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シーザリオの研究

読了までの目安時間:約 3分

 

まあ、ロードカナロア違いで、サートゥルナーリアさんが渡仏の方向のようで、無事、皐月賞も勝ったことですし、ダービーをステップにその次のレースがどこになるを考えるためにも、今一度、シーザリオという偉大なる母についての考察を行いたいと思った次第であります。

ロードカナロアについては、強い短距離型がもっと出てから、しっかりとその特性も見極めた方がいいように思う。

父/母父/<血統特記事項>/主なGⅠ勝ち鞍

・シーザリオ

スペシャルウィーク

サドラーズウェルズ

<ノーザンダンサー5×3等>

05優駿牝馬、アメリカンオークス

・エピファネイア

シンボリクリスエス

<ヘイルトゥリーズン4×5×6・同系配合>

13菊花賞、14ジャパンC(12ラジオNIKKEI杯2歳S)

・リオンディーズ

キングカメハメハ

<ノーザンダンサー5×5×7×6×4>

15朝日杯FS

・サートゥルナーリア

ロードカナロア

<ノーザンダンサー6×6×8×5×6×4>

18ホープフルS、19皐月賞(現役)

敢えて、ラジN杯について書き加えたのは、そこまでの過程が母仔揃って同じようなところがあるから。

シーザリオとその産駒の軌跡はそのまま、日本のサドラーズウェルズ代表・オペラハウスの産駒の成功例に、実によく似ている。

端的に言うと、この血が入っていると最終的には、5歳時のオペラオーのようになってしまうのだ。

もう一方の成功者であるメイショウサムソンも、似たような運命を辿った。

サドラーズウェルズには、4歳までで燃え尽きる宿命があるのだろう。

スタミナを早い段階で問われると無類の強さを見せるロベルト系のブライアンズタイムという種牡馬がいた。

が、中でも出色の戦績を残したナリタブライアンやサニーブライアンは、ここから期待したい場面で故障している。

クラシックで成功しているというだけで、サドラーズウェルズの後継者の将来性を期待するのは危険なのである。

それをどう裏切ってくれるか。ダービーは負けられない。

上がり目を考えたら、不利かなんかで負けるのもありなのだが、やはりそれではつまらない。

参考:競馬必勝法各論

 

コラム

プリンシパル爆弾と裏スジ

読了までの目安時間:約 3分

 

昨年のコズミックフォースの激走が記憶に新しい、全くもって忘れられたトライアルホースになることが大半のプリンシパルS組。

ダービー2、3着馬は数少ないものの、強烈なレースにおいて、その存在感を示している。

96①→② ダンスインザダーク<1人→継続>

98②→③ ダイワスペリアー<7人→15人>

02②→③ マチカネアカツキ<4人→6人>

09②→③ アントニオバローズ<1人→8人>

18①→③ コズミックフォース<1人→16人>

ダイワスペリアーは、後にメジャーがそうなったように、トライアルまではローテがハードになることも考えて、ダートを中心に使われたリアルシャダイの産駒。

マチカネアカツキは東スポ杯とRたんぱ杯2着で、ダービーは叩き2戦目。

前後して考えると、画期的裏ローテの先駆者である。

ダンスインザダークはそもそも、皐月賞を使えなかっただけであり、東京を使うということを優先した面もある。

全ては武豊のために、そして、自分が勝つために…。夢は最終的には叶ったわけだが…。

近2例は、共に地味にダービーに繋がってくることの多いシンザン記念と京成杯の好走馬。

しかし、この5例に絡む名馬物語は、彼らが輝かないにせよ、強烈なレースと評するに相応しい歴史的熱戦の当事者になっただけでも、価値が大いにある。

フサイチコンコルドとスペシャルウィーク、スペシャルウィーク産駒のリーチザクラウンらで挑んだ、武豊史の一端が見られるダービー物語。

そして、怪我から復帰した直後に勝ち切った最初のGⅠタイトルとなった02年のタニノギムレットと歩んだハードな春。

唯一、ユタカ騎手が関係していない昨年のワグネリアンの時も、父の主戦だったことに加えて、母、母父、母母での騎乗経験もある金子ブランドのデザイナー的役目を担っていた点では、縁がないわけではない。

その後ダービー5勝の武豊騎手が、有力馬に乗っている時に来るのだとすれば、彼が打ち立てた金字塔を塗り替えるようにして、それを建て替えてしまったルメール騎手が、昨年の勝利騎手だったことも、何かの因果があるのだろう。

