有馬記念2025の予想 過去10年のデータ傾向と有利な枠/出走予定馬の最終追い切り

有馬記念2025の予想 過去10年のデータ傾向と有利な枠/出走予定馬の最終追い切りの予想と出走予定馬の最終追い切り評価を行っていきます。
過去結果を見ても荒れる傾向のある中、有力な登録馬の中から鉄板軸馬とされる外厩仕上げの本命馬や消去法で消すべき馬、本命をも超える可能性のある穴馬をデータ分析!

歴代勝ち馬のサインを見逃さず、予想オッズを見ながら過去配当を超える払い戻しを狙っていきましょう。

レース名第70回有馬記念(G1)
グレード重賞(G1)
日程2025年12月28日(日)
発走時間15時40分
開催場所中山競馬場
距離芝2,500m
コース右回り
賞金5億円
レコードタイム2:29.5

有馬記念2025予想-予想オッズ/出馬表(馬柱)/出走予定馬の馬体診断/想定騎手/最終追い切り評価(枠順確定)

有馬記念2025の予想オッズと登録馬

枠順馬番出走予定馬騎手性齢斤量予想オッズ人気1週前追い切り最終追い切り
11エキサイトバイオ荻野極牡356.046.214栗東・坂路・良(助手)
800m 51.4-38.1-25.1-12.6(末強め)
栗東・坂路・重(荻野琢)
800m 54.1-39.2-25.7-12.9(一杯)
12シンエンペラー坂井瑠星牡458.024.99栗東・CW・良(坂井瑠)
6F 81.6-66.8-52.6-37.8-11.6(一杯)
栗東・坂路・重(坂井瑠)
800m 55.4-39.9-25.5-12.3(末強め)
23ジャスティンパレス団野大成牡658.017.45栗東・CW・良(団野大)
6F 83.0-67.9-52.7-37.7-11.5(一杯)
栗東・CW・重(泉谷楓)
4F 53.6-38.2-11.8(馬なり)
24ミュージアムマイルC.デムーロ牡356.04.92栗東・CW・良(C.デムーロ)
6F 78.5-64.4-50.8-36.5-11.4(一杯)
栗東・坂路・重(助手)
800m 55.5-40.6-25.9-12.5(馬なり)
35レガレイラC.ルメール牝456.03.81美浦・ウッド・良(助手)
6F 83.7-66.7-51.7-37.5-11.3(G前仕掛け)
美浦・ウッド・良(助手)
6F 82.9-66.3-51.2-37.0-11.2(強め)
36メイショウタバル武豊牡458.010.04栗東・CW・良(助手)
6F 79.8-65.1-51.2-36.5-11.4(一杯)
栗東・CW・重(助手)
5F 68.5-53.0-37.4-11.3(馬なり)
47サンライズジパング鮫島克駿牡458.098.720栗東・坂路・良(助手)
800m 54.6-39.6-25.8-12.7(馬なり)
栗東・坂路・重(鮫島駿)
800m 51.9-37.6-24.3-12.2(一杯)
48シュヴァリエローズ北村友一牡758.0149.321栗東・CW・良(吉村誠)
6F 82.2-66.5-51.4-36.9-11.4(一杯)
栗東・坂路・重(吉村誠)
800m 53.9-39.2-25.6-12.8(馬なり)
59ダノンデサイル戸崎圭牡458.05.03栗東・CW・良(調教師)
6F 81.6-66.4-51.8-37.1-11.3(馬なり)
栗東・坂路・重(調教師)
800m 55.3-40.9-26.7-13.5(馬なり)
510コスモキュランダ横山武史牡458.077.519美浦・ウッド・良(丹内祐)
6F 82.7-66.3-51.9-37.4-11.5(G前仕掛け)
美浦・坂路・良(横山武)
800m 52.7-38.4-24.7-12.0(G前仕掛け)
611ミステリーウェイ松本大輝セ758.065.818栗東・CW・良(松本大)
7F 98.9-67.0-52.6-37.5-11.5(馬なり)
栗東・CW・重(松本大)
6F 82.9-68.0-53.3-38.2-11.8(馬なり)
612マイネルエンペラー丹内祐次牡558.057.516栗東・CW・良(助手)
6F 80.9-65.2-51.1-36.6-11.4(直強め)
栗東・CW・重(助手)
7F 98.5-67.8-53.3-37.9-11.3(馬なり)
713アドマイヤテラ川田将雅牡458.019.16栗東・CW・良(荻野琢)
7F 98.9-67.1-52.5-37.2-11.6(一杯)
栗東・坂路・重(助手)
800m 55.4-40.2-26.3-13.3(強め)
714アラタ○○牡858.0167.022美浦・ウッド・良(助手)
5F 66.7-52.1-38.1-12.0(一杯)
美浦・ウッド・良(助手)
6F 82.6-66.4-52.2-37.7-12.3(直強め)
815エルトンバローズ西村淳也牡558.044.413栗東・CW・良(西村淳)
6F 85.6-68.8-53.0-37.0-11.1(馬なり)
栗東・坂路・重(助手)
800m 56.0-40.4-25.6-12.7(馬なり)
816タスティエーラ松山弘平牡558.020.78美浦・ウッド・良(助手)
6F 81.1-64.9-50.2-35.9-11.6(馬なり)
美浦・ウッド・良(助手)
6F 80.9-64.2-49.9-35.6-11.8(馬なり)
脚質1着2着3着4着以下勝率連対率複勝率
逃げ馬2回0回3回16回9.5%9.5% 23.8%
先行馬12回7回7回55回14.8%23.5%32.1%
差し馬5回11回6回93回4.3%13.9%19.1%
追い込み馬1回2回4回86回1.1%3.2%7.5%
枠順1着2着3着4着以下勝率連対率複勝率
1枠2回3回2回29回5.6%13.9%19.4%
2枠2回3回2回30回5.4%13.5%18.9%
3枠4回4回2回28回10.5%21.1%26.3%
4枠3回3回4回30回7.5%15.0%25.0%
5枠5回2回3回29回12.8%17.9%25.6%
6枠2回1回2回35回5.0%7.5%12.5%
7枠1回1回4回34回2.5%5.0%15.0%
8枠1回3回1回35回2.5%10.0%12.5%
種牡馬1着2着3着4着以下勝率連対率複勝率
ゴールドシップ5回2回1回39回10.6%14.9%17.0%
キズナ4回5回2回16回14.8%33.3%40.7%
ハーツクライ4回4回7回47回6.5%12.9%24.2%
ドゥラメンテ4回4回1回15回16.7%33.3%37.5%
エピファネイア4回1回1回16回18.2%22.7%27.3%
ディープインパクト3回5回9回47回4.7%12.5% 26.6%
ジャスタウェイ3回2回1回8回21.4%35.7%42.9%
トーセンラー2回1回0回4回28.6%42.9%42.9%
ネロ2回0回1回0回66.7%66.7%100.0%
キングカメハメハ1回4回1回30回2.8%13.9%16.7%

