競馬ニュース&コメント

JUST競馬予想ブログ – 血統予想・コラム

グランシルク骨折、競走能力喪失

読了までの目安時間:約 2分

 

昨年の京成杯オータムHを好時計で圧勝したグランシルクが、中山記念に向けた調教の際、左第1指骨骨折を発症し、競走能力喪失の診断が下り、引退することが明らかになった。所属するシルクホースクラブの発表。

重賞1勝馬ながら、3歳時はNHKマイルCで1番人気に推されたほどの好素材。

惜敗街道に終止符を打ったのも束の間、走る馬だからこその故障による引退は、実に残念だ。

通算成績は24戦5勝。美浦・戸田厩舎、牡6。

キタサンブラックと同期で、ミッキークイーンやルージュバックは、レースを使えない時期こそあったものの、無事、繁殖馬としての役目を果たすべく、ついこの間引退したばかり。

勝てない時期が長く、オープン特別でも取りこぼすことが多かったグランシルクは、昨年の夏頃から、ちょっとずつ自慢の末脚に安定感のようなものが出てきて、先述の重賞制覇に繋がった面があり、6歳馬ながら、ノンコノユメやテイエムジンソクも活躍する中で、彼も芝路線でまだまだ今後が期待されていた馬だった。

もう3年ほど前の話になるが、関東馬はショウナンアデラ、ダノンプラチナ、ルージュバック、ドゥラメンテの他にも、後に中距離王になるサトノクラウンや弥生賞でその2着になるブライトエンブレムなどなど、相当なレベルの陣容を誇っていたのだが、いざクラシックシーズンになると、ドゥラメンテ以外全て、例年通りに関西のトップホースが力を見せていた。

フェブラリーSはグルメフロンティア以来となる関東馬の優勝で終わったが、菊花賞は01年以来、連対もままならない状況。

真のレベル均衡化は、まだ道半ばである。

 

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今年も雪に泣かされる・1回小倉競馬

読了までの目安時間:約 2分

 

昨年は初日の競馬、今年は変則月曜開催の2日目が雪にやられてしまった。

今週から始まった小倉競馬は、土曜日こそ、何とか雨の中全レースを消化できたが、今週の京都競馬が終了した日曜夕刻には、すでに翌12日の小倉開催はレッドシグナルが灯っていた。

起きてみて、やっぱりの銀世界。

ほぼ毎年、中央競馬だけではなく、地方競馬も雪による順延や中止が頻発している状態だ。

色々と対策を練る必要はありそうだ。

火曜日。前々日の時点で確定していた馬番そのままに、月曜日からせっせと除雪作業をした甲斐もあり、1時間遅れのスタートから全て後ろ倒しの発走時刻で、何とか12R全て、滞りなく無事行われた。

ただ、GⅠウイークに食い込むようにして、バタバタの4日間開催となってしまった。

この時期、雪による被害が甚大なものになっている状況を考えたら、明らかにヒューマンエラーの側面があったことを、主催者側には真摯に捉えてもらいたい。

ファンが得をする番組には今年もならなかった。

尚、その代替開催が行われている最中、美浦所属の名伯楽・二ノ宮敬宇調教師が定年を前に、65歳の節目を機に勇退することが、JRAから発表された。

凱旋門賞の頂に2度も際どく迫った名馬を育て上げ、ディーマジェスティ、蛯名騎手らと挑んだ一昨年のクラシック戦線での活躍も記憶に新しい。

「外から競馬を見ようと思い…」

人生80年。二ノ宮師の決断を支持したい。

頂点を極めることができなかった。その心残りを、馬に託すべきではないと判断したように思う。

 

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雪と共同通信杯

読了までの目安時間:約 2分

 

今週も、日曜日は南岸低気圧接近との不穏な予報で、気温が上がって雨との見立てが出ているが、果たして。

近年、雪による順延となった共同通信杯は、14年と08年。

2週続けての大雪で、前週の根岸Sや東京新聞杯なども、平日開催になった。

14年は、特に酷かった。

前週で重賞を消化できなかったものを翌週に施行しようしたが、また雪予報で早々土日の中止が決定。

月曜からは何とか開催できるようになり、前週分の東京新聞杯と土曜開催分のクイーンCは消化できたが、共同通信杯はフェブラリーSの翌日に、急遽押し込まれる形で開催された。

勝ったのは連勝中のイスラボニータ。人気になったサトノアラジンは3着に敗れるも、長くかかって、昨年ようやくGⅠ馬の仲間入りを果たした。

昔は中止が少なかったが、残雪がラチ沿いに沢山積み上げられている中を踊るように走ったナリタブライアンの時は、かなり順延等で番組が変更になった珍しい年で、月曜日に行われている。