参考:日本ダービー予想

 

コラム

香港チャンピオンズデー総括

読了までの目安時間:約 2分

 

ナックビーナスは、初重賞制覇にも貢献したモレイラ騎手騎乗のビートザクロックが、隙のないレース運びで快勝したこともあり、直線では伸びを欠いて6着と敗れた。

チェアマンズスプリントプライズは、香港競馬の総決算的意味合いもあるから、実績最上位のミスタースタニングがいないとなれば、尚のこと、地元勢とすると負けられない状況にあった。

良馬場の勝ち時計は1:08.26。

スプリントは厳しいというのは、今も昔も変わらない。

で、マイルにはビューティジェネレーションとかいう、異星人みたいな怪物がいる。

また勝った。9連勝。1:33.63。

これは来ますよ、奥さん。

仕方ない。QEⅡだけしか勝ち目がなかったか…。

3頭とも実力馬だし、チャンスはある。いや、エグザルタントがいた。

GⅠ馬5頭をねじ伏せたウインブライトが、最近、やけにキレる。

果たして。インから器用に抜け出して、勝ってしまった。

パートンのエグザルタントも、マーフィーのリスグラシューも、ムーアと化した松岡正海に、見事にしてやられた。

人馬一体。おまけに1:58.81という、香港競馬の新時代を告げる沙田競馬場のレコードタイムを叩き出した。

ディアドラの下降線は気になるものの、こちらは宝塚記念の有力候補がわんさかいるという組み合わせだったように思う。

アジアの東の端っこで、近代競馬の祖国である英国に範を取ったレース体系やそのノウハウを活かし、今、世界基準の最新版を発信する場所に作り上げるまでに昇華させた競馬関係者の尽力と情熱には、一ファンとしても頭が下がる。

素晴らしい未来が待っているはずだ。

 

ニュース

天才・フィエールマンが制す 天皇賞(春)回顧

読了までの目安時間:約 5分

 

スムーズにレースを運ぶことの重要性は、前日の青葉賞でより深く理解し、この日も強かに、自分の持ち味をどうこうではなく、相手の実力を試すような正攻法の抜け出しをルメール騎手は選択し、天才・フィエールマンが、またしてもキャリア最少記録を更新するGⅠ勝利を挙げた。

そもそも、ダービーに挑むまでのキャリアでも何ら不思議ではない5戦の選択が、レースに合わせてではなく、自身の出来に合わせて、こうしてGⅠを二つ獲ったのである。

グローリーヴェイズの戸崎騎手は、完全にテン乗りだっただけでなく、乗る予定だったシャケトラの事故死に川田騎手の騎乗停止が重なった上でのオファー。

その中で、様々想定していたシャケトラの場合を適応するわけもなく、エタリオウの追撃に対する柔軟な対応は完璧だったが、返って、フィエールマンの底力を引き出したのは誤算。

菊も上手に外枠をこなし、ハードな上がり勝負にも対応していた。

共に休み明け、一時は交わそうかという気配もあったが、こういうレース、意外と前の馬の方が渋とい。

今日のルメールは、来週の戸崎の出番を予期したものとなるか。

こちらも関東馬で、キャリア7戦である。互角だろう。

スムーズにやるべき仕事を果たしたパフォーマプロミスの北村友一騎手も立派。

まだまだ若いこの7歳馬は、いかにも藤原英昭厩舎という巧みなレース選択の末、昨年5戦のみという重賞の使い方が、それでもGⅡ2勝だったくらいで、本来はもっと支持されていて然るべき存在。

筆者は年齢で切ったが、この馬もまだ今回で18戦目だった。

使わずにここへ、は同じだったエタリオウは悩ましい。

前半の流れの読みも中だるみも、ミルコの思った通りである。

しかし、真ん中だけが極端に遅い展開で、休み明けのフィエールマンらには、気性面の不安があまりなかったことも手伝って、結果的に正攻法でじっとしていた方が有利という不運の流れとなってしまった。

思えば、和田竜二がヴォージュに乗っているのだ。

芝もダートも長距離はうまい。

ある意味、へぐったとオーナーの逆鱗に触れた99菊花賞くらいしか、残念な騎乗はない。

20年前の話。横山騎手を翻弄するなど、やはり、彼も名手である。

狙いはエタリオウと同じだったはずの岩田騎手のユーキャンスマイルは、謎の体重増がパドックから気になっていたが、左回り云々以前に、4歳勢の中で最も決め手に乏しい面がある馬。

