2018/8/12

JUST競馬予想ブログ

日曜競馬総ざらい

読了までの目安時間:約 2分

 

日曜日は何と言っても、大井の帝王・的場文男騎手が日本競馬界の頂点を極める7152勝の金字塔を打ち立て、手を痛めながらも、フランスから武豊騎手が祝辞を送るような、大きな出来事があった。

東京ダービー2着10回の屈辱にまみれながら、佐々木竹見を超えた男という称号を得た異次元のタフネスジョッキー誕生。

何はともあれ、万歳。

武豊騎手が参戦したのはドーヴィル競馬場。そのメイン競走・ジャック・ル・マロワ賞は、関屋記念と同じように、斤量有利の3歳牝馬・アルファセントーリ(愛・ハリントン夫人)が快勝する結果となった。

ジェニアル回避が早くから決まっていたのに、早々に馬券発売を決めたのは、日本にも馴染みのある大レースだからというのもあるが、改めて、古牡馬の59.5という斤量に、日本競馬のライトさを感じたことも収穫となった。

日曜の昼間は、札幌競馬場でエルムSが行われた。

勝ったのは人馬とも初重賞制覇となった横山和生騎手騎乗のハイランドピーク。

ハイランドリールと混同してしまうのが筆者だけだが、どんどん活躍して、ハイランドリールの誤記を増やしてもらいたいところだ。

一方、このレースには歴代覇者が2頭登場。

4着 ロンドンタウン

「少しずつ良くなっている」蛯名騎手

6着 リッカルド

「最後は加速できず、同じペースで走っていました」ルメール騎手

このレースを勝利した後、異国や地方競馬で活躍した彼らだが、あの頃の自分にはまだ戻り切れていないのかもしれない。

 

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有馬へ向けた試走

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7月の福島、この夏のまた、3開催通しての最大のイベントとなったオジュウチョウサンの平地競走挑戦から、早1か月あまりが経過した。

この春の中山グランドジャンプを大障害からの直行で制したことから、充実期の今、多少のレース間隔の開きは問題にならないことを自らが証明している状況で、目標設定をする中での逆算されたローテーションが注目されていたわけだが、次走の予定が陣営から発表された。

古馬最下級条件とはいえ、久しく使うことすらできなかった平地レースでの圧勝を経て、9/22(土)中山競馬場で行われる菊花賞出走の裏ルートとしてお馴染み、1000万クラスの九十九里特別<芝2500>への参戦が、次なる目標となる。

極めて順当な判断であり、良識あるレース選択に、前走以上に注目を集めることになりそうだ。

鞍上は引き続き、武豊騎手。

オーナーサイドの以降、障害馬の目標設定の難しさ、もしかすると、オジュウチョウサンの父ステイゴールドの産駒や、母父シンボリクリスエスらが、有馬記念に対する極めて高い適性を示してきたこともあり、大目標は超古典的にして、オーソドックスな大レースの選択・グランプリ競走の有馬記念となった経緯がある。

障害の世界では、人馬とも、平地競走よりも重い斤量で長距離戦を戦うことから、若手の台頭は滅多に起こらないとされる。

同じ7歳馬では、ついこの前の函館記念でも、エアアンセムとサクラアンプルールらがワンツーを決めたことも、記憶に新しい。

全てにおいてニュートラルの状態で戦えるオジュウチョウサンの未来は、案外、明るいのである。

 

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三冠馬の妹が登場

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岩田騎手の骨折やポエッツワードが凱旋門賞の有力馬に名乗りを上げるなど、気になるトピックスはいくつかあったのだが、先日引退が発表されたジャスティファイの一代前の三冠馬・アメリカンフェイロー<ファラオ>の半妹であるチェイシングイエスタデイが、見事デビュー戦を快勝したというニュースが飛び込んできた。

西海岸であるカリフォルニア州のデルマー競馬場、28日(土)の第1R・メイドン(ダ5.5F)において、父タピット、母リトルプリンセスエマ、即ち、アメリカンフェイローの半妹にあたるチェイシングイエスタデイが単勝1.3倍の支持を受け、デビューした。

