アイビスサマーダッシュ2022の予想 過去10年のデータ傾向と有利な枠/出走予定馬の最終追い切り

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アイビスサマーダッシュ2022の予想 過去10年のデータ傾向と有利な枠/出走予定馬の最終追い切り

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アイビスサマーダッシュの予想と出走予定馬の最終追い切り評価を行っていきます。
過去結果を見ても荒れる傾向のある中、有力な登録馬の中から鉄板軸馬とされる外厩仕上げの本命馬や消去法で消すべき馬、本命をも超える可能性のある穴馬をデータ分析!

歴代勝ち馬のサインを見逃さず、予想オッズを見ながら過去配当を超える払い戻しを狙っていきましょう。

レース名サマースプリントシリーズ 第22回アイビスサマーダッシュ
グレード重賞(G3)
日程2022年7月31日(日)
発走時間15時45分
開催場所新潟競馬場
距離芝1,000m
コース直線
賞金4,100万円
レコードタイム0:53.7

 

アイビスサマーダッシュ2022 - 過去10年のデータ傾向

牝馬が強いというより、絶対数が少ないグループの可能性を求めやすいレース

連対数や出走頭数そのものが、牝馬と男馬とでほぼ同数というのは、2歳夏の短距離重賞ならいざ知らず、短距離重賞とはいっても、偏りがほとんどないというのはかなり珍しい。
言わずもがな、短距離戦線にだって強い牡馬、騸馬はたくさんいる。

ただし、ほぼ同等というのであれば、いくらか牝馬が有利に映る、という客観的視点の影響が、牝馬優勢のイメージを作っている。
コーナーのある他の1200重賞の方が、よほど牝馬が偏って好走していると出来、今年も登場のライオンボス<このレースは【1・2・0・0】という安定感>には、再びの好走を期待するのが筋。

牡馬でも牝馬でも連続制覇や複数回好走の例は多く、カノヤザクラやベルカントなどのように、一度勝ち切ってしまえば、あとは相手が手を引くというような展開に持ち込みやすくなった牝馬の連覇の例が、今はイメージとして強く残る。
単発は性差なくとなるが、牡馬で連続連対の記録は、実は前記のライオンボス以外におらず、1着→3着などの連続好走パターンは数度あれど、牝馬でも3連続好走はなし。
4度挑戦で全て掲示板内のカルストンライトオ、3歳時に顔見せして翌年制覇のハクサンムーンらは、後に短距離G1で上位に入ることが
複数回あった馬。

どちらかというと、そうした面で牝馬の方がスペシャリスト化しやすいイメージがある。
連覇したカノヤザクラやベルカントらサクラバクシンオーの産駒は、なかなか本番のスプリンターズSに縁がなかった。
昨年好走の4着トキメキまで含めた上位組を狙うなら、順位付けに変化はないとした新顔封殺の専門家有利の組み立てとすべきであろう。

1番人気に応えるのは牝馬、というのが核心部分だろうか

昨年は結果的に、1番人気のオールアットワンスが制し、その前の2年は、適性も買われてライオンボスが最上位の支持を集めていた。
実は、1番人気がやけに好走しているのは、牝馬が強いという印象を与える人気になった時の勝負強さが際立っているせい。

ライオンボスの前に牝馬がまとめて勝っていた頃は、連覇のベルカントやコース巧者のダイメイプリンセスに、敗れたものの2着というビリーヴの娘・フィドゥーシアといった夏向きの牝馬が人気に限りなく結果で応えてきたという実績があるから、そう見えても当然なのだ。
牝馬は隔年で勝っているペースであり、連対数でも男馬と互角。
ただ、3着に牝馬が多く入っているから、総じて好走数は牝馬の方が少し上となる。