ただ、究極のイレギュラーとなると、98年の異様なダート変更・ノングレード重賞として行われた時に、圧倒的な力を示したエルコンドルパサーも忘れられない。

初芝のレースとして、陣営も考えた中での選択をした試金石の一戦は、前夜の降雪の影響を受け、東京の芝戦全てがダート変更。

元より、ダート適性に不安のなかったエルコンドルパサーは、あっさりここを勝って3連勝。

サイレンススズカに敗れるまで、連勝を重ねていくのであった。

道悪では、調子が狂うという馬がかつては多かったが、一昨年の覇者はディーマジェスティ。

どんな空模様であろうと、今年の期待馬の将来性には影響ないはずだ。

 

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あっさり逃げ切り 川崎記念はケイティブレイブが優勝

読了までの目安時間:約 2分

 

31日、川崎競馬場で行われた今季最初のGⅠ戦・第67回川崎記念は、1番人気に推されたケイティブレイブが久々に先手を奪い、アポロケンタッキーら交流GⅠ覇者の面々を終始コントロール下に置き、そのまま2100Mを逃げ切り、2つ目のビッグタイトルをモノにした。

勝ち時計は2:14.9(稍)。

2着アポロケンタッキー、3着アウォーディーなどとは、何度となく対戦していたが、この日は福永騎手との息もぴったり。前走の東京大賞典は、勝ったコパノリッキーに手も足も出ない完敗に終わっていたから、陣営の思いも一入だったろう。

目野哲也調教師も、定年による勇退まで残り少なくなった挑戦の機会を、きっちり勝利で結果を残したのだから、素晴らしい。

機転を利かせて、帝王賞のズッコケスタートで得た普通の競馬での結果も芳しくなく、メンバー構成を見ての福永騎手の好判断により、ごくごく自然な形に戻しての1勝。

ダートの猛者だけに、転厩後の競走生活もまだまだ長く残っている。

小回りでこそ持ち味全開のこの器用さが、今後も活かされることになるはずだ。

個人的には、アウォーディーの惜敗ロードがちょっと悩ましい。

いや、それは陣営の側の方か。

広い馬場向きといっても、フェブラリーSに参戦して結果を出せるような年齢でもなくなってきた。

よく走るヘヴンリーロマンスの仔の中で、一番の活躍馬になったのは良かったのかもしれないが、ホッコータルマエやコパノリッキーのような復元力があるようには思えない。

GⅠ勝ち目前での故障が、どうも尾を引いている気がしてならない。

 

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ノースフライト死す

読了までの目安時間:約 2分

 

28歳、心不全だった。

22日、生まれ故郷の浦河・大北牧場で、フーちゃんは静かに天へと旅立った。

90年代の名馬も、繁殖適齢期は既に過ぎ、90年生まれのこの馬も例外なく、寄る年波に抗うことはできなかった。

11戦8勝、94年にマイルGⅠ2勝。

縁あって、GⅠでは必ず跨ることになった角田晃一現調教師の名馬数え歌の一節を彩った彼女が、同じだけ騎乗した武豊騎手をどれだけいじめたことか。

絶対的存在になった名手を悩ませる宿敵になったノースフライトは、直系の孫オハナが、ディープインパクトの力を借り、その底力を示そうとクラシック戦線に名乗りを上げようしているから、存在感はまだまだ健在だ。

サクラバクシンオーとの決闘にも似た、あの秋の熱戦から、奇しくも、あまり期待されていなかった孫が、共に春の天皇賞の勝者となると、誰が思っただろうか。

そこにまた紡がれた名馬物語。

オルフェーヴルもシュヴァルグランも、この時だけは脇も脇の端役。

スワンSは京都競馬場の改修工事の影響で、阪神開催。

マイラーズCは中京1700で、京都牝馬Sも阪神だった。

その全てで、ノースフライトは注目馬として輝きを放った。

フーちゃんと呼ばれるようになった経緯、エリザベス女王杯とそこに至るまでのストーリー、引退レースでの負けられないプレッシャーとの戦い。

名馬量産時代の中、確かに主役を担った名牝が、また一頭逝ってしまった。

もう90年代の女傑は、ノースフライトの一つ下の名スプリンター・フラワーパークくらいしか生き残っていないようだ。

平成が終わる、というシグナルが発せられている意味なのだろうか。合掌。

 

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クールモアの名牝がディープと交配へ

読了までの目安時間:約 2分

 

