マーチステークス2021【予想】|過去10年のデータ傾向と有利な枠/出走予定馬の最終追い切り

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マーチステークス2021【予想】|過去10年のデータ傾向と有利な枠/出走予定馬の最終追い切り

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マーチステークスの予想と出走予定馬の最終追い切り評価を行っていきます。
過去結果を見ても荒れる傾向のある中、有力な登録馬の中から鉄板軸馬とされる外厩仕上げの本命馬や消去法で消すべき馬、本命をも超える可能性のある穴馬をデータ分析!

歴代勝ち馬のサインを見逃さず、予想オッズを見ながら過去配当を超える払い戻しを狙っていきましょう。

 

レース名第28回 マーチステークス
グレード重賞(G3)
日程2021年3月28日(日曜)
発走時間15時30分
開催場所中山競馬場
距離ダート1800m
コース右回り
賞金3600万円
レコードタイム1:48.5

 

マーチステークス予想2021 - 過去10年のデータ傾向

重いハンディキャップの馬は一定以上、安定して馬券に絡んでくる

全体的に重めの斤量にセッティングしているのか、思い切って、軽いハンデを指定しようがない登録頭数の多さが<オープンクラスでないと確実に除外>影響してか、いずれにしても58の馬がこんなに絡んでくるハンディキャップ競走も珍しい。

考えてみると、ハンディキャップをつけられるダート重賞というのは、ちょっと前までは一定数存在していたが、今は実力者が増えて、オープンクラスが充実するようになって需要の面で足かせになる要素が生じてしまうというのもあるから、このカテゴリーの代表格を成しているのような状況。

 

重いのはダメなのではなく、訳あって交流重賞に転戦できないような状況だとか、休み明けのケース、単純に6歳以上で全盛期を過ぎつつあるだとか、長く走っていると、こうした厳しい条件の関門にも抵抗を示さなければならなくなって、結果として、底力を発揮して好走するケースが多い。

 

特に、全体の2割ほどの勝ち馬が酷斤で走った古豪だったとなれば、裏を返すとそれは、とても谷間重賞のそれではないとなり、力が有り余っている古馬には、重しの効果はあまりないともできる。
2013年に関しては、58を背負った6歳馬のワンツー。

逃げてギリギリまで粘ったバーディバーディは若い頃にG1で何度も好走していたが、際どく差し切ったグランドシチーに関しては、この辺の中距離重賞の主のような感じで活躍し、G1は数えるほどしか出ておらず<賞金不足もあるが>、A級馬とするには物足りないスペシャリストタイプであった。

妙味があるのかよくわからない、4歳馬で55の2頭の取捨がポイントのレース

自分で集計していて、何の意味もない切り取り方になってしまったと、一時は没ネタにしようとも考えたのだが、アメリカンシードとダノンファストが相応の支持を集めるレースであることは明らかなので、ちょっと考察を加えてみた。

 

するともっと恐ろしいデータが出てきて、アメリカンシードと似たタイプとして断然の支持を集めた2018年のハイランドピークは見事にスタートで立ち遅れ、流れに乗れなかった。

こうした狙いのハードルをやや高めに設定された55タイプもいるというのが、ハンディキャップの据え方が一定ではない証。

前走準オープン勝ちでも、同期で重賞にも出走歴があるライトウォーリアは54でかなり気分的にも楽になる。
アメリカンシードは若葉Sで3着、ダノンファストは青竜Sの2着馬。

理由ははっきりしているが、皐月賞後の1勝クラスでの大敗により、「血なり」の戦略に組み立て直してきたアメリカンシードと、完全に芝血統<祖母はダンスから始まる3頭のクラシックホースのうち1頭であるダンスインザムード(無敗で桜花賞レコード勝ち)>と思えるダノンファストの芝での不発を経た後のオープン入りがあるから、少々、普段の4勝馬とはタイプが異なる。

中山の実績もあるし、左回りも問題のないこの2頭は、分かっていても買い目には加えないといけない。

狙いの絞り方によっては消しはアリだろうが、先週のアリストテレスより売れそうなアメリカンシードを馬連やワイドで押さえるバカはいない<買い方によるが明らかに非効率>のだから、こちらは向き合い方をはっきりさせた方がいいか。
本質は、ぞっとするような負け方をしたハイランドピークと似ているが、力量的には57.5も難なくクリアした2009年のエスポワールシチーと差はないはずだ。

1番人気馬との向き合い方

オッズはついているが、1番人気という存在を頭からなくしても構わないというのがこのレースの特性であって、今年の場合は特に、簡単に飛びつけない理由のようなものは確かに存在している。
好走した3頭についてまとめると、