裏を返せば、人気になれば買いなのが牝馬。
高松宮記念で好走するようなエース級は、夏のG3に照準を絞って、わざわざ58くらいになってくるだろう重い斤量に耐えようとするような仕上げはしない。
使ってくるなら、レース間隔をにらんだ叩き台であり、互換性がほとんどないと皆が感じる中山1200へのステップには、基本的に相応しいとはならない。

サマースプリントシリーズの重要戦という認識であり、それで数が互角ならば、斤量だけは通常の2kgもらいを期待できる条件だから、夏に元気になる事も多いとされる牝馬が伏兵も加わってくる。
人気に応えられるということは、勢いがありながら、伏兵評価の掲示板ギリギリくらいのはずの、昨年でいえばインを突進したバカラクイーンのような穴馬が、どうこのコースを攻略しようか騎手も悩ませる多くの牡馬よりちょっとだけ走りやすくなっているのであろう。

人気でも来るというのは、そういう可能性がある。
穴でも牝馬狙いが相応しいというのはこうした背景があってのことであり、伏兵評価の牡馬は、昨年3番人気のモントライゼ、一昨年上がりだけは最速も見せ場なしのナランフレグなど、適性を証明できていないかもっと上の格のレースで活躍したなど不適となったグループには苦しく、実績を買われた一本やりのライオンボスのようなタイプだけを拾っていきたい。

千直1勝馬はここ10年で3勝

1勝しかしていない馬が2勝目を挙げたという例が、2011~20年で4度あったというのは、何かのヒントになる。
昨年優勝のオールアットワンスは、2015年初出走→勝利から連覇のベルカントに肖りたいところ。

その他を含め、2011年の2勝目がこのレースというエーシンヴァーゴウは、翌年3着だったということ、年を重ねてから千直では連勝のセイコーライコウが翌年4着、大分前の千直実績と合わせて2勝目としたラインミーティアがまさかという感じでセントウルSでも連絡みだったということからも、意外なほど、この特殊コースへの出走回数とは関係ないところで、アイビスサマーダッシュでの好結果が、後々の好走へと繋がった経緯は見逃せない。

ライオンボスに絡んできた、ここ2年の勝ち馬が、一昨年のジョーカナチャンだとこれが3勝目で、昨年は初挑戦の3歳馬だったオールアットワンス。
混戦の年で、なおかつコース実績などが買い目の組み立てに少なからず影響する時ほど、ライオンボスのようなスペシャリストはいないのだから、ちょっとした実績程度のキャリア1勝の千直適性が、当然他コースの重賞で目立った好走実績がないからこそ、渋めの評価でこそ際立つというような結果に繋がっていくのかもしれない。

かつて、第一回のこのレースで3歳時に3着のカルストンライトオが、翌年快レコードで圧勝。
若い上にまだ条件馬だったハクサンムーンは、総合力というか勢いで京阪杯を秋に制するものの、夏から本格化してこのレースを4着した3歳時から大きく成長を見せ、断然人気に応える重賞2勝目とした。
このレースだけ使ってくる志の高いスプリント王者候補には、一応要注意。
未経験馬は3割ほど馬券に絡むという傾向だから、昨年の勝ち馬なども踏まえると、1頭は加わる計算。

申し訳程度も3歳春に勝ってコース勝率10割というヴェントヴォーチェは、先週中京記念を制したベレヌスと同じ5歳のタートルボウル産駒で、当然、前々走の春雷Sで完勝したタイセイビジョンとも同じチーム。
一方、半端に千直戦に出走も好走実績なしが過去10年では好走例なしのスティクスが、前走の殺人的ペースの北九州記念先行勢であり、その前の韋駄天Sが初の挑戦で、いくらか相殺されそうな要素を持つ。
他にも1年ぶりながら、一応連勝中のアヌラーダプラが新潟実績に乏しいから、この距離初挑戦でもあり注目。
連覇狙いのエーシンヴァーゴウや初挑戦時のベルカントは休み明けだった。

