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JUST競馬予想ブログ – 血統予想・コラム

東京スポーツ杯2歳S -回顧-

読了までの目安時間:約 3分

 

前走のいちょうSで好走した2頭は、近年稀に見る不良馬場になる前日の富士S直前の施行だったが、そこで一生懸命に走ったのに、1:51.4でしか乗り切れなかったようなタフな馬場だった。

それと似ないにしても、もう少し湿るかと思ってみていたら、遥かに京都の方が渋っていた。
でも、前走と似たようなファイトをコスモイグナーツが見せたから、想像もしていないようなハイペースで展開。
京王杯やアルテミスSにおすそ分けしてあげたいくらいの流れだったから、予想通り立ち遅れ気味のルーカスでも最後は出番が回ってきた。

予想の組み立てとして、ワグネリアンの後ろという手は有り得ないと思っていたのだが、キャリアが違うからなあ…、という完敗の2着。
一時は、カフジバンガードやいちょうS2着のシャルルマーニュに足を掬われそうになったくらい。

一方、クラシックほぼ当確という内容で、負けるはずのないレースを楽勝のワグネリアンは、ここまでのタフな展開とは全く別次元の、言ったらジャスタウェイクラスの脚で皆を圧倒した印象だ。
変な話、着差以上に圧勝である。
経験値もこの中では豊富で、尚且つ、無理をさせていないから、左回りもちょっと遠征も中京の新馬戦で経験しているから、もう何せずともゴーサインを出してあげるだけで、今回は良かった。

ストライドがぶれるような押圧される競馬は、登録頭数の少なさが際立っていた<自分という存在の影響力を象徴する出来事>ので、これは次以降に課題となった。
機動力もあるし、本当は中団から揉まれながら最後外に出して根性を発揮するような泥臭さも秘めているだろうワグネリアンは、本当の意味で、大勝負の前残りの展開にどう対応するかだけが、今のところの不安材料だ。
末がキレる馬は、往々にして気難しい。
鞍上のリスクの取り方が、世界レベルかローカルスターかの違いを生むことだろう。

 

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マイルチャンピオンシップ -回顧-

読了までの目安時間:約 4分

 

結局、ムーアとミルコの競馬になったわけだが、最後はどう転んでもエアスピネルはGⅠで敗れ、ミルコは確実にチャンスをモノにするというところで落ち着いた。
ムーアの案外な騎乗が続いていることは、一昨年休み明けのモーリスを駆った時にそれまでの流れを変えてしまったように、この大一番ではあまり関係ない。

時計さえ掛かってくれれば。
ムーア騎手がどれほど、日本の高速決着に対する体感のスピードを自分のモノにしているかは、まだ判然としない面もあるが<決まって、ムーアがGⅠを勝つ時はタフなコンディションか時計が平凡なことが多い>、1:33.8のタイムが象徴するように、軽い競馬にはならず、時計勝負にもなりづらい先行馬のキャラクターに対し、唯一の重賞タイトルがマイルでのもので、それがぶっちぎりだった好調のハービンジャー産駒のペルシアンナイトにとって、相手が絵に描いたように最後脚が上がるエアスピネルだったことは、もはや、神懸かっているだけでは済まないミルコ・デムーロ騎手にとっては、残り100Mで勝負ありだったようにも感じてしまう。

決していいポジションではなかったものの、外に膨れる差し、追い込み勢を尻目に、上手に乗ることに長けたムーアの後を追いかけるように、積極性を殺した時ほど恐ろしく強かなミルコが、スムーズに5分どころからわずかに内の狭いところから見事に最後は前を捉えきるところまで持ち込んだ。
セオリーに忠実に、乱戦、混戦だからこそ、そういうものを大切にした馬だけが、上位に入線。
気づけば、先行粘りの4着レーヌミノル、それを最後に捉えたサングレーザーと、少ないも実力十分の3歳勢は3頭も掲示板に載っていた。
多くの人が今年の3歳は…、とも思っていると、何度も道悪を経験しているうちに、古馬の方が消耗し、3歳馬の最大のアドヴァンテージたる斤量のマイナス分を極限にまで活かしきったここ1か月の躍進は、自力でも互角という内容の濃い競馬の連続で、既にファンも承知するところとなっている。

同時に、古馬の方に勢いがなくなっているのかもしれない…、いや、そもそも層が厚かった部門ではないところで、自然と若手が台頭した結果なのだろう。
3歳トップホースたる藤沢厩舎の刺客は、未知数のまま来週のJCを迎え、ここまでうまいこと運べないでいる女王の方はかなり気楽な立場でそれを迎え撃つが、ともに主役というほど抜けた評価を受けることはないはずだ。
何しろ、一番強いのはまだ5歳馬である。