ディープなデッドヒートにも、エタリオウにさえもついていけなかったから、こちらは本来は、叩き良化型という印象を持った。

東京の時は素晴らしい出来に見えたが、その頂点がこちらにならなかったのは至極残念だ。

さて、フィエールマンさんの今後についてなのだが。

筆者は去年彼が2勝目を挙げた頃から、その存在を知りつつ、福島のあの惜しすぎる2着を振り返り、菊花賞など目指さず、今年のJC辺りを狙えばいいと回顧で記した。

中山で2勝目を挙げ、それから1年と少し。

彼はGⅠを二つも勝ってしまった。

陣営としても、あまりにも急なことだったはずだ。

それなりにキャリアを積み、GⅠを使うことには慣れて来た手塚師でさえ、恐らく、まだ全容も知れずに安定の3か月開けローテの選択を続けているが、その完成期はもはや、誰にも分からないのではないだろうか。

面白い存在は、すぐにGⅠ馬になり、注目される存在が異例のローテで春天も勝った。

が、これも全力ではないだろう。

少し、馬体の印象が寸の詰まった感じに見えなくもなかった。

渡仏なら、次はフォア賞だ。

異例のローテを取るにも、前哨戦は挟むしかない。

スピード型でも、日本の58をこなしたのは偉いと同時に、牝馬のようなキレを要求しないと、彼の良さは活かせない。

ルメール騎手は乗れないだろうし、それが陣営の望みと合致しない鞍上の選択も、恐らくしてこない。

こういう馬こそロンシャンに行くべきなのだが、色々と凄すぎて、何だかついていけないところは、アーモンドアイ以上のものがある。

そうこうしているうちに、ルメールは旧八大競走を完全制覇していた。いやはや、恐れ入った。

 

レース回顧

横山騎手、巧妙の逃げ 青葉賞回顧

読了までの目安時間:約 3分

 

軽いレースにしないで逃げ切る。

武豊と横山典弘が、注目されるレースで繰り返してきた至極の技巧。

リオンリオンはルーラーシップとトゥザヴィクトリー産駒のアケヒバリの仔。

その気にさせれば積極策をとれることを、父の手綱をとったことのある横山騎手なら、理解していた。

ランフォザローゼスは、キングカメハメハとラストグルーヴの間に生まれた産駒。

ディープが入っているから、もう少しシャープに映すと思ったのだが、休み明けで体重減の万全の準備を整えていたはずなのに、どうもマッチョさが見え隠れするパワー型に見てとれた。

リオンリオンや外過ぎて人気にならなかったようなところのあるサトノラディウスは、いかにもこの時期の中長距離戦に適応できそうな体つき。

馬格があっても、無駄なものをそぎ落としたようなスタイルのいい体型が、本質的な適性が現れる前の段階では、結構重要だったりする。

結果的に、体型は違っても際どく争った良血で似たような配合の2頭は、意外なところで完成の早さを見せることの多いトゥザヴィクトリーの方が、作戦面をフレキシブルに変化させられる強みも、結果に影響した気もする。

松永調教師だから、騎手同期のノリ騎手に任せる仕事は、言わなくても分かるという感じで、この重責を担ってもらったわけだ。

名手は名馬を作り上げる中で、無理はさせないまでも、競馬の形の違いを少しずつ理解させるために、作戦の変更を選択する。

リズムを作ることを重視する横山騎手は、ゲートインからスタートまでのスムーズさで、きっと、もう誰にも邪魔されない逃げを打てると悟ったはずだ。

スタート前から決まっていたような雰囲気の競馬に、ルメールもデムーロもない。

道悪で1000M通過は59秒台。

トータルの時計が、馬場状態も含め正確に予測できる騎手でないと、こういう競馬はできない。

負けた陣営にしても、現状の課題を見極めるにはいいレースになっただろう。

 

レース回顧

平成最後の大一番に笑うのは 天皇賞(春)予想

読了までの目安時間:約 5分

 

色々あった平成の30年超、春の天皇賞はこれで31回行われることになるが、最初に勝ったのは南関東出身のイナリワンだった。

武豊の名が、ついに全国区になったと同時に、競馬ブームが最高潮に達したのがこの頃。

ちょうど30年経って、武豊騎手は香港出張で不在となるも、その代わりに、地方出身者2名、外国人ながらJRAの通年パスを理不尽な形ながら納得した上でゲットした2名も加わり、当時から現役の蛯名、横山両2000勝騎手も参戦。

