新潟記念 2020 予想|有利な枠は?過去10年の傾向と最終追い切りデータによる穴馬!

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新潟記念 2020 予想|有利な枠は?過去10年の傾向と最終追い切りデータによる穴馬!

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 202096日(日)新潟競馬場11R。芝2000mハンデ:新潟記念2020G)の最終予想です。

 

新潟記念2020 – 過去10年のデータと予想オッズ

 

ワーケア<牡3・5戦2勝>を本命しておいて何だが、3歳馬が買えるようなレースとは言い難い傾向は、もうはっきりと出ている。

 

大幅改修というより、新しい競馬場を作ったという形でリニューアルした01年から、ワンターンの2000Mで行われるようになった過去19回、3歳馬の成績は、

【1 9】

 

2000Mで行われるようになった過去19回の3歳馬の成績
1着2着3着4着以下
1回0回0回9回

 

言わずと知れた後のグランプリホースであるブラストワンピース<牡5・現役>のみが、

このコースで行われるようになってから唯一の3歳馬による勝利。

 

これも含め、<斤量>と人気、参戦時点での〔主な戦績/右側はGⅠ入着実績〕を新しい順に並べると、

 

競走馬斤量人気順主な戦績入着実績GⅠ戦績G1 着順
2018ブラストワンピース541毎日杯1着東京優駿5着
2017ウインガナドル5210ラジオNIKKEI賞2着--
2017マイネルスフェーン5215ホープフルS2着-4着
2015アヴニールマルシェ534新潟2歳S2着NHKマイルC3着
2015ミュゼスルタン541新潟2歳S1着NHKマイルC-
2012モンストール5412新潟2歳S1着--

 

ここまでで過去10年の主な記録。

 

これより古いところでは、どういうわけだか登場のブルーコンコルドやスクリーンヒーローらがいて、ものの見事に期待されるわけでもなく、力の一端も見せずに惨敗している。

 

全馬の共通点は、2、3歳重賞の連対馬であったということ。

 

条件馬が菊花賞や稀にでも秋華賞を目指そうとしている時、このレースを選択することはない。

 

トライアルの方が遥かに出走権を掴みやすいからだ。

 

新潟記念2020 – 出走予定馬の馬体重や斤量

 

明らかにこの条件、特に、斤量面で絶対的なアドヴァンテージが得られることで、トライアルを使わずに本番なりその後に控える古馬GⅠに向けたステップにしようという、3歳のオープン馬にとって魅力のあるレースとなっているのに、それを活かせた馬はほぼ皆無。

 

言っても、ブラストワンピースはそもそもこういうレース向きの大型馬であり、瞬発力もそれなりのものを発揮していた経緯がある。

 

左回りの平坦という条件に適性面における魅力があるとして挑んだ15年の3頭に関しては、距離適性に死角がはっきりとあった。

 

 

全ての点で、勝ち負けの要素両面を備えるワーケア。

 

20

? ワーケア <53>・1、2人? 〔弥生賞②/ホープフルS③〕

 

他の馬と違って、東京の1800Mで2戦2勝ならば、今すぐブラストワンピースになれないまでも、連の軸くらいに据えてみることに違和感は生じないレベルの馬と思える。

 

前走、新潟の芝中距離の準オープン<3勝クラス>を勝ってきた馬は、3歳馬と同じ期間での新潟記念での成績を挙げると、

 

【0 12】

09② サンライズベガ <日本海S・2200M>

07② トウショウヴォイス <新潟日報賞・1600M>

 

新潟の下級条件から連勝している例は、たったの1回。

 

05① ヤマニンアラバスタ <佐渡特別・2200M/旧1000万下>

*牝4、3歳時にオークス3着の実績あり。

 

そもそも、前走新潟という馬が勝ったことが、ほとんどない。

 

消耗しすぎる高速馬場の影響もあるのだろうが、

20? サトノダムゼル <佐渡S・1800M>

はどうだろうか。

 

重馬場で1800Mというのが、何となくミソのように思う。

 

2000Mで連チャンが利かないことは証明されている。

 

新潟記念の馬場状態や枠順からレース展開を分析

 

根拠の弱い、それもそこそこ人気になりそうな馬を選んだ理由は、単純至極。

 

明らかに、今の新潟は馬場が荒れているのだ。

 

外に振って直線勝負を仕掛けるというのは、夏のローカルの最終盤ではその昔からよく見られた光景だが、ついに札幌もそういう馬場状態になってきた。

 

渋るとは限らないが、台風接近が目に見えている状況で、急激な馬場質の良化を望めるような天候にはなりえない。

 

荒れ馬場が合うわけではないが、ルメール騎手の進言で中山の2200Mは走るよりは、ということで参戦のワーケアには、今後控える関西圏への輸送に適応するための、最低ラインのスキルが問われる。