有馬記念2025 - 過去10年のデータ傾向

荒れるというイメージはないのだが…

ここ10年で消えた人気馬は、最終走だったゴールドシップと、不思議なオッズになったジャスティンパレスと印象に残るケースは確かにあるが、オグリキャップやトウカイテイオーのようなコントラストがはっきりした結果になることは、最近ほど少ない。 ローテが疑問のアーモンドアイは、明らかに過剰人気だったから、単純なまでにファンの自滅であった。 そのルメール騎手がこのレースと深い縁があるだけに、ルメール1番人気ではどうかとなったが、3歳馬でしか人気に応えていないから、斤量利をうまくいかしているという雰囲気もある。 意外と、2着がやたら多いのも特徴か。
古い順に、サトノダイヤモンド、キタサンブラック<3年連続出走も1番人気は一度だけ>、クロノジェネシス、エフフォーリア、イクイノックスと、勝ち切った面々は、王道のクラシカルなレースの本命馬だった面々ばかりで、秋に勝っていないクロノジェネシスだけ、宝塚記念勝ちの実績があった。 出てくれば人気になるが、1番人気には思えないメイショウタバルも、信頼できる存在ではそもそもないから、いくら他が怪しいとしても…。 微妙なラインのダノンデサイルとレガレイラの人気順は、意外と結果に直結する気もしないではない。 昨年もアーバンシックのルメールが継続騎乗で、人気になりすぎていた。

