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回転軸 血統・騎手から

読了までの目安時間:約 3分

 

今、本質ダート向きの血統は、これから主役を生み出すトレンドの配合をリードするのではと感じる。
早く暑くなって、東は夏が結局ずっと涼しかった。
全体のレベルが低調になっている時に、さて、誰がフォローするのかと思ってみていると、札幌記念ではキングカメハメハの上位独占、5着以内に4頭入る結果に。
マーベラスサンデー産駒のタツゴウゲキがサマー2000シリーズチャンピオン、クロフネの3歳牝馬が北海道で圧倒的なパフォーマンスを見せ、ダート重賞2戦は断然の存在だった中心馬を差し切る新たな才能との遭遇と相成った。
極めつけは、タピット産駒・ラビットランが魅せる豪脚か。

函館、札幌の開幕週以外の重賞は、総じて、想定内の時計の決着ばかりで、層の薄くなったいわゆる良血馬の陣容には、かなりの隙があったのは事実。
秋以降に大きなものを獲ろうという目論む陣営があったのに、実績のある馬ほど不発に終わった。
しかしそれは、6月の中央場所開催中からそうだったので、キレる馬以外は渋い血統でも勝負なるかもしれない。
サマーチャンピオンをイチ推しとしつつ、既存勢力からは1800以外は下げることに固執して勝負に徹したいディープ×Sキャットのリアルスティールを再評価したい。
春は散々だったが、この配合で正攻法ではスタミナが足らない部分がある。
鞍上が固定できればいいが。

若手が活躍したようで、ベテランの腕が光る開催後半となった騎手に関しては、ルメールの大爆発で終わった札幌を筆頭に、収まるところに収まった印象しかない。
そして、秋開催の序盤もトップジョッキーが目立つ結果ばかり。
嗚呼、うたかたの夏かな、では物足りない。
この夏きっかけを掴みかけている北村友、三浦両騎手の再チャレンジには期待したいが、オーナーの皆様、よろしくどうぞとしか言えないのは歯痒い…。

強かさで上回ることができない以上、態度以外で、主導権争いで常にリードできるように、位置取りの意識は調子の良し悪しに拘わらず、積極的にあってもらいたい。
比較おとなしい騎手が上位争いをしている。
例外のミルコが先行している時以外は、どんどん前に行きたい。

 

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物語の主役を作れ

読了までの目安時間:約 3分

 

夏は波乱の連続で、次世代のヒーローがどう生み出されていくのかという興味がドンドン薄れていく結果となった。
そんな夏物語も終わり、何とも言えない雰囲気の予測不可能な季節が始まった。

主役候補はいても、堂々の主役はいない秋。
取っ掛かりはスプリンターズSと凱旋門賞、例年の豪華メンバーに別料金の船盛りがじゃんじゃんテーブルの上に乗っかっているような雰囲気になりそうな毎日王冠組が現状の不満を抑え込んでくれる、その希望であることは確かなのだが、ビッグアーサーはぶっつけ、シルバーステートは故障で…。

船頭のいない船は、言わずもがな落馬して騎手を失った斤量幾ばくも無いサラブレッドと同じで、どっちに行くのかも定まらない。
新たな可能性を感じさせる古馬はいるのか。
札幌記念も宝塚記念も期待と大きくかけ離れた結果になったために、元々混戦模様の日本競馬界は、どこもかしこもヒーロー、ヒロインを渇望する状況にある。
菊花賞で牝馬が優勝、アロゲートがチャンピオンズC参戦などという事件の発生を期待するのも、ご都合主義が過ぎる。

GⅠを勝っていない馬がどうやってそのタイトルを得るのか。
春だってそういう馬は沢山いたのだ。
日高の馬も社台の良血馬も関係なく、みんな泥を浴びながらガッツを見せてもぎとっていった。

その可能性がある馬は…。
芝路線は見えない部分が最近特に多い。
実績は重要ではないというケースがまま見られるし、第一、主役はずっと牽引するということは、元々突き抜けた存在は少ない短距離路線にそういう存在が現れると途端に流れが変わるという傾向にある。

ビッグアーサーに期待して大失敗から1年。
ソルヴェイグ以上の力があれば、その上にいた牡馬はあくまで次点評価の馬で、自力勝負向きのタイプではないから逆転可能も、案外だったセントウルSのフィドゥーシアを見てしまったから、今年もキレる牡馬かもしれない。
ラインミーティアですかね?