今や欧州競馬の制覇者となった生産者団体、アイルランドを拠点とし、世界中に名血馬を送り込むクールモアが、この春、自慢の繁殖牝馬を日本でディープインパクトと交配させるため3頭を選定、現在すでに日本にいることがわかった。

豪華すぎる3頭は以下の面々。

マインディング<牝5>

12戦8勝 16英牝二冠など計GⅠ7勝

父ガリレオ 母父デインヒルダンサー

ウィンター<牝4>

10戦5勝 17英・愛1000ギニー含むGⅠ4連勝

父ガリレオ 母父ショワジール

プロミストゥービートゥルー<牝4>

6戦2勝 16仏2歳GⅠ2着

父ガリレオ 母父デインヒル

正直な話、いい相手がヨーロッパにいないというのが実情なのではないのか。

いい馬にはサドラーズウェルズとデインヒルの血が入っていて、さすがのクールモアの資金力をもってしても、自力でそれらがなしなしの名馬を作ることは難題。

同じような血は北米にもあるし、ダート血統との相性もあまりいいとは思えない配合。

唯一、ドイツという逃げ道もあったりするが、モンズーンの血だって、もう色々なところに組み込まれている。

競馬の根幹部分こそ共通するも、求められる能力がまるで違う日本に、ディープインパクトという素晴らしい種牡馬がいる。

サンデーサイレンスの血が、ヨーロッパでも通用することはすでに周知の事実であり、最近は、エイシンヒカリの強烈なGⅠ圧勝劇もあった。

その昔、日本の生産者が欧州チャンピオンに対し、金に糸目を付けずにほとんど蛮行を働いていた時代は、もうどこにやら。

単純なスタミナ型ではない欧州血統が、ディープとの相性がいいことは、すでに証明済みである。期待できる。

 

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今回は文句なし<有終のキタサン、年度代表馬に選出>

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今年も無事、中央競馬の1週目、変則3日開催が消化され、ミスターMVJこと戸崎騎手の大爆発で、ファンの心を揺さぶった。

俺を忘れるなよ。

正月気分が抜け出すと、前シーズンの総括を兼ねて、JRA賞がドドドと発表される。

有識者たる競馬記者が、今年は290名その投票に参加。

納得の票が集まる一方、?という感じの謎の現象も発生した。

受賞馬は以下の通り。年齢は前年時のもの。

・最優秀4歳以上牡馬・年度代表馬(GⅠ4勝)

キタサンブラック<牡5・昨季いっぱいで引退>

・  〃 4歳以上牝馬(ドバイターフ優勝)

ヴィブロス<牝4>

・  〃 短距離馬(スプリンターズS優勝・連覇達成)

レッドファルクス<牡6>

・  〃 ダート馬(中央GⅠ連勝)

ゴールドドリーム<牡4>

・  〃 3歳牡馬(東京優駿優勝)

レイデオロ<牡3>

・  〃 3歳牝馬(優駿牝馬優勝)

ソウルスターリング<牝3>

・  〃 2歳牡馬(朝日杯FS優勝)

ダノンプレミアム<牡2>

・  〃 2歳牝馬(阪神JF優勝)

ラッキーライラック<牝2>

・  〃 障害馬(昨季GⅠ含む4戦全勝)

オジュウチョウサン<牡6>

個別部門のブラックは満票でオジュウが1票欠けの謎、それなのに、年度代表馬にはオジュウに3票が入る結果は、少々考えることがある。

古牝馬のヴィブロスは相対的に見て当然にしても、コパノリッキーだって…、という理屈は成り立たないわけではない。

票が割れた方が民主的で、心情票が波紋を呼んだ主要部門に関しては、志をもって、ある種の反対票を投じた記者の話を伺うのもありのはず。

その勇気ある発言が、角界のゴタゴタと一線を画すために必要な情報開示になると、筆者は信じたい。

 

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秋の女王、京都で再激突か

読了までの目安時間:約 2分

 

スローペースの展開を、内枠を利してロスなく、逃げたクロコスミアを追い詰めて最後に差し切ったエリザベス女王杯で初GⅠタイトルを獲得したモズカッチャンが、次走は男馬を相手にして、京都記念参戦を目指し、今期緒戦に向けた調整をすることが明らかになった。

そのモズカッチャンに秋華賞でねじ伏せるようにして差し切り勝ちを決めたディアドラも、2月のハイレベルGⅡである京都記念か、その2週後の中山記念を復帰戦にする予定。

両者激突の舞台は、その後、再び女王タイトルを競う場面での再戦という形になることは既定路線であり、主役級として臨めるほど相手は甘くないことを考えると、今年最初のレースも一定の結果が求められることになる。

