血統予想・コラム

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フラワーC -回顧-

読了までの目安時間:約 3分

 


<土曜メイン回顧>

スタートが全てという競馬。おかげで60秒台の5F通過。

勝負はあっさり決してしまった。

これもルメールさんの功績である。

 

勝ったコントラチェックは、姉のバウンスシャッセというよりは、ルメール騎手が乗って重賞を制した兄のムーンクエイクに、気性的にはよく似ている面があるだろう。

しかし、それはあくまでサイドの話。

コントラチェックの才覚を2戦目で見抜き、3戦目の中山マイルで、負けながらも特性を全て把握したルメール騎手が、前回作った厳しいラップでの押し切りから、同じような冬から春への休み明けで参戦となったエールヴォアと、スタートの安定感からして、違うスタイルを生み出した。

 

乗っているだけでよかった丸山騎手も、この日ようやく春の訪れを実感しただろうミルコ騎手も、今回が初騎乗。

しかし、作り上げるタイプの馬か、できるだけ才能で勝負すべき馬かの差で、丸山騎手の無駄のない合理的積極策により、その他12頭は何もさせてもらえなかったのだ。

元来、常識にかかってくるというフレーズが飛び出すまで時間を要することの多いサッカーボーイ一族のエールヴォアは、今回はのんびりしすぎていた。

彼女は相手に関係なく走るから、連対できた価値を今後は噛み締めるクラシック戦としたい。

それに対し、ランブリングアレーは完璧だったのに…。3歳春はこの繰り返しである。

 

ファルコンSに関しては、ハッピーアワーがタガノグランパのような、キャリアで他を制した姿が印象的。

期待のダノンジャスティスには、時計的限界を問われる展開への対応力がまだなかったか。

若葉Sのヴェロックスは、ある意味、もっとストレスの掛かる競馬をしたかったはずだが、自分の不器用さがまるで気にならない総合力の違いを見せつけた。

彼はきっと、3角からうまくエンジンをかけていく、ハロン棒を基準にどこでも同じ競馬をしたい馬になるのだと思う。

 

レース回顧

スプリングS -予想-

読了までの目安時間:約 4分

 


先週の激闘を経て、ルメール騎手の2週に及ぶ騎乗停止に加え、今週はフィリーズレビューで初重賞制覇を果たした坂井瑠星騎手ら3人の若手も、そこに仲間入りとなってしまった。

うち、森裕太朗騎手が乗って新馬戦を制したクリノガウディーが、日曜メインの主役候補になっている。

 

苦しいところから最後に抜け出し、人馬とも若さ残る競馬で制したその新馬戦から、直後に使われた東京スポーツ杯で、戸崎騎手で勝負気配だった好位付けがうまくいかず、直線勝負で一旦先頭から、最後は後続に飲み込まれるようにして敗れたことで、前走の朝日杯では単勝80倍近い低評価になるも、インからうまく有力馬を捉えにかかり、スピードに勝るアドマイヤマーズには突き放されたが、当面の目標だったグランアレグリアには先着した。

 

その時の鞍上と同じく、今回は自身初となる継続騎乗で藤岡佑介騎手と参戦。

3レースをもう一度見返してみた中で、ヨーイドンに向いていないなら、東スポ杯も朝日杯ももっと違う結果だったろうと考えて、左回りとちょい溜めくらいの絶妙なエスコートが、この馬には求められる気がする。

佑介騎手は最近、よくわからないレベルの追い込みを決めてしまうことが目立っているが、スタートが悪いというタイプでもないから、いくら賞金に余裕があると言っても、極端な手には出ないだろう。

 

一方、その他15頭の面々には、有力であるなしに関わらず、かなりの課題がある。

武豊人気など久々に体感する今日この頃だが、ファンタジストもきっと人気になる。

先週は人気を裏切ったが、人気を分けたアウィルアウェイと東京で大接戦。

朝日杯好走には至らなかったが、距離の壁をどう乗り越えるかによって、ガウディーとの立場は入れ替わる。

 

