血統予想・コラム

JUST競馬予想ブログ

札幌記念の名牝史

読了までの目安時間:約 3分

 

GⅡが夏にできるということで、皆が注目した時、期せずして登場した名牝が、常識を打ち破る快走をするような気配が、既にあった97年。

そうエアグルーヴが参戦した年である。

彼女が天に召されて久しい今日この頃、札幌記念らしさについて、ざっくりながら、振り返っていこうと思う。

牝馬は多く勝っている。

テイエムオーシャン

ファインモーション

ヘヴンリーロマンス

フサイチパンドラ<インフルの影響で2週繰り下げ>

フミノイマージン

ハープスター

フミノイマージンは前年重賞3勝。

加えて、3歳時に札幌2000Mで圧勝した実績あり。

後は全てGⅠ馬である。

洋芝をこなせような配合で、実績はともかく、ローカル場の軽い競馬に持ち込ませないことで、底力をフルに発揮すれば、秋の天皇賞ほどのレベルにはならないから、十分に牝馬のトップクラスでも通用する。

全ての馬に共通するのは、ここに至るまでの間に、男勝りの評価を得ていたということ。

無論、札幌記念を勝ったことでそれが確定されるわけだが、ダービー云々の話が話題に上るとか、フサイチパンドラはJCでメイショウサムソンに先着、ヘヴンリーロマンスも準オープンの時に、アサクサデンエンが安田記念を快勝する半年前に完勝しているくらいで、牝馬相手では物足りないところがあるような馬には、むしろ、適鞍という向きもなくはない。

唯一、エアグルーヴを除くと、ここを勝った時は既に、絶頂期を過ぎていた面があるのは残念。

ある意味、ファンからするとその実績を正当に評価すれば、あまり難しいことはないのかもしれないが、ファレノプシスが好走した99年は、肝心の女王杯で不利等もあり不発だったのに対し、凡走の翌年には本番を勝ち切っている。

強さしか見えなかった98年のエアグルーヴは、秋は惜敗続き。

やはり、牝馬にはリスクの大きい舞台なのかもしれない。ブエナビスタは、参戦しなかった古馬時代の方が、秋の戦績はずっと優秀だった。

 

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4歳ダート馬の覚醒

読了までの目安時間:約 3分

 

4歳馬がJCダート・チャンピオンズCを制した例は、案外少ない。

エスポワールシチー ’09

トランセンド ’10

ゴールドドリーム ’17

それぞれに物語があり、躓くことがあったからこそ、その瞬間がやってきたという必然性が隠されている。

芝デビューの2頭に、早い段階でヒヤシンスSとユニコーンSといった中央競馬のダート最高クラスのレースを快勝していたゴールドドリーム。

だが、芝からダートに転戦後、一気に古馬戦でも通用した二者も含め、GⅠではすぐには結果を出せなかった。

そのことが上がり目の証明となり、また成長の糧に直接的な影響を及ぼしたとも考えられるわけだが、同期の中では比較的出世が早かった割に、なかなか結果がついてこなかったのは、その豊かなスピードを引き出す「走る馬の気性」の影の部分が、足を引っ張ったように思う。

エスポワールシチーは比較的競馬が上手で、佐藤哲三騎手も人馬の心の均衡をはかりながら乗るタイプだったから、馬の方は気持ちよく走れていた気がする。

一方、乗り替わりなども頻繁にあった気難しいタイプの代表格のようなところがあったあとの2頭は、はっきりと戦略の組み立てに気性が影響した印象が色濃く、実に分かりやすく、戦績に反映されている。

きっかけは時系列順に、

フェブラリーS

東海S

武蔵野S

すぐ後に訪れるGⅠ制覇のきっかけは、明らかであった。

レコード決着

不良馬場

新コースレコード決着

皆が翌年以降もっと強くなったことからも、4歳馬はまぐれでは勝てないことを彼らが実証している。

完璧な状態に仕上がった3度目の中央GⅠ参戦後は、一度目の海外遠征を経て、より強くなっていった部分も認められるが、完成の度合いを十分に見極める時間があった中での決断とも言えるから、トランセンドはうまく走れたけれども、その後強烈さは乏しくなった面もあり、リスクを秘める海外での好走は、彼らの絶対能力が最上級とまではいかなかった可能性も、暗に示している。

 

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突如の一変<古馬王道路線の変わり種>

読了までの目安時間:約 3分

 