3歳世代ではソウルスターリングとは未対戦のファンディーナやラビットランが、台風を吹っ飛ばした力を今後どう発揮するかが見物。牡馬はいない。(笑)

 

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サマーシリーズ総括

読了までの目安時間:約 3分

 

2000
優勝 21pt タツゴウゲキ
戦前はサクラアンプルールの勝ち逃げもあり得るのでは考える人が多かったが、新潟記念の直線をずっと見ているうちに、ああ、これがチャンピオンのあるべき姿なのだなと、これもまた皆が感じるのであった。
最大の武器である安定感を、誰も想像しなかった日本一長い直線コースで遺憾なく発揮し、またも接戦になったが、今度がしっかり待ち受ける本来の形で押し切り勝ち。
ゼーヴィントに再戦を挑むまでに、いや、先越して出世するチャンスを得た夏競馬の後半となった。

スプリント
優勝 16pt ラインミーティア
まさか、専門家がチャンピオンになるとは…。
過去何度か、その後のローテが最も組みやすいアイビス組がチャンピオンになったこともあるが、この7歳馬の一瞬の決め手は、もはや全方位型だったのだ。
上がりでは3、4着馬の方が上でも、レース内容でも着順でも、今の充実を示すセントウルS2着に、人馬の執念を見た気がする。

マイル
優勝 15pt  ウインガニオン・グランシルク
苦労したステイゴールド産駒に、夏のプレゼント。
5歳という季節は、父が伸び悩み最高潮の歯痒い季節であったが、産駒はそれぞれの得意条件で力を発揮する時期。
脚質真逆の2頭は、中京記念の連対馬。初めての文句なしのチャンピオン誕生が、2頭同時とは…。

騎手
優勝 32pt 北村友一
スプリント2勝、最終戦のセントウルSで、全くの格下馬であったアドマイヤゴッドを駆って5着というのは、この夏の充実が本物である証だろう。
ジューヌエコールは展開と時計に斤量の助け、シャイニングレイのCBC賞は、馬のフレッシュさも勝因だろうか。
地味ながら、2000Mの函館、小倉記念で稼いだ入着ポイントが最後の差に出た形。
最後も差し損ねた戸崎騎手とは、安定感に違いがあったのも大きい。
充実の夏を経て、この中堅騎手の今後の活躍が期待される。

いつも以上に地味な、いかにもローカルスターの誕生というシーンの連続だったものの、大駒が少なかった割には、スリリングな競馬の連続で十分に楽しめたように感じる。

 

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感じるままに

読了までの目安時間:約 3分

 

この夏、石川騎手や木幡巧也騎手が、中身のある騎乗で初重賞制覇を成し遂げた。
GⅠに何度も挑戦している石川騎手は遅ればせながらの印象もあるが、レパードS以降はろくに馬券に絡んでいない木幡騎手にとって、その価値は絶大なものになるだろう。

ただ同時に、うまくいかなかった若手騎手も多かった。
おかげで、最後の方に来て大ベテランの名手が息を吹き返してしまった。
もっとかわいがられてからがいい、などという年功序列制の世界ではないのだから、引退に追い込むくらいの若々しさをもっと期待したい。
人気馬への騎乗を任せられることも少なく、ましてや重賞でとなると滅多にない機会。
荻野極騎手のプロキオンSのような例でも、実は下級条件でさえほとんどない。小倉2歳の松若騎手は馬が案外で…。

そして、そういう条件戦でも同じ構図になることで、人気を背負いすぎて過剰な支持を集めた良血馬が敗れる時に、何ができるか、できていたかということがその後の結果に影響を与えるケースもよく見られる。
若手にはチャンスが少ないから勝負に出る形も限られるという制約があるのに対し、150勝を楽にできる名手たちも、馬が悪いというだけで負けたわけではない謎の凡走も最近多いから、モレイラやムーアにいいところを全部持っていかれる原因ははっきりしているのである。

おじさんが元気なわけではない。
ただ、たまにしか働いていないような状況にありながら、その手綱捌きはいささかの衰えも感じさせない。
中堅以下、今乗れている面々にこれから拘って欲しいのが、ルールの作り方である。
ペースを作る技術ともう一つ、確信のある先行しての勝機は本当に差した場合とで確率が上であるとゲートの中でも思えるか、というメンタルが重要だ。

ペースが落ち着いても差せるというのは自信に繋がることはない。
自分で動かしている感覚がないからだ。
相手がいるから仕方ないという部分をいかに小さくすることができるのか。
減量騎手の頃に果敢に逃げた時の感覚を取り戻さないと、どんどん縮こまった乗り方しかできなくなってしまう。
面白い競馬にしたいと思うことから、全てが始まるラストステップなのだ。

