血統予想・コラム

JUST競馬予想ブログ

血統馬タニノフランケルに不安はない 鳴尾記念予想

読了までの目安時間:約 3分

 

毎年のように似たような頭数で、同じようなレベルのローカル戦に向けたステップの馬が主力になることで、波乱も多いこのレース。

4歳馬が多いのは喜ばしいことだが、昨年ほどの高速決着にならなければ、1年前くらいに急坂のあるコースで快走しているというだけで好走する3着馬が登場する。

ステイゴールドやキングカメハメハが強いレースで、それは本番の流れと符合するようで、案外ずれているところもある。

穴馬にはハンプトン系のエルバジェやハイペリオンクロスの影響の入ったトニービンなどが入った馬という条件は付くが、人気馬で好走する馬には関係ない。

だから、血統馬タニノフランケルに不安はない。

武豊騎手は彼でも勝っているし、唯一、逃げ切りではない勝利を挙げた騎手。

ウオッカの後半の主戦級であり、肝心なのは、先行するだろうことが読めている中、逃げ切りがGⅢ6月開催になってから2度あることか。

このコースで差してうまかった安藤勝己騎手は素晴らしい結果を立て続けに出したが、GⅠ大阪杯初代覇者は武豊のキタサンブラックである。

フランケルはノーザンダンサーの3×4が直系同士にかかっているだけでなく、その母ナタルマが母父デインヒルの3代母と共通することで、4×5×5を有する。

一方、ウオッカの父タニノギムレットはもっと難儀で、シカンブルの3×4を持つタニノクリスタルに、わざわざグロースタークの3×4が生じるブライアンズタイムを狙ってつけた経緯がある。

燃えやすい気性は、血統のイメージより速く出る傾向として、歴史を動かす力になってきたが、ヒズマジェスティとの全兄弟クロスがやんわりでも発生する影響は、パフォーマンスのムラとして出ているか。

唯一逃げ切らずに勝った騎手が鞍上。

ウオッカは2000Mで名血馬とGⅠでのみ戦い、フランケルは当然、2000でも無敗。

英CSと秋天馬の組み合わせ。

1800戦快勝の実績は、両親の良さを引き継いだ証拠だろう。

◎タニノフランケル
○ギベオン
▲ステイフーリッシュ
△メールドグラース、ノーブルマーズ

 

レース予想

ダービー → 安田記念 3歳と古馬のコネクションを考察

読了までの目安時間:約 2分

 

グレード制導入の84年以降で、春の東京、3歳と古馬の最大のレースにおけるコネクションを考察してみた。

双方連対

08→09ディープスカイ

07→08 09ウオッカ

01→02ダンツフレーム

95→96ジェニュイン

父ダービー馬→仔安田記念馬

05ディープインパクト

17サトノアラジン

11リアルインパクト

04キングカメハメハ

15ロードカナロア

02タニノギムレット

08 09ウオッカ

同一年両レース連対

18戸崎圭太②→②

10後藤浩輝②→①

09武豊②→①

04安藤勝己①→①

共に根幹距離であることから、一定程度の繋がりがあり、また、距離がかなり違うことで理由もない限りは、血統的コネクションは生まれづらいという関係性。

ただし、武豊騎手とウオッカのコンビでは、親仔のコネクションが密接に関係し、大きな結果をもたらした経緯がある。

09年のダービー2着馬は、スペシャルウィークの仔・リーチザクラウン。

彼もまた、翌年の安田記念に登場している。

騎手の連続連対は、3人が当該年のGⅠ勝ちがあって、例外の後藤騎手も3月に重賞3勝するなど、対象のショウワモダンでのGⅢ勝ちやダービーでの緊急参戦の経緯があって、いい流れがあった。

2レース連対馬は、全てが三冠初戦かマイルC好走馬。

産駒傾向もスピード能力の証明がされていた馬ばかり。

こじ付けている面は否めないかもしれないが、春シーズンのラストで活躍する人馬には、それなり根拠があるものなのである。

ちなみに今年は、

東京優駿

①ロジャーバローズ/ディープインパクト/浜中俊

②ダノンキングリー/ディープインパクト/戸崎圭太

とりあえず、ダノンプレミアムと戸崎さんですね。(笑)

 

コラム

平成の出世レース・聖地を守る使者たちの歴史

読了までの目安時間:約 3分

 