時代は流れても、その栄誉に相応しい挑戦者が、今年も揃ったと言えよう。

馬に関しては、時代を経て、どんどんスピード型が増えた。

イナリワンの後はスーパークリークとメジロマックイーンにライスシャワーらが、この楯の栄誉を勝ち取った。

今、そんな本格派のステイヤーなど、GⅠで通用するようなスピードもないから、重賞路線にすら乗れない。

しかし、僅かにその可能性を秘める才能に、今年の春の天皇賞では出会える気がすると、筆者は確信している。

狙いはダイヤモンドS楽勝、ユタカ騎手のお手馬だったユーキャンスマイル。

菊花賞3着馬の戴冠など、まずほとんどないという50年で3勝という驚異の裏シリーズ男の歴史があることは承知で、ダイヤモンドS勝ち馬も旧3200秋天では勝てたが、こちらはあのゴールドシップに迫ったフェイムゲームの僅差の2着以外、中山のダイヤモンドSを勝ったイングランディーレしか勝てていないという、いかにも怪しい人気馬のレッテルを張られることになる。

同時に、ここにも何頭もいるハーツクライ、ディープインパクト、キングカメハメハといった未勝利種牡馬の産駒であり、ダンスインザダークという菊花賞で有利な血が、ここでは全く通用しない歴史を綴ってきているのに、ユーキャンスマイルは母父にそれが入っている。

データ班、血統班が喜んで切りそうな素材ながら、もうひとつ、左回り2戦の内容があまりにも鮮やかなので、これはもしや…、という懸念も呑み込めそうな要素が、意外にも、母系の血統構成に見受けられる。

母は秋華賞でブラックエンブレムに僅差迫ったムードインディゴ。

彼女は全3勝の内2勝は左回りだったが、その影響は、あまり大きくないだろう。

母ほどの瞬発力はないユーキャンスマイル。菊もその差で敗れた。

しかしそれが、ステイヤーとしての才覚の一端を示しているように思えたのだ。

万葉SとダイヤモンドSは時計の差は大きかったが、勝った方では菊と大差ない展開だったように思う。

中だるみが後者の方が極端ではなかった。

今回はヴォージュよりは速いロードヴァンドールに横山騎手が乗るから、ひどいスローにはならない。

そういった能力の源泉は、先述イナリワンに少し先んじて中央デビューしたオグリキャップと似た配合を持つ、祖母のリープフォージョイの存在が、一つの候補になる。

オグリはダンシングキャップ、リープも同系ネイティヴダンサー直系のシャーポで、それぞれグレードは異なるが、スプリンターであった。

でも、代表産駒がオグリキャップ、後者はパリ大賞を勝ったリスクミー。

またそれぞれの母父は、ウオーレリックから分岐するマッチェム系最後の砦であるシルバーシャーク、ノンファクトだから、一概に、この辺のゾーンでこれくらいやれそうという見立てが作れないのだ。

現に、ノンファクトの晩年の産駒に、唯一の重賞勝ち鞍がダイヤモンドSのキングザファクトがいる。

それに加え、両者の母母父は日本になじみ深いネヴァービートとプリンスリーギフト系のソーブレスド。

ユーキャンスマイルと同配合のキンカメ×ダンスで、トニービンとリアルシャダイを持つラブリーデイとは、本質的な血統のバランスが異なるのだ。

異系色の強い馬は、最近は珍しい。

表向きはラブリーデイのように見えて、中身はマイラーのはずなのに有馬もJCも全力で戦ったオグリキャップに似た泥臭さがある。

父に足りなかった長距離での活躍が、ユーキャンスマイルの登場で可能になる。

ダイヤモンドSの走りはフロックなどではないだろう。

アマゾンウォリアー-メジロラモーヌの直系グローリーヴェイズの、意識的な関西遠征ローテに敬意を示しつつ、メイショウテッコンもそれに加え、1年前は京都新聞杯に出ていた、当時ほぼ同格の面々を上位に取り、菊の1、2着馬と今年こそのクリンチャーらを押さえ、万全の態勢をとる。

◎ユーキャンスマイル

○グローリーヴェイズ

▲メイショウテッコン

☆クリンチャー

注エタリオウ

△フィエールマン、ロードヴァンドール

 

レース予想

正攻法でサトノラディウスから 青葉賞予想

読了までの目安時間:約 3分

 

