血統予想・コラム

JUST競馬予想ブログ

三冠の裏で

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圧倒的なスケール感で、今年シーズンここまで4戦全勝。

加えて、トライアル未出走での三冠達成という空前絶後の大記録を打ち立てたアーモンドアイ。

一方、桜花賞前の下馬評、尤も、レースをする前まではずっと評価が上だったラッキーライラックが、見事に出る杭の役割に回って、散々打たれ尽くされた挙句、ついに大事な三冠阻止の一戦で初めての掲示板外、9着に敗れた。

第23回秋華賞は、良くも悪くも、ミッキーチャームにとっても災難であったように、様々な副作用を生じたレースであったのである。

2歳女王のラッキーライラックは、予定していたローズSを回避。

パドックの出来は良くも悪くも、この次があるならもっと良くなること間違いなしと、まだまだ落ちぶれるような気配ではなかったが、アーモンドアイと同じ二桁体重増でも、結果があまりにも対照的。

自分の方がずっといい位置にいたはずなのに…、という勝負所の決定的な反応の差が、現状を明白に示していた。

今年に入ってから、神経が図太くなったのか、本質的なものなのか。

ラッキーライラックという馬は、幾らかズブくなった印象がある。

その状況で、休み明けでの鞍上の緊急交代。

「行きっぷりが良くなく、コーナーでも逆手前」

松永調教師とすれば、乾坤一擲の大逆転劇を目論んでいたのだろうが、まじめに走ってきた馬にとって、理想のローテで大一番に臨めなかったのは、破綻の最大要因だったと考えるのが筋だろう。

2歳戦以来、スローペースに近い展開を経験していなかった今回、まるでアーモンドアイに相手にされなかったのは、同じ2歳王者のダノンプラチナムが苦しむ現状と、内容的には大差ない。

立ち直れるだろうか。

 

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天井知らずの上昇力

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勝ち時計の1:35.3は、良馬場ではまずまず。

ただ、勝ったのは3歳馬の方であった。

一騎打ちムード漂うレース展望の通り、勝負所からは別次元の争いに。

8日盛岡で行われた岩手競馬最大のビッグレース・マイルチャンピオンシップ南部杯は、自ら動いて現チャンピオンを抑え込む強い内容で、2番人気のルヴァンスレーヴが勝利し、交流GⅠ3勝目を挙げた。3歳馬の勝利はレース史上初。

並ぶまでは至らなかったが、人気馬として上々の秋緒戦を戦った1番人気のゴールドドリームが2着。

そこから置かれて、人気薄のメイショウウタゲが3着に入った。

もう一頭レースぶりが期待されたノンコノユメは、そこから更に突き放され、出遅れもあって4着に終わった。

デムーロ騎手にとっては実に悶々とした2週間となったわけだが、こうして、かつてのお手馬に引導を渡す活躍であれば、鼻高々だ。

ジャパンダートダービーに出てきた頃には、なかなか思うように走ってくれなかった無駄の多い、若さ溢れるレースぶりから、極端な作戦に出たところで、馬自身が前を捕まえに行こうという意思を感じさせる、元々持ち合わせていた才能を遺憾なく発揮できるところにまで、しっかりと成長していた。

今回、ダート王になった現役最強馬との初対戦だったものの、上昇力がちょっと違ったようだ。

次が京都か中京かはわからないが、はっきりと勝負付けが済んだというような甘い戦いにならないダート戦線だけに、その盛り上がりは、春以上のものになったのは事実。

速いタイプの両者だけに中京や大井、川崎で主役を張ると、危うい場面も想像できなくはないが、京都であれば再び一騎打ちだろう。

 

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月曜振替も開催中止

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9月30日に行われる予定だった4回阪神9日目の開催は、29日の時点で順延が決定。

その代替が、翌10月1日に開催されるはずだったのだが、交通事情に加え、西から東へと台風が動くため、東からの移動が極めて困難な状況になってしまい、それが普段輸送する深夜帯の通過だったことも大きく影響。

結局、1日の代替開催は再び順延となり、翌2日に改めて開催される運びとなった。

週末には恒例の3日間開催が予定され、再度発生の台風の動きにもまた悩まされる可能性が出てきた状況にあって、場合によっては、11月の京都開催や、年末の変則開催のどこかに臨時開催することも考えられたのだが、極めて無難な判断により、翌日の開催に落ち着いた。