何だか、妙に気が合うエリザベス女王杯の好走歴がある馬

びっくりしたのがクイーンズリングとサラキア。 前年の女王杯勝ち馬と当該年2着馬が、穴馬券を演出している。 クイーンズリングは、エリザベス女王杯を勝つ馬になるのに、桜花賞トライアルはフィリーズレビューだったという馬。 小倉で覚醒の雰囲気のあったサラキア同様、400で割り切れない、日本競馬的概念である非根幹距離<=他国の根幹距離レースは、もう少し怪しい形状で発走のラインも妙な場所にあるケースが多いから、距離そのものの適性以外あまり気にしない傾向>への凄まじいまでの執着を感じる、意地の5歳牝馬大激走であった。 ジェンティルドンナやリスグラシューも5歳ラストランで、栄光のゴールテープを切っている。 ジェンティルドンナの娘もここで3着なのだから、より粘着質である。
リスグラシューなどは、エリザベス女王杯優勝後、矢作流の海外旅行パンプアップ作戦でどんどん大物になっていって、宝塚記念完勝の後は、変な形のコックスプレート<ムーニーバレー芝2040Mという不穏な設定>もぶち抜いた後、オーラスがいかにもYAHAGIらしいド派手なワンマンショーになった。 まさに、クロノジェネシスみたく、その手の女王であったというわけだ。 レガレイラが怖いのは本格派の根幹距離王者であろう。

ダービー馬を侮るなかれ

三冠馬はミスターシービーから不出走のコントレイルまで、出てくれば、見せ場を作る傾向。 アーモンドアイもダービー勝ちではなかったから消えたとも思えたくらいで、ディープインパクトも2年連続好走、ナリタブライアンは別物の4歳時を頭から消せば、納得の完勝劇であった。 オルフェーヴルに関しましては…、彼の才能が思惑通りに発揮された結果、全力で走らなくても、軽く勝ててしまった感じもある。
ドウデュースとスペシャルウィークのユタカコネクション、ダイナガリバーやエイシンフラッシュに見る意地。 それぞれの時代を彩ってきたスターの歴史に学ぶなら、好走例が過半数には満たないまでも、シャフリヤールもそうだったが、燃える条件ですくっと不振が嘘だったように立ち上がるのが、強運の持ち主たるダービー馬なのだと気づかされてきたことを忘れてはいけない。 軸になる存在である左回り巧者のダノンデサイルに加え、不屈の4歳秋から復調のタスティエーラにも注目するのみである。 いずれも掲示板に載ってくるはずだ。 今回は能力値の差で、ダノンデサイルだけを買うが、緩急の競馬が合うタスティエーラにも、展開が予想がだった時ほどチャンスはある。

秋天の黄金ローテは旧来型の視点であるが、ジャパンC組にもプライドがある

昨年はエリザベス女王杯とBCターフで敗れていた組が、菊花賞で人気になった人気上位馬を倒したわけだが、ステイヤーズS2着馬<=3歳のテイエムオペラオー>でも時代の最強馬に絡んでくるのだから、京都の金杯を勝って、一年ぶりに重賞勝利が有馬で、そこでは立ち直れないままのメジロマックイーン<天皇賞1位降着、JCキレ負け4着完敗>にとどめを刺したというダイユウサクのような例が生まれるのも、当然のことなのだろう。
総じて、時計勝負になって、異例の4歳時初勝利だったダイユウサクパターンが起こる理由は、今の時代ではまずないと言える<=出走馬のスピード能力がハイレベルになった>状況ならば、激しいマッチアップになったジャパンC組は侮れない。
実は、世界レコード級が出た1989、2005、2018各年のジャパンC出走馬は、連対するとさすがに苦しいが、絶妙に負けていると上位争いに絡んでくる。 JCスピード負けも春秋天皇賞馬のワンツーだった1989年、JCハナ差2着のハーツクライと4着だったリンカーンは、サンデー×トニービンのキレ配合でディープ斬りに挑戦、そのディープ斬りに成功のハーツクライの仔が2018年3着になったシュヴァルグラン。
親仔でジャパンCに光と影を生んだシンボリクリスエス→エピファネイアのラインを継ぐダノンデサイルは、体型がシンボリクリスエスのようだとキレ負けしないから、叩かれて、父に縁のなかった有馬で逆襲を狙う。 ハーツクライの血を持つダービー馬レイデオロの仔・アドマイヤテラの公式記録修正に賭ける執念<JC非公認1位入線馬の珍記録達成>にも期待であるし、この世代のダービー、菊花賞は色々なことが起きたレースでもあるが、出走馬の多くが、以降出世を果たしていることからも、戻ってきたビザンチンドリーム<地味な着順でもクラシック皆勤>にも絡めて、エキサイトバイオのみの3歳世代、タスティエーラ以外は…、という5歳世代などと比して、充実の4歳を取捨選択する有馬という見解で落ち着いた次第である。 ダービー馬もJC組も、4歳に圧倒的な安心感がある傾向は、当然のことでもあろう。

