血統予想・コラム

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地元勢が席捲 2018香港国際競走

読了までの目安時間:約 3分

 


思えば、一番最初のリスグラシューの2着が、最も惜しく、見応えがあったのである。

ジャパンCとは違い、欧州の余力の残った中距離型が一定数登場する香港国際競走だったが、その高いハードルさえ、日本馬全頭なで斬りのおまけつきで制圧。

ピンからキリまで、地元香港の才能がプライドを見せつけ、外国勢の出番はついに訪れなかった。

大雑把だが、レース結果を記す。

ヴァーズ

①エグザルダント<パートン騎手>

2:26.56

②リスグラシュー

⑤ヴァルトガイスト(JRA1人)

スプリント

①ミスタースタニング<ティータン騎手>

1:08.85

⑧ファインニードル

⑨ホットキングプローン(JRA1人)

マイル

①ビューティージェネレーション<パートン騎手>(1人)

1:33.52

②ヴィブロス

カップ

①グロリアスフォーエバー<デソウサ騎手>

2:01.71

②ディアドラ(JRA1人)

ビューティージェネレーション以外は盤石ではなかったはずなのだが、エグザルダントがリスグラシューを差し返した瞬間、潮目は変わった。

ミスタースタニングが破竹の勢いで勝ち進んできたホットキングプローンを子供扱いにすると、総大将たるビューティージェネレーションが世界レベルの実力を誇示するオグリキャップ現象を沙田で披露し、共にレースを連覇。

オーラスのカップも、先行力で兄のタイプワープを上回ったグロリアスフォーエバーが、まさかという感じで逃げ切り、ここでは日本馬が…、の下馬評を見事に覆して見せた。

一時期より、中東勢が幅を利かせるようになったドバイミーティングもそう。

アジアの競馬が今熱いことが、日本馬の惜敗によって、改めて実証された。

 

ニュース

阪神ジュベナイルフィリーズ -回顧-

読了までの目安時間:約 5分

 


ダノンファンタジーは置かれ過ぎと思ったが、すぐそばに、これはさすがに想定より後ろになったクロノジェネシスがいた。

なのに、その後ろから最後突っ込んできたのがシェーングランツ。

おかしいな。いや、彼女の目標は、直前のカペラSであり得ない追い込みを決めたコパノキッキングのような馬になることなのだろうか。

経験値のダノンファンタジーと、最小限のオープンキャリアを東京での快勝、カマイタチの瞬間移動で一気に世代のトップホースに並んだクロノジェネシス。

思われているよりオッズが割れている気もしたが、最後は人気を集めた彼女たちの競馬になった。

例年ならもっと評価されるアルテミスS組の上位勢も、もう少し相手が軽ければ当然の1、2着争いであり、これらが3着と4着。

なんてことはない、10倍を切った単勝上位人気馬だけの争いだった。

主催者がせめて若駒のビッグレースだけは、力を出し切れる条件で戦わせてあげたい。

それがマイル戦なのだから、言い訳の出来ないコースを提供するのが義務だ。

そう考えたことが、最初の5年でウオッカ、トールポピー、ブエナビスタ、アパパネといった、翌春だけに止まらない活躍馬の輩出に繋がったのは言うまでもない。

直前の3年で、フサイチパンドラ、ラインクラフト、スイープトウショウらが人気に応えられず、翌春に立て直して、大舞台で活躍したのとは、あまりもコントラストがはっきりしすぎている。

クリスチャン・デムーロ騎手は、リラックスしていい位置を取れたという言い回しで、何だかはぐらかしていたところがあったが、何となく、陣営からオーダーがあった気もしないではない。

上手に走らせることだけを考えたら、平均ペースくらいにしかならないことが見えていたこの一戦。

外枠だったと言っても、その外からじっくりスパートをかけることが可能になった阪神のマイル戦なのだから、ディープ産駒も当然活躍するし、実力のある馬には実に走りやすいはず。

敢えて、後方待機策を狙った。

ディープの良さは既に2戦目と3戦目で、遺憾なく発揮していた。

初戦でグランアレグリアに敗れ、何を失い、その何十倍も得るものが一体あったのか。

キレを見出された、直前の香港ヴァーズで素晴らしい決め手と本質的な勝負弱さを同時に体現したリスグラシューも、うまくレースできなかったことはあったが、ここで追い込みの競馬に出て、翌春以降の戦いに繋げた。

その作戦を変えなかったからこそ、3歳春では耐えきれなかった2400Mで、牡馬に交じって、香港のトップホースとの激闘にまで持ち込めるようになったのだ。

絶対的なスピードではグランアレグリアには、さすがに敵わない。

見えているものが翌春にあるからこそ、ここはまず、クロノジェネシスとの叩き合いで、同じレベルの末脚があることを証明し、かつ、この世代では最も勝負強い馬であることを見せつけられた価値は、大いにあるのだと思う。

筆者はダノンファンタジーを絶対視していた。

グランアレグリアが出ていたら、彼女もまた一生懸命走って、きっと連を外すことはないと思ったから。

新馬戦でダノンの方がよっぽど、次につながる競馬をしていたから、秋に成長をした後は、どんな相手にも競り負けない馬に育っていた。

グランは東京捲りの禁じ手で2勝目を挙げ、来週も主役候補であり、高確率で人気に応えるだろう。

番手からの抜け出しを新馬戦でかさせ、それに応えながら負けてしまった馬が、時計勝負で消耗したくらいで、へばってしまっては先はない。

大きく体を増やしてからのダノンファンタジーに、豊かな将来性を感じたのは筆者だけではないのだから、陣営が差すことに固執するようなオーダーを出したところで、何ら不思議はない。

つまり、陣営もこの馬が一番強いと思って、このレースに送り込んだのだということだ。

 

レース回顧

中日新聞杯 -回顧-

読了までの目安時間:約 3分

 


カッチー飛ばすな…。

1000M通過が前走の福島記念で出会ったマルターズアポジーに触発されてしまったか、59秒を切ってしまう厳しすぎる流れになった。積極策のスズカディープのナイスファイト捉えるべきか、調子に乗って行き過ぎてしまったというか…。

そんな流れは対抗に推したドレッドノータスにはお呼びでない展開だから仕方ないとして、この頭数で内が開くと思った津村騎手のイン突きは間違っていなかったはずだが、これも詰まって出番なし。

手応えは最高だったが、スタートの後手が多少は響いたのだろう。

皐月賞でも、厳しいコース取りで掲示板争いに加わっているから、コース取りの問題はない。

そうなると、もう差す馬が外にいたら面白いというゴールシーンになる。

手応えから、クリスチャンのギベオンが楽勝の手応え。いや、その外にあいつの兄貴がいるじゃないか…。

ショウナンバッハが激走した。

新潟記念組が何かは絡んできそうという感じで、皆が何かしら押さえていたが、またしても走ったのはショウナンバッハ。

しかし、克駿騎手が悪かったというより、あの差し返された方は、弟が死闘を制した時の相手であるカレンミロティックのような感じだった。

父はステイゴールドなのだが、変なところが似てしまっている。

どことなく負け癖がついていたギベオン。

マイルCも勝ったと思ったところで差し切れられてしまったが、直線の長いコースが合っている。

【3200】

というか、外回りでも負けたのは中山だけ。

2着2度は、右回りでブラストワンピースに置き去りにされた毎日杯とGⅠ。

56は3歳馬には厳しいようで、気づけば、前後の各場メインは皆3歳馬が制していた。

その2戦はいずれも、実績馬の快勝。

ショウナンバッハが輝く日ではなかった、ということなのだろう。

 

レース回顧