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レコードタイムの意義

読了までの目安時間:約 3分

 

今年、何かしらのレコードタイムの更新があった重賞は、以上のレース。

<タイム/前レコード比(・GⅠのみ記録保持者)>

【GⅠ】

・桜花賞:グランアレグリア

1:32.7/-0.4秒・RR・18アーモンドアイ

・ヴィクトリアマイル:ノームコア

1:30.5

/WR -0.2・12レオアクティブ<京成杯AH>/NRも同じ

/CR -0.8・12ストロングリターン<安田記念>

/RR -1.0・16ストレイトガール

・優駿牝馬:ラヴズオンリーユー

2:22.8/-0.8・RR・12ジェンティルドンナ

・東京優駿:ロジャーバローズ

2:22.6/-0.6・RR・15ドゥラメンテ

【その他重賞】

東京新聞杯<1:31.9/-0.1・RR>

フローラS<1:59.5/RTR>

京王杯スプリングC<1:19.4/-0.1・CR>

目黒記念<2:28.2/-1.3・WR>

安田記念<1:30.9/-0.4・RR/+0.4・WR>

オーシャンS<1:07.1/OP特別時代の記録と-0.2・RR>

フラワーC<1:47.4/RR(阪神)+0.4/中山CRR-1.3>

ダービー卿CT<1:31.7/-0.5・RR>

ファルコンS<1:20.9/-0.2・RR>

備考程度に、

京都牝馬S<1:21.0/過去4回のみも最速/コースレコードと+2.0秒>

*比良山特別:京都2200M

ネプチュナイト<-0.2・WR/NR>

今回のレコードは関東圏に集中している。

天候との関連もあるから、馬場作りのマニュアルを再考すべきだろう。

きっと、芝が伸びすぎるから、こまめに刈っているのだけど、それは雨が降った時にレースをするとちょうどいいぐらいになるはずで…、みたいなことのミスチョイスが、判断の際にあったものと見るが。

馬そのものは、人間の判断でスピードを優先して優劣を決めてきたつけが、アーモンドアイやノームコアなど、スピードベースの中距離型の牝馬が快速決着で躍動。

これも必然だろう。そもそも、牝馬はスピード能力を優先して、牝馬同士では力の出し合いをしているのだ。

今年も牝馬がほぼ確実にレコード決着に顔を出している。

 

コラム

レーンが止まらない

読了までの目安時間:約 2分

 

26日大井競馬場で行われた第42回帝王賞は、3番人気のD.レーン騎手騎乗・オメガパフュームが、直線で外から一気の追い込みを決め、暮れの大井で行われた東京大賞典以来の勝利を挙げると同時に、今回はローカル格のGⅠ<JpnⅠ>となるが、2つ目のビッグタイトルをゲットした。

勝ちタイムは2:04.4。重馬場。

芝の注目されることになったGⅠを2勝。

いずれも牝馬だったこともあり、本来の体に戻して448kgで出走となったオメガパフュームとは、十分に手が合う下地はあったわけだが、淀みない流れをインティではなく、好発を決めた浦和のシュテルングランツが作ったことで、勝負所の争いがかなりタフな展開にはなったものの、途中まで後方待機だったオメガなので、さすがに馬場状態を考えると…。

今のレーン騎手に、そんなくだらない心配事は無用であった。

東京大賞典のメンバー構成より、速い馬が多くなった今回は、同期のチュウワウィザードも強敵。

これがインから渋とく脚を使って格好をつけたが、前走で59という今の日本馬ではまず背負うことのない斤量を、4歳馬の身で経験した強みが、最後は活かされた格好だ。

全く知らない世界に飛び出し、道悪は得意そうだというくらいの情報しかないパートナーの性質を、いきなりの大一番でほぼ全て引き出してしまった天才の登場に、インティやチュウワで堅そうだと思ったファンの虚脱感は、容易に想像がつく。

日曜日だってそうだったか…。

オーストラリアの騎手だけに、いずれ、日本のダービーも勝つのだと、皆が確信した瞬間であった。

インティは直線の反応が悪く、1番人気も6着に終わった。

 

ニュース

古馬王道路線 春総括~アーモンドアイの海外初戦圧勝など

読了までの目安時間:約 3分

 