7頭立てのレースは、終始安定した正攻法の競馬で、4角先頭から、直線で4馬身余り後続を突き放す内容で完勝。

ボブ・バファート調教師の英才教育を受けた才媛が、丁寧に、かつ確実にステップを踏んで、無事にデビューを果たしたその初戦から、力の違いを見せつける。

兄三冠達成のほんのすぐ前に配合され、彼が引退後、未来を託されるように2年前の2月に誕生。

ブラッドスポーツである競馬の世界では、この手の話題に事欠かないわけだが、父がパイオニアオブザナイル<エンパイアメーカー直仔>から世界のトップサイアーたるタピットに替わっている点は、かなり興味深い。

兄は初戦は完敗。

2戦目からV.エスピノーザ騎手が乗って、8月のトラヴァーズSまで約1年負けなしだった。

栴檀は双葉より芳し。血統の力では上回るチェイシングイエスタデイは、たまに登場する兄や姉以上の天才になれるのだろうか。

 

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ジェニアルが仏GⅢ優勝

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今、酷暑の日本での競馬を避けたこと自体が、成功の要因だったということなのだろうか。

松永幹夫厩舎所属の条件馬が、素晴らしい結果を出した。

この夏フランスに滞在し、一旗揚げてやろうと勇躍、格上挑戦することが決まっていたジェニアル(牡4)、ラルク(牝5)ら2頭が、日曜日のメゾンラフィット競馬場のレースに挑戦。

共に、武豊騎手が積極策を敢行し、見せ場を作った。

2100Mの準重賞クラス・ペピニエール賞に参戦のラルクは、10頭立てのレースで8着。

松永師は語った。

「ジェニアルの勝利の後で…」

4頭立て。日本ではレース不成立の超少頭数の条件で行われたGⅢメシドール賞で、高い評価を受けていなかったジェニアルが好スタートから、一直線のマイルコースを押し切り、2勝馬の身ながら堂々の逃げ切り勝ちを決めた。

調教師、騎手ともうまくいったということを語ったが、母が仏の主要GⅠを複数制しているサラフィナであり、父は今ヨーロッパを熱くしているディープインパクトである。

うまく行けば…、の目論見は当然のこと。目先を変えて違う景色の中で、眠っていた適性が目覚めることを期待した結果が、こういう形でいい方向に出たというだけだ。

冷静に振り返れば、4頭立てなら、日本の条件馬でしっかりとした武器を持っていれば、あまり格の高くない重賞くらいは、何とかなることはもうすでに証明されている。

狙いはその先。

血統的な価値では、母も妹も若いうちにGⅠ馬になったバックボーンを持つラルクも見劣らない。

誰と交配するチャンスを得られるか。

挑戦はまだ始まったばかりなのだ。

 

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価値ある遠征に

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16日月曜日、海の日に行われたマーキュリーCは、盛岡競馬場の2000Mコースで行われ、連覇の懸かっていた2番人気のミツバが、逃げ粘るヨシオを最後はきっちり捉え切り、見事な差し切りで優勝した。

2着から4馬身離された3着に人気を分けたフェニックスマークが入り、中央勢の上位独占となった。

良馬場での勝ちタイムは、2:03.5。

父カネヒキリが最後の勝利を挙げたレースで、今年こそのGⅠ制覇に向けた確かな足跡を残した。

ミツバにとっての敵は、常に自分自身が自在に立ち回れるかであり、今年未参戦のGⅠ出走の賞金獲得に向け、もう一押しが必要になるだろう。

また、夏季英国遠征を表明していた川田将雅騎手(32)は、現地の14日(土)のアスコット競馬場の1R一般戦で、アトレティコに騎乗し、20頭立ての15着に終わった。

「約8週間という今回の滞在期間を大切に過ごしていきたいと思います」

アトレティコは、拠点となるロジャー・ヴェリアン厩舎に所属する馬。

ちょっとした足慣らしだったとしても、貴重な実戦は全てを身になるものにしなければならない。

大きな価値を生み出すためのステップとすれば、本場のヨーロッパで直線の競馬を経験したことは大きいかもしれない。

日本では位置をとることにあまり執着する必要がないケースも多いが、ヨーロッパはそうではない。

本当の芝の競馬を知ることによって、川田騎手の引き出しがより多くなることが、ファンにとっては心強い要素となるはずだ。

 