 

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2歳馬選定<~小倉2歳S・2歳重賞総括>

読了までの目安時間:約 3分

 

新潟2歳S
それなりに期待された左回り快勝組は、マイルを無難に先行して押し切ったフロンティアと1400組では出色の内容で初勝利を挙げていたコーディエライトが目立ったくらいで、結局、いつもの豪脚が見られる新潟戦にならず。
ただ、上位入線の3頭が前の方で鋭い決め手を発揮したから、これが力関係の通りなのかもしれない。

札幌2歳S
キレるわけではないと証明した関東馬の2頭、特に、よりローテがハードに映った牝馬のロックディスタウンのパワーは、中距離の底力勝負でフルに発揮されることがこれで判然とした。
姉よりパワーがあり、叔父より器用さを早く身につけた彼女は、ファストアプローチと共に、今後は時計勝負への対応力を求められることになる。
今年くらいの東京の馬場なら対応可能だろう。

小倉2歳S
モズスーパーフレアが案外淡白だったのと、アサクサゲンキの武豊騎手が外枠と馬のキャリアを活かした攻めの騎乗が光った点が、主な概要。
しかし、1:09.1ではなあ。カシアスとはスケール感が違う。

オープン特別
ダリア賞 タイセイプライド<Bランク>
コスモス賞 ステルヴィオ<A’ランク>
フェニックス賞 ゴールドクイーン<Cランク>
クローバー賞 ①(ダブルシャープ)-②タワーオブロンドン<A’ランク>
ひまわり賞 レグルドール<Bランク>
すずらん賞 ①(リュウノユキナ)-②モルトアレグロ<Bランク>

北海道の注目2戦は、ダブルシャープの札幌2歳S好走でスケール感も見えてくるが、自分の形に持ち込めていたかまではよくわからない部分がある。
新潟のタイセイは完全に自分だけが強い状況で、ただ回ってきただけだから、これも追い込まれた時はどうだろうか。

最終週の土曜日は、2000Mの未勝利戦から興味深い才能が登場した。
札幌2歳S快勝のロックディスタウンに新馬で敗れたシャルドネゴールドが小倉で、ウオッカの仔が人気敗れた新馬で4着だったオウケンムーンが圧勝した新潟戦。
小回りでの結果は過大評価禁物も、重厚な配合で、タフな展開では侮れない。
札幌のマイハートビートも楽勝だったが、時計が遅すぎて評価不能。

 

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札幌2歳Sの勘所

読了までの目安時間:約 2分

 

色々ケチの付くことも増えた北海道戦を締める札幌2歳Sは、ここ10年で6度GⅠ馬が参戦していたレースと考えると、波乱傾向がやや顕著になってきた近年の流れに惑わされる必要など全くないように思う。

1800Mの新馬戦を勝ってきた馬は、ゴールドシップがコスモス賞を勝ってここに挑んできた以外、近年全く北海道組だと見どころがないのだが、ロジユニヴァース、アヴェンチュラ、レッドリヴェールなどの阪神から一息入れて使ってきた人気馬や、結果的にここではスピード寄りで3着止まりに終わったレッツゴードンキなど、少なくとも瞬発力やスピード能力の一端を示すことがすでにできていれば、この舞台を見事にステップのためのレースとして使える。

ただ、ここまで1800未経験だったロゴタイプが逃げて4着した以外、昨年のトラストを筆頭に、先行型の出世が極めて難しい状況だ。
ある意味、競馬のセオリーに則った傾向で、変に先行するのが巧い騎手が乗ってくると、いいリズムをその後に繋げられなくなる可能性がある。

新馬戦や初勝利の時と作戦変更するのは当たり前の2歳戦だけに、前走の結果をここ以降の戦法と直結させるのは難しい。
ただ、ここで出番があった馬はその後も小回りが得意であったり、高速決着を好まない傾向を示すのはほぼ間違いないので、アメリカ型の配合よりも欧州配合の馬から当たりをつけていくのが、札幌2歳Sを見るポイントになる。

函館、札幌で4日分の開催が削られた影響で、札幌戦オンリーの馬が新馬勝ちの馬のみになったのが波乱の原因だろう。
でも、タイトなローテを嫌う有力厩舎が増えたのも、穴狙い可能の傾向を後押ししているように感じる。

 

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速力の限界

読了までの目安時間:約 3分

 

