血統予想・コラム

JUST競馬予想ブログ

新馬回顧<12/8・9>

読了までの目安時間:約 3分

 


季節が大分進行した2週目の開催は、新馬戦もお寒い感じでスタート。

中山の牝馬のマイル戦は、最内枠に断然人気馬は、新馬でこの時期と考えると、むしろ死に目になる確率が高かった怪しい一戦。

案の定、人気のミスマリア挟まれるなどの不利を受け、単勝30倍以上の8-11-10番人気の3頭で決着。

2番枠のヴィクトワールピサ・スカイシアターがスムーズにインから抜け出したのが、何とも象徴的であった。

阪神芝1200は人気上位陣が好走も、ファタリテ<ロードカナロア>のスピードが勝ったというより、その他の力が現状足りなかった印象。何より、時計が平凡すぎる。

ダートの2戦は、中山1200も阪1800も渋残りの良。

評価通りくらいに走ったベイオブコトル、ハヤブサナンデクンは、共にゴールドアリュールの男馬。

それはいいとして、中山はケープブラン牝駒1番人気のレースで納得も、阪神のハーツクライ×ゴーンウェスト系の牝馬が大型だったのに、モレイラが好位のインに入れてしまったのは不満。

折角のユタカ×モレイラの一騎打ちが、これで台無しになってしまった。日々精進である。

日曜の芝の中距離戦群に関しては、それなりには見どころあり。

ディープ×Sキャット系のティグラーシャが、クリスチャンの早仕掛けに応え、きっちり人気通り走った阪1800には、他にそこそこのメンバーがいたが、小柄な牝馬の押し切り勝ちなので、完敗だろう。

中山1800はゴール前突然現れたシーオブザムーンの決め手が光った。ブラックタイド牝駒。

オウケンムーンの下なので、一瞬の脚があるタイプであろう。

父タニノギムレットのような大外一気で新馬勝ちを決めた中京2000のタニノドラマは、松国厩舎のファンシミン系と捉えどころのないキャラかもしれない一方で、これも小柄という点が魅力。

あとの中山ダ1800のキングスバレイに関しては、人気のジャスタウェイより上位評価のロブロイの方が信頼できたということくらいしか、印象はない。

そろそろダート組の方が芝で出世する可能性はある。

そのジャスタウェイ産駒は、兄がオーロマイスター。彼も若い頃は芝をこなしていた。

 

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レース回顧

地元勢が席捲 2018香港国際競走

読了までの目安時間:約 3分

 


思えば、一番最初のリスグラシューの2着が、最も惜しく、見応えがあったのである。

ジャパンCとは違い、欧州の余力の残った中距離型が一定数登場する香港国際競走だったが、その高いハードルさえ、日本馬全頭なで斬りのおまけつきで制圧。

ピンからキリまで、地元香港の才能がプライドを見せつけ、外国勢の出番はついに訪れなかった。

大雑把だが、レース結果を記す。

ヴァーズ

①エグザルダント<パートン騎手>

2:26.56

②リスグラシュー

⑤ヴァルトガイスト(JRA1人)

スプリント

①ミスタースタニング<ティータン騎手>

1:08.85

⑧ファインニードル

⑨ホットキングプローン(JRA1人)

マイル

①ビューティージェネレーション<パートン騎手>(1人)

1:33.52

②ヴィブロス

カップ

①グロリアスフォーエバー<デソウサ騎手>

2:01.71

②ディアドラ(JRA1人)

ビューティージェネレーション以外は盤石ではなかったはずなのだが、エグザルダントがリスグラシューを差し返した瞬間、潮目は変わった。

ミスタースタニングが破竹の勢いで勝ち進んできたホットキングプローンを子供扱いにすると、総大将たるビューティージェネレーションが世界レベルの実力を誇示するオグリキャップ現象を沙田で披露し、共にレースを連覇。

オーラスのカップも、先行力で兄のタイプワープを上回ったグロリアスフォーエバーが、まさかという感じで逃げ切り、ここでは日本馬が…、の下馬評を見事に覆して見せた。

一時期より、中東勢が幅を利かせるようになったドバイミーティングもそう。

アジアの競馬が今熱いことが、日本馬の惜敗によって、改めて実証された。

 

ニュース

阪神ジュベナイルフィリーズ -回顧-

読了までの目安時間:約 5分

 