アーモンドアイの海外初戦圧勝、シャケトラの重賞連勝、ダノンプレミアムの復活。

が、彼らの欠員は、思わぬ展開を生んだ。

前走は雨馬場の休み明けであまり得意とはいえない左回りで、急な乗り替わりのあったアルアイン。

メンバーより強化の大阪杯でも、苦戦はある程度見えていたが、キセキは休み明けで…、には大きな勝機があったのである。

内枠でちょっと揉まれた方がいいけど、トータルの時計がどうではなく、急坂のあるコースらしいタフな展開が望ましい。

4歳世代も万全の出来になく、正攻法の内抜け出し。

何故か外からキセキが迫る展開で、勝負あり。

右回り、少頭数、瞬発力勝負にならず。まるで、ステイゴールドの個性派が得意としそうな条件が、彼には合うのだ。

天皇賞は一点。

フィエールマンの充実とそれとは違うルートで菊戴冠を目指した5着馬・グローリーヴェイズとのマッチレースに、何故持ち込まれてしまったのか、ということ。

シャケトラ急死、逃げ馬がヴォージュ、エタリオウの気分が乗らない…、理由は後からならいくつでも見つかったが、最大のポイントは、そもそも、ドライにここをしっかりと狙っていたか、ということに尽きる。

春の目標を外国に置けなくなった時から、ローテはどうあれ、現状のゴールはここと決めていたフィエールマンの陣営。

グローリーウェイズも、ダービーを使えないとわかってからは、ずっと余裕のローテ。

血統的にはズブくて、長い距離向きだが、前哨戦からそういうところを使って本番でも勝てるようなタフさまではない。

普通が通用しない時ほど、名馬がいるものだ。

宝塚記念に関しては、逆に、目標にしていた馬が多かった半面、想定された以上の馬場の高速化で、瞬発力勝負ではない時計レベルの高い決着がキセキに向きすぎていたところはある。

が、3歳シーズンくらいしか勝てていない馬が、急に勝てる馬になるわけでもない。

その点、最近になって勝てるようになったリスグラシューには、消耗もまだ少なかったか。

ハーツクライは勝てなかったが、5歳時に娘が優勝。

その年の父は、7月のアスコットで3強対決に臨んでいる。

そういう血筋としか、説明はつかないが、納得感はある。

 

コラム

平成の出世レース・まずは宝塚を使ってから

読了までの目安時間:約 3分

 