スピードで勝負したいのは、ヒシイグアスや先行タイプのロジャーバローズも同じか。

まあ、こちらは距離実績があるから、ある種、真の意味でのスピード能力やスケール感が求められる。

時計が足らないのは間違いないが。

 

とまあ、中山実績ではコスモカレンドゥラもシークレットランもいて、ここは軸の選定に決め手を欠くメンバーだから、言うほど盛り上がるようなトライアルではない。

その点、GⅠ2着の実績に血統背景を活用できるクリノガウディーは、地味でも頼りがいがある

 

父スクリーンヒーローは、3歳時はパッとしなかったが、一応ここでは超人気薄で5着の実績がある。

これが血統馬であり、その父グラスワンダーの種牡馬としての価値を世に広める功労者になるわけだが、母系の扱いの方が実は大事なガウディー。

超A級小岩井牝系のアストニシメント系の中でも傑出した優駿であるクリフジ<血統名・年藤>の姉・鶴藤から続く一族は、近年ではパッとしないが、母父としてグァンチャーレが活躍するディアブロが、父も共通であり、彼がシンザン記念を勝った後に種付けが行われた日高の馬となれば、魅力的な血の持ち主だろう。

 

ヘイローのクロスがあり、ノーザンダンサーのクロスも多数存在するが、母母父は弥生賞勝ちのメジロライアン。

純和風の配合というほど国内生産で凝縮されたような血統構成ではないにせよ、大変に身近な存在であることに違いはない。

東の藤沢和雄調教師は何度もこのレースを制している。西の則雄調教師にもチャンス…。

いや、雰囲気的にはここを勝って、今年は被災地になってしまった日高を再び盛り上げる存在として、クリノガウディーの評価がより高まる結果を期待する。

何となく、右回りの1800戦など、彼のベストステージに思える。

 

◎クリノガウディー

○シークレットラン

▲ロジャーバローズ

注リーガルメイン

△ヒシイグアス、ユニコーンライオン、リバーシブルレーン

 

レース予想

フラワーC<3歳主要戦展望> -予想-

読了までの目安時間:約 3分

 


まず、フラワーCの快速2頭から。

エールヴォアの前走・エリカ賞のラップは、

62.2-59.2→2:01.4

<24.8→3F目の12.7秒から6ラップ連続で加速して12.5で締め>

 

一方のコントラチェックの菜の花賞は、

46.1-47.7→1:33.8

<テンの12.6秒以外、全てのラップが12.2以内で、終いは12.1秒>

 

コントラチェックは未勝利勝ちの時に、スロー逃げからラスト2Fで札幌では驚異的な11秒台中盤のラップ2連続で後続に7馬身差つけている。

次に中山のマイルを使って、スタートが良すぎて、外から追い上げたレッドアネモスに行かせたのが裏目に出て、チグハグな2着に終わったのとは、前走はまるで違う。

兄弟それぞれに味が違うことを、大体のところまで理解しているルメール騎手が乗れないのは残念だが、前走のチューニングで、テンのラップの違いで、デムーロのエールヴォア相手に機先を制すことは、今の丸山騎手ならできるだろう。

 

互いに、厳しい立場からの前を追いあげる競馬を経験しているが、コントラは純粋なヨーロピアン配合の変わり種なのに対し、格下でも格上でも同じくらいのパフォーマンスを見せるサッカーボーイ一族のエールは、つつかれるのもついていくのも、適性が同じでもキャラが違う分、必ずしも有利な立場とは、ラップ上からは言えない。

駆け引きをどう考えるか。同じテン乗りなら、スピード型の方が有利だろう。

 

◎コントラチェック

○エールヴォア

▲シャドウディーヴァ

注エフティイーリス

△アイリスフィール、メイショウハナグシ、ランブリングアレー

 

ファルコンSは、小崎騎手&ダノンジャスティスのヤングコンビに重賞制覇を期待する。

快速キングマンの仔ながら、距離を求めたり、日本方式で失敗しているが、インティに似たネイティヴD偏重配合で、リファールのクロスもあるから、大胆に乗った方がいいか。格上挑戦で一変する。

若葉Sも中内田厩舎のヴェロックス。相手も不器用だから、普通に考えて、動ける方が有利だ。

 

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