ダノンファンタジーは置かれ過ぎと思ったが、すぐそばに、これはさすがに想定より後ろになったクロノジェネシスがいた。

なのに、その後ろから最後突っ込んできたのがシェーングランツ。

おかしいな。いや、彼女の目標は、直前のカペラSであり得ない追い込みを決めたコパノキッキングのような馬になることなのだろうか。

経験値のダノンファンタジーと、最小限のオープンキャリアを東京での快勝、カマイタチの瞬間移動で一気に世代のトップホースに並んだクロノジェネシス。

思われているよりオッズが割れている気もしたが、最後は人気を集めた彼女たちの競馬になった。

例年ならもっと評価されるアルテミスS組の上位勢も、もう少し相手が軽ければ当然の1、2着争いであり、これらが3着と4着。

なんてことはない、10倍を切った単勝上位人気馬だけの争いだった。

主催者がせめて若駒のビッグレースだけは、力を出し切れる条件で戦わせてあげたい。

それがマイル戦なのだから、言い訳の出来ないコースを提供するのが義務だ。

そう考えたことが、最初の5年でウオッカ、トールポピー、ブエナビスタ、アパパネといった、翌春だけに止まらない活躍馬の輩出に繋がったのは言うまでもない。

直前の3年で、フサイチパンドラ、ラインクラフト、スイープトウショウらが人気に応えられず、翌春に立て直して、大舞台で活躍したのとは、あまりもコントラストがはっきりしすぎている。

クリスチャン・デムーロ騎手は、リラックスしていい位置を取れたという言い回しで、何だかはぐらかしていたところがあったが、何となく、陣営からオーダーがあった気もしないではない。

上手に走らせることだけを考えたら、平均ペースくらいにしかならないことが見えていたこの一戦。

外枠だったと言っても、その外からじっくりスパートをかけることが可能になった阪神のマイル戦なのだから、ディープ産駒も当然活躍するし、実力のある馬には実に走りやすいはず。

敢えて、後方待機策を狙った。

ディープの良さは既に2戦目と3戦目で、遺憾なく発揮していた。

初戦でグランアレグリアに敗れ、何を失い、その何十倍も得るものが一体あったのか。

キレを見出された、直前の香港ヴァーズで素晴らしい決め手と本質的な勝負弱さを同時に体現したリスグラシューも、うまくレースできなかったことはあったが、ここで追い込みの競馬に出て、翌春以降の戦いに繋げた。

その作戦を変えなかったからこそ、3歳春では耐えきれなかった2400Mで、牡馬に交じって、香港のトップホースとの激闘にまで持ち込めるようになったのだ。

絶対的なスピードではグランアレグリアには、さすがに敵わない。

見えているものが翌春にあるからこそ、ここはまず、クロノジェネシスとの叩き合いで、同じレベルの末脚があることを証明し、かつ、この世代では最も勝負強い馬であることを見せつけられた価値は、大いにあるのだと思う。

筆者はダノンファンタジーを絶対視していた。

グランアレグリアが出ていたら、彼女もまた一生懸命走って、きっと連を外すことはないと思ったから。

新馬戦でダノンの方がよっぽど、次につながる競馬をしていたから、秋に成長をした後は、どんな相手にも競り負けない馬に育っていた。

グランは東京捲りの禁じ手で2勝目を挙げ、来週も主役候補であり、高確率で人気に応えるだろう。

番手からの抜け出しを新馬戦でかさせ、それに応えながら負けてしまった馬が、時計勝負で消耗したくらいで、へばってしまっては先はない。

大きく体を増やしてからのダノンファンタジーに、豊かな将来性を感じたのは筆者だけではないのだから、陣営が差すことに固執するようなオーダーを出したところで、何ら不思議はない。

つまり、陣営もこの馬が一番強いと思って、このレースに送り込んだのだということだ。

 

レース回顧

中日新聞杯 -回顧-

読了までの目安時間:約 3分

 


カッチー飛ばすな…。

1000M通過が前走の福島記念で出会ったマルターズアポジーに触発されてしまったか、59秒を切ってしまう厳しすぎる流れになった。積極策のスズカディープのナイスファイト捉えるべきか、調子に乗って行き過ぎてしまったというか…。

そんな流れは対抗に推したドレッドノータスにはお呼びでない展開だから仕方ないとして、この頭数で内が開くと思った津村騎手のイン突きは間違っていなかったはずだが、これも詰まって出番なし。