◎サトノラディウス

○ランフォザローゼズ

▲ディバインフォース

注カウディーリョ

△バラックパリンカ、ピンシェル、リオンリオン

正直言って、本命にしたいと思うような馬が揃わなかった一戦のように思う。

もしも、筆者は軽視したが、ピースワンパラディのようなマイルで連勝してきたような馬が勝つようだと、青葉賞組の本番における負の歴史は消えるかもしれないが、2着以内確保で本番参戦の権利を奪ったところで、その他のレベルの問題ということになる。

血統は足りているが、アルママとは従姉妹同士。どうしても、ホエールキャプチャの印象が先行する。

正攻法でサトノラディウスから。

ディープインパクト×デインヒルダンサーで、母アーヴェイはアメリカの芝GⅠ勝ち馬であり、その時の3着がBCフィリー&メアターフのステップとして参戦したレッドディザイア。

アーヴェイは次走にエリザベス女王杯をチョイスし、見せ場なく敗れて、日本の繁殖牝馬になった。

イギリスのオールウェザーで初勝利して、一介のステークスウイナーとしてカナダに移籍した後に、ベルモントパークの10F戦でGⅠ馬なった時の勝ちタイムが、サトノラディウスの新馬戦の勝ちタイムとほぼ同じ。

2分8秒台。

日本ほど高速ではないにせよ、欧州圏以外の芝でこのタイムは、格に関係なく遅い。

しかし、そういった背景もあるから、新馬戦がスムーズに立ち回っての快勝だったサトノラディウスが、右回りで何だか今一つの内容に終わっているのも納得である。

昨年は活躍馬多数登場の梅花賞の勝ち方など、ディープ産駒のイメージを一変させるようなズブさであった。

きっと、そういう面は三浦騎手とのコンビで、東京2400なら気にならなくなる。

ランフォザローゼズとカウディーリョら、関東ダービートレーナーの管理馬と欧州型配合なら2勝していない状況でも来るので、ディバインフォースやバラックパリンカも。

その仲間として、休み明けでもピンシェルを入れておく。

 

レース予想

1番人気との兼ね合い<天皇賞(春) 何故本番は勝てなかったのか>

読了までの目安時間:約 3分

 

近20年の春天1番人気馬の成績はなかなかのものである。

03~18【21211】

99~02【3010】

計【51311】

複勝率5割未満では、買う価値があるかどうかの問題になってくる。

1番人気 前走・着順/人気

・阪神大賞典 2010/1016→【3026】

⑤ゴールドシップ 1/1

⑪オルフェーヴル 2/1

⑨アサクサキングス 1/2

④アイポッパー 1/2

①ディープインパクト 1/1

⑥リンカーン 3/3

⑬リンカーン 1/1

③ダイタクバートラム 1/1

③ナリタトップロード 1/1

①テイエムオペラオー 1/1

①スペシャルウィーク 1/1

<菊花賞→有馬→阪大→春天の4連勝は、一例もなし>

この3GⅠをストレート勝ちした馬は、

マンハッタンカフェ

シンボリルドルフ<下記参照>

・日経賞【0002】

⑫ゴールドアクター 1/2

⑬トゥザグローリー 1/1<阪神2400>

優勝例

フェノーメノ 1→1、5→1

マンハッタンカフェ 6→1

ライスシャワー 1→1、6→1

ミホシンザン 1→1

シンボリルドルフ 1→1

・大阪杯<産経大阪杯> 1000・1112【2112】

②シュヴァルグラン 13/4

<①キタサンブラック 1/1>

⑦キズナ 2/1

④キズナ 1/2

③アサクサキングス 3/4

①テイエムオペラオー 4/1

現在の主流路線だけに、信頼度は高め。

10⑥フォゲッタブル 1/1<ダイヤモンドS>【0001】

2番人気以下

15勝<②7勝/③1勝/④以下7勝>

1番人気2、3着時の組み合わせ

18 2-①-4

08 3-2-①

02 2-3-①

上位人気総崩れ

04 10-4-5

05 13-14-4

09 12-4-5

時代はスピードと消耗の軽減が主軸、ということか。

 

コラム

平成の出世レース・一捻りで妙味あり

読了までの目安時間:約 3分

 

青葉賞

14④ゴールドアクター

13⑤アウォーディー

12①フェノーメノ

09⑩ワンダーアキュート

02①シンボリクリスエス☆

☆天皇賞(春)