10月以降、一気呵成に古馬勢を打ち破った世代の命運は、この2月GⅡ、特にダービー馬・レイデオロの参戦も濃厚という京都記念でのパフォーマンス次第という可能性が出てきた。

新4歳世代は、早速、結果を出すことが求められる立場になる。

有馬記念はスワーヴリチャードを除くと、さすがにGⅠで即通用というレベルの馬はいなかったこの世代。

古馬最高の栄誉を3度勝ち取ったキタサンブラックに、同期シュヴァルグランら対抗評価、もしくは逆転の可能性を秘めた面々が、完膚なきまでに負かされてしまったことは、レイデオロと現時点での立ち位置が同列にあるスワーヴリチャード等、次代のチャンピオン候補には手痛い結果になってしまった。

牝馬・短距離カテゴリーでは、今のところはリードしている印象はあるが、タイトルホルダーの崩れるシーンを目撃したとなると、一つ上の世代の昨シーズンの悪夢が頭を過ぎることになる。

 

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三度の奇跡<東京大賞典回顧>

読了までの目安時間:約 2分

 

鮮やかに逃げ切った。それも良馬場で。

29日大井競馬場で行われたダート競馬の総決算・第63回東京大賞典は、良馬場の下、混戦模様は一変、引退戦となったコパノリッキーの独壇場で幕が閉じた。

勝ちタイムは2:04.2。

通算GⅠ11勝、中央のフェブラリーSを史上初めて2連覇するなど、数々の偉業を成し遂げてきた名馬が、今回またしても、大記録はついに更新して、引退の花道を自ら飾った。

良馬場でのコパノリッキーと言えば、マイルでは強くても、これまで2000M戦ではその経験そのものが少なかったこともあり、わずかに15年の当レースでサウンドトゥルーが初タイトルをゲットした時に4着したのみで、全くの未知数の部分があった。

JBCクラシック連覇の実績を残していたリッキーが、どう考えても道悪にはなりえない天候が続いてきた中で、ある意味、本当の実力が問われるシーンで、あの時完封された相手を2年越しで、完膚なきまでに打ち破ったのだ。

渋馬場でGⅠ6勝というのもレコードに違いないが、同時に、引退レースの東京大賞典が一番強かったという印象も、ファンに刻まれることになるだろう。

元気を取り戻したサウンドトゥルーに、今回は完全にスケール負けのケイティブレイブ。追い込みに活路見出そうとしつつあるアポロケンタッキーがそのあとに続いた。

ああ、忘れてはいけない。

コパノリッキーをGⅠ馬に導いた驚異のフェブラリーSの際に騎乗していた田辺裕信騎手に、今回また手綱が戻っていた。

このコンビで通算6勝。

一度完全に手元を離れたのに、今年も2勝。

これはこれで、大変に珍しい記録である。

さようなら、リッキー。

 

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ラストランへ

読了までの目安時間:約 2分

 

土曜阪神のメイン・阪神Cでは、昨年の2着馬であり、14年皐月賞馬のイスラボニータのラストランに注目が集まる。

「2歳6月の新馬戦から6歳まで頑張ってくれたのは偉いよ」

久々のGⅠタイトルをプレゼントしてくれた厩舎の功労者に対し、指揮官である栗田博憲調教師も、筋肉のしなやかさによる故障のリスクの低減を引き合いに出し、これまでの蹄跡を振り返った。

前走再びのタイトルをと挑んだマイルCSは、直線での接触などがあり不完全燃焼の5着。

「動きに関しても及第点を与えられる」

前肢が伸びて投げ出すように走る独特のフォームで、1週前もきっちりと追い切りを消化した路線の牽引者は、万全の態勢で仁川に臨む。

「落鉄による爪へのダメージもないですよ」

競馬ファンでなくても知っているキタサンブラックについて、最も傍にいる辻田厩務員は、ファンに対し、安心材料となる情報を提供してくれた。

この秋3戦目ながら、秋シーズンが始まる前にはもう狙いが有馬記念と決めていたように、中間はいつも通りにハードな攻め馬を意欲的に消化しているのだから、大きな調子落ちは考えにくい。

今まではむしろ、一戦集中型のローテで毎度毎度こんなことをしていたから、馬の気力がより満ちていく可能性はある。

「究極の仕上げで、やれることだけはやりたい」

陣営の総意であるはずだ。

常に頂上決戦に挑み続けてきたかつてのクラシックホースは、現役最晩年の今、まだまだ力のある所を示すだけの余力がある。

名馬物語のクライマックスは、今週末に訪れることになる。

健闘を祈ろう。

 

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