手応えは最高だったが、スタートの後手が多少は響いたのだろう。

皐月賞でも、厳しいコース取りで掲示板争いに加わっているから、コース取りの問題はない。

そうなると、もう差す馬が外にいたら面白いというゴールシーンになる。

手応えから、クリスチャンのギベオンが楽勝の手応え。いや、その外にあいつの兄貴がいるじゃないか…。

ショウナンバッハが激走した。

新潟記念組が何かは絡んできそうという感じで、皆が何かしら押さえていたが、またしても走ったのはショウナンバッハ。

しかし、克駿騎手が悪かったというより、あの差し返された方は、弟が死闘を制した時の相手であるカレンミロティックのような感じだった。

父はステイゴールドなのだが、変なところが似てしまっている。

どことなく負け癖がついていたギベオン。

マイルCも勝ったと思ったところで差し切れられてしまったが、直線の長いコースが合っている。

【3200】

というか、外回りでも負けたのは中山だけ。

2着2度は、右回りでブラストワンピースに置き去りにされた毎日杯とGⅠ。

56は3歳馬には厳しいようで、気づけば、前後の各場メインは皆3歳馬が制していた。

その2戦はいずれも、実績馬の快勝。

ショウナンバッハが輝く日ではなかった、ということなのだろう。

 

レース回顧

阪神ジュベナイルフィリーズ -予想-

読了までの目安時間:約 6分

 


朝日杯FSと重複登録していたタニノミッションだったが、日ごろの行いが良かったのか、新馬戦を勝ち上がった3頭が、仲良く残りの3枠に収まり、最優秀2歳牝馬候補で朝日杯に回るグランアレグリア以外は、概ね全ての有力馬が登場する好カードとなった。

◎ダノンファンタジー

○タニノミッション

▲シェーングランツ

注ビーチサンバ

△ウインゼノビア、グレイシア、クロノジェネシス、ベルスール

有力候補が豊富な時ほど、とても堅く収まるか、案外、盛り上がった割に凡戦に終わるかの、どちらかになるもの。

今年に関しては、昨年以上にディープの好成績馬が多く、その重賞馬が3頭登場し、出てくるべき馬はしっかりと出てきた。

一見すると、安心できる要素が多いようにも思うのだが。

シェーングランツは札幌でのモタモタ感から一変、流れに乗れないのは仕方ないにしても、直線に入ってからの強烈なキレ味は、上がりが33.8秒で走破タイム1:33.7であった。

いくら良血でも時計がなかったのに、という一変ではない。

5F通過が先頭のライデンシャフトが58.7秒で、勝ち馬のダノンファンタジーは、そこから8馬身ほど置かれたところでしっかり押っ付けられていての59.9秒である。

姉のソウルスターリングも同じ東京のアイビーSでペルシアンナイトを相手にしなかったが、これと大差ない決め手を発揮しつつ、姉は札幌でも34.2秒の決め手で同じ札幌1800M戦を勝ち上がっている。

明らかに、中央場所向きの決め手があるディープ産駒なのだろう。

タニノミッションは、これまで名競走馬名繁殖牝馬に非ずを体現してきた顕彰馬・ウオッカの娘としては、実に異例の、新馬戦快勝のインパクトを残した。

馬込みを捌いての東京マイルの勝ち上がりは、若き日のウオッカが完成期の5歳春の安田記念でようやくできるようになった芸当であり、それでいて上がり一番の33.4秒だから、世代屈指の才能の持ち主。

これも時計は平凡だったが、むしろ、快速血統になるダンチヒ直系のインヴィンシブルスピリット産駒であるから、本番でその才能を遺憾なく発揮してくれればいいわけで、その準備は十分できているはず。

今回は浜中騎手。大した補強材料ではないが、レッツゴードンキでテン乗りながら、きっちり2着に持ってきた実績がある。

レーヌミノルの失態を取り返したい。

さて、本命は当然という感じでダノンファンタジーにした。

ここ2戦は相手が楽というより、新馬戦の過酷な内容に対して、あまりにもイージーな競馬であったことが勝因の一つと思えた。

その東京の新馬戦。

自身の走破タイムは1:33.9であり、記録上は勝ったグランアレグリアが<2-2>なのに対し、彼女は<4-4>と位置取りの差があったようで、発走の枠が同順で14番と4番。