鳴尾記念<97~99/12~>12月開催

15①ラブリーデイ
12③トーセンラー
<89~96/00~11>6月開催
10①ルーラーシップ

☆安田記念
勝ち馬前走
GⅡ
京王杯SC
①91 93 97 98<改修後>05
②99
③92 96 01
4着以下
95⑤<改修後>12④17⑨<重>
マイラーズC
94①<中京17 00>
産経大阪杯
04⑥
休み明け
89有馬⑤→90

その他
GⅠ馬
16ロゴタイプ<GⅢ②>
14ジャスタウェイ<ドバイ①>
13ロードカナロア<GⅠ①>
0809ウオッカ<GⅠ②①>
07ダイワメジャー<ドバイ③>
03アグネスデジタル<名古屋④>
<改修>
02アドマイヤコジーン<GⅠ②>

重賞馬
15モーリス<GⅢ①>
例外
18モズアスコット 安土城S②
11リアルインパクト マイルC③
10ショウワモダン メイS①
06ブリッシュラック 香港①
00フェアリーキングプローン 香港②

東京GⅠ互換性<東京古馬タイトル覇者/安田記念連対馬>
秋天
前03①07①08①09④14①
後90②95②01⑪06④<15①16②>
JC
前なし
後<08 09①>
VM
前なし
後08①

リピーター
ロゴタイプ 16①→17②
モーリス 15①→16②
ショウナンマイティ 13②→14③
グランプリボス 12②→14②
ストロングリターン 11②→12①
スマイルジャック 10③→11③
アサクサデンエン 05①→06②
タイキブリザード 95③→96②→97①
バンブーメモリー 89①→91③
<安田記念含め、東京で勝ち星があるか、重賞で連対>

連覇
ウオッカ 08 09
ヤマニンゼファー 92 93

リピーターが多い。
そして、他の東京で行われるGⅠレースのコネクションで言えば、NHKマイルC勝ち馬がここ10年でも2頭が3度2着。
ダービー馬のワンツーが09年にもあって、東京の皐月賞で快勝のヤエノムテキが前年秋天・JC2着のオグリキャップに追いすがったのが90年。

名勝負には必ず、東京巧者と安田記念で力を発揮する名馬が登場してくる。
近年は晩春のGⅠであることで、前哨戦の選択肢が多すぎて、データ分析の対象にならないが、リピーターの傾向で買い目の見当くらいはつくか。

 

コラム

レベル低下の可能性も 宝塚記念展望

読了までの目安時間:約 3分

 

おいっ!いいのがいねぇじゃねえか。

大阪杯GⅠ昇格の弊害以外にも、様々なレベル低下の理由はあるだろうが、まずは主要戦の好走馬について、考察をする。

有馬記念の上位3頭
①ブラストワンピース 大阪杯⑥→目黒記念
②レイデオロ ドバイシーマC⑥
③シュヴァルグラン ドバイシーマC②

レイデオロも昨年より怪しい感じだし、秋の消耗度合いを考慮すると、今年もパスすると思ったが…。

秋天のステップにするつもりだろう。

大阪杯
①アルアイン 金鯱賞⑤→
②キセキ 有馬記念⑤→
③ワグネリアン 東京優駿①→

秋のGⅠで好走した5歳馬が、同期や4歳世代に完封されていることは、しっかりと念頭において、力関係を吟味しないといけない。

昨年勝ったのは、突然春に絶好調となったミッキーロケット。パンチ不足…。

例年好勝負の2、3月重賞連対馬

*日経新春杯
①グローリーウェイズ →天皇賞(春)②

*アメリカJCC
②フィエールマン →天皇賞(春)①

京都記念
②ステイフーリッシュ →大阪杯⑬

中山記念
②ラッキーライラック →阪神牝馬S⑧→Vマイル④

金鯱賞
②リスグラシュー →QEⅡC③

日経賞
①メイショウテッコン →天皇賞(春)⑪
②エタリオウ →天皇賞(春)④

?? ああ、5歳馬とか、別路線の4歳馬が勝ったりとか、怪我とか…。

まあ、日経賞の2頭に1月GⅡの人気馬2頭、色々混ぜ合わせても、ここからは4歳馬しか浮上しない。

有馬記念のタフな内容をそのまま互換できないようなメンバー構成になりがちで、昔より、春のGⅠの重要度が低下。

生産者側というか、社台グループでもノーザンファームのほぼ独占状態であることも影響し、使い分けの果てに、このレースは脈なしだと絶対使わないという流れになっている。

無理に使ったのはジェンティルドンナくらい。これもJCとか、翌年のドバイに向けたステップといった使われ方であった。

調子重視、順調さの証明、中距離重賞の実績といったところが、人気の度合いとのマッチングで、七夕賞的妙味を生み出している。

ノーザンファームはずっとこのレースを勝てなかったことで知られる。

もう勝ってしまったし、日高の馬にもかなりのチャンスはあるだろう。

エアウィンザーは鳴尾使いなら脈ありだったが…。

 