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2歳王者の貫禄勝ち JDD

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今年で記念すべき20回目を迎えた大井の3歳ダート王者統一競走であるジャパンダートダービーは、11日水曜のナイター競馬で行われ、1番人気のルヴァンスレーヴが、直線逃げ粘るテーオーエナジーを、大外から伸びてきっちりと差し切り、2度目のタイトル奪取を果たした。

オメガフヒュームが2番手争いの激しい叩き合いを制し、続く3着には大井での活躍が記憶に新しいミラクルレジェンドの仔・グレートタイムが入った。

勝ちタイムは2:05.8。良馬場。

2番人気のドンフォルティスは、休み明けが響いたのか、いつもの反応がなく勝ち馬から5馬身ほど離された6着に敗れた。

いつものようにデムーロ騎手がゆっくり出して、右回りもコーナー4つの競馬も経験していることもあるが、いつも以上にゆったりと前半は構え、中間点を迎える辺りから、前にドンフォルティスを置く勝負できる態勢に最低限持ち込んだ後は、ライバルの手応えの悪さに翻弄されることなく、落ち着いた進出で、満を持して仕掛けられたルヴァンスレーヴは、いつも以上の破壊力を見せつけて、直線半ばでは勝負の趨勢を決めてしまった。

若馬が早い段階で凄まじい時計を繰り出すと、その後は伸び悩むということは、芝のクラシック路線ではまま見られる傾向として、ひとつの懸念材料となってしまうものだが、ダートで活躍するこの馬の場合は、全くもって問題なしのここまでの内容。

この勝利で通算【5100】としたこの天才を、ミルコが、萩原調教師がどこまで強くさせていくのか。

未完成であることはレースぶりからも明白なルヴァンスレーヴの未来は、もう、自分自身が切り開いていくことになるのだろう。

 

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モレイラの挑戦

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「マジックマン」ことジョアン・モレイラ騎手が、今年も札幌にやってくる。

堀宣行調教師、吉田和子氏らが身元引受人となり、約1か月の予定で騎乗する予定だ。

同騎手は、ブラジル出身の34歳。

既に知られるように、この秋のJRA騎手免許試験への挑戦を表明していることからも、彼の今の理想の主戦場は日本にある。

今年で3年連続の札幌競馬参戦だが、香港がお休みだからちょっと出稼ぎにやってくるのとは、さすがに意味合いが異なる。

デムーロもルメールも、その前もトレンドとなっていた各地方のトップ騎手らも時間をかけて、ある意味ではよくわからない審査基準でもって、篩にかけられることのないように周到に準備をしてきた点は、これほどクレバーな男なら当然学習済みだろうし、理解もしているはず。

一定レベルの日本語と、順守すべき法規の習熟度合いが、JRA騎手になるための条件となる。

問題の本質は、アンカツ事変以来、それほど好転しているようには思えない。

同時に、国内の競馬観にもまだワールドスタンダードが浸透しきれていない印象もある。

モレイラに試験を受けさせることそのものが問題なのではなく、技量に対する審査基準を新入りのあんちゃん、ねえちゃんと同じように当てはめられるから、無駄な感じを受けるのだ。

地方の免許制度の問題点も含め、もっと自由に行き来できるような免許でなければ、そのものの価値がほとんどないということを、厳しい試験の中で選抜される騎手が毎年生まれていることとの矛盾の中で、皆がそれを当然と思わない以上、中央の騎手の需要はただ先細っていくだけである。

 

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ゴールドドリームがGⅠ連勝<帝王賞で4度目の美酒>

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テイエムジンソクが猛烈なペースで飛ばし、本来の形に拘ったケイティブレイブが好位付け。

一方、スタートがほぼ失敗という感じだったゴールドドリームは、ロスなくインからポジションを押し上げ、直線は手応えよく絶好のイン追走からの抜け出しを図った。

2:04.2は近年では平凡も、久しくなかった晴れの良馬場という条件。

第41回帝王賞は、27日夜大井競馬場で行われ、最後は人気馬の一騎打ちに展開した。

ハイペースから力勝負に持ち込んだケイティブレイブが、逃げるテイエムジンソクを捉えにかかると、満を持してラチ沿いから進出したゴールドドリームが叩き合いに持ち込み、直線半ばで交わすと、渋とく食い下がる1番人気のケイティブレイブを抑え、かしわ記念から続くGⅠ連勝を決めた。