出たなりにということでは、ダノンは素晴らしいスタートから前に壁を作り、いつでも人気のグランに追いつけられるポジションを取ったのだが、4角の手応えが、揉まれていなかった部分もあったのか、グランが圧倒的。

その後追っても追っても伸びきられて、0.3秒差つけられてしまった。

これが桜花賞だと勝負ありとなるが、新馬戦開始当時の東京のマイル戦である。

当時の川田騎手と今の川田騎手とでは、少しランクは違うにしても、彼の判断は100点満点のものがあった。

直線では相手の手応えに対し、追って味があるというストライドの伸びに見え、少頭数で連勝のここ2戦とは、内容も断然新馬戦の方が上と見る。

その辺りを考え、1400の競馬に慣れさせなかった川田騎手のファンタジーSの騎乗内容もパーフェクト。

クリスチャン・デムーロ騎手も、こうやって馬を作ってもらえると、非常に乗りやすいはずだ。

母系に入ったリファールとのクロスがあるというだけで、取り立てて共通項があるわけではないが、マイルベースで肝心のマイルより長い距離で強かったジェンティルドンナと、どことなく似た面がある気もしないではない。

新馬が不良馬場と高速決着のマイルの違いこそあれど、その過酷さは同レベル。また、3戦目で重賞楽勝も同じ。

下げたところから始まり、重賞では正攻法なのも似ていて、剛腕系の騎手との相性もなかなか良さそう。

ウオッカも顕彰馬なら、ジェンティルも同じ。

ライバルに変に恵まれすぎていることは、ちょっと辛いかもしれないが、ダノンファンタジーが一番安定した結果を残しそうな雰囲気が既にある。

ここを勝って、もっと高みを望みたいところだ。

 

レース予想

中日新聞杯 -予想-

読了までの目安時間:約 3分

 


翌日の香港国際競走との兼ね合いか、ギベオン、グレイル、ドレッドノータス辺りは、主戦級から乗り替わり。

ここは、餅は餅屋と考えることにした。

狙いは3歳馬。

先週のチャレンジCも人気は上がり馬や3歳の重賞未勝利馬。

今週もそういうタイプが多い。

しかし、ハンディキャップ競走であり、コースレイアウトが阪神内回りとは大分異なるこちらに回ってくる以上、対応すべき条件のようなものも変わってくる。

ということで、GⅠ連対だけで斤量差が一つついた3歳馬を、少しでも軽いグレイルの方から狙ってみたい。

このレース。金鯱賞との兼ね合いで、様々な開催時期の変更などのモデルチェンジを繰り返してきたわけだが、

「暮れの3歳馬は55で買い」

というはっきりとした傾向が出ている。

ナカヤマフェスタも56だけが理由ではなかったはずだが、55のトーセンジョーダンなどと共に、アーネストリーに完敗だった。

3歳馬は、10年中12月開催5回で2勝。あとは4歳馬の勝利。

07年も3歳のサンライズマックスが勝っていたが、1000万勝ち直後の上、最後の父内国産限定重賞として開催された年で53の斤量だった。

その後のヤマニンキングリー、トゥザグローリーが55で勝利。

競馬場の作りは変化したが、軽すぎてもダメだし、重賞実績もそこそこの馬が有利なのは間違いない。

奇しくも、京都2歳S以来の重賞勝利を狙うドレッドノータスと同じ立場ながら、皐月賞やセントライト記念など、急坂のある中山で印象に残る走りをしているグレイルの方が、幾らか有利か。

先輩はスローの2000でしか好走していない。

中谷騎手がフォローしたところで、マイスタイルという何とも邪魔な男もいる。

3世代による古馬重賞獲りを巡る争いは、案外厳しいものになりそうだ。

ちょっと不器用なところのあるグレイルには、この点も有利である。

◎グレイル

○ドレッドノータス

▲マイスタイル

注メートルダール

△エンジニア、ギベオン、ストロングタイタン

 

レース予想

3連勝の秋物語

読了までの目安時間:約 3分

 


キレイに決まった3連勝

 
'97<タイキシャトルの芝重賞3連勝>

ユニコーンSと合わせて重賞4連勝から、海外GⅠ制覇の道が始まった。

スワンSを快勝した瞬間から、世界進出へのステップは加速度的にアップした。

時は流れ、短距離型の一流馬だけではなく、2400Mまでの各カテゴリーに、アジア圏でのGⅠへは当然のように遠征するようになったのは、20年ほど前、このタイキシャトルの活躍があってのことである。