レース予想

2019年 POG反省会(結果分析)

読了までの目安時間:約 3分

 

今年も優駿じゃない方の競馬雑誌が6月号で特集しているPOGの写真資料を利用し、結果分析をするのだ。ちなみに、

ダノンファンタジー

グランアレグリア

アドマイヤマーズ

ロジャーバローズ

らの2歳春の写真は、写っていなかった。

ただ、

サートゥルナーリア

カテドラル

シュヴァルツリーゼ

ファンタジスト

リオンリオン

ラヴズオンリーユー

クロノジェネシス

イベリス

らの立ち姿はきっちりあったから、例年よりも、比較の仕方が容易な面は大いにある。

折角なので、無敗<だった>のクラシックホースについて、反省文を連ねたい。

サートゥルナーリア

4月の時点ではもう完成されている印象で、馬格からして、同期の中で抜きん出ている。

当然、育成部門の評価は最上級のもので、競馬をする前に、牧場の一番馬という位置づけ。

だから、厩舎サイドのあれこれはあったが、皐月賞までは極めて順調な流れで勝ち進めることができた。

毎年思うのだが、馬のフォルムが一変するというのは、最初に使った後に持つイメージであり、仕上げたダービーの作りは、その使う前の姿といい意味で変化は少ない。

ならば、最初は目立たない馬の方が、激闘を戦い抜く上では有利なのだろう。

ラヴズオンリーユー

オークスに至るまで、一度も追い詰められた雰囲気が感じられないことで、伸びしろを重視した余裕残しの仕上げを繰り返してきた印象が強く、血統面の短所である筋肉質に出過ぎる性質は、早い段階から感じさせなかった半面、オークスだけ締めるところをしめただけで、完成度合いを今ベストに持っていかないように、ずっと成長するためのエネルギーを使わないような仕上げを心掛けてきたことを実証するかのごとき、1年で背も伸びたはずなのに、余計な肉だけ削って、長距離仕様の胴長に見せたから、最初から2400Mへのこだわりはなかったように思う。

それでもまだ、緩さを残している感じだから、昨年春との比較では、明らかに成長途上であり、本来のフォルムではないのだと確信した。

大事に使わなければ…。

 

コラム

2頭の進路が不透明に

読了までの目安時間:約 2分

 

高速決着では、色々な不測の事態も発生する。

ワールドニューレコードが再び日本で更新された2500Mの目黒記念は、向こう流しの後半は入ったところで、重賞馬のアドマイヤエイカンが故障を発症し、競走を中止。

見た目でも良くない結末が予期できたが、案の定、予後不良の診断を受けた。

その目黒記念。

スタートこそ悪かったが、前年のダービーより遥かにスムーズに巻き返しに成功していた1番人気のブラストワンピースが、坂の辺りではもう手応え怪しく、8着に終わった。

「59キロも多少影響したし、フットワークもいい頃と比べて少し硬かったですね」

結果的にしても、コンビ継続となった池添騎手のコメントだけに、言葉の重みがある。

その1時間ほど前。

レーン騎手との初コンビで、無敗の二冠達成を目指して戦ったサートゥルナーリアは、直前になって、急にテンションが上がったことも災いし、ゲート内の態勢も悪く、スタートで完全に立ち遅れた。

予測よりも道中は流れたこともあり、ロスなくとはいかないまでも、4角で好ポジションを得て、直線も外から伸びていたが…。

「外を回ってしまったからなのか、距離なのか、敗因も断定できないので…」

オーナーであるキャロットファームの秋田社長も、このダービーのレース内容を見て、秋の渡仏を断念すると明言している。

日高生まれのジェンティルドンナの従姉弟にサートゥルナーリアは敗れ、追分ファーム産のステイゴールド産駒が目黒記念を制し…。

ルメール騎手の騎乗停止が急増した3月からの流れが、どこかしかに悪影響を与えているのだ。

中内田・川田コンビや戸崎騎手に、もうそろそろ幸運が巡ってくるのかもしれない。

 

ニュース

ロジャーバローズ衝撃の逃げこみ 東京優駿(日本ダービー)回顧

読了までの目安時間:約 5分

 