☆宝塚記念

勝ち馬前走

春天

1~3

09③

06①

03①

01②

00①

97③

94①

93②

89①

4着以下

18④

13⑤14⑦<ゴールドシップ>

12⑪

96⑤

91④

大阪杯<連勝馬なし>

17⑥

安田記念<連勝馬なし>

②99 02 05

3着以下

90③

主要前哨戦

鳴尾記念<97~99・12~>

①15

2着以下

金鯱賞<00~11>

①98 04 08

2着以下

11③

その他

16目黒記念② マリアライト

10メトロポリタンS① ナカヤマフェスタ

07クイーンエリザベスⅡC③ アドマイヤムーン

95<京都>京阪杯① ダンツシアトル

92新潟大賞典① メジロパーマー

秋の三大GⅠ直結度<宝塚出走年の勝ち馬>

秋天

①0015

②00 07 10

③90

④04 06 09

⑤94 03

17⑨

12⑥

95⑦

JC

①00 06 07

②99 11

③13 15 16

④04

17⑨

有馬

①89 92 99 00 06 09

②90 05

④04

⑤03

17⑨

<宝塚3着以内で、秋の3レースで1番人気になった馬>

秋天

15①→Ⅱ→①→ ラブリーデイ

13③→②→

11②→④→

10②→①→ ブエナビスタ

07②→①→ メイショウサムソン

05③→英→②→

01②→Ⅱ→②→

00①→Ⅱ→①→ テイエムオペラオー

98①→Ⅱ→止

97②→Ⅱ→②→

94①→Ⅱ→⑤

91②→Ⅱ→②→

90②→⑥

JC

16③→Ⅱ→① キタサンブラック

15秋天→③

13秋天→① ジェンティルドンナ

12①→仏2戦→②

11秋天→① ブエナビスタ

10秋天→②→

07秋天→③→

06①→仏→①→ ディープインパクト

05秋天→③

01秋天→②→

00秋天→①→ テイエムオペラオー

97秋天→③

91秋天→④

有馬

14①→日仏で2戦→③

10JC→②

07JC→⑧

06JC→① ディープインパクト

01JC→⑤

00JC→① テイエムオペラオー

99①→Ⅱ→① グラスワンダー

97①→②

91JC→②

古馬3大タイトルに限らず、マイルCSでもエリザベス女王杯でも出番はある。

ただ、わざわざ列挙した秋の人気馬の面々は、ほぼ全て歴史的名馬である。

簡単な話、宝塚でも崩れなかったから、秋があるという馬は多いということ。

4着以下で秋に複数タイトルゲットした馬は、昔からかなりの数存在する。

 

コラム

リピーターが減る宝塚記念

読了までの目安時間:約 3分

 

グレード制導入後の35回の宝塚記念で、2度以上馬券に絡んだのは古い順で、

スズカコバン 84①85①

ニッポーテイオー 87 88②

メジロマックイーン 91②93①

ダンスパートナー 96 97③

ステイゴールド 98②99③

テイエムオペラオー 00①01②

メイショウドトウ 00②01①

ツルマルボーイ 02 03②

タップダンスシチー 03③04①

メイショウサムソン 07 08②

ブエナビスタ 10 11②

アーネストリー 10③11①

ゴールドシップ 13 14①

皆GⅠ馬であり、3回は来ない。

マイラータイプが多いのも、また特徴か。

距離を延ばしてこその馬が台頭する舞台ではなく、距離を短縮して本領発揮の馬が、中距離ベースのスピード型をどう潰すかというのがテーマのレース構図が、今も昔も変わらない。

ただ、注目すべきは、ここ2年の大阪杯GⅠ昇格後の結果。

大阪杯①

キタサンブラック

スワーヴリチャード

らが人気の中心だったのに対し、

キタサンブラック

サトノダイヤモンド

といった、一見盤石の軸馬にも思えた彼らが、無残な負け方をしている。

それも、

サトノクラウン 大阪杯⑥

ミッキーロケット 春天④

あまり流れとは関係ないところにいた面々が、突如として激走している。

時計が出やすいことが、たとえ、ちょっと雨が降ったくらいの馬場状態では変質しないので、サンデーの血を持たない一定以上の時計の勝負に強い馬の台頭を許している。

その上で、グランプリ戦の好走馬が、そこで力出せずの結果に終わりながら、きっちり巻き返している。

昔の宝塚記念に戻っているのだろうか。

ここを経て、好走馬は急に元気を失い、負けた馬があっさり秋に盛り返している点は、大いに留意したいところだ。

あの頃も、あまり産経大阪杯の勝者は勝ち切れなかった。

そういう不確定要素が同コースのレースに起因するものとして生じているせいで、ここ2年はどことも関連性のない馬が激走中。

買いづらくなっていたゴールドアクターが、大負けの春天の直後に快走しているように、どんどん特殊なレースになりそうな素地が、このレースにはある。

 

コラム

福永祐一ショー!? 短距離路線春総括

読了までの目安時間:約 3分

 

人気になること自体が不利。

人気になっている理由が、やや単純すぎたこともあった。

そして、福永祐一という騎手の最もいいところが出るのが、この短距離GⅠであることが、再度証明されたのである。

福永祐一ショーの始まりは、ダービー以降なかなか大舞台に出番のなかった彼にとって、フェブラリーSでの内容ある3着を経て、何かの終わりと違う時代の始まりを告げるように、今のユーイチの礎を作ったキングヘイローの訃報を聞いたところから、きっと伏線となっていたのかもしれない。