 
'00・'04<テイエムオペラオー重賞4連勝とゼンノロブロイのGⅠ3連勝>

テイエムオペラオーとゼンノロブロイは、秋の京都での接戦を経ているという共通の戦績がある。

秋天が道悪で、JC以降でその勝負強さが際立つ展開が続いたという正攻法のチャンピオンとしての走りっぷりも似ている。

局所的に強くなったロブロイとは違い、オペラオーには並外れた安定感があったが、お互いの産駒は、また局所的に強い馬が代表馬になっているのも同じだったりする。

'06<ダイワメジャー復活>

ダンスインザムードとスイープトウショウをまとめて抑え込んだ、ボスキャラの極み。

混じりっ気なし、がっつり4角ほぼ先頭のねじ込む底力と差し返す迫力。

鞍上の安藤勝己と波長が合うのは、運命のような偶然の出会いが、互いに縁のある春であったからなのかもしれない。

 

2歳重賞3連勝馬は、三冠馬より遥かに少ない

未勝利代わりの折り返しの新馬戦から4連勝で2歳王者になったマイネルマックスが、唯一の2歳重賞3勝の牡馬。

重賞は増えたが、複数制することは確率的に上がっただけであり、何一つ大勢に変化は及んでいない。

グランアレグリアのように、新馬戦よりむしろ重賞でレベルダウンする馬が多いのが、この2歳路線の特長。

不敗の重賞連勝馬の代表例として挙げられる

メイショウボーラー

ニシノフラワー

らは、本番で明暗。

マイネルマックスも朝日杯が初のマイル。

ならば、ファンタジストもニシノデイジーも、チャンスは十分にあるということ。

ニシノデイジーは3代母がニシノフラワー。新馬負けはマイネルマックス。

選択する道が1600でも2000でも、初挑戦の強みが出る。

 

コラム

キングカメハメハとハーツクライ

読了までの目安時間:約 3分

 


生涯2度の直接対決は、キングカメハメハの2戦2勝。

以後、ハーツクライは古馬になるまで勝ちそびれ、ルメールの日本初重賞制覇をディープ斬りの有馬記念で成したインパクトが、永久に競馬史の中で語られることになった。

10年余りを経て、今注目の種牡馬となった。もちろん、ディープが一番上にいるわけだが、今は必ずしもそうではない。

ざっとステークスウイナーらを挙げていくと、その存在感が際立っていることがよく分かる。
 
 
現2歳馬

クラージュゲリエ<キンカメ>

アウィルアウェイ、ヴェロックス<ジャスタ>・カテドラル<ハーツ>

 
代表産駒

ロードカナロア<'08生・キングカメハメハ>

'12・'13スプリンターズS、香港スプリント

'13高松宮記念、安田記念 計GⅠ6勝(顕彰馬)

ジャスタウェイ<'09生・ハーツクライ>

'13天皇賞(秋)

'14ドバイターフ、安田記念 計GⅠ3勝

 
クラシックホース

アパパネ、ドゥラメンテ、レッツゴードンキ、レイデオロ<キンカメ>・キセキ<ルーラーシップ>・アーモンドアイ<カナロア>

ワンアンドオンリー、ヌーヴォレコルト<ハーツ>

本当の戦いはこれから。

JC ロードカナロア-ルーラシップ-ハーツクライ

でも去年は、

ハーツクライ-キングカメハメハ

その年のダービーは、

キングカメハメハ-ハーツクライ

キンカメ系とハーツクライで、ディープなしのチャンピオンレースのストーリーが完結する時代を迎えたのである。

大舞台で人気のディープを負かした

ドゥラメンテ

ジャスタウェイ

過激な決め手を誇る、日本競馬界のファンタジスタが、名誉ある04クラシック世代の末裔として、今後も、日本の競馬界の中核を形成していくことだろう。

この世代、

ダイワメジャー

代表産駒 カレンブラックヒル、コパノリチャード、メジャーエンブレム

スズカマンボ

代表産駒 メイショウマンボ、サンビスタ

ブラックタイド

代表産駒 キタサンブラック

といった、注目すべき種牡馬がいるだけではなく、

ダンスインザムード

ダイワエルシエーロ

スイープトウショウ

という、母系に入って重要な役目を果たしそうな良血の一流牝馬も多い。

何はともあれ、元気なのは何よりである。
 
 
有馬記念の予想に関する特集記事はこちら
 

 