今年は早い段階から台風の上陸が続き、何度かは危ういケースもあったものの、何とかやりすごしてきたのだが、開催日に直撃コースという不運により、予定通りの開催は断念。

しかし、毎年のように9、10月開催は、何故か3日間開催のどこかに直撃され、火曜日に消化するということが多く、今回は通常開催の順延だったとはいえ、その影響は大きく、また番組の調整も検討すべき段階に入っている気もする。

この開催は、3歳馬にとってはデッドライン上にあるシビアなレースが行われる。

札幌開催が9月分丸々消えたことでも、かなり問題視された経緯がある。

10月以降の振り替えではなかった点は、一定の理解はできるものの、同じリスクを毎度消化しきれない開催の在り方は、主催者側も見直すべきではないだろうか。

 

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ハッピーグリンが盛岡で躍動

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いよいよ、地方競馬でもビッグレースに向けた前哨戦が始まった。

月曜日はJBCスプリントへ向けたステップのまた前段に位置する浦和のオーバルスプリント<1400M>が行われ、前走戦慄の大差勝ちを収めた地元のノブワイルドが、返す刀で交流重賞初制覇を果たした。

一方、例によって中央競馬の全レース終了後に行われる盛岡のメイン競走は、23日が芝のOROカップ<1700M>だった。

盛岡の芝といって侮れない。

地元の芝のエース・サンエイゴールドは2400Mではどこからでも抜け出せる馬だが、昨年の2着馬で、今年の巴賞にも参戦していた。

注目されたのは、その中央で結果を残した2頭。

中央2勝で、盛岡の芝狙いの馬も多く送り込むホッカイドウ競馬の中心的存在であるハッピーグリンと、ここでは格がまるで違う中京記念優勝経験のあるガリバルディが岩手競馬に籍を置いて、これが初戦。

後者は、今年唯一の好走が出遅れも4着だったマイラーズCということで、2番人気に推された。

が、寄る年波に敵わないということか、前を進んだガリバルディも、勢いで勝る前走1000万特別完勝のハッピーグリンに、いとも簡単にねじ伏せられ、まだ5歳のサンエイゴールドにも先着を許す結果に。

芝重賞の好走歴のあるブレイズアトレイルやフランスで勝ったこともあるエイシンエルヴィンなど、一癖ある面々が揃った一戦を制したことで、ハッピーグリンのランクは再上昇した。

中央所属馬には縁のないレースとはいえ、コスモバルクはここをステップに秋の天皇賞でも好走しているから、オジュウチョウサン的闖入ならずとも、今後気になる存在となっていきそうだ。

 

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「大丈夫」だそうです

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日曜阪神の条件戦。

人気の1頭であるスリーヘリオスに騎乗するも、思うように走れず惨敗。

ゴール入線後、今度は落馬のアクシデントに見舞われ、騎乗していた福永祐一騎手が一時的に身動きを取れなくなるシーンが場内の実況でも流れ、心配されていた。

ところが、その後はレースに参加し、特別戦も勝利、ローズSでも騎乗した。

しかし、改めて検査してみると…。

頭蓋骨骨折

気脳症

そんなに重傷だったのか。

なのにである。

来週は是非とも騎乗してもらわねば困ると気にかけて電話連絡をした友道康夫調教師に対し、福永騎手は「大丈夫」と答えた。

何かがおかしいが、最初から割れているような形状の頭蓋骨だから、案外、ダメージが少なかったという見方はできなくない。

兎にも角にも、怪我そのものは重傷なのかもしれないが、騎乗することさえも、あまり直接的な影響は大きくないようである。

大丈夫、の理由。

無論、月曜日の騎乗は全キャンセルとなったわけだが、来週も一鞍だけ、ということはあり得る。

急にこの世を去ることになったワグネリアンの母・ミスアンコールのこともある。

だがしかし、本音はこうだろう。

「もっと勝ちたい」

サングレーザーとワグネリアン、あとは地方でケイティブレイブでも名の通ったレースを制しているが、大活躍の年ではないにしても、今年目立った仕事はあまりできていない。

失うものがどちらの方が多いかはまだ分からない。

それでも、休まなくてもいいのであれば、プロは仕事を休まないというのが、あるべき姿のように思う。

ご自愛くださいとは言いたいところだが…。

 