勝ち馬前走

阪神大賞典<12>

①91 92 97 98 99 00 06 08 15 18

②以下

12⑩ビートブラック

89⑤イナリワン

日経賞<6>

①93 13

②09

③以下

14⑤

02⑥

95⑥

大阪杯<7>

①90 07 11 17

②16

③以下

03⑦

01④

他GⅡ<3>

10京都記念②ジャガーメイル

96中山記念①サクラローレル

94京都記念①ビワハヤヒデ

その他<2>

05大阪-ハンブルクC③スズカマンボ

04ダイオライト記念②イングランディーレ

宝塚記念直結度

春天勝ち【6518】

17⑨

16③

15⑮

13④

12⑨

10⑧

09⑦<近10年は不振>

春天負け<巻き返しは12例/勝ち馬逆転はうち7回>

18④

15⑧→<鳴尾記念①>→①

<14⑦>

<13⑤>

<12⑪>

<09③>

<01②>

<97③>

<96⑤>

<93②>

92⑦→<新潟大賞典①>→①

<91④>

その後の展望<古馬主要レース勝ち馬限定>

当該年(近10年)

17<①キタサンブラック 秋天、有馬①>/②シュヴァルグラン JC①

<16①キタサンブラック JC①>

<09③ドリームジャーニー 有馬、宝塚①>

翌年

17⑫レインボーライン 春天①

16③シュヴァルグラン JC①

<13①フェノーメノ 春天連覇>

11<②エイシンフラッシュ 秋天①>/⑦ビートブラック 春天①

09⑤ジャガーメイル 春天①

<当該年/翌年>(平成30年間)*春天参戦年

春天-/91<連覇>・96・00<連覇>・03・09・11・13<連覇>・16<連覇>

宝塚89・91・92・93・94・95・00・01・03・06・09/92

秋天99・00・04・07・11・17/16

JC92・99・00・04・06・16・17/16

有馬89・92・96・00・04・05・06・07・17/92・16

新潟大賞典

12⑪トーセンラー

09⑤アーネストリー

近年は青葉賞や春天のイレギュラータイトルぶりが露わになっている一方、ズレを中央場所で修正した時の新潟大賞典組の破壊力など、晩成型に必要な関門であるのは確かだ。

 

コラム

キャリア3戦での皐月賞制覇のサートゥルナーリアか 東京優駿展望

読了までの目安時間:約 3分

 

何を見て、ダービーを論じるのか。

早デビューの才能に対する先入観をなくすところから、ファンの修正は始まる。

6月デビューながら、無傷というこの上ない形容をなされる存在となったサートゥルナーリアは、わずかにキャリア3戦での皐月賞制覇となった。

デビューから最長の時を経て、アグネスタキオンやディープインパクトら、暮れデビューの3戦無敗馬より、夏の新潟1000M<旧コース、ローカル一般の右回り戦>から菊花賞まで負け知らずだったシンボリルドルフよりも、遥かにデビューは早い。

格段に調教技術が上がったと同時に、ダービーだけではなく、クラシック全体を総体的かつ、順序立てて攻略する術を、能動的にだけではなく、受動的にも現実に落とし込むことができるようになった。

個々の才能に合わせつつ、人間が勝手に作った枠に対する過不足のない十全の準備が、サートゥルナーリアとグランアレグリアの成功パターンによって、今確かに確立されたのである。

受動的とはこの場合、馬自身に起こるアクシデントによりレース選択が変更されるパターン。

両ギニーホースにそれは当てはまらない。

道程における勝ち負けでは、×ありなしと別れるが、狙いは全く同じ。

クリアすべき課題を年末までに仕上げてしまう。彼らの場合は、人間の理解した理想形の体現という意味で、能動的である。

ある意味、勝手に思うがままの展開に持ち込めた、という話。

今や普通である、2か月開けローテは、昔はビワハヤヒデもやっていたが、倍近くそれが開いても平気な時代にあって、2月重賞経由者は、もはや凡人の類になる。

しかし、ダノンキングリーもアドマイヤマーズも、クロノジェネシスとビーチサンバらが、完全に終わったわけではない。

鮮やかな東京でのレースぶりは、本番でこそ見劣る結果となったことで、評価急落である一方、第一戦はノーカウントの時代も、今と昔では、時計が速くなったことで、返って先祖返りの傾向にある。

オークス、ダービーを向けての準備。

少なくとも、皐月賞で余裕のローテで挑んだ面々を軽視しては、まず失敗の第一原因になると感じる。

青葉賞は混戦なので、どうせならピンシェルの登場を望む。

 

レース予想