衝撃の走りのリオンリオン。

衝撃の逃げこみのロジャーバローズ。

今回は完璧なエスコートとなった戸崎騎手のダノンキングリー。

時計が出ることが分かっているだけではなく、レコード間違いなしの先行勢の存在があった。

積極的に位置を取れたグループに対し、じり脚のヴェロックスに最後は差し切られたサートゥルナーリア。

過酷なダービーは、3強ダービーを崩す昭和の時代によく出現した、謎の刺客・ロジャーバローズだった。

正攻法で戦うことが見えていたはずの皐月賞1、2着馬は、結局、全くうまくレースできなかったサートゥルナーリアも、考えて動きやすい中団位置をとったヴェロックスという感じで、ハイペースの凌ぎ方に傾注したということでは、間違いはなかったはず。

しかしだ…。

あの福永祐一を勝負の鬼にさせたのが、この日本が誇るダービー・東京優駿という舞台なのである。

今年のそれは、当然、昨年以上の着順を目指した戸崎圭太がその対象だった。

しかし、勝負すべき相手が後ろにいるというつもりで万全のコース取りと仕掛けであった今回、それでも敵わない何かがあったのだとすれば…。

前回の京都新聞杯で、イメージにはなかった高速決着への可能性を見出していたロジャーバローズは、3歳春に2:23.6、秋には前年の三冠馬・オルフェーヴルの心を折って2:23.1で、それぞれ東京2400Mを快勝したジェンティルドンナの近親にあたる。

当然レコードが出る馬場だから、この2:22.6に何も疑問はない。

しかし、父が走れたか、従姉弟が走れたか、今や2000M以上のレコードタイプにはつきもののヌレイエフの血を持つ馬だからといって、この時計で乗り切れたかと言われれば…。

レースは生き物だが、逃げるしかないと思ったロジャーバローズとリオンリオンが、自分の理想とする位置をとったのだから、それを自ら潰しに行かないと勝てないのだ。

どんなレースでも、可能性のある馬に有利に、そして、うまくいきすぎた馬が、勝つべきレースと皆思う前のレースで完璧だと、勝手に崩れることがある。

あの皐月賞があるから、距離が本質的に延長する舞台に適性があるヴェロックスは、きっとここまでの高速レースは得意ではないけれども、本質ではもっと楽に中距離戦をねじ伏せて勝ちたいタイプだったから、全てがうまく行かなかった今回は、見せ場を作るまでに止まるようにして、今度は競り負けた。

バテたのだ。

ここまでくると、ルメールでもうまく行かなかったと思える。

あのゴール前。

絶叫したファンは実に多かったはずだが、実は、ダノンキングリーが相手を外に求めた時に、勝負は決していたのかもしれない。

さすがに筆者もダノンが勝つと思って見ていたが、時には、番狂わせというのが大一番でこそ起きるというもの。

浜中俊という騎手の紆余曲折をみんなで見てきて、一喜一憂することも、GⅠでこそという立場にならなければいけなかった現状、まるで重賞でも縁のなかった姿に、皆が歯がゆさを覚えていた。

が、前回ロジャーバローズに乗った時の彼は、実に気を見るに敏の的確な先行策をとり、素晴らしい結果を残していた。

今回もまたインに拘った戸崎騎手も然り。

うまくはいかなかったけれども、次なる大舞台でこそ、この若馬のために全力のエスコートをしようではないか。

思い起こすことで生まれる、新時代のダービー終了後の嗜みから、筆者が感じたものはこうである。

「時計が速いと競馬は普通になる」

今までは人気馬に有利なファクターだったが、もっとタフな馬場のダービーでは、こういう信じられない馬の激走が何度もあった。

邪魔な馬が昔は多かったが、今は、時計への不安が騎手の障壁となる。

浜中、戸崎両騎手には、そういう先入観がなかった。

時計勝負だからこそ、前に行った方がいい。

昨年の秋に、それを学習したはずの多くのファンは、関係者同様、時計の魔物に立ち向かっていかねばならなくなった。

安田記念はどんなレースになってしまうのか。

あれほどの名馬が戦うのに、異常な時計が出過ぎてしまうと、やはり、少々興ざめしてしまうのも間違いない。

それだけは残念である。

 

レース回顧

ディアンドル、重賞実績馬の追撃を凌ぎ切る 葵S回顧

読了までの目安時間:約 2分

 