GⅠ未勝利で連対歴もない馬が勝った例は、

秋天
カンパニー、トーセンジョーダン、スピルバーグ

JC
スクリーンヒーロー

有馬
ゴールドアクター

何故かレイズアネイティヴの入っている馬ばかりなのだが、直系のサンデーが少なく、それに伍して底力勝負を挑み、20年前のチャンピオン路線に足跡を残してきたトニービンの直系やロベルト系のトップホースのグラスワンダーの直系が、明白にイレギュラーな存在として名を高めたのは、きっと偶然ではない。

血統の特性を深掘りするつもりはないが、やはり、サンデーが入っている馬とそうではない馬とでは、成長の度合いにゆったりさがある馬の方が、本当は古馬路線では有利なのである。

加えて、有力とされた面々がやや下降線に入っていて、ファイトしたところで高が知れていた場面で、きっちり穴埋めした結果がこれ。

カンパニー→ウオッカ

トーセンジョーダン→ブエナビスタ

スピルバーグ→ジェンティルドンナ

彼女たちが5歳時に、前年のレベルのパフォーマンスを見せられず、後塵を拝す結果に終わった。

スクリーンヒーローは激走直後のウオッカやディープスカイ、洋行帰りのメイショウサムソンらを一刀両断。

ゴールドアクターも、やややる気が失せていた感も否めないゴールドシップの引退レースで快走した最大の上がり馬。

当然、上位人気馬はいない。

血統以外で推せる要素を見つけようとすると、今までと違う何かを見せたことが重要だったということか。

久々の重賞でも中身の濃いレースをしていたスピルバーグ、ゴールドアクターに、GⅡを非常に印象深い内容で制した3者。

これら全てが、1年以内に東京の中長距離戦でハイレベルのパフォーマンスを見せている共通項がある。

カンパニーはレコード決着の秋天4着の1年後、同じタイムで勝ち切った。

上がり目の判断基準は、決まって、変わり身とも言える。

今はキングカメハメハが元気だから、アウトサンデーのミッキーロケットの成功例に乗る格好で、今後もこの手の活躍馬が増える可能性がある。

早熟性がより問われるようになったクラシックの功罪は、晩成型に易しい古馬GⅠという構図を生んでいるのだ。

 

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秋に良化した名馬たち

読了までの目安時間:約 3分

 

2001年以降、秋の3歳以上のGⅠで、春のGⅠで3倍より高い支持を受けながら勝ち切れなかった馬<春GⅠ未勝利>が、秋に勝ち切ったという例は、

スプ ロードカナロア<12>

秋 なし

菊 サトノダイヤモンド<16>

天 なし

エ アドマイヤグルーヴ<03>

マ なし

J ブエナビスタ<11>、ジェンティルドンナ<13>

チ なし

有 サトノダイヤモンド<16・菊花賞から連勝>

みんな似た者同士。

牡馬の2頭は、ノーザンダンサーもしくはヘイローが継続してクロスしている意図的な配合。

JC実質連覇の2頭も、同じような配合。

アドマイヤグルーヴだけは、初めてGⅠで人気が落ちた血統馬で、母には、ナスルーラのクロスとハイペリオンの継続性のあるクロスがが入っていた。

そもそも、日本のGⅠは血統に厳格で、近親交配の代表例である3×4や同系配合といったわかりやすいベストトゥベストは、それほど効果的にならない面があり、それが人気馬だと門戸が狭くなる。

ノーザンダンサーのクロスを持つ牡馬の人気馬は、まず古馬GⅠは勝ち切れないとされ、距離が延びれば、より細かい篩にかけられる。

ここに挙げた馬が、全て常識外のところにいる名馬であるから、その縛りはあまり気にはならないのだろうが、ブエナ、ジェンティルクラスでさえ、古馬GⅠを連勝した記録はない。

だから、春秋の棲み分けがあるようで、それは簡単にはいかない事例を明示しているに過ぎない側面があると言えるのだ。

彼らがセントサイモンやナスルーラの直系が一時期ほどの勢いを失ったように、いずれ、淘汰の道を進むことになる宿命を背負った血統の持ち主だと、皆理解ができている。

しかし、地道にアウトブリードを重ねたところで、クズ馬が多く出過ぎれば、大きな牧場でも経営に影響を及ぼしかねない。

例外的存在のロードカナロア以外、全てノーザンファームの生産馬。

緻密な戦略は、総合力勝負の秋のタイトル獲りに繋がったが、後継争いではかなり厳しくなるだろう。

 

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感じのいい伏兵

読了までの目安時間:約 3分

 

