中山記念2022の予想 過去10年のデータ傾向と有利な枠/出走予定馬の最終追い切り

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中山記念2022の予想 過去10年のデータ傾向と有利な枠/出走予定馬の最終追い切り

読了までの目安時間:約 15分

 

中山記念の予想と出走予定馬の最終追い切り評価を行っていきます。
過去結果を見ても荒れる傾向のある中、有力な登録馬の中から鉄板軸馬とされる外厩仕上げの本命馬や消去法で消すべき馬、本命をも超える可能性のある穴馬をデータ分析!

歴代勝ち馬のサインを見逃さず、予想オッズを見ながら過去配当を超える払い戻しを狙っていきましょう。

レース名第96回中山記念
グレード重賞(G2)
日程2022年2月27日(日)
発走時間15時45分
開催場所中山競馬場
距離芝1,800m
コース右回り
賞金6,700万円
レコードタイム1:44.9

 

中山記念予想2022 - 過去10年のデータ傾向

 

中山金杯の連対馬であれば押さえるべきだが、それ以外を買う必要はあまりない

来たのはフェデラリスト、ウインブライト2回と昨年連続1、3着としたヒシイグアスウインイクシードだけ。
中山内回りのこの時期の重賞で連続好走を繰り返すウインイクシードは拾っておくが、その他の好走水準の見えづらさに対抗する好走馬即買いのリズムとは合わない今年の登録馬の組み合わせからも、無理筋で押さえるべきではない。

昨年とは違い、京都金杯<中京開催>の組も皆無。
元より秋のG1を使っていた馬から狙うレースという傾向を踏まえても、必要に応じたところで、軸から狙う手はない。

有馬記念よりも11月まで大箱のコースで行われた大レース以来の馬から狙いたい

有馬記念から直行の馬で勝ったのは、秋にG1を2つ使う前にオールカマーを勝っていたナカヤマナイトだけ。
一つ挟んで参戦の例はそもそも少なく、ならば、香港のレースやマイルチャンピオンシップなどを使ってきた馬の方がまだ来るといった感じ。

秋の天皇賞組も、名の通ったジャスタウェイやアンビシャスなど格負けのない面々なら通用であり、軸から狙うべきはこの組が理想。
ただ、ジャスタウェイ級でなければ、中山適性は重要となるから、小回りの1800や中距離でコーナー4つの競馬をしっかり経験している人気馬を押さえていきたいところ。

ドバイを目指す馬も最近はあまり使って来ないことで、大阪杯か香港のQEⅡCを目指す馬のステップになりやすいからこそ、仕上がりが不十分の人気先行型はよく出てくる。
だから、これを制することができるのは中山巧者<内回り重賞などで2度は連対しているだとか、4着以下のない馬など>という理屈で、中山金杯好走馬が台頭するという構図が見えてくる。
ダノンザキッドやパンサラッサは秋の重賞で好走していたから全く切る理由はないが、わざわざ本命にすることもない。
人気に見合った好走の記録を残せるような中山適性までは、両者ともあまり感じられない。

その他枠をいちいち拡大した理由は明快

注目はその他路線から登場する3着の伏兵。

 

  • 2012年 リアルインパクト→ 前走・阪神C 10着<単勝 10倍>
  • 2013年 シルポート→ 前走・阪神C 14着<単勝 13.3倍>
  • 2014年 ロゴタイプ→ 前走・札幌記念 5着<単勝 6.2倍>
  • 2015年 ステファノス→ 前走・富士S 1着<単勝 8.4倍>

しばらく、前走秋のG1組が好走を続け、

2020年 ソウルスターリング→ エプソムC、府中牝馬S連続出走取消/前走・ヴィクトリアマイル 9着
<単勝 38.6倍>

要するに、この辺りから中山内回りコースの芝重賞らしいトリッキーさが顕在化してくるわけだ。
こんなものに一貫性があるという論理性は通用せず、中山が得意なロゴタイプのような馬がいれば、いかにも東京向きのステファノスソウルスターリングも来ている。

3着だからという魅力がある一方、頭まではないだろうという考えもあっていいわけで、中距離ならば一定の結果が残っていて、マイル以下の距離延長の組であれば、ほとんどその際の結果はノーカウントでよろしいという傾向と一応しておきたいが、札幌記念で人気になった馬が順当に来る前に、阪神Cの激流に呑み込まれた面々が巻き返したという傾向からも、なんでもござれという感じでライトなスタンスで構えて、大きく遊んでみたい枠を十二分に活用しておきたいところだ。
道悪だと、その枠が時より広まるからお楽しみも増えるが、投資額が増え過ぎるから気をつけたい。