有馬記念2025- 出走予定馬の血統/成績/タイム

28日開催の有馬の歴史に倣うならば、一番の実力者が勝利する

ダノンデサイルの血統

全く有馬記念とは関係ないのだが、ダノンデサイルの従弟にあたる当歳に、持ち込みの男馬がいて、これがカーリンの直系孫、父のコディーズウィッシュというのが、マイル前後を中心に16戦11勝の豪傑であるから<東海岸寄りの内陸と西海岸、全く環境の異なるコースでBCダートマイル連覇>、何となく、ダノンデサイルの母親がスピード優先の馬であった<トップデサイルはBCジュベナイルフィリーズ2着馬>から、デサイルの同期に似たような配合のビッグスターとなったマイラーがいる<皐月賞でニアミスの形となって、互いに別のフィールドで活躍>ことでも、どうも気になってしまった。
昨年の有馬記念を制したのは、両方のベースが中距離タイプのベストトゥベスト様な形であったレガレイラ。 事実上良血の、種牡馬の構成は全く同じであるアーバンシックも、結局、展開が少し向いたのだろうが、皐月賞4着馬の実力を見せつけるように今年の天皇賞・秋の5着に入った。 器用であるのか否か、馬格のサイズに出るわかりやすいスタイルの違いが、常識的ば相馬の観点から、その見た目の通りだったとするならば、ダノンデサイルはむしろ、ジャンタルマンタルのライバルでもおかしくなかったが、父父有馬記念正面突破の2連覇であるシンボリクリスエス、父菊花賞、ジャパンC、ハマれば相手は関係ないという圧勝劇だったエピファネイア<産駒はいくらかまともであるが、結局、ダノンデサイル経由の血が生き残りそうな雰囲気が出てきた>の影響力が、あまりにも大きかったようにも感じる。
正統派の中長距離型という見立てで、あえて、騎手のジャッジは東京のマイル戦だった<当然競馬に参加できずに4着止まり>というところが、今回のジャパンC直行ローテに直接的な影響を及ぼしているのだから、仕事ができる人間が多ければ多いほど、競走馬はいかに充実した現役生活を送れるもののだとか、思い知らされたものだ。
左回り向きの性質は、走法やそのバランスから感じるものだったろうが、中距離戦ではなかったところが、恐らく、成長力に大きな影響を及ぼしている。 川田騎手が大事なものを壊さないように、課題を一つ一つ克服させていく過程で、マイラーとして純化させていった成功のモデル以上に、強烈なインパクトを残しているとここで証明するならば、種牡馬の価値を、何故か、ダービー以上に高めることに成功させるステップとなる有馬記念勝利は、大きい結果を、思惑以上のものとしまう可能性を持つ。
オルフェーヴル以降の優勝馬で、牝馬と種牡馬入り敵わなかったブラストワンピースを除き、少し血統が地味すぎるゴールドアクターを例外とすると、ゴールドシップ、サトノダイヤモンド、キタサンブラックと全て、その産駒たちは3歳のG2以上のレースを勝っているのだ。 生産界にとって、この今年が最もプライオリティーが高いことを理解するならば、キタサンブラックのように、2度も敗れながら、惜敗だったことがラストランに繋がっているとすると、無論、エフフォーリア、イクイノックス、ドウデュースにも注目ではあるが、ダノンデサイルもここを勝ち切ってしまえば…。 今の陣営の興味は、来年の目標であるわけだが、昨年の忘れ物を取り返すことが、想像以上のインパクトがあることを、例のいとこのエグい血統構成から立ち返って、妙な妄想に取りつかれる筆者なのだ。 勝ってしまえばいい、それだけだ。