血統や実績から押さえられた前哨戦好走馬

ナックビーナス
高松宮記念③<10人>

サンリヴァル
皐月賞②(稍)<9人>

レッドアヴァンセ
ヴィクトリアM③(稍)<7人>

時計が速くなかったということではなく、有力前哨戦の組で唯一、まともに連続好走したのが伏兵だったという大レースは、秋にも参考になることがありそうだ。

ダイワメジャー、ルーラーシップ、ディープインパクトと、各路線の有力馬をそれなりの数輩出している種牡馬の産駒であり、この点でも、人気面の妙味があった。

ただ、前走と評価が変化した妙味の薄まった馬が、血統面でプラスアルファがあると思われたレッドアヴァンセ。

単勝12倍はソウルスターリングと大差のない支持であり、阪神牝馬Sが実績不足とメンバーの質の影響で、13頭立ての11番人気だったことを考えると、クラレントやレッドアリオンが左回りのマイル重賞で素晴らしいパフォーマンスをしていたことが、オッズを動かした面は否めない。

この伏兵が複勝3.5倍となると、正解は同じローテで前走は5着だったレースの勝者・ジュールポレール推しが正解であると、結論付けるしかない。

となると、ナックビーナスとサンリヴァルの推挙理由が見つけられたかどうかが問題。

ナックビーナスは隠れた左回り巧者。前年の同レースが、トラックバイアスで大外枠がえらい不利という状況で、大負けはしていない。

東京ではオープン勝ちもあり、ハイパーレコードのクイーンC6着以外は、全て複勝圏内。

サンリヴァルは、芙蓉S勝ちよりも、流れ無視で差し競馬の展開を、堂々4角先頭で4着のホープフルSがあった。

思われていたより道悪競馬になり、切れ味勝負は好まない系統らしく、理想的な競馬で好走した。

根拠は色々見つけられた彼らだが、そこには、レッドファルクス、ワグネリアン、惜敗癖のあるリスグラシューなど、勝ち切れない馬を推した大勢の人のミスチョイスがあって成り立つ伏線があったことは見逃せない。

そういう馬が根こそぎ不発に終わった宝塚記念は、ほとんど、前走の内容など無視でいいという結果だったことは、改めて考えさせられる要素に思える。

 

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3歳馬・1000万クラスからの刺客

読了までの目安時間:約 3分

 

トライアル経由の上がり馬は成功率が高い分、妙味の部分でやや薄れるのは仕方のないところ。

また、春と比べると出走権の価値は下がるから、抽選を通った組はそれなりに登場してくる。

古馬タイトル戦ではGⅠ未連対馬について、格下馬の過去5年の激走例を挙げていく。

秋華賞

’16・’17 TR①②③

’15 ③マキシマムドパリ<フローラS③>

’14 TR①②③

’13 ②スマートレイアー<4戦3勝>

菊花賞

’17 ③ポポカテペトル<青葉賞④・レースレコード決着>

’15・’16 TR①②③

’14 ③ゴールドシアター<青葉賞④・勝ち馬と0.1秒差>

’13 ③バンデ<前走1000万、6馬身差圧勝>*(3人/不良馬場)

古馬GⅠ<GⅠ非連対馬>

スプ ’16③ソルヴェイグ<函館SS①>

エリ ’15③タッチングスピーチ<ローズS①、3歳上500万勝ち>

   ’13②ラキシス<3歳上1000万勝ち>

MCS ’17③サングレーザー<スワンS①>

JC ’13②デニムアンドルビー<オークス③、エリ女⑤>

主な傾向として、

・滅多なことでは勝ち切れない

・人気になったところで、混戦でないと好勝負までは苦しい

・安定して走っていた馬がいきなりGⅠで通用すれば、その後は長い

・派手さがなければ、上がり目はないとほぼイコール

要するに、トライアル組からいい馬を見つけていって、補充するための候補を違う路線や見どころのありそうな一定以上のレベルの血統の馬から押さえていく。

京都のレースは雨が降ったところで、昨年のような笑うしかないレベルの極悪馬場でない限り、時計が速くなる。

そこを目指す3歳馬が、古馬戦であろうと3歳タイトルの最終戦であろうと多くなるのが秋の定番なのだから、ゴールドシアターやラキシスのような、まずは適性を感じさせる馬から順に、強そうな馬との組み合わせをまず優先的に買っていきたい。

今年の候補はと言えば、6月から大まかに振り返ると、

牝馬 ミュージアルヒル<近親シンコウラブリイ>

牡馬 レイエンダ<無敗のダービー馬全弟>

あと、例年以上に準オープン勝ちの馬が多いので、そちらは人気と天秤にかけて押さえていきたい。

 

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セレクトセール考

読了までの目安時間:約 3分

 