一段後ろの位置からの追走になったが、滅多なことでは速くならない京都のスプリント戦。

揉まれず勝負所を乗り切り、重賞実績馬の追撃を凌ぎ切ったディアンドルは、時計面の不安もなんのその。

正攻法の抜け出しで、まだ余裕を残した今までの競馬を再現した。

見た目以上の快勝だった。

新馬戦はGⅠでも好走したファンタジストの2着であり、以降は毎度のようにその時一番いい騎手に乗ってもらっていたディアンドル。

牝馬らしいフォルムというより、完成度はともかく、490kgの馬体重が示すような、パワー優先型のトップスプリンターになりそうな雰囲気だ。

前走の阪神では、5戦続けての初騎乗者となったルメール騎手が、強気でモレイラ、マーフィーが勝ち切った内容を微修正するが如く、仕掛けをワンタイミング遅らせてからの競馬で、結果はこれまでと同じくらいの楽勝であった。

藤岡佑介騎手とすれば、先行を絶対としないだけでも、スプリント戦のアドヴァンテージになることくらい理解できるレベルのキャリアもあるし、何より、オープン実績に対する信頼度が揺るがなければ、全く怖くない相手だと考えていたのかもしれない。

結局、5連勝目も完勝だった。

血統図で見られる種牡馬の現役時代を思えば、こんな馬に育つと考えづらいが、いずれも古馬になって強くなった馬。

それでも、祖母シェーンクライトが超早熟型の単調な馬だったから、2代経ることでそれぞれの血のバランスが取れて、こういうパフォーマンスができる馬になったように思う。

それにジャイアンツコーズウェイと人気のジャスタウェイが続いた競馬。

1分8秒台は平凡も、ロードカナロアがそうであったように、今から能力全開ではない成長力のある血統というのは、各馬にとっては是非とも味方につけたいバックボーンであろう。

 

レース回顧

血統で共通するサートゥルナーリアとダノンキングリー中心 東京優駿(日本ダービー)予想

読了までの目安時間:約 6分

 

サートゥルナーリアとダノンキングリーは、血統で共通するポイントが多数重なり合っている。

・レイズアネイティヴ<ミスタープロスペクター>
・サンデーサイレンス
・ストームキャット
・ノーザンダンサー5×4

相違点として、対照的なものを挙げるならば、

ヌレイエフ<父父父母父>、サドラーズウェルズ<母母父>

ヌレイエフの甥がサドラーズウェルズ

→サートゥルナーリアが持つ重要種牡馬

インテント系オナーアンドグローリー<母母父>、そのリファールが6代目<母母父母父父>にも入っている

3代母ロヴィンタッチはトウショウボーイと酷似した特性があり、その血統構成がマジェスティックプリンス×フリートナスルーラだから、ミスタープロスペクターとも大きく異なる配合ではない

→ダノンキングリーの母系の特性

サートゥルナーリアは無敗馬。

前年から2000M以上のレースを勝ち続けて、負け知らずでダービー馬になったのは、1800デビューから皐月賞まで2000Mを連戦連勝のトウカイテイオーと、2000Mしかキャリアのなかった4戦馬・ディープインパクトくらいしかいない。

この2頭。重賞は皐月賞まで未経験か直前に経験しただけ。

それでも皐月賞で人気になったから、ダービーはほぼオートマチックな二冠制覇の流れができていた。

ヴィクトワールピサもその前年のロジユニヴァースも、皐月賞の結果は、ダービーとは違った。

最近では、レイデオロもワンアンドオンリーも、皐月賞は勝っていない。

おまけに、サドラーズウェルズの入った馬の連対は、皐月賞以上に難しいのがこのダービー。

負けるとしたら…。

ハイセイコー、キタノカチドキ、トウショウボーイ、それに前記のヴィクトワールピサが、ほぼ順調に皐月賞まで通過しながら、ダービーで油揚げならぬ、競馬界におけるステータスをさらわれてきた歴史。

力だけで決して決まらないというより、若馬に2000M以上の連続好走がいかに過酷か、青葉賞組の無念とも繋がるものがある。

スペシャルウィークというかディープになるか、シンボリクリスエスとその仔にして兄にあたるエピファネイアとなるか。

決して、簡単なトライではない。

ダノンキングリーには、本当は距離は長いと思う。

それはしかし、近年の勝ち馬に共通すること。

2000Mのタイトルに縁のあるダービー馬が多い一方、ステイヤー型のダービー馬は、その昔からほとんどいない。

クリフジだって、本当は中距離馬だろう。

彼の血統構成を再びほじくり返してみたのだが、どうも、ダービー3着のトーセンホマレボシに似ているように思う。

ノーザンテーストかストームキャットかの違いは、決定的にして、本質から別物だとは思う。

が、ミスプロに似た血が母方にあるとして話を進めると、セクレタリアトにインリアリティ、ノーザンテーストとストームバードはテディ系のチョップチョップというあまり著名ではない種牡馬が入り、ここまで共通。