今年だと本命のガロアクリークはスプリングS勝ちの実績があり、セントライト記念でも3着と好走。
アドマイヤハダルは期待の4歳馬で、前走の負けは勝ったということにもできる白富士Sでの好走例であるから、昨年も金鯱賞を賑わしたことを考えて、2着くらいなら当然考えていい。
これに中山でしか結局走らないコントラチェックだとか、本当は中山巧者のカラテを押さえればいいが、逃げ馬の一発狙いなら、トーラスジェミニは中山や福島など右回り中距離に良績集中であるから、買うならここのような気がする。
パンサラッサ共々、タフな先行型に育ったから、簡単には止まらず、先行型2頭残りは中山記念の名物でもある。

 

中山記念予想2022 - 出走予定馬の血統/成績/タイム

休み明けから能力全開の根拠は全くないものの、中山記念が妙に似合う馬に育ちそうな予感は3歳時からあったガロアクリーク。

 

ガロアクリークの血統

父キンシャサノキセキは、オーストラリア産で北半球のサイクルより半年遅れの9月生まれながら、暮れのデビューからオープンのジュニアCととんとん拍子で連勝を飾った。
しかし、本領発揮は古馬になってから、それも同期のメイショウサムソンやアドマイヤムーンが盛りを過ぎたか引退後の本格化であり、初重賞制覇は5歳夏の函館スプリントSだったものの、初G1制覇は7歳春、改修前最後の平坦馬場で行われた中京の高松宮記念だった。

まだ若き指揮官だった堀宣行調教師にとっても思い出深い管理馬であり、8歳春の阪神開催となった高松宮記念で連覇達成を機に、現役を退いた名スプリンターだった。
勝ち星の多くは1200M<キャリア全て芝>であり、
【5・4・2・3】

という好記録を持つが、本番のレースということもありその中の4着以下3例は全て二桁着順であった。
一方で見逃せない性質が、

【5・0・0・3】
という記録ながら、1200とは違って全て5着以内の記録を持つ1400への好適性ぶり。
阪神Cをそれぞれ、高松宮記念優勝の前年に制して連覇。
2009年のG1馬になる直前のシーズンでは、スワンSも勝ち切っている。

この馬はその産駒にシュウジというタフな代表産駒を先に送っているが、彼も阪神Cを制している。
祖父フジキセキのように、早くから完成はしていたが、8歳になった昨年最初のジャニュアリーSでも3着と上位入線。
その他の産駒が早熟性をアピールする短距離型ばかりであるから、ガロアクリークと共に、このシュウジの成長曲線にも興味を惹かれるものがある。

さて、ガロアクリークなのだが、母母父がディープインパクトの近親でもあるNashwan。
この馬が6戦6勝で英2000ギニー、ダービー、エクリプスS、キングジョージと圧巻のロイヤルストレートフラッシュをかましている名馬。
この馬の従妹に、ドイツのアラルポカル<芝2400M>を勝ったウインドインハーヘア=ディープインパクトの母がいる。
ナシュワンは凱旋門賞馬・バゴの父となり、その仔は日本のグランプリクイーンとなったクロノジェネシスという流れを作った。

また、ガロアクリークの4代母が4歳時に欧州圏の平地最長距離G1であるカドラン賞<ロンシャン・4000M>と凱旋門賞を制したGold Riverであり、その産駒のGoldneyevの直系孫世代が、オークス、秋華賞と牝馬二冠を制したミッキークインの母であり、その父のGold Awayの仔に、アレクサンダーゴールドランという香港Cも制したアイルランドの名牝もいる。

そうしたアジア向きの性質を見越して輸入されたものと思われるガロアクリークの母ゴールドレリックは、ディープスカイ<NHKマイルC、東京優駿>を生産した笠松牧場としては、それ以来の大物となったガロアクリークまで見事に毎年産駒を出しては走らないという流れを突如11番仔と生を受けて変調させ、今に至る。
一応、大物級になりかけたシュウジと同じで、母父にKingmamboを持ち、その直仔であるキングカメハメハをBMSとするルフトシュトロームもマイルまでこなしている。
短距離型をつければ、それ相応の快速ぶりを見せる産駒を出すキンシャサノキセキは、ダートをこなすサクセスエナジーなども出しつつ、ゆっくりとその守備範囲を広げながら、サンデーサイレンス系の万能性を体現しつつある。
その代表馬に今からでもなれそうな5歳のガロアクリークには、まだいろいろな可能性が秘められている。

快速コントラチェックに、前々走の福島記念では全く追撃の隙を与えなかったハイペース製造機のパンサラッサに、今回は安田記念好走後に七夕賞逃げ切りのトーラスジェミニが加わる。
実は速くないが、徹底して前に行こうとするワールドリバイバルも出られる賞金は持ち合わせていないが、出てくればこの馬が前に行っても不思議はない。

