチ沿い走行で、不思議な展開で、捌きもうまくない大型馬とあって、進路を奪われただけの6着。
まともに走っていないが、敢然圏外から猛然と追いかけてきた姿は、あの雨馬場の宝塚記念でも目にした、ダービー馬らしい底力を感じさせる内容。
 
この馬だって、そこまでは大きく進化していないが、5歳になって、多少はまともに右回りの直線勝負で真っすぐ走れるようになっている。
菊花賞当時にそれができるはずもないし、ダービー以来の立ち上げが非常に難しい一戦。
真価を問われた有馬記念は、違った手法でアプローチを仕掛けてくる中山職人の十八番である奇策の先行で、ダノンデサイルも頑張って隊列の乱れを生んだが、勝機があったはずのアーバンシックは、出負けのリカバリーそのものはルメール騎手は完璧だったにも掛からわず、ドウデュース先輩さえいれば…、という恨み言が聞こえてきそうな、若馬らしい捌きの不完全さで、不発の結果に終わった。
 
何も、ルメールが馬を理解していないわけではないが、日経賞でも、スパートのタイミングで苦心しながらの直線一気を見せたとはいえ、菊花賞がいかにもフロックという結果だった3着。
中山のマジシャンは、別の馬で逃げていたのも印象深いが、それは本筋ではないか。
 
以降、秋の天皇賞を除けば、まともな状態で走れていない、というよりも、闘争心そのものを失ってしまったような金鯱賞のような内容から、ここも評価がかなり落とした状況での走りにもなるだろうが、藁にも縋る思いで、非常識な斤量設定を免れた中でのG3戦が、久々の2000Mのロングストレート戦。
中京も直線自体は長いものの、香港で変な捲りをした後の一戦で、鞍上も変更されていた上に、スローの瞬発力勝負に、後に札幌記念で完勝のシェイクユアハートの強さが、末脚の鮮やかさが際立ったような特殊な展開で、そもそも、立ち上げに慎重だった武井調教師も、三浦騎手に無理なお願いを出来るような状況ではそもそもなかったはず。
ついでに、肺出血を発症したとの情報もあったから、最初から負けゲームであった。
 
現に、いくらか余裕を持たせた馬体でもあったから、再度の香港遠征や適鞍を海外に求める、最近の社台のトレンドで何とか一発かますためのステップが、うまくいかなかっただけ。
 
菊花賞も皐月賞も、件の天皇賞も、得意不得意関係なしに上がりがメンバー最速でもないし、では、うまくいかなかったレースでもある京成杯2着時は最速、うまくいったセントライト記念は、コスモキュランダのように著中で動かなかっただけの記録。
どういうわけか、この馬も有馬の辺りで馬具に工夫を凝らしてから、大いに立ち直ったから、アーバンシックだって、上がり勝負必至の舞台で、キレ味自慢ではないが、豪快な競馬でたちまちの内に、シランケドのような決め手を繰り出しても不思議ではない。
上位2頭と少差で数字上は上だったという天皇賞の32.2秒の決め手を繰り出せるなら、徹底直線勝負のシランケドにクビ差交わされただけのアーバンシックにだって、ここでもチャンスがある。
あの特殊な天皇賞の展開からも、そうしたものが恒常的に安定して繰り返される条件である新潟記念で、菊花賞馬は復活するのだ。
奇遇なことに、シランケドに負けた馬がタフな展開の菊花賞を勝っている。
ここで少し、ルメールさんを驚かせてみようではないか。
あのおじさん達のように。



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