・1着 スワーヴアラミス<2020年・稍重/降雪により開催日2日順延>

前走:アルデバランSは2着 /前々走のポルックスS(中山)では重賞好走馬相手に完勝

血統:ハーツクライ×シリゴベイ /母父はサドラーズウェルズ直仔も牝系は北米圏育ち

以降:順調さを欠き3連敗中で、休み明けでの参戦濃厚

・2着 バスタータイプ<2016年>

前走:総武Sで1着/これがオープンクラス2戦目

血統:ホワイトマズル×ブライアンズタイム /父、母父ともダートで活躍馬多数。母系は名血バラード系

以降:すぐに故障して、未完のまま引退

・3着 マスクトヒーロー<2015年>

前走:師走Sで1着から3カ月ぶり /順調に使えないタイプでいつも間隔を開けて出走

血統:ハーツクライ×ホワイトマズル /母短距離重賞3勝のビハインドザマスク

以降:このまま引退

ワンチャンスをものにできたかどうかで、今後の展望はあまり開けていない傾向。

他の人気馬で出世したのは、エルムSではよく頑張るハイランドピークくらいなもの。
これもブライアンズタイムの孫にあたる血統背景もあったのか、ちゃんと成長を遂げた。
タピット産駒という分かりやすすぎるダートの快速血統で、どこまでやれるかを期待したい。
人気に応えたエスポワールシチーも母父がブライアンズタイム。

大種牡馬・エーピーインディに関わるシアトルスルーとセクレタリアトのクロスがあるアメリカンシードは、その名の通り、わがままを通せるのだろうか。

 

マーチステークス予想2021 - アメリカンシードの血統/成績/タイム

元を辿ると、北米圏で発展した系統ではないからなのか<数代前まではイギリスで代を重ねた牝系>、このアメリカンシードの母・スウィートトーカーは、USA・芝G1であるクイーンエリザベスⅡ世チャレンジCSを制している。
牝馬限定の北米における芝タイトルの価値は、欧州圏のそれとは雲泥の差とはいえ、ストームキャット直仔のストーミンフェイヴァー<母父もUSA三冠のシアトルスルーというバリバリの北米血統>からこうして芝で成功した形を仮にも証明できたのだから、欧州圏で熟成された血の力は影響を及ぼしているとできる。

皐月賞に至るまで、その次のレースまでとするのが正確だが、芝に固執して使われてきたこのタピット産駒、藤沢和雄厩舎にいながら、ダートも走らなかったあのバニシングポイント同様、転ずる機会を考慮しないといけないという気難しさが玉に瑕となっている。

出来るだけ引っ張っても、スピードの優位性で新馬戦くらいの乗り切れたとしても、アメリカンシードが肝心の皐月賞で酷いスタートを決めたように、ボールドルーラー系×ストームキャット系を連続して、意図した配合を施した時点で、もう縁がなかったことはほぼ完璧に証明されたことになる。

アメリカンシードには先述の三冠馬<共にボールドルーラー系のセクレタリアト、シアトルスルー>以外にも、ノーザンダンサーやミスタープロスペクター系で今最も熱量の高いファピアノの名が見られ、ファピアノと関連するところにはアメリカンフェイローやコントレイル、ノーザンダンサーのクロスを成すポイントに直仔として登場するニジンスキーなど、一応は日本のクラシックレースに登場するだけも血筋であったことは理解できる。

 

この馬のダート3戦不敗の、一種のおまじないのような要素となっているのは、北米圏に入って早い段階で配されたリボー系のスタルワートの存在。
スタルワートがどうこうは重要ではなく、このリボーの北米成功のラインであり、その父ホイストザフラッグが欧州圏で爆発的に能力を発揮させたリボーの生まれ変わり・アレッジド<凱旋門賞連覇等>を逆輸入の形でヒットさせたことで、ワールドワイドに存在する価値を見出せた血を取り込んで、いきなりのストームキャット系、両三冠馬の入った配合の種牡馬であるストーミンフェイヴァーならば、他の北米ラインや芝も走る系統を入れるよりもずっと効率がいい。

気性の問題はこれに起因するともできるが、まだダートで変な仕草も出していないし、皐月賞とその次走以外、全く崩れていないアメリカンシードがダート向きの本質をさらけ出した今、皐月賞で本来やりたかったタフな先行粘り込みを、今こそ体現する舞台にようやく立てたと考えても無理筋ではない。

 

唯一にして最大の挑戦「1:48.5」の壁を突破するミッションを、一騎当千のパフォーマンスで魅せることのできそうな快速馬が登場!