ダート血統の件の続きにはなるのだが、この夏の傾向は、ちょっと変というか妙である。
北海道2場で行われた重賞が、開幕週であること以上に高速化していたせいで、共にクロフネ産駒が快時計を叩き出した。
それも3歳の牝馬。
可能性により大きなものがあった馬に有利な馬場だったのだろう。

一方、七夕賞、函館記念、小倉記念はそれぞれ共通して、ディープ×BT、メイショウサムソン、マーベラスサンデーという何とも捉えどころのない血統の馬が勝利。
でも、レベルが低いどころか、その他注目の良血馬を差し置いて、文句なしの内容だったからこれまたびっくり。
七夕賞も小倉記念も、良馬場でこのレベルの時計なら納得というレベルで、馬鹿っ速い時計が出る場面ではさすがに出番はなかったのかもしれないが、独立したレースという観点では十分にその格に相応しいものがあった。

血統や実績などというものは、所詮は判断材料の一つであり、意外と信用ならないものだと証明するが如く、梅雨時に暑くなって、東日本はぐずつく日が増えたりという変な天気に呼応するかのようなこの結果には、ある程度の関連性はあるのだろうと思う。
常識の変化がリンクしている。

苦しさを経験した馬は、2歳戦でも古馬の重賞でも、最後は勝ち負けのポイントになるもの。
サンマルティンが逃げ馬で、マルターズアポジーが差し馬だったら…、きっと結果は同じだろう。
時計が速くなっているのに対応できないということは、速くはないとも言えるわけだ。

少なくとも互角のスピード能力があれば、函館の重馬場でタマモベストプレイがルミナスウォリアーに完敗ということはなかったはずだが、長めの距離実績があったもの同士で最後は競ったのだから、フジキセキはメイショウサムソンに屈服させられたことになる。
謎の凡戦となった札幌記念のキンカメ×SSワンツーには驚かされたが、脚の使いどころの難しさそのものが結果に反映されたのは事実。
有力馬には距離適性の幅がある分、対応可能が展開に限界があり、穴馬にそこを突かれてしまったのは、ある意味、レースの格が機能した証なのではないか。

 

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2歳馬選定<夏競馬総括>

読了までの目安時間:約 3分

 

重賞等オープンクラスのレースは、次週にまとめて。
一応、後半の5週、例年よりは見どころのある馬が多く出ているので、各場ごとに有力株を列挙していこうと思う。

札幌
8/13 フラットレー<1800・稍重>
 /19 ダノングレース(牝)<1500>
 /20 ルーカス<1800>
 /27 ベルーガ(牝)<1200>
ダート 
ハヤブサマカオー<大差勝ち/1700>
未勝利
ファストアプローチ<1500>

小倉
8/19 モズスーパーフレア(牝)<1200>
 /20 レゲンダアウレア<1800>

新潟
7/31 ルッジェーロ<1400>
8/5 ウラヌスチャーム(牝)<1600>
 /6 ロックディスダウン(牝)<1800>
 /20 ラッキーライラック<1600・牝>
ダート
ルヴァンスレーヴ<7馬身差/1800・稍重>
未勝利
8/5 ロジャージーニアス<1800>
/19 ミュージアムヒル<1600・牝>
/26 スターフィールド<1800・重>
故障のレイエンダを除外しても、今年は近年になく、札幌組は目立った存在になりそうだ。
ただ、関西馬も多くデビューし、関東の有力厩舎も血統馬を送り込む新潟組が、質量で他場を上回る。
牝馬は新潟のロックディスダウンの総合力、札幌組の藤沢厩舎・フラットレーの底力に、それぞれ魅力を感じる。

今は中央場所の開催から2歳戦が始まるので、血統の差はもちろんのこと、ゆっくりデビューさせたいという狙いが陣営にない限り、早めのデビューからローテーションを楽にしてクラシックに挑もうというのが基本の形になりつつある。
今年の新潟2歳Sは、素晴らしい才能を秘めていたのは上位人気の2、3頭で、フロンティアがギリギリ生き残りという雰囲気の内容で勝利。

最初の2歳戦回顧の段階で評価した、
ステルヴィオ
前記のフロンティア
以外だと、結局はそこで挙げたディープ連中に挑めそうな馬を選定するのが筋だろう。
そして、週末の小倉にはモズスーパーフレアが、札幌はカレンシリエージョ、ロックディスダウンら本格派の牝馬に加え、藤沢厩舎からファストアプローチが出てきそうなので、夏の総括は一気に来週総まとめできそうだ。

 

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攻略できる時

読了までの目安時間:約 3分

 