最近重要度を増している、隠れたところにあるネイティヴダンサーのクロスまで同じだから、同血ではないにしても、似た傾向を同じ時期であれば、示す可能性は大いにある。

トーセンホマレボシはダービー直前の京都新聞杯で爆発的なナショナルレコード勝ち。

勝ち馬のディープブリランテとほぼ同じ競馬をするも、上がり目が違った。

そのディープブリランテは1800で強く、東スポ杯は独走だった。

相手関係に違いがあっても、ほぼほぼ親族同士の争いである以上、必ず似た面が出てくる。

東京の新馬で前に行って勝っているダノンキングリーが、皐月賞で前に行ったのも理解できる。

器用さは彼らに似ている。その上で決め手は上位。

あと、レコード近辺の決着が見込まれる今回、オークスに至るまでのレースでレコード勝ちした馬とオークス以降の4つの3歳GⅠのレコードタイム保持者は、ヌレイエフのあるなしでキレイに振り分けられていることも触れておく。

長いところではヌレイエフ絶対主義。

東京の古馬戦も、ヌレイエフインが中距離戦では強い。

ただ、皐月賞と今年の桜花賞は、ディープの仔でボールドルーラー系が肌、という点が共通。

先週はいいところ全部持ちのラヴズオンリーユーが記録を出したが、今や、キングマンボかそれと血統構成上酷似した血を持つ馬に時計勝負で挑むには、アメリカンなパワフルさが必要なのではないだろうか。

目方も見た目も、ラヴズオンリーユーとダノンキングリーは似ている。

同じ配合だからと言って、ここまで似ることはないが、ボトムが違うから、傾向とは違ってそっくりなのかもしれない。

時計勝負で見劣ることはない。

◎ダノンキングリー
○サートゥルナーリア
▲クラージュゲリエ
注ヴェロックス
△ロジャーバローズ、アドマイヤジャスタ、ランフォザローゼス、リオンリオン

 

レース予想

ダート経験のあるマリアズハートから 葵S予想

読了までの目安時間:約 3分

 

上位人気でないなら、手当たり次第に流すしかないメンバー。

ここが終わって、ようやく見えてくる景色もある。

伏兵になるかもよく判らないが、2戦無敗、ダート経験のあるマリアズハートに、ちょっと肩入れしたい。

除外になっても不思議ではない平場戦2勝馬だったから、関西圏で地元騎手に乗り替わりは仕方ないが、どうも、その菱田騎手は短距離の方が味がある印象。

乗っていた馬とはいえ、昨夏、アレスバローズとのコンビネーションは素晴らしかった。

大野拓弥に何を託したのか。

それが狙いのポイント。中山での2戦は、ダートを逃げ切りでスタートダッシュつかずの芝は差し切りだったが、共に34秒台、33秒台でなかなかに流れた。

競馬が下手なわけではないが、調子づかせて行かせてしまうと、ちょっとややこしい面のあるアメリカンのようだ。

4.5F戦のデビューからBCジュヴェナイルまで5連勝するも、絵に描いたような下降線を辿ったハーランズホリデー産駒である父シャンハイボビーは、ミスプロもブラッシンググルームも入っているからなのか、シャトル先のブラジルで活躍馬を出した、外弁慶型アメリカン。今は日本で繋養。

またマリアズハートは、父に発生したレイズアネイティヴのクロスを引き立てるように、非ミスプロ系マリアズモンを母父に持ちながら、全てのクロスは6代目以降という変わった配合。

この手の配合は、スピード型として成功する。

ナスルーラをいくら重ねても、5代内はクロスなしだったウオッカと同じく、この牝馬もロベルトの血を持つ。

英ダービー馬がスタミナの根拠になるとは限らないが、パワフルさは間違いなく継承される。

伏兵として、6代目に2つあるノーザンダンサーのような隠れた魅力を、菱田騎手のエスコートで引き出してもらいたい。

前走の重馬場での内容がやけに目立ったタマモメイトウが相手妙味。中距離の名馬の産駒との叩き合いが見どころか。

◎マリアズハート
○アウィルアウェイ
▲タマモメイトウ
注ディアンドル
△アスターペガサス、ディープダイバー、ドゴール

 

レース予想