毎年、4歳馬は軽いハンディキャップとなるから、準オープンを勝ったばかりの馬が人気になっては、オープンを使って重い斤量を背負わされた同期もろとも、木っ端微塵に粉砕されるのが恒例行事のようになっている。

ただ、エスポワールシチーにも触れたように、本物であれば、同時期開催のアンタレスSのように、一気にスターダムへと上り詰める機会を容易に得ることは可能。

だからこそ狙いたいのがアメリカンシード。
そうでなくても気になってしまうのが、このアメリカンシードだ。

奇跡にも近い、鞍上ルメール確保のマーチS参戦は、コロナ禍の恩恵に与るというある種の最低の表現を用いたとて、大いに余りある幸運。
そもそも、高松宮記念にも乗れない日本を拠点とするトップジョッキーが多い、ドバイのド裏のたかがG3競走なのだ。
ルメールも熱いだろうが、藤岡調教師も当然燃えているだろう。

 

この馬のダート転向期には、牝馬三冠達成後の松山騎手が関わり、恐ろしいまでのパフォーマンスだった。
何もかも偶然だが、先週の彼は神懸かっていないからこそ、本当に安心の11勝であったのだから、もっと怖い。
その暴発にも等しい大ブレイクも虚しく、左団扇のルメール騎手とはまだ10勝の差がある。
1/4のレースは制し、4割方連対、半分は馬券内。

懐事情については余計なお世話としても、アリストテレスでショッキングな敗北を喫しておきながら、今週はもっと堅いアメリカンシードに乗れるのは楽しい。
来週はもっとやる気になる、一筋縄ではいかぬあのグランアレグリアをどう駆ろうかと思案しているはず。

ルメール騎手は2戦して、砂をかぶせて見せたり、スロー逃げを再現したりして、良くも悪くも普通の型を教えてきた。
が、松山騎手と挑んだ最初のダート戦は<3走前>は、異次元の上を行った暴挙。

序盤の5Fは、京都の渋馬場では特別速くはない61.5秒。
1勝クラスだから、多少は厳しいとなるが、松山騎手が何かをしたということはないから楽に決まっている。
6F目もそれに12.4秒と丁寧にコーナーに入れていったことは分かるが、次から驚異的な加速を見せる。

 

【6F通過/73.8】
→11.7−11.3−11.7→1:48.6

時折、京都の渋残りや雨に影響された重馬場では、平場戦でも驚異的な時計が出るが、スローではないにしても、もっとバランスラップによる持続力勝負になった時にしか、快時計は出現しない。
似たようなことを中京でも中山でもやったが、もっと速く5Fを駆けた前走のアレキサンドライトSは、上がりできっちり38.3秒要している。

 

マーチステークス予想2021 - レース展開と最終予想

 

本当のダート型とは言えないのだろうが、結果はいつも同じように5馬身以上。
相手の問題も自身の課題もあまり見られないとなる圧勝の連続なのだ。
勝つのは当然だろうし、皐月賞のような、ハイランドピークのような出の悪さがあったところで、たちまち巻き返せる早め進出は、あの初ダート戦からも十分に可能となる。

グレード制導入の前から残るコースレコード/1:48.5に挑む有資格者が、再び登場した。
G1勝利数の壁を三冠を成した牝馬と共に打ち破ったルメール騎手は、誰の馬かどんな馬か、自身がまだ幼少期の頃にキヨヒダカが作った大レコードに挑む価値について、あまり関心を持っていないだろうが、それなりのキャリアを積んだ、それこそ第1回ジャパンCもリアルタイムで見ていたような評論家、ライター、ファンもまだまだ沢山おられる状況なのだから、結構関心を持っている識者は多いはず。
最も近づいたのは、1985年の京葉Sをアンドレアモン<オグリキャップと同族のダート路線の猛者>が制した時の1:49.0である。

 

断言するのはおかしいが、データが多いわりに近年の勝ちタイムは他場に比べて、キヨヒダカレベルの時計は船橋でも超えているくらいで、全く勝負にならないくらい遅い。
そうなると、全く時計が足らないアメリカンシード…、となってしまうわけだが、滅多に5Fで1分を切らない中山のダート1800だから、とてもフィットするタイプだろう。

競馬の幅も出来つつある現状、スタミナ勝負を好まないこの馬に、雨乞いの必須ルーティンは要求せずとも、また嵐の予報が出ている。
後は雨量と、その降り出しのタイミングひとつ。
キヨヒダカもアンドレアモンも、古馬同士の戦いの中で、渋馬場を味方につけて快時計を繰り出した。
新世紀の最高記録を大幅更新して、お休み中のクリソベリルや同期のカフェファラオを縮み上がらせるような、皆も納得のハイパフォーマンスを日曜日もまた、涼しい顔であっけらかんとやってのけてほしい。




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