血統予想・コラム

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関屋記念 -回顧-

読了までの目安時間:約 4分

 

さすがは斤量51。

キレッキレの直線は、牝馬だけの争いに展開し、上位人気の牡馬は皆消えてしまう結果に。

内にモタれながらも、3歳牝馬にはタフな中山マイルのフェアリーSを差し切り勝ちしているようなプリモシーンには、いい条件が揃っていたということだろう。

それをみんな理解していたから、誰よりも支持を集めた。

ここに合わせるように、鞍上の北村宏司騎手も勝ち星を切りのいいところにまで押し上げ、本番もきっちり馬の持ち味を引き出した。

表情その他、佇まいを見たところでおよそベテランには見ないジョッキーだが、もう四十路手前の20年目である。

周りを気にしながらの直線はいつものことだったが、休み明けと差し損ね連発中、斤量面が一気に有利になったことが、全て重なったからこその鋭すぎる反応だから、これは仕方がない。

みんなの期待に応えるという意味では、キタサンブラックに乗っていた頃にように、今はコンスタントに重賞を勝てている。

ルージュバックのオールカマーのイン強襲など、実に見事。

そういえば、やや古い話だが、ダンスインザムードを5歳時に復活に導いたのは、前年乗り手がいなくなり、藤沢調教師に全てを任せられたのも北村騎手、その人だ。

やや気が立つところのある若い牝馬には、ある程度の遊びが必要。

がっちり抱え込むように全てをコントロールしようとすると、日本で決め手比べで出番のあるタイプとは息が合わず、気持ちが萎えてしまうような失敗に繋がるケースもある。

陣営はそういうことを防ぐように鞍上をうまく選択しようとするが、プリモシーンだって世界のノーザンファームの生まれだ。

シルクの勝負服を身に纏っていなかったから、こんなに早く重賞2勝を上げることはできなかったかもしれない。

このレース。

オッズはかなり割れていたが、レースを見る限り、かなり次戦以降が楽しみな馬が揃っていた印象がある。

まずは逃げることは叶ったが、重賞級の男馬に好きなように走らせてもらえなかったエイシンティンクル。

兄のヒカリが多分に鞍上を手こずらせる気性だったから、妹も変なスイッチを入れさせないように大事に使われてきて、ようやく5歳夏にオープン入り。

1400の準オープンを抑えていっての好時計勝ちで乗り切ったから、評価がうなぎ上りになったものの、そこに過剰さをまるで感じさせない総マークの中での唯一の先行残りだから、勝ち馬と同格と扱えるし、何より、二番が利きそうな安定感が出てきた。

ワントゥワンは直線勝負型で、それを極めるように極端な策に出て2着。

こちらは鞍上次第で、キャラが変わる感じもする。1400ならもっと攻めていっても面白い。

ヤングマンパワーがあわやの4着。ようやく立ち直ったが、何故か今年も二桁体重増で好走。

ピークをここに持ってくるのはわかるが、今は変に体重を減らすこともないから、この辺りは6歳馬なので気にはなる。

期待のスターオブペルシャは、確かに意義ある先行には思えるが、かなり無理やりに位置をとりに行ったから、エイシンティンクルをいじめるだけで終わってしまった。

内田騎手の器用ではない面が、全てマイナスに出てしまった感じで、このコンビでの好走条件は限られるように思える。

少なくとも、前半猛ペースは有り得ない新潟には合わなかった。

 

レース回顧   コメント:0

関屋記念 -予想-

読了までの目安時間:約 4分

 

今年は珍しく3歳馬が2頭登場することになった。

筆者は51という斤量、ちょっと前にかなり格下だったサトノフローラに賭けて、結果的に3着止まりでいい思いはできなかったが、何かを掴める確率は、オープン実績のない古牝馬と大差ない斤量の牡馬より、かなり分がある気がするので、プリモシーンに関しては多めに押さえたいと思っている。

ウオッカやブエナビスタのクラシック制覇後の古馬挑戦はうまくいかなかった例もあるが、それは目標が凱旋門賞であり、リトマス試験紙としてビッグレースを選択したまでのことで、フロンティアのようなGⅠではイマイチでも、GⅢなら戦えるような馬であれば、この時期のこの路線の古馬の質はそれほど高くないだけに、隙をついての台頭は十分想定される。