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今年も該当馬なし

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週末の競馬は、トピックスが比較的多かった。

エネイブル、オールウェザーの復帰戦を快勝

菜七子騎手、4週連続V逃す

モーニン怒涛の追い込み、ロンドンタウン15馬身差圧勝 韓国GⅠ

ワグネリアン母・ミスアンコール、震災で非業の死を遂げる

サマーシリーズも決着。

アレスバローズがスプリント部門の覇者になり、新潟記念5着で非北海道戦皆勤のメドウラークが2000王者に、ポイントだけならデムーロ騎手が断然だったジョッキー戦では、次点だった札幌記念優勝などの福永騎手が2度目のチャンピオンに、それぞれ選ばれた。

そんな中、レースの盛り上がりの割に、優勝の該当馬なしとなってしまったのがマイルシリーズ。

2000Mの流れとは違い、全3戦で、かつ北海道のレースはなく、全てが力勝負のマイル重賞だからなのか、勝ち馬は全て、他の2戦に出ていないから、10pt以上を稼ぐことができなかった。

よって、ポイントでは2度2着があったワンカラットが12ptだったにもかかわらず、勝ち切れなかったことで涙を呑んだのである。

奇しくも、ラブカンプーで勝ちを逃したデムーロ騎手ら三者は、まさに気の毒な結末を迎えたのである。

一応短期決戦なので、勝ち星を挙げる価値に関しては、重大な意味を持つと言える。

しかし、何度も連対していて、メドウラークのようにいっぱい使えた馬、出場した騎手の健闘が報われないのは、やや寂しい。

馬は3戦以上、うち2連対以上が例外的有資格者で、勝ち逃げが発生する場合に適用。騎手も3か4連対以上で、かつ30pt以上であれば、素直に評価すべきだろう。

このマイナーチェンジで、少しはレースの質が上がるはずだ。

 

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父と違う道で頂点へ

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ヨシダという馬がいる。

ノーザンファーム産のハーツクライ産駒。

アメリカの芝GⅠを勝ったところで、特別、日本産馬だからと騒がれることはない時代。

5月のチャーチルダウンズ競馬場・ターフクラシックS<9F>を制した、アメリカにはどこにでもいる外国産馬だったヨシダ。

それが急転、目先を変えて、アスコット遠征を経たこの夏、今度はダートのそれもGⅠに挑むことになったのだ。

去る9月1日。サラトガの9F戦、ブリーダーズCに向けたステップの一つ、ウッドワードSに参戦した初ダートのヨシダが、人気勢を差し置いて、ゴール前では2馬身の差をつけて勝ってしまった。

この展開。日本の古馬タイトル戦における芝、ダート両カテゴリーでのGⅠウイナーといえば、あのアグネスデジタルがいるくらいだから、いくら芝路線が低調になってしまったアメリカ競馬とはいえ、そちらからダートに転戦してGⅠ馬になってしまうなど、外国産馬であればほとんど考えられない結果だ。

ダート馬が芝のタイトルを先にゲットしたというのは違う。

無論、向かうべき目標はBCクラシック。

縁あって、チャーチルダウンズで勝ち取った芝のタイトルだったが、今度は、同じ場所のダート戦における最高峰の舞台で、再びの栄誉を浴することになるのだろうか。

新馬から2連勝するも、縁なくクラシックに出られなかった現3勝・ジークカイザーの半弟。

ゴーンウェスト系のカナディアンフロンティア×異色のサドラーズウェルズ産駒として知られるエルプラドというバックボーンが、普通ではない仕事をできるハーツクライ産駒らしいミラクルさを、どうやら引き出してしまったのかもしれない。

実に興味深い。

 

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ルメールの勝てる騎乗が光る 2018WASJ

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いつもより渋めの実力派が集った札幌での争い。

渋った芝の1200M戦から始まったのだが、いきなりの波乱。

人気薄の大外枠で武豊という普段は見慣れない構図が見られ、それを追いかけたのがアメリカに拠点を置くラファエル・ベハラーノ騎手騎乗の下級ランクの馬。

勝ったアイファープリティに、洋芝&道悪適性はなく…。これが魅力のシリーズだ。

2戦目は2000M戦で、ルメール騎手が理想の好位付けで抜け出し、人気のレッドジェノヴァの力を引き出した。

2着は内をついたフォーリー騎手の伏兵で、いかにもトップ騎手だけのレースらしい展開となった。

日曜の第3戦目は、武豊の人気馬をモレイラの対抗馬がつつき、最後は至極の一騎打ちへと展開したダート戦。

勝負師としてのテクニックと得意技を出し切った争いは、追う者の強みで、モレイラ騎手のエンクエントロスが僅差で競り落とした。

キーンランドCを挟んで、最終の1800戦は、1000万の番人がやや少ない組み合わせを味方に、たまたま前走でルメール騎手が乗って快勝していたスマートエレメンツの能力をしっかり出し切り、3馬身差完勝。