2018生まれは救世主なのか

ちょっと冷静になってから、今年のセレクトセールを振り返ることにしてみた。

主な高額落札馬はこちら。

1歳馬

・ディープインパクト×キングスローズ<牡> 全兄サトノアーサー

25000万

・キングカメハメハ×ミスセレンディピティ<牡> 母米GⅠ1勝

24000万

*母父ノットフォーセール<カロ系>

・ハーツクライ×ライフフォーセール<牡> 母亜GⅠ2勝

23000万

*母父ノットフォーセール<カロ系>

・ハーツクライ×ソーメニーウェイズ<牡> 母米GⅠ1勝

20000万

*母父サイトシーイング<エーピーインディ系>

・ディープインパクト×リッスン<牡> 全姉15ローズS① タッチングスピーチ

19000万

・ディープインパクト×ジンジャーパンチ<牡> 半姉17オールカマー① ルージュバック

19000万

・ディープインパクト×ドバウィハイツ<牡> 半姉18FR① リバティハイツ

18000万

・アメリカンファラオ(ファオラー)×クリスプ<牡> 父15米三冠馬の持ち込み馬

18000万

*母父エルコレドール<ゴーンウェスト系>

・ディープインパクト×ノヴァホーク<牡> 

16000万

*母父ホークウイング<ウッドマン直仔>

当歳馬

・ディープインパクト×リアアントニア<牡> 母米GⅠ1勝

29000万

*母父ロックパートハーバー<アンブライドルズソング直仔>

・ドゥラメンテ×アイムユアーズ<牡> 母12FR①

18000万

・ディープインパクト×シルヴァースカヤ<牡> 全兄シルバーステート

18000万

・モーリス×ラスティングソング<牡> 従兄弟シュヴァルグラン

17000万

*母父フジキセキ

キングカメハメハとその仔ドゥラメンテの産駒が好評価はプラス。

南米血統は最近のディープインパクトとのニックスを成すことは知れ渡っているが、今年はハーツクライのその手の配合馬が、高額取引されることになった。

その他おおまかにトニービンと同系のカロの系統であるノットフォーセールの血が、妙に評価された。

トニービンが入っていても、ナスルーラの血は量が多くても、能力減退に繋がらない傾向ははっきり出ているのは心強い。

 

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自滅した可能性を考慮せよ

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・前哨戦勝ち、好走の上位人気馬 テイエムジンソク<フェブ> ラッキーライラック<桜花賞> ワグネリアン<皐月賞> タワーオブロンドン<NHK>

・ディープ産駒のGⅠ馬 ダノンプレミアム<ダービー> サトノダイヤモンド<宝塚記念>

参照

・前哨戦からの連勝馬 ノンコノユメ ファインニードル スワーヴリチャード レインボーライン 

・(GⅠ連勝馬)<アーモンドアイ> 地方<ゴールドドリーム>

問題視したいのは、前走快勝の中心馬が、本番でかなりの人気を集め、結果を出せなかったこと。

フェブラリーSと皐月賞は、展開と馬場状態がかなり特殊だった影響は認められるが、良馬場だからあと2戦は力負けだったという結論も安易すぎる。

自滅する理由がなかったか。

それを紐解くために、成功パターンから類推する手段をとってみた。

まず、前哨戦がハイレベルだったことが重要。

時計が文句なしのノンコノユメ、レインボーラインは当然として、GⅠ馬を完封の2頭も素晴らしい。

GⅠ連勝馬にはそれに加え、今年最初のタイトル戦が休養十分の中でのレースだったことが、以後の活躍に繋がった点も見逃せない。

では、何故同等レベルの人気馬が自滅したのか。

実は、ほとんどの馬が連勝馬と同じように前哨戦やトライアルを素晴らしい内容で乗り切っているのだ。

それもほぼ王道路線で。

ただし、使い詰めの中のテイエムジンソクが息切れしたように、ラッキーライラックやタワーオブロンドンはその反対でいきなり全力を出してしまったことが影響した部分もあり、その流れは皐月賞のワグネリアンもそうだった。

ダノンプレミアムやサトノダイヤモンドが過去の素晴らしいパフォーマンスに皆がまだ魅入られていたことが、大波乱の影響を直接的に与えたのとは対照的に、前哨戦好走馬の消えたレースは全て、その後の流れの基本形を成した部分もあったりする。

NHKマイルCも、朝日杯経由のNZT組と期待馬の多かった毎日杯組で決まったから、本筋を逸脱した波乱の構図とまでは言えない。

ただ単に、出番が回ってこなかっただけ。出番があった連勝の4頭は、以後振るわないことは頭に入れておきたい。

 

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サマーシリーズ展望

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北海道組と本州組のスプリント、2000シリーズの各勝者を挙げてみたのだが…。