コラム

3歳の未来・あのJC後の世界

読了までの目安時間:約 3分

 


エリザベス女王杯の本質

全世代の牝馬による総合力勝負。故に、GⅠ級であるのかないのか、牝馬タイトル向きの決め手があるか否かが、1番人気以外ははっきりと結果に表れる。

今年の2頭は、秋華賞3着のカンタービレ、紫苑S快勝のノームコアで、如何せん、タフさで古馬を圧倒するだけのスケール感まではなかった。

いくら何でも、特異な能力の持ち主であったホクトベガクラスでないと、フラワーC組がタイトルを奪取するというわけにはいかなかった。

⑤ノームコア

⑥カンタービレ

似たような感じでチャンピオンズCに挑んだルヴァンスレーヴは、チャンピオンズCで人気に応えた。

まあ、タイトルホルダーなのだが。

 
アグネスデジタル以来、という呪縛から解き放たれたマイルCS

04②ダンスインザムード

これが3歳馬による連対のラストであった。

それが昨年のペルシアンナイトがハナ勝ちしてから、今年もステルヴィオが快走で連勝という結果になった。

①ステルヴィオ

④カツジ

⑪ケイアイノーテック

⑯ジャンダルム

数で攻めただけではなく、同期の中での争いの激しさも、結果に反映されているようだ。

 
JCは3歳馬にとっての鬼門

アーモンドアイがオークスを勝つには、ジェンティルドンナが作ったレコードの更新が不可欠だと思った。

結果同レベルのタイムを叩き出し、オークスより速く走れたジェンティルに上増しすること2秒半も速いタイムで、アーモンドアイはJCを爆勝。

3歳馬の人気に対する縛りは、天才によって解かれたと言える。若馬による1番人気快勝は、38度目にしてして初のこと。

エルコンドルパサーもジャングルポケットも、スペシャルウィークやテイエムオペラオーに人気を譲っていた。

ジェンティルドンナは当然、オルフェーヴルの対抗馬という位置づけ。

歴史を塗り替えるには、今年は条件が整い過ぎていたのもかもしれないが、それを圧倒的な数的根拠で全く論破させなかったアーモンドアイは、さすがに日本に置いておくだけでは勿体ない才能の持ち主である。

1番人気になった3歳ダービー馬は、これまで全て古馬に跳ね返させてきたのだから、基準そのものが変わってとすべきだろう。

 

コラム

クリンチャー×福永で有馬へ

読了までの目安時間:約 2分

 


凱旋門賞17着から、早々に次走の予定は有馬記念としていたクリンチャー陣営。

ただ、マカヒキやオジュウチョウサンなどにこの秋騎乗していた武豊騎手が、結局、陣営の熱意や挑戦に対して、粋な判断をしたともとれるオジュウチョウサンとのコンビでの参戦が決定したため、クリンチャーの鞍上が空席状態になっていた。

「順調に来ていますよ」

管理する宮本博調教師は、クリンチャーの状態に自信を持っている。

そんな中、ワグネリアンもサングレーザーもヴィブロスにも、有馬記念参戦の意思がない状況で、福永祐一騎手へのオファーが成功し、新コンビでの大一番への参戦が、2日の段階で決まった。

「1週前と当週の追い切りには(福永騎手)に乗ってもらう予定です」

【0018】

'14④ジャスタウェイ

'11③トゥザグローリー

'98⑥キングヘイロー

なかなかに結構な有馬記念での成績となっている福永騎手だが、ディープ引退後から10数年ほどで、勝負になりそうな馬に乗ったのは、実力馬の2頭くらいなもの。

その前は開眼前のキングヘイローやフサイチエアデールでしか騎乗していないので、何となく、今年は大物獲りの雰囲気がある福永騎手だけに、妙味のある取り合わせとも言えなくはない。

名手にこんな言い方は失礼だが、当たって砕けろ作戦がやりやすい立場だから、あっと言わせるような結果も期待できる。

積極策に活路を見出せれば、好メンバーの一戦を制することは十分に可能なはずだ。
 
 
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