ゴール後は、シリーズ優勝を確信するガッツポーズで、感激のバックストレッチとなった。

結果、順調にポイントを加算していったクリストフ・ルメール騎手が、しっかりと2勝したので、文句なしの優勝。

2位武、3位デムーロ両騎手ということで、チーム対抗のカテゴリーでも、JRA選抜の圧勝に終わった。

これにモレイラが加われば、もはや、企画倒れである。

 

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コパノキッキングと菜七子

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札幌記念の直前。日曜札幌の10R、おおぞら特別<3歳上1000万・ダ1000M>で断然の支持を集め、楽々の逃げ切り勝ちを決めたコパノキッキング(セ3・村山)。

縁あって、コパノリッキーで得た経験値を還元される状況にあるスター候補について、オーナーであるDr.コパこと小林祥晃氏は大いに語った。

「コパノリッキーが引退してから、寂しかったからね」

「競馬サークルとしてスター騎手を作っていくことは大事」

「うちの勝負服が似合っている」

「来年のJBCスプリントでキッキングに乗ってもらえたら…」

興奮のゴールシーンから、優勝馬の表彰式を経て、記者が様々聞き出そうと質問をぶつけると、さすがは名物オーナーという答えが返ってきた。

要するに、康太騎手も川須騎手も本番では乗せないのである。(笑)

順調にいけば、交流重賞などで賞金加算することは、現状では容易だろうという読みと、京都JBCではなく、地方持ち回り制の通常回となる来年の秋を見据えた発言。

加えて、もうGⅠ騎乗は可能な上に、中央の女性騎手として比べる存在がなくなることが明らかな状況に変わった今、普段から積極的に藤田菜七子騎手に愛馬を乗せているオーナーサイドから、オファーをかけるような発言となれば、いい目標設定になることは間違いない。

人馬ともまだ、完璧な状態であるわけもない減量騎手と下級条件馬の未来は、怪我という宿命を互いに背負いながら、現実的なプランへと進化するものでなければ、少々興ざめである。

1年以上後に行われるGⅠを目標とすることは、競馬の世界ではごく自然な成り行きだ。

今はただ、若武者たちの飛躍を見守っていきたい。

 

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日曜競馬総ざらい

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日曜日は何と言っても、大井の帝王・的場文男騎手が日本競馬界の頂点を極める7152勝の金字塔を打ち立て、手を痛めながらも、フランスから武豊騎手が祝辞を送るような、大きな出来事があった。

東京ダービー2着10回の屈辱にまみれながら、佐々木竹見を超えた男という称号を得た異次元のタフネスジョッキー誕生。

何はともあれ、万歳。

武豊騎手が参戦したのはドーヴィル競馬場。そのメイン競走・ジャック・ル・マロワ賞は、関屋記念と同じように、斤量有利の3歳牝馬・アルファセントーリ(愛・ハリントン夫人)が快勝する結果となった。

ジェニアル回避が早くから決まっていたのに、早々に馬券発売を決めたのは、日本にも馴染みのある大レースだからというのもあるが、改めて、古牡馬の59.5という斤量に、日本競馬のライトさを感じたことも収穫となった。

日曜の昼間は、札幌競馬場でエルムSが行われた。

勝ったのは人馬とも初重賞制覇となった横山和生騎手騎乗のハイランドピーク。

ハイランドリールと混同してしまうのが筆者だけだが、どんどん活躍して、ハイランドリールの誤記を増やしてもらいたいところだ。

一方、このレースには歴代覇者が2頭登場。

4着 ロンドンタウン

「少しずつ良くなっている」蛯名騎手

6着 リッカルド

「最後は加速できず、同じペースで走っていました」ルメール騎手

このレースを勝利した後、異国や地方競馬で活躍した彼らだが、あの頃の自分にはまだ戻り切れていないのかもしれない。

 

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