1勝馬の相手だから、様々なタイプを拾いたい。
コース適性抜群のマリアズハート、中速スプリンターだけに差せたら怖い休み明け3戦目のテイエムトッキュウも十分に圏内に思う。

『4歳より若い3歳か、他のコースでは苦しくなる5歳以上の牝馬が強い傾向も、消耗の少ない前年覇者は有利でもある』

アイビスサマーダッシュ2022 - 出走予定馬の血統/成績/タイム

オールアットワンスの血統

自身が当コースの重賞ウイナーということで、大いに強調する材料が血統内にあるかと言われれば、さすがに押しの弱い要素となってしまうわけだが、母シュプリームギフトも毎年のように北海道のスプリント戦に参戦して、オープン1勝、函館スプリントSとキーンランドCで5歳時に好走した記録がある。
ディープインパクト初期の産駒ではかなり珍しい、出世したきっかけが短距離への参戦であったというこの牝馬は、父マンハッタンカフェに代わったデアレガーロという妹もまた夏の洋芝を好んだことから、ファミリーのイメージがそうしたところに適性があるというダメを押す結果を生んだということでも、よく知られる存在となった。

オールアットワンス自身、父が3歳時に欧州圏のマイル戦線で重要とされる2000ギニーとジャック・ル・マロワ賞を制したマクフィということで、タイキシャトルの真夏の激闘<1998年のジャック・ル・マロワ賞優勝/今年は世界の矢作がバスラットレオンを送り込む>を思い出せばわかるが、秘める夏競馬への本能のようなものが昨年のこの舞台で爆発したというのが真実であろうと思う。

血統的な特性として、元は北米圏の流れを受けたラインながら、代を経るうちに芝適性で速さを追求したような配合であるから、直系がシーキングザゴールドからドバイミレニアムを経た貴重な黄金一本筋の、芝向きミスプロの特殊性を背景とした、激しい競馬は好まないものの底力だけは満点という、正しい良血の形態ということで、使い込むことさえしなければ、活躍期が長くなっていく可能性を感じさせる。

ミスタープロスペクターの5×4を除くと、リファール系のアルザオ、ダンシングブレーヴの名は見られても双方の父は5代内でクロスせず、ダンチヒ系のグリーンデザートに5代血統表の母系の深いところに隠れるヌレイエフも、それぞれが薄いノーザンダンサーのクロスを生む存在となりながら、自身の存在そのものを痛めつけるような強さがないことで、全体のバランスはしっかりと取れている。
本物のスプリンターほど、こうしたアウトブリードに等しいバラバラにも近い血統表が望ましく、血を繋ぐ確率が最も高い速さを結果で残した繁殖要員としての適性などまで考えると、昨年制覇からの4戦後が連覇に挑戦の同レースということに価値を感じる。

底力に加え、速さをプラスさせることに大種牡馬のクロスの価値があるのだとすれば、それをできるだけ除いて結果を出した競走馬ほど、その後継に相応しいとなることは生物学的にも自然。
牝馬ならば配合相手にも恵まれる可能性があり、再び大物を出せるチャンスが訪れる。
昨年の0:54.2という勝ちタイムは、大いに別定の51の恩恵があったわけだが、調子さえ戻っていれば、夏血統の強みを活かした、パワーアップしての時計更新も望まれる。

人気になる牝馬2頭・マリアズハート、オールアットワンスらは、直前の韋駄天Sにおいて、注目すべき記録を残した。
どことなく夏馬っぽいパフォーマンスの上げ下げのある前年覇者のオールアットワンスにとって、牝馬としては軽くない55での混合オープン参戦はいくらか苦しく、荒れ馬場になりやすい春開催であるから、黒色帽で発進も決して速くはなかったということで、他のやる気満々なグループを見ながらという進出しかできず6着にとどまった。
走破タイムの0:55.2は、前年のこのレースとちょうど1秒の差。