「こんなことあるんですね」

キングヘイローには古馬になってから、柴田善臣騎手が跨った。

ジャスタウェイに乗れなくなった時も、善臣騎手が乗って、安田記念を勝った。

自分はディヴァインライトで理想的な競馬をするも、ゴール寸前でキングヘイローに差し切られた。

19年前のこと。

前回は外枠から壁を作れず、最後は末をなくしたミスターメロディを、今度は好枠を利して、スムーズに内残り馬場を立ち回った。

キングヘイローを再現しなかったし、ディヴァインライトと同じ轍もまた踏まなかった。

プリモシーンの口惜しいベストライドの2着を経て、オークス・ダービーも出番はなく、また人気馬の陰で一所懸命に走ることになった安田記念。

が、インディチャンプという馬は、自分で作ってきたという自負があり、戸崎騎手にも縁のあるリアルインパクトの甥っ子でもあった。

自信はあるし、現に東京新聞杯は理想以上の完璧な楽勝。

戸崎騎手のアエロリットを、今度も運よく、内残り馬場の好位から追撃し、最高の手応えで外から来る有力馬を待ち構えた。

グァンチャーレをアエロリットが振り切った直後、今度は俺がと、インディチャンプの末脚が2走振りに爆発。

今度はキングヘイローの再現とばかりに、因縁の戸崎圭太に、1年前のダービーのことを2週続けて思い出させる差し切りを決めた。

後にも先にも、違うカテゴリーのGⅠで、ここまで一人の男を巡る因縁が勝敗を左右することなど、滅多に起きないはずだ。

 

コラム

グリーンカル騒動~事態は収束の方向へ

読了までの目安時間:約 2分

 

中央競馬の3場・土日の72レース以外にも、地方競馬の出走予定馬からも対象馬が発見され、挙げ句の果てには、帯広・ばんえい競馬にまで波及した「グリーンカル騒動」だったが、使用停止後も、今週末の中央競馬にもその摂取による影響が考えられる状況は大きく変化していないこともあり、今度は徹底した対象馬の検査が行われることになった。

ほぼ全ての22・23日に行われれる中央競馬への出走予定馬は、当然のことながら、先週末の競馬には参戦していないこともあり、すでに対象とされる365頭<美浦・74頭、栗東・291頭>の検査検体の採取は終了しており、20日(木)の出馬投票までは、検査結果に則った判断が下され、そこをクリアした馬が出走可能となる。

また、15・16日に出走予定だった除外馬に対しては、今週末の競馬にできるだけ優先して参戦できるような特別措置をされる見込みだ。

当然、一度はパスした抽選などを理不尽な形で弾かれた経緯を慮った優先出走権であり、格上挑戦や芝・ダートの大幅な参戦条件の変更などには採用されないわけだが、特別戦などでは、大きく定員割れしているレースもあるから、リスクを取って条件を変えてきた馬の逆張りも、意外と面白いか。

さて、上を下への大騒ぎが収まりつつある日本競馬界は、やはり、曲がり角に差し掛かっている。

海外遠征は目先のビッグレースから、身の丈に合ったレース選択へと変化した。

この問題。関西馬が関東馬の3倍以上対象になっている点や、2歳戦の除外対象馬は少なかったことからも、競馬に対する本質的な考え方が、より進化するための事件と捉えることが、実は重要なのではと思う。

 

ニュース

【緊急】今週の中央競馬の競走除外について

読了までの目安時間:約 1分

 

JRAは15日、今週の中央競馬(東京、阪神、函館競馬)の出走予定馬の中に、禁止薬物を含んだ飼料添加物を摂取した可能性のある馬が判明したため、それら全ての馬を競走除外としたことを発表。

当ブログで予想掲載していた函館スプリントS・G3(16日、函館・芝1200メートル)では、出走予定の13頭のうち、3番シュウジ、4番ライトオンキュー、5番リナーテ、6番ダノンスマッシュ、8番トウショウピスト、12番タマモブリリアンの6頭が競走除外となり、7頭立てで行われることになった。

http://www.jra.go.jp/news/201906/061504.html

 

ニュース

サートゥルナーリア/ロジャーバローズほか 牡馬クラシック春総括

読了までの目安時間:約 3分

 

