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新馬回顧<7/15・16>

読了までの目安時間:約 3分

 

続猛暑の土曜日は、似たタイプ同士の上位争い。
芝の1200戦が行われた函館、福島は、共に好発押し切りの牝馬が勝利。
函館はストロングリターン産駒のサンダベンポート、福島では北村宏司騎手騎乗のキンシャサ牝駒・オジョーノキセキが人気勢の追撃を凌いだ。
競馬の基本を地で行く理想のスタートからの粘り込み。
福島のオジョーノキセキは断然人気馬のマークをモノともしなかったから、好素材と言える。

中京ではマイル戦。
今週も人気馬が勝ち上がった。
クロフネ産駒のスワーヴポルトスは、同じく母父ディープを連れてくる盤石の好位抜け出し。
謎の南米牝系が最近やたらと活躍しているが、この馬は血統の印象通りにマイル近辺が合いそう。
福島ダ1150も北村騎手のココロノイコロが勝って都合4連勝とした。
このレースは小柄な牡馬がワンツーを決めたが、勝ち馬はシニスターミニスターでも母父マンハッタンカフェの影響もあるのか、軽いフォームで走っていたので、次は芝を使ってくるかも。

日曜函館、渋馬場寸前の1800戦圧勝のステイゴールド産駒・ディロスは、終始差す形に拘ったルメール騎手の乗り方が、完勝に繋がった印象。
正統派の欧州型チャンピオンディスタンス配合で、札幌2歳Sでコケたくらいなら見限らない方がいい。
晴れの中京は、2000Mの好カード。
ブロードアリュールの孫・ワグネリアンが、断然人気のシルバーステートの全弟・ヘンリーバローズを終始マークし、直線の一騎打ちをねじ伏せる形で制した。
上がりが異常に速いことは、新潟戦のデータからも危険性を伴うが、現状、反応の差はそのまま能力の違いとみる。

たまに小雨も降る福島の1800は、強気の競馬で押し切ったハービンジャー牝駒・ノームコアの強さだけが目立った。
フサイチエアデールの一族だから、GⅠという壁をどう乗り越えるかがポイントとなるが、キレない部分をこの手の強気の競馬でカバーすれば、ライバル多数の中距離でも見劣りしない。

中京芝1200は、若手騎手の不手際が目立ったが、川又騎手と楽に逃げ切ったテイエムスグレモンは、上々の新馬戦になった。
ディープブリランテの産駒。

 

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名鉄杯 -回顧-

読了までの目安時間:約 2分

 

コパノチャーリーは、兄同様にモタモタしたところがあるということを知っているのか、デムーロ騎手はやや人気が集まりすぎていたオウケンワールドを駆って、序盤だけは自分が乗る前の彼本来の先行策をとろうと、テン乗りだった相手の佐藤友則騎手に、ちょっとけしかけたところがあった。
その後、だったら俺も行くとベテラン勢が2頭それに絡んできたころには、流石にオープン初戦では苦しいと思ったが、好位のインに入って脚を溜めていた。

先行馬に有利ということは、騎手もファンも知っているので、逃げ馬にだけは自分の形に持ち込ませないように努力をしたが、特にラップを乱されるようなプレッシャーを与えられなかったコパノチャーリーは、直線でも粘り、坂を上り切った辺りだったか、ちょっと外へ切れていったものの、粘り込める態勢には入っていた。

が、彼が活躍していた京都のように、スピードで押し切るのはさすがにタフな中京は、時計も少し要する。
一度は叱咤されて、もう一度頑張ろうと鞍上の励ましに応えたオウケンワールドと、こちらは普通に競馬をしたセンチュリオンは自分の走りに徹して、最後は逃げたコパノチャーリーを捉えきった。