有馬記念2025 - レース展開と最終予想

有馬記念というのは、あまり真剣な検討をするような類のレースではない。 今年も本命にするダノンデサイルから見た、昨年の短評は以下の通り。 中山競馬の達人である横山典弘が、風とビッグベイビーに翻弄され、わざと、直線向かい風のデメリットを完全に逆手にとって逃げたのだが、気持ち、向こう流しで皆に合わせて走ってしまった関係で、2頭に直線で迫られたという構図。
どんなにガタガタの出来でも、アーモンドアイさえいなければ、あのジャパンCも勝っていただろうというコントレイル評と、父がそうであるように、無敗の三冠馬は、セントレジャー、ベルモントS<日本では菊花賞>の ダメージを引きずって、直後にあっさりと敗れるという不吉なジンクスを乗り越えられなかったことに変わりないとしても、その中では、最も勇敢な記録、中1週ローテで下痢ピーだったと伝え聞くシンボリルドルフよりは、少しマシな状態だったからこそ、勝てていればその後も…。 そうはいかないというのも、また競馬の面白さだとすれば、ダノンデサイルにも、まだまだ残り目はあるとできる。
そもそも、真剣にあまり一生懸命走るタイプではないというのが、三冠馬の共通点。 そこからはみ出したナリタブライアンとディープインパクトは、痛みとの戦いが生じると苦しい展開に追い込まれていたが、そうでなければ、どういう形であれ、勝ち切って見せた。 ディープインパクトはレース選択と騎手の芸術的なアプローチにより、不安定なはずのレーススタイルに、確実性を与えることに成功していた。 ハイペースばかりでは、もっと早くに馬が傷んでいたのかもしれないが、後ろでレースをコントロールすることに長けたあの男は、中山以外で、伏兵の勝手な振る舞いを許さなかった。
逃げられるような構えで、じっくりとした差しのポジションを整えた後だからこそ、中団ポジションにはつけられるはずの今回は、同期のメイショウタバルとサンライズアース、アドマイヤテラという、強烈なキャラクターを備えたジョーカーが、平凡ではない有馬記念を演出してくれる。 きっと、みんなにっこりの有馬記念になる。 去年とスタンスは変えず、軸はほぼ同じで、予想を組み立てた。 展開は大きく異なるだろうが、いくつかの競馬場で結果を、G1馬らしい振る舞いが出来ているならば、軸に相応しい存在は、まず疲れがたまってない限り、ひどい競馬にはならない。 今の時代、そんな使い方をする調教師は、すぐに干される。
ここで、決め手となる要素を、少し変わったアプローチで挿し込むことにした。
『過去3回のみの12月28日開催』
・2003年 シンボリクリスエス<連覇、同年に秋の天皇賞も連覇>

・2008年 ダイワスカーレット<天皇賞の激闘を経て、圧巻の逃げ切り>

・2014年 ジェンティルドンナ<G1・6勝馬のラストラン、中山は最初で最後>

『27日開催』の場合 ・天皇賞馬対決を秋から連覇のヤマトキョウダイ ・ユメ馬券の悲喜劇 ・パーマーとダイタクヘリオスの逃走劇 ・春秋グランプリ連覇2度、ゴールド違いのニュースター爆誕

詳細は端折るが、年末のボーナス込みで、ファンが大枚をぶち込める状況が揃った、規定で一番最後の中央開催が有馬記念となった年に、妙なことが発生しているのである。 強い馬が強い競馬をすることが多い28日開催と、むしろ、ろくなことが起きないことの方が遥かに多い27日開催との見事なコントレスト。
28日に開催できるようにしたのは、ホープフルSの創設<元来、欧州の芝シーズンを締めくくるのは2歳G1が多いという慣例に倣ったまでのことだが、日本ではやけに評判が悪い、同日重賞多数開催に否定的な声も根強く、これが一定数存在することへの対処として行ったある種のJRA側の改悪に、変な落としどころを見つけたファンにもそれなりに落ちがあるように思う、いつでも、欧州のような凋落の危機が迫っていることを理解せねばならない>を思い立ったことに始まり、最初は阪神Cがその役割だったが、晴れてG1になって、ホープフルSと29日固定開催の東京大賞典とのコネクションが良くなったという、主催者側の都合でグッジョブであったというオチ。
そもそも、有馬記念だって、一定以上のハイレーティングの馬が揃えば、ファン投票なんて無意味になるのだが、意外なほど、関心があったりするから、妙なことも起きる。 人間の思惑で期待通りの競馬になる事の多い28日開催の傾向に倣うなら、あまり人間の意思に左右されないような振る舞いが目立つベリベリホースがぶち抜いてくる、ハードな展開であっても、ファンは納得できるはずなのである。 種牡馬としての価値も少し高めることのできる有馬記念なのだから、ダービー馬にとって、このタイトルは案外重要なのかもしれない。 だから、勝ち切ってしまえばいい、そう述べたのである。 右回りやレコード好走の反動など、全てのマイナス要素を底力勝負必至の有馬記念で、問答無用に一刀両断した時、少しくらいは年度代表馬の票も2割くらい増えるのだろう。
記者の皆さん、ブリーダーズCクラシックの価値を理解しないで、本当に投票しないでください。 現地の関係者が、苦虫を嚙み潰したような表情になったのは、その価値が絶大であるからの証左であるのだから。 デサイルを推す有馬記念の展望で話すことではないが。