 

これが初めてだから、当然死角は大きい。

 

同時に、ダービーの頃にはパンパンに体が膨らみ、ますます母系のヨーロピアンパワーが目に見えて、体形にさえも変化をもたらすような成長の経過を見せている。

 

明らかに、ダービーの敗因は休み明けではなく、本来距離適性同等のコントレイルに対する、柔軟にレース展開に対応する能力の差。

 

それはキャリアの差もあれば、完成度合いの差もあるが、

12Fより長いところを目指すような体形ではなくなりつつあるワーケアが、ブラストワンピース以上に、このロングストレートの新潟外回り2000Mに適性を示す確率は極めて高い。

 

コントレイルを目標に動く、などという小賢しい能力発揮の戦法を、前回内枠でとらざる得なくなったところから、勝手気ままに自由にとれたコースで走れる今回は、当然の通過点である重賞初勝利の舞台として最適だろう。

 

まずはヴェルトライゼンデに並び、いずれ、サリオスやどこで当たるか知れないコントレイルらとの再戦に向け、ひどい負け方では、立て直しにあまりに時間がかかる。

 

 

新潟記念2020の消去法をシミュレーションしてみる

 

敗因はいっぱいある3歳馬だけに、掲示板内の敗走は許容範囲として、本当に気になるのは鞍上の方。

 

2回札幌5、6日<先週の札幌>

【0 8】

1番人気で括ると、

【0 6】

<*土曜日は単勝1倍台が4頭、この結果の影響か、日曜はそこまで売れず>

             

そう、ルメール御大である。

 

どうした、クリストフ?状態の札幌は、言っても、土曜日は晴れている時間もあったくらいで、ちょっとひどい週末であった。

 

日本に来る<通年免許獲得を目指す>と決めた頃に、まるでパッとしない時期はあったが、あれは勉強疲れといういい訳ができる。

 

前の週も取りこぼしはあったものの、土曜22日は何だかんだで4勝。

 

日本で定着するルメール神話が、どうも最近揺らぎつつある。

 

完全にベテラン騎手のモードに入りつつある福永騎手が、今のライバルではないから、30代をどう封じ込んでいくかという意味でも、夏競馬最後の日曜日に、新潟に来て、一気に自信を取り戻さなければならない。

 

春のクラシックレース未勝利やアーモンドアイショックの反動はありそうだが

 

ちなみに、2015年日本での再デビューという、最近のAV女優の改名パターンと似たようなことをしてから、新潟競馬に参戦することも可能になったわけだが、とりわけ重賞での戦績をまとめると、

 

【1 2】

 

であり、イメージ先行の1番人気ばかりで信用ならない面はあるが、着外のグレートタイム、レイエンダは、人気先行の良血馬であった、というのでは推し材料として弱い、か。

 

母のチェリーコレクトがイタリアの1000ギニー、オークスを勝っていることが、とりわけ素晴らしい実績ではないと識者は理解しているが、欧州競馬のローカル担当であるイタリア競馬と新潟競馬のスタンスというのは、実に酷似している。

 

ここで強くても意味がない。この次を展望しなければ

 

物足りない実績しかないワーケアは、人気を裏切り続けた過去からの脱却を図るべく、名誉挽回のルメールと共に、再び人気に応える使命を今度こそ果たさないといけない。

 

父ハーツクライはその母アイリッシュダンスが新潟記念の勝ち馬として知られ、何かと適性を語られるが、少なくとも新潟記念でここまでは用なし。

 

この三角関係が発展的解消を迎えたその瞬間、新潟記念の呪縛から解き放たれ、本当の自信を身につけることになる。

 

この世代のハーツクライ産駒は、異次元の才能を誇る。

 

クラシック本流ではない舞台こそ、今の彼らのリスタートの舞台に相応しい。

 

新潟記念2020の最終予想まとめ

 

サトノダムゼルは、昨年の秋華賞まで無傷の3連勝で挑んだ逸材。

 

本格的道悪競馬の秋華賞こそ崩れたが、重馬場で計3戦3勝。

 

父母ともドイツに由来のある配合は、新潟に限らずローカルでどうも不発が多い印象。

 

全く背景こそ違えど、父ステイゴールド×母父ムトト<キングジョージ優勝、エクリプスS連覇など>の春の天皇賞2着馬・スティッフェリオは、重賞3勝含む8勝全てが良馬場だった。

 

血統の本質が、意外な馬場適性を引き出すのか。

 

左回り完全連対の彼女が、押せ押せローテの昨夏のレースを経て、今年はまだ2戦。

 

荒れ気味の重すぎない馬場へのフィット感もありそうだから、若き才能の豊かな可能性に今回は賭けてみたい。

 

 

 

 




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