こういう駆け引きは、これから行われる小倉のオープン特別や札幌の重賞だと、まま見られなくもない光景だが、是が非でも重賞に出たい面々は、一応チャンピオンコースであるこの中京で、みんな一生懸命に頑張った。
これで4連勝としたオウケンワールドからは、クロフネ×マーベラスサンデーというダートの鬼配合の影響というより、3代母ロジータ譲りの底力が今回は感じ取れた。
テイエムジンソクが春にスイッチが入ったように連戦連勝しているけれども、レギュラーメンバー以来の大物誕生となったことは間違いないわけで、あとは昨年圧勝のマスクゾロのようなことがなければ、言うことなしの上がり馬になれる。

 

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函館記念 -回顧-

読了までの目安時間:約 4分

 

先行崩れは予想通りだが、それでも2着争いに逃げ粘る意外と楽逃げとなったヤマカツライデンの姿があった。
それもそのはず。洋芝の重馬場とは思えない2:01.2で、肉弾戦という気配もなく、それは道中の芝の掘り返され方でも、4年前の道悪とは違う感じがあった。

道悪対応の能力云々以前に、若干適距離が見えづらくなっていたルミナスウォリアーが、生涯初めての重馬場に適応して、中団からただ一頭突き抜けてきた。
筆者期待のアングライフェンが道中うまく馬込みを捌け過ぎたことと、北村騎手がうまく乗れ過ぎる今の状況もあって、道悪としてもやや早い仕掛けになったことで、逃げたヤマカツライデンと好位グループのごちゃごちゃした2着争いは大変な混戦となっていたが、根幹距離の底力勝負こそ我がステージとGⅠ4勝の父・メイショウサムソンがこよなく愛した2000Mの力勝負で、遅ればせながら6歳の安定勢力が、ついに重賞ウイナーの仲間入りを果たした。

昨年のこの時期は七夕賞を使っていたような馬で、ハイレベル決着で全く見せ場なしに終わっていたが、その後のローテーションは、何か今年のこの路線に再度挑戦しようという陣営の狙いが感じ取れるものがあり、今度はさすがに1分57秒台の決着は有り得ない北海道で、最後はお湿りのおまけつきで、あまり鋭い脚は使えないが、それでも出走メンバー中常に上位の決め手を使ってきた実績を遺憾なく発揮し、隠れた洋芝適性が全開となったルミナスウォリアーは、生涯一度きりの重賞タイトルとなりやすい函館記念ではあるが、今後大いにその渋さを活かした戦いを中距離戦線で見せてくれるはずだ。

柴山騎手が出たなりの位置取りから、あまり行く気を見せないヤマカツライデン以外の逃げ馬を、先行するグループがそれをパスするのに思案している勝負所で、馬の馬場へのフィット感を汲み取って一気のスパートで追い上げていったことで、その他の伸び脚は大分鈍ったように映る最後の攻防となったが、これは人馬一体、勝ち馬のコンビネーションが完璧だった証。
石橋騎手でも武豊騎手でも、勝つ時は完璧に自分のレースに持ち込んで完勝していた父の姿とダブる。

一時期の函館記念らしく、雨でさすがに時計が遅くなったので、ベテランもすかさず入着争いに加わった。
ここ数年毎年のように札幌で使われていたタマモベストプレイと最後は叩き合いで粘ったヤマカツライデンは、あの超消耗戦の天皇賞以来の競馬。
揉まれた経験は格が下がると大きく好影響を与えるとされるが、例年なら勝ち時計になる3分15秒台で駆けた能力が、血統のイメージに見合った2000Mのパワー勝負で限りなく出し切れた印象がある。
昨年2着のケイティープライドも2着争いに加わり、ここだけハンディキャップ競走の趣が漂っていた。

しかし、その趣というやつは、人気に応えられなかった実績上位組方が当てはまるか。
高速馬場ならやりようがあっただろうが、道悪で内枠の3歳馬はほぼ死に目のサトノアレスは6着で頑張ったが、ステイゴールド一団は一頭も馬券に絡めず、重賞は皆二桁着順。
来そうな時ほど来ないのは、ある意味勝ち馬の親仔関係に似たところもあるが、アングライフェン以外は6歳以上だから、自分のリズムで走ること以外には、あまり走る気が起きないのかもしれない。
故に、夏のローカル重賞参戦となるわけで、筆者も読みが甘かったと反省している。

 

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