函館スプリントS
 セイウンコウセイ

CBC賞
 アレスバローズ

七夕賞
 メドウラーク

函館記念
 エアアンセム

中京記念こそ
 グレーターロンドン
が、時計勝負で人気に応えることになったが、それまでは1番人気などまるで用なしの競馬ばかり。

それもそのはず。

断然人気という馬はほとんどなく、少頭数の七夕賞で勝てるだろうと思われていたサーブルオールが3倍を切っている唯一の軸馬だったくらいで、その辺りは夏の重賞だから…、の雰囲気ともとれなくはない。

よって、どの路線をとっても、推測が難しい。

今後57以上は当然のグレーターロンドンが、夏に連戦させることもないだろうし…。

週末のアイビスサマーダッシュは、CBC賞組が3頭に、函館組が2頭で、当然、ポイント下位の馬ばかりが出てくるのだが、この特殊条件に対応している馬が多く、メンバーのネームバリューより、質の高い競馬が展開される可能性がある。

案外、その中で唯一の千直初経験となるペイシャフェリシタが、道悪の短距離戦で味のある競馬をしていて、横一線といった気配。

その後行われる、小倉記念や札幌記念で見えてくるのは、2200M以上の重賞での実績が近走の中距離の好走歴との兼ね合いが、距離短縮組の好走で、その後が展望できるから、新潟記念に元気に出てこられることが、チャンピオンの条件になりそう。

中央場所で最終戦が行われる短距離カテゴリーの2つのシリーズも、夏の始まりがこれだから、新潟の結果が左右する展開になるはずだ。

敢えて、今の時点で言えることは、初戦は不参戦、見せ場なしという馬の方が魅力か。

見立てとすると、馬券作戦ではハンデ重賞ばかりである以上、最低でも斤量据え置きくらいでないと、快走は望めない。

また、ハイペースが何故か多い重賞の傾向から、そこで前に行って粘っていた馬がいいのだが、それがベテランばかりでアテにならない。

何となく、やや長めのところに適性のある馬に決め打ちをするタイプの騎手の組み合わせに、妙味がありそうだ。

 

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2歳馬選定<~函館2歳S>

読了までの目安時間:約 3分

 

何はともあれ、16年生まれ世代の初重賞から振り返る。

函館2歳S

ダート勝ち上がりの馬や1800勝ちの馬が先行勢にいて、上がりを要する厳しい展開になった。

とはいえ、新馬快勝のアスターペガサスとナンヨーイザヨイに明暗が分かれたのは、明らかに、揉まれ強さの差だったか。

両者とも、前を追いかける競馬を経験しているが、勝ち切ったアスターペガサスは時計こそ出せなかったが、新馬戦では自力で後続を突き放していった。

序盤のリズムが勝者は経験済みで、ナンヨーには我慢のいる展開になり、いかにも危うい若駒のわずかな経験値の差が、結果を大きくわけた一戦であった。

注目馬が登場のこのレースも。

中京2歳S

終始外から追走のアドマイヤマーズが、素晴らしい手応えのまま直線に。

少し前を行くエイシンゾーンも同じ週のマイル戦で鮮やかに新馬勝ちしていたが、人気の通り、最後は底力の差を示し、大外を突き抜けた。

ヘイローの3×5×5というあるようでない継続クロスが掛かっていて、早熟に出るとかなり難儀な存在になるが、さてどうなるか。

その他、主な期待の新馬勝ち馬は、

6月

1400以下

6/9 阪1200 アウィルアウェイ(牝)ジャスタウェイ

1600以上

6/2 阪1600 ジャミールフエルテ オルフェーヴル

6/3 東1600 グランアレグリア(牝)ディープインパクト

6/9 阪1600 サートゥルナーリア ロードカナロア

6/17 阪1600 ショウリュウイクゾ オルフェーヴル

6/24 東1800(重) アンブロークン ヴィクトワールピサ

7月

1400以下

7/1 福1200 パイロテクニクス パイロ

7/14 函1200 ジゴロ パドトロワ

7/14 名1400 ローゼンクリーガー(牝) ノヴェリスト

1600以上

7/8 名2000(重) カテドラル

7/15 函1800 アフランシール(牝) ハーツクライ

7/22 函1800 ウィクトーリア(牝) ヴィクトワールピサ

  〃   福1800 ポリアンサ(牝) ハービンジャー

当面の注目馬は、

牡馬 アドマイヤマーズ

牝馬 ウィクトーリア

近年のトレンドである母父ヘイローのマキャヴェリアンの血が入ったサンデー系2頭の成長力に期待。

 

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