昨年3着のウインイクシードもそれを追うということでは、プランニングが明解な先行タイプ。
いずれも、ある程度のペースになったところで簡単にはタレて来ないから、人気になりそうなアドマイヤハダル、カラテ、ダノンザキッドらの強敵となって不思議はない。
そもそもが前残りの多いレース。
何だかポカポカ陽気ではないかという予報も出ており、怪しげな雰囲気を醸す穴党向きの中山記念になりそうな予感はプンプンする。
1番人気の勝ち馬は、堀厩舎の2頭のみで、G1馬も人気になりすぎて何度も墓穴を掘ってきた。

しかし、古馬相手にも既にめどを立てた4歳の2頭は、中山での実績は少し怪しいとしても、総合力のマイル以上の競馬でしっかりとした好走実績を持つ。
一時期ほどの中山記念のレベルではないが、今でも国外の大レースに繋がる側面<ここ数年は立て続けに、少し前ではヴィクトワールピサ、ジャスタウェイなどが壮行レースとしてこのレースを制し、ドバイや香港の大レースで主役になった>がある以上、当然、勝ち馬にダノン、アドマイヤなどの血統馬が名を残せば、また中山記念の株は上がると言える。

ただし、ここは世界屈指のリピーターの巣窟とされる特殊能力だけで通用のスペシャリストが幅を利かせるところも、皆がよく知るところ。
そうしたA級馬のステップ<必ずしも、当該年出走馬とG1での成績がリンクするわけではない>として機能していたものが少し弱まり、G1でも超A級格ではないところで大威張りだったウインブライトやラッキーライラックなどが連続好走の流れに戻った。

 

中山記念予想2022 - レース展開と最終予想

8歳になったウインイクシードをまた狙うにも流石に気が引けるからということで、近1年で出走機会1度のみ、それもよくわからない展開のエプソムCで、不安の残る除外明け初戦での惨敗からまた球節炎のような症状が出てお休みしていたガロアクリークを、休み明け快走の根拠には乏しいが狙ってみたい。

皐月賞では仕掛けを待って、当時からA級のコントレイル、サリオスには通用しなかったが、前に行っても特に味が出るわけではないから、苦しいコロナ禍最初の年だった2020年に乗っていたヒューイットソン騎手から手綱を受け継いだ川田騎手のスタイルとは合わなかった。
そもそも、クラシック競走にフィットした万能性や耐久力のようなものを備えた、いかにもサイアーラインを牽引しそうな期待馬のパフォーマンスを期待できるようなタイプではない。

しかし、ちょうどヒューイットソン騎手が日本の速い馬場を意識しなくなったのか、仕掛けを待って勝負できるようになったところで、前走は太目残りでスパートもいくらか早く、また距離も長いことで末の鈍った水仙賞の後のレースにスプリングSを選択。
首尾よく人気のヴェルトライゼンデを狙い討つと、坂上の攻防まで併せ馬だったものが、そこから一気に突き抜けた。
そうした傾向は、位置取りがいつも悪いわけではないのに、結局、待って仕掛けた時の方が味わいが出るというキャラを、負けてふて腐れていそうなレースを見返してみると、よくわかる。
今回も乗る田辺騎手と、今回と同じ条件のディセンバーSでスローの追い込みを仕掛けると、モノの見事にトーラスジェミニの罠に引っ掛かり、理想の追い上げをできずに見せ場作りに止まっている。

スプリングSはもっと遅く、長距離戦のような超スローだったが、前も変に抑えすぎて伸び負けしている。
ハイペースの皐月賞ではベストの展開だったから、内容はともかく、結果は悪くない3着。
今年のメンバー構成から、スパートのタイミングを差し馬に合わせ、ゆったりを動き出す形を田辺流でとってくる可能性にかけても面白い。

管理する上原博之調教師は、ダイワメジャーやセイウンコウセイが渋った馬場でも強かった印象の通り、他にもマイネルラクリマやダイワファルコン、あっと言わせたショウナンタキオン、ダイワワイルドボアなど、妙に道悪が得意な活躍馬を多く送り込む一方、そうした馬が意外な高速競馬での能力全開というような、気難しい馬の才能発揮に長けた技術を密かに、また時折重賞級レースで披露してくる。
すでに中山1800で結果を出しているガロアクリークは、中山専門ではないはずだが、それはダイワメジャーやセイウンコウセイのようにハイペースでも前で粘り込める能力を披露してから、万能性の獲得となる。
田辺騎手は変幻自在をモットーとしている横山典弘的性質を若干持っているとして、このメンバー構成と自身の臨戦過程から、大いに作戦チェンジはないだろう。
動き出すタイミングこそ難しいが、スタートはいつも悪くない。
怪しげな人気馬が必ず登場してくる中山記念に今年もなるのだから、職人気質の人馬に秘める適性の全開を期待してもやはり筋悪ではない。




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