韋駄天Sを0:54.8で駆けたのが、差すことの方が得意なマリアズハートだった。
秋開催のルミエールオータムダッシュが初の新潟で、そこは55秒ちょいで乗り切っているから、まだまだ伸びしろがある。
スプリンターというのは速いという先行イメージがどうしても付きまとうが、サクラバクシンオーもロードカナロアも、強い馬ほど一本調子で粘りこめるはずのない大レースで外さなかった猛者というのは、きっちりと前を見て、動き出しを柔軟に変えることで勝ち切る万能性が備わっていた。
追い込み一手でコーナーワークもぎこちなかったマリアズハートは、水を得た魚のような上手な運びで、前走はきっちりと乗り切り、更なる上積みを期待させた。

さて、この両レース。
奇しくも、序盤のふたラップが、見事に21.9秒で同じだった。
上がりの脚が、オールアットワンスが32.0秒で、マリアズハートの前走が32.4秒だったことでもわかるように、昨夏のこのレースの方が終いにちょっとだけ厳しいラップが登場した<最終5F目が0.3秒差あって、タイム差はほぼその部分の違いだけ>だけで、水準的にはほぼ同格で、2着馬との着差までほぼ同差の3/4馬身差。

そこで問題になるのが、重賞馬であるオールアットワンスが1kg減の54になるのに対し、別定に変わる今回は1kg増の55となるマリアズハートとで、どのような違いが出てくるのかということ。
昨年比では3kg増で、その分のマイナスとライオンボスとの斤量差が6kgから4kgに変更、互いに増えるということで、この点のマイナスはオールアットワンスには微差である気もする。

一方で、古馬相手に全て54以下で勝ってきたマリアズハートのポイントは、牡馬なら56が57になるという塩梅で、短距離戦ならではの悩ましい課題を抱えることとなった。
細かく見れば、死角にもなるから人気になった分の怖さも出てくるとなる。

そこで自信の復元に成功しそうなオールアットワンスに対抗できそうな馬を狙っていくところで、前走の小倉・CBC賞で31.9秒の前半ラップを刻んだスティクスが面白いとなった。

 

アイビスサマーダッシュ2022 - レース展開と最終予想

直線1000Mでは、スパートのタイミングと同時に序盤に丁寧なアシストをすることで、終いの脚をできるだけ残せるようにする一芸を手に入れた藤田菜七子騎手が、明らかにコース適性を買われ、今回騎乗機会を得た。

韋駄天S出走馬で、その後の小倉<当地で2勝の巧者>の方が合っていたというパフォーマンスの差は大きいが、初芝だったシンシティとのテンの争いにまともに発展したことで、互いに初コースで引くに引けなかった感じ。
また隣り合わせの枠順ということがスティクスには不利だった。
スティクスは小倉の強烈なハイペースからの押し切りが目立つ一方、平凡なラップとなった中山で後傾ラップを乗り切った勝ち星もある。

ただし、オールアットワンスが前走は津村騎手の初騎乗という影響もあったとすれば、鞍上テン乗りで韋駄天Sも先着していたディフェンディングチャンピオンと入れ替わる図は、自滅以外にはない。

3歳の好走馬は、惜敗ならば巻き返すシーンは何度もあったが、いい勝負で勝ち負けであった場合は、後に苦しむことも多い。
臨戦過程が全て着外で見てくれが悪いというのは、意外と例が少なく、その後故障してしまったかつての2着馬であるフクノドリーム以外、3歳の内にどこかほかのレースでも好走することが当たり前。
上手にここまで使われてこなかったというよりは、早めに仕上げてきたことで小休止と再調整の時間に充てた効果が、吉と出るかどうか。
何か、その成果が一発で出る出ないは、彼女のキャリアに重要なポイントとなりそうな気がしないではない。
1年で3走のみ。
相手が強ければ別だが、昨年のレースは斤量差以上の適性をライオンボス相手に証明したようなところがある。
この軸は堅いと考える。




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