ルメール騎手としても、振れ幅が大きかった春シーズンのオーラス的ビッグレースを、しっかりとした騎乗で勝ち星に繋げ、先日のサトノダイヤモンドでの不発の分くらいは、何とか取り戻した格好だ。

小回りは苦手で、平田調教師を大いに悩ませる馬体重の増減の激しいタイプとして知られるゴールドドリームは、連続二桁体重減からのプラス12kgでの出走であった今回、意外な印象もある得意の良馬場でGⅠ4連続連対を達成し、ついに完成の域に達することになった。

情緒不安定なだけだった若い頃の彼は、体重に変化は少なかったが、今は昨年のドバイ遠征の尾を引いている部分もあるのかもしれないが、確実に馬は中身を伴ったレースをできるようになった。

あの中京から、馬が生まれ変わった。改めて、それを今回も示したことになる。

 

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もう引退!?<ジャスティファイ、三冠達成後初お目見え>

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まさかの大地震発生により、週末の阪神開催に不安が燻る週最初の日。

世界的に見ても稀な無敗のクラシック三冠馬に輝いたジャスティファイが、レースでもないのに競馬場に現れるという、何とも珍しいニュースが飛び込んできた。

場所はアメリカ競馬のコアスポット、ケンタッキー州・チャーチルダウンズ競馬場。

言わずもがな、東海岸における三冠レースの初戦であるケンタッキーダービーが開催される地である。

実は、西海岸を本拠地とするB.バファート調教師がこのチャーチルダウンズを三冠制覇の拠点とし、プリークネスSのピムリコ、ベルモントSのベルモントパーク各競馬場へ輸送させる形で、激烈にして刹那の3歳クラシックを戦い抜いたのだ。

ベルモントS後も当地に滞在するジャスティファイは、GⅠレースが行われたナイター開催の16日(土)のチャーチルダウンズでの2Rと3Rの間にパドックに登場、集まった2万人を上回るファンがいるスタンド前のウィナーズサークルに次は移動し、シアトルスルー以来2度目の無敗での達成、都合13頭目となる三冠馬の雄姿を前に、大きな拍手、歓声が送られた。

日本ではまずあり得ない話なのだが、西海岸の馬はこういう事情でもない限り、他の地で滅多に生で見ることはできない。

ただ歩くだけ、ただ人のいるところでちょこっと顔を出すだけ。それでも盛り上がってくれるのであれば…。

実は、彼はもうサンタアニタのおうちに帰ったとのこと。ただ、また週末の開催日に、地元ファンにまた顔を出すようだ。

まるでオリンピックの金メダリストである。

引退後も大忙しだろう。

 

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良血の行方

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アメリカではシアトルスルー以来40年余りの時間を経て、ようやく登場した無敗の三冠馬に歓喜の時間を世界で共有することになった。

そのジャスティファイの母母父プルピットの祖父がシアトルスルーだ。

彼と同時代には、同じボールドルーラー系のボスキャラ的存在であるセクレタリアトやアファームドなど、アメリカのスター三冠馬がいて、セクレタリアトの血もジャスティファイは持っている。

おまけに英三冠馬のニジンスキーがクロスした配合。

それらの血がパートⅠ国の血統馬に散りばめられている今、彼だけが特別な配合ではないことを皆知っている。

一方、そんなスターにはなれそうにない、日本の敏腕トレーナーに育てられながら、大きく才能を開花させることのなかった三冠馬・ディープインパクト産駒の産駒、ジェニアル(牡4)、シアトルスルーとアファームドのライバルであるアリダーの血を持つラルク(牝5)らのフランス遠征が、この度決まった。

7月22日メゾンラフィット競馬場で行われるレースにそれぞれ参戦する。

前者はGⅢのマイル戦・メシドール賞、後者は牝馬限定の特別戦であるペピニエール賞(2100M)へ挑む。

管理するのは名手にして名伯楽の評価を得た松永幹夫調教師。

「フランスでは2、3戦を予定しています。ジェニアルの母サラフィナはフランスで活躍した名牝なので、現地のファンに喜んでもらえるかもしれません。ラルクは現役を終えた後、欧州の種牡馬と種付けをする予定もあります」

ふむふむ。

ディープインパクト主戦、彼らのパートナーでもある武豊騎手は語る。

「今までにないケースでチャレンジとしては壮大」

正しく、血の進化の過程だ。

 

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