皐月賞は前評判通りの適性上位の2頭に、クラシック路線とは切っても切り離せない共同通信杯トップツーによる、4頭の競馬に発展。

ただ、内ラチ沿いが荒れた状態で、タフさで雄大な馬格と持続力を活かした競馬に持ち込めたら有利だったサートゥルナーリアとヴェロックスの死闘に。

結果は外から自在の競馬で伸びた2歳王者に凱歌は上がったが、このレースの接触が、以降の競馬を変質させていったことは間違いない。

そういえば、ここにレーン騎手はいないのである。

マイルCの焦点は、消耗度合いと順調度合いのバランス。

グランアレグリアに有利なようで、アドマイヤマーズには彼女に土をつけただけではなく、勝てないまでも善戦のアドヴァンテージがあった。

結果的に、グランアレグリアと別路線組のダノンチェイサーのごちゃごちゃが正式な2歳王者に有利に働いたわけだが、もっと言えば、サートゥルナーリアに乗れなくなったミルコの怨念、生き霊のようなものがルメールに取り憑いたのだと、これで納得できると思うわけで…。

情念渦巻くのはグランプリ競走に限ったことではない。

因縁は巡り、ミルコが春の仕事を終えたようなオークス勝利を経て、ダービーで意地を見せる意味合いが薄れた。

それでも、サートゥルナーリアはもう現状キープが至上命題となったことが、伏兵の台頭を許した面はある。

戸崎で新馬を制し、川田では皐月賞に行けなかった浜中のロジャーバローズ…。

レコードの価値がもはや、全く形骸化している中で、2:22.6の価値は、そんな状況でも幸運を勝ち取った浜中騎手と、ちゃっかり春二冠の角居調教師の情熱に、何かを見出すしかない。

タニノハローモアやクライムカイザーのような存在が登場したかと思えば、3強で決まったロングエースの72年とアドマイヤベガの99年はレコード&武という、芯を捉えたようであやふやなコネクションが、どれもやんわり繋がりを持つ。

令和の競馬は、昭和の時代の再復習の舞台となっていくのだろうか。

ハローモアとクライムは、ダービー以降も堅実に走ったが、レコード勝ちの2頭は…。

 

コラム

外国人騎手について

読了までの目安時間:約 3分

 

ここ1年の日本人以外の国内GⅠ優勝騎手とその他の主なトップジョッキーを列挙しておく。

国内所属

・ルメール

皐月賞/天皇賞(春)

ドバイターフ/かしわ記念

・デムーロ<ミルコ>

NHKマイルC/優駿牝馬

英愛

ムーア

・ビュイック

<18マイルCS>

マーフィー

その他欧州

・デムーロ<クリスチャン>

<18阪神JF>

シュタルケ

ボウマン

・レーン

ヴィクトリアM

オリビエ・ペリエが長期的にかつ、継続的な欧州オフシーズンにおける参戦を続けてから、もう20年以上が経ち、全体的なオーストラリア競馬のレベルアップも同時進行し、そちらのオフシーズンが日本の春のビッグタイトル戦とリンクするから、必然的に、レーン騎手がクローズアップされることになった。

秋になると、オリビエは自身の技術の研鑽も兼ねて、毎年やってきた。

契約の関係で彼が来なくなると、ルメールが目立つようになり、そのうちにスミヨンもムーアも当然のように顔を出すようになった。

全ては、ミスターペリエの功績。

フェブラリーSまで乗って、芝シーズン開始に備えて帰る。みんな同じである。

ただ、一番目立ってきたのはデットーリ。

JCに3度勝つ騎手は、日本にもいない。

適性を見極めてきた馬ばかりだが、全て、背景の違う陣営の馬だった。

早々にこの域に達することは不可能だろう。

そんな彼と比較になるのは、今はムーアではなくマーフィーだろう。

開催が中山から東京に替わった瞬間、本来の自分のリズムを取り戻したかのように、ゆったりと構えることができていた。

5月から出稼ぎにいらしたレーン君も、流石に、若手のイケイケドンドンは、多頭数の日本のチャンピオンレースではそうは通用しなかった。

ペリエ騎手もデットーリ騎手も、若い時から実績を重ねていたが、日本でGⅠを勝った前後に、本当の実力を身につけた経緯がある。

本格化はその後。

初めての国外でのGⅠの経験。

ましてや、ダービー断然人気の馬に乗ったという経験値は、何にも代えがたい。

その点、ミルコもクリストフも実績は断然でも、そういう異次元の実績を残すほどの無双感はない。

ビジネスライクの移籍。

地元勢の意識次第でいくらでも、自分の立場を変えられる。

 

コラム