桜花賞はハイレベル。NHKマイルCは混戦模様で、双方流れに乗れたわけでもないが、後者では掲示板を確保。

また、初勝利時に後のクイーンC快勝馬・テトラドラクマを破った際の鞍上である北村宏司騎手が騎乗する。

休み明けがいいという印象はないが、おかげでプレッシャーもあまり馬にはかかっていない感じもある。

このスイッチはプラスにとらえたい。

で、本命は別のところに打とうと思った。

高速決着必至の関屋記念。完成度の高い古馬がいれば、それが勝つのは当然。

奇しくも、北村騎手が長く所属した藤沢調教師の管理馬が2頭登場する。

何となく、パッケージで捉えてしまいたくなる気持ちもちょっとあって、

◎スターオブペルシャ

○プリモシーン

▲チェッキーノ

注ウインガニオン

△ショウナンアンセム、フロンティア、リライアブルエース

チェッキーノは過剰人気の長期休養明けの一戦で、見せ場は全くなかったものの、初の古馬戦に遠征も込みで、まるで体はできていなかったのに、マイルの持ち時計は大幅の更新している。

杉原騎手も最近は重賞でもそれなりの馬に乗っているし、気後れすることはない。

キレ馬ではないが、直線はよく伸びてくる印象の馬。動ければ、十分に台頭できる可能性を秘める。

何せ、一族の長・シンコウラブリイや母ハッピーパスは古馬になって強くなった馬である。

さて、スターオブペルシャだが、前走は今回と同じ内田騎手が騎乗も、まるで前に行けなかった。

直線に入ったところでいっぱいいっぱい。

その前に杉原騎手で、鮮やかに新潟の谷川岳Sを圧勝した馬とは思えない内容だった。

しかし、ここにも出ているショウナンアンセムにあまりも流れが向きすぎたレースであり、騸馬になって久しいが、ベスト体重に近づけたとはいえ、まだ暑くなる前の時期から使い続けて計20kg以上馬体が減った中で、展開合わずの道悪は、かなりのマイナス材料になった可能性がある。

道悪はむしろ歓迎のダイワメジャーに、ドイツで成功したボールドルーラー系のビッグシャッフルという配合。

兄ロサギガンティアは狙いの中でここを使われなかった面もあって不発だったが、弟はむしろ、この条件でこその馬。

小回りの左回りコースはなく、似たようなリズムを刻むと、左回りに偏るのは不自然なことではない。

気合いが入ってきたようなところもある内田騎手が、3歳春の東京で1:20.8で走らせた記憶があるなら、ここでは能力断然の結果になることも想定される。

力はここでは一枚上ではないだろうか。

 

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エルムS -予想-

読了までの目安時間:約 3分

 

トーセンブライト×ゼンノロブロイという配合は、重賞で買うにはちょっと勇気がいるが、ハイランドピークのスケール感は、GⅢ級に止まらないと感じる。

昨年の優勝馬のロンドンタウンは、すぐに韓国で結果を出した。

その前はローマンレジェンド。GⅠ連対馬を抑えて、見事に2勝している。

そのレベルにあるのではないかとも思わせたのが、アンジュデジールで調整目的のような参戦となる横山典弘が駆った中山での2戦。

先行型を流れに乗せるだけではなく、勝つために必要な追手の脚をなくすような絶妙なペースを作ることにかけては、先週もやってくれた武豊騎手と比肩、その手段を選択する頻度では、むしろ横山騎手の方が多いので、いつものように覚醒させるように施したそれは成功。

後続勢を絶望させるように、上がり最速の逃げ切りであった。

その後、マーチSではうまく運ぶことができず、それでも上がりだけは最速で重賞を経験。

以後、福永騎手のじんわり進出での準オープン勝ちは初の関西遠征でのもので、次が和生騎手で正攻法の競馬のマリーンCが後に大成する可能性のあるユラノトの2着という内容。

横山和生騎手は、本来お手馬のハイランドピークを父に奪われたというより、陣営が能力の判定に必要な要素を整えた中で、次の展望を見据えたスイッチが行われただけで、継続騎乗は狙い通りの可能性がある。

上手に走れることは分かっている彼が、下げて勝負はしないだろうし、モンドクラッセやドリームキラリがいるなら、無理に先行することもない。

もう、普通に乗っても、十分通用するはずだ。

◎ハイランドピーク

○ミツバ

▲ノーブルサターン

△アンジュデジール、ブラゾンドゥリス、モルトベーネ、ロンドンタウン

似たように本格化気配のミツバに、ムラっ気がかえってそそられる面を生んでいるカジノドライヴ産駒のノーブルサターンなど、小回り専門の馬があまり多くない組み合わせで、底力のありそうな馬を優先的に押さえてみたい。

 

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