その5歳馬。
最先着が怒涛の掲示板ラストワン争いにハナ差及ばなかったブラックムーン。
それが6着で、さすがに体重増でムチムチ過ぎたことがキレ味に多少影響し、正攻法でなかったことや少し悔やまれるクルーガーがそれと僅差の7着。
特別高い評価を受けていたわけでもなく、目立つ競馬で仕事をすることなく、46.7-47.1というごくごく平凡にして、上がりの数字に見られるタフさの根拠により、脚質はっきりの面々には、結果として厳しいレースを強いられることになった。

レコード決着の皐月賞好走馬に、近年の3歳馬にはない勢いを感じさせる競馬を続けてきたサングレーザーらによる決着。
もっと大きな波乱も期待させる条件ではあったが、これで負けて言い訳しているようでは、単なる負け犬の遠吠えでしかない。
もう一段成長してもらいたい。

 

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マイルチャンピオンシップ -予想-

読了までの目安時間:約 5分

 

先行馬の位置取り、ペース配分とその主導権争いがどう発展するかで、そのレース内容は大きく違ってきそうなメンバーが集った。
マルターズアポジーが普通にハナに拘るのか。
今回はウインガニオンが伏兵らしい競馬に徹して、先手を奪おうとするのか。
乗り替わり<池添→和田>となったレーヌミノルが、距離に自信を持てる今回は、どこまで前に行こうとするのか。
1800M以上では完全に快速型になる面々だが、マイルという誰でも走れる条件であり、自分の力を出し切れるこの舞台だと、案外、出たなりの競馬になる。
アメリカズカップだって、不本意ながらジョーストリクトリに乗ることになった武豊騎手も、主導権を握れるのであれば、形作りでも勝ちに繋がると思えば、行ってしまう可能性もある。

平均より遅いという可能性を論ずる際は、本命サイドの馬が先行する時に、それが有利か不利かを検討すればいいだけのこと。
今回は、少し馬場が重たくなり、土曜日の降雨も避けられそうにない状況だから、46秒台の半マイルという基本形をあてはめて、最後にどれだけの脚を使えるかを考え尽くせばいいのはないかと思った。
決して、逃げることや先行ポジションを積極的にとりにいくことが、特別な有利不利になるようには感じない。

力勝負になりそうだ。
同時にそれが合うのか合わないのか、しっかりと見極めねばならない混戦でもあることを踏まえないと、本命の印も打てない。
最初からGⅠ馬は本命にはしたくなかった。
マイルがベストの馬が少ない。守備範囲が狭い。今年は妙に安定感がある。
最優秀短距離馬ほぼ内定のレッドファルクスを除き、ベストの条件とは思えないし、充実度合いも春ほどではなさそうなあとの3頭は、実質切りとしたい。

妙に外国人騎手が乗ると安定感があり、戦績もまだ底を見せていない馬。
それも、GⅠ未経験かほぼ初めてというような馬であれば、一発かましてくれてもおかしくない状況。
どうせ買うならと言うことで、テン乗りでも、少なくともこれまで3人騎乗した外国人騎手の中では腕のあるシュタルケ騎手のクルーガーに注目したい。

春に長期休養明けのマイラーズCで、反応鈍く、直線は伸びきれなかったが、それ以来の競馬であったあの不良馬場の富士Sで、勝負が決まってからとはいえ、直線でただ一頭後方から伸びて3着だった内容は、イン強襲で昨年のマイラーズCを制した時以上のパワフルさがあった。
一概に、キングカメハメハ×ディクタット<父ウォーニング>の道悪適性に非ず、むしろ、比較的メンバーの集ったマイル3戦の好内容は、この路線に対する適性であり、素晴らしい底力を秘める根拠になるのはないだろうか。

3戦とも気持ちよく走れたわけでもないが、今年のマイラーズCを除くと、GⅠでも人気になる馬相手にいい争いをしている。
夏の組は今年はレベルが高かったから、昨年のヤングマンパワーのような狙い方は今年はありかもしれないが、きっと直線平坦の方がキレるはずのグランシルク以外、富士S組は大きな上がり目がないように思う。
エアもイスラも、最近の前哨戦の内容が少し良すぎる感じがする。

ちょっとローテが厳しい上に、前走は精神的なダメージを受けていけもおかしくない春の王者も心配。
よって、
◎クルーガー
○グランシルク
▲レッドファルクス
注エアスピネル
△ダノンメジャー、サングレーザー、ブラックムーン、ペルシアンナイト

とはいえ、富士S組が多い。そして、前走道悪の馬ばかり。
馬場適性で差をつけたエアスピネルは、レッドファルクスより総合力が上とは言えなくても、連続先着のイスラボニータとは勝負づけは済んだように思う。
脇役タイプが少し多いから、こういう時ほど、好調の馬やフレッシュなタイプは押さえておかないといけない。

 

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