南米血統のディープ産駒の死角と欧州良血馬の弱点は同じである。
欧州配合の急進勢力たる若い牝馬は、近年トレンドではあるが、彼女たちを巡る内包した血の混雑具合は限界に達しようとしている。

血の濃縮度合いでは互角、ヘイローが沢山入っているサトノダイヤモンドの武器は、何といってもその安定感。
レース内容もそれを支える肝となる気性面も、常に実力の範囲内で力を出し切ることに向いた性質を持っているので、相手が強いからとかそういうことに惑わされず、いつでも自分の競馬に徹することができる。

最初はそれを評価され、高馬らしい気高き走りでファンを魅了していったが、そこに突出した決め手がないことに、ひとつの死角があるという風に捉える向きがあった。
陣営の狙いは常に、ゴールは凱旋門賞であると考えていたので、ダービーで残念なハナ負けを喫したあとは、今年のこのレースに向けた準備をしてきた。
1-1-1-1-3。
あの高速天皇賞だけ負けたのだから、問題ない。
フォア賞も勝てれば、もう言うことなしの古馬の有力馬である。

距離をこなすのに不適とされたヘイローのクロスは、今や長距離の高速戦では欠かせない血統構成であり、シュヴァルグランが春天でもっと頑張れていれば、こちらにやってきていても不思議ではなかった。
距離の不安を誤魔化すことはできない条件で、高速決着でも怪我無くここまでは過ごせているサトノダイヤモンドは、上がり勝負ではヨーロッパでも見劣りする可能性がある。

よって、混戦の凱旋門賞を期待する。
最近は、日本や南米、その昔のアメリカのタイトな芝も速かったわけだが、雨さえ降らなければ、求められる時計の対応力に大きな差異はどこもないというのが常識。
それなりのレベルの競馬で結果を残している馬は、その流れにどう対応するかだけが重要になってきた。
日本では上がりが速すぎるが、ヨーロッパでそれはまずない。
時計が出て、尚かつ力勝負になった時、本来の適距離である12Fでの争いで、サトノダイヤモンドが力を出し切れない理由などない。
父ディープとは違う個性が、実は勝機をもたらす可能性を秘めているのである。

 

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ダート血統の時代へ

読了までの目安時間:約 3分

 

地方も含めると、日本競馬はダート戦がメインとなるのだろうが、高額賞金レースの殆んどは、ほんのわずかしか行われていない芝の重賞である。
しかし、日本で慣らした血統というのは、どの国でもそういうものだが、土着の傾向を少しずつ取り込んでいって、淘汰を繰り返すうちに独自の進化を果たす。
(外)という概念が(父)制度の撤廃によりなくなったのと同様に、今その血統の振れ幅はより大きくなっている。

レッドファルクス
 スウェプトオーヴァーボード×SS×アファームド

秋華賞と菊花賞の勝者はそれぞれ、
ディープ×マキャヴェリアン×ヌレ
ディープ×オルペン×サザンヘイロー
という配合。
昨秋はこれくらいしかダート色を感じさせる才能の躍動は見られなかった。
が、今年はそれが異常に増えた。

セイウンコウセイ<稍重>
 Aムーン×カポーティ×ミスワキ
レーヌミノル<稍重>
 Dメジャー×Tシャトル×ロイヤルスキー
アルアイン<レコード>
 ディープ×エッセンスオブドバイ×グレートアボヴ
アエロリット<レース史上3位>
 クロフネ×ネオ×ヌレ
アドマイヤリード<稍重>
 ステイゴールド×ニュメロス×ケンマール
レイデオロ<超スロー→高速上がり>
 キンカメ×Sクリスエス×シーキングザG
サトノアラジン<歴代2位タイ>
 ディープ×Sキャット×ファピアノ

不思議な決着と雨馬場の多さに加え、騎手の腕も光った上半期だったから、色々と変わった傾向が出ているのは確かだが、ひとえに、
「究極の場面」
というファクターが、新記録の樹立ではないそのゾーンの入り口付近における守備範囲内での極端な傾向に繋がった可能性を見て取れるのではないだろうか。

簡単に言うと、どれもチャンピオン血統ではない。
でも、いい出来の馬となれば、いくらでもチャンスがあれば出番をモノ出来る準備さえ整っている条件で、爆発的な才能を発揮する。
母父という括りよりは、全体のダートよりの傾向が、芝血統の血の袋小路化の流れで顕著になっているから、隙間を埋めているのではないのか。
あくまでも仮説だが、この夏も少し見劣りする配合の馬が、ダート寄りということで勝ち切るケースを多く見かける。

 

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