かきつばた記念2021【予想】|過去10年のデータ傾向と有利な枠/出走予定馬の最終追い切り

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かきつばた記念2021【予想】|過去10年のデータ傾向と有利な枠/出走予定馬の最終追い切り

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かきつばた記念の予想と出走予定馬の最終追い切り評価を行っていきます。
過去結果を見ても荒れる傾向のある中、有力な登録馬の中から鉄板軸馬とされる外厩仕上げの本命馬や消去法で消すべき馬、本命をも超える可能性のある穴馬をデータ分析!

歴代勝ち馬のサインを見逃さず、予想オッズを見ながら過去配当を超える払い戻しを狙っていきましょう。

 

レース名第23回 かきつばた記念(指定交流)JpnIIIオープン
グレード重賞(JPN3)
日程2021年5月3日(月)
発走時間16:20発走
開催場所名古屋競馬場
距離ダート1400m
コース右回り
賞金2200万円
レコードタイム1:23.9

 

かきつばた記念予想2021 - 過去10年のデータ傾向

 

ハンディキャップ重賞だから仕方ないのだが、ラプタスは実績断然で、トップハンデとなる58を背負う。

一方、それと同等かキャリア的には幾らかきつく感じるのが、前走の黒船賞で圧勝のテイエムサウスダン。

57.5というのは、古豪となれば決して重いというところまではいかないのだろうが、4歳馬なのだから、3歳春の時点から古馬のオープン馬と戦っているとはいえ、前走比1.5kg増とするだけでも、やや厳しいという見立てがあって当然。

 

だからといって、往時の走りを見せてくれそうな感じまではしないゴールドクイーン<2年前の勝ち馬>、ノボバカラ<5年前に勝利、昨春のさきたま杯優勝>から狙うようなレースでもない。

違うところから入るのが正解なのか、色々迷うこと5分。(笑)

サウスポーの嫌いもあるし、休み明け。オルフェーヴルでは計算も難しい…、という死角は多いが、中距離適性を隠しつつ、見事に中京の1400戦でオープン入りを決めたベルダーイメルの上昇力と可能性にここは賭けてみたい。

 

新馬戦で本田調教師が横山典弘騎手に依頼している時点で、何だか怪しい気配はするのだが、これを<4‐1‐2‐2/京都1800>という予想された以上の不穏な位置取りで敗れた後、北村友、酒井といった普通の騎手では動かせそうもない馬に乗ってくれそうな腕利きを鞍上に迎えるも、勝ち馬に3秒半以上つけられる惨敗が2度、コロナ禍のローカルで当時2年目の小林凌大騎手に以来の連続体重減で挑んだ叩き3戦目に至っては、競走中止レベルの8.1秒差負けで、稍重でタイムオーバー適応外でも、今の時代、誰もが再調整をする期間を経た後、奇跡が起きる。

 

とんでもない野郎になりかけたので、師も心機一転。

恐らくは、普段からベルダーイメル氏に近いところで、厩舎の雑務もそれなりにこなしているだろう当時ルーキーの本田厩舎所属・泉谷楓真騎手に、厩舎としての一貫した管理で造作なく、かつシステマティックに実戦での騎乗も任せた途端、その後2勝したスズカゴウケツに7馬身差の圧勝。

悲惨な末路を辿ってもおかしくなかったじゃじゃ馬が、何となく、人間の思惑通りに走ってくれた。

それはきっと、勘違いなのだろうけれども…。

 

使い込めば必ず馬体重が一気に減る現象もなくなり、すいすいと夏の新潟で2勝。

一気に3勝はさすがに無理だったが、体を戻して、秋の新潟で今回の騎乗する吉田隼人騎手を迎えると、しっかりと力を出して快勝。

ここまで中距離戦ばかりだったが、ステージを中京に変えた前走の1400Mの3勝クラス・三河Sも好位付けで追わせるところはあったが、結局快勝だった。

 

フレッシュな時は、お決まりの大惨敗、彼の場合はわがままを通そうと職場放棄を選択する悪癖とすべきか、それが出ないやはりステイゴールド系らしい狡猾さが、目先を変えてきた場面で好結果に繋がるというのは、よくあること。

ステイゴールドの出世馬は、東京で好結果を重ねたという傾向はないが、3歳になって挑戦の中距離重賞ならば、それは違う。

ゴールドシップもオルフェーヴルも、その頃までは東京で鋭い反応を見せていた。

 

かきつばた記念予想2021 - 出走予定馬の血統/成績/タイム

 

右回り実績が全くないので、小回りの名古屋で大出遅れもしでかしそうな気配もする怪しい男だが、そんな馬を丁寧に本来の走る馬に育てるテクニックは、吉田兄弟の持ち味でもある。

兄の豊騎手がメジロドーベル<G1を5勝>を任せられた頃、彼女がかなり際どい面を秘めつつ、そんなところはあまり見せなかったのは、スマイルトゥモローやブルーメンブラットという難しい気性の牝馬で大一番を制した実績をとって見ても、容易に理解できる。

 

必ずしも、顔が似ているからと言って同質の騎乗スタイルとは限らないし、ローカルを主戦場とする弟・隼人騎手の置かれた立場とも違うわけだが、メイケイエールと同じ一族のソダシが、そこまでお利口さんというだけの見た目通りのプリンセスのわけがない。

名手の血筋というよりは、仕事人の矜持を玄人好みの舞台で魅せるのが、「吉田騎手」の本懐なのだ。

 

今回も前に行けるとは限らないが、意外と持ち時計もあって、一応、ダノンキングリーやダノンレジェンド兄弟もいる血統背景から、ダート向きに出ても不思議はないものの、ストームキャットは入っていない。

母のルリニガナも、函館の新馬を制した後に函館2歳Sでマジカルポケットの3着。

豪州育ちのスニッツェルを父に持ち、本当はもっと芝向きに傾いておかしくなかったが、そこにストームバード<ストームキャットの父>が入り、キングマンボの影響もあったのか。

北米血統のバランスを、ダートもこなすステイゴールド系らしい柔軟な性質も、こうした形での活躍に繋がったのか。

いや、活躍とするには、まずここで重賞馬を負かしにかからないと始まらない。

 

かきつばた記念予想2021 - レース展開と最終予想

 

相手は一応5頭としていたのだが、連絡みまで想定するのは難しいし、絞るのも勇気がいるのでは埒が明かない<由来通りに競馬で使うなら『開かない』の方が本質に迫れるか>となって、ちゃんとした実績を近走で示している人気の2頭に絞って、ベルダーイメル軸の馬連流しを敢行。

妙味のない3連複で人気勢を絡め、点数を絞って狙うならば、

 

・ノボバカラ <前走の東京スプリントは久々の好走も、ローテアかなりタイト>

 

・ゴールドクイーン <前走転厩初戦で−24kgはいかにも悲惨なようで、暮れの園田が重すぎただけとすれば買える>

 

・スマートセラヴィー <矢作流の連闘ながら現在連続体重減、56も強調材料ではないが、年末までの調子に戻れば…>

 

 

と、買いづらい馬ばかりで、あとは時計不足等で押さえるほどの意欲までは湧かなかった。

ならば、ここは絞った方がいいとしたわけだが、穴馬同士のワイドなんかは面白いか。




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