安田記念2026【結果】|レース後コメント/動画/払い戻し/回顧
【レース結果速報】1着シックスペンス(21.6倍) 2着ガイアフォース(2.9倍) 3着ワールズエンド(15.1倍)
| レース名 | 第76回安田記念 |
| 日程 | 2026年6月7日 |
| 優勝馬 | シックスペンス |
| 優勝騎手 | 武豊 |
| 勝ちタイム | 1:32.1 |
| 馬場 | 良 |
| 3連単配当 | 65,720円 |
安田記念2026 - レース結果・配当・払い戻し・オッズ
| 着順 | 馬番 | 馬名 | タイム | 着差 |
|---|---|---|---|---|
| 1 | 2 | シックスペンス | 1:32.1 | - |
| 2 | 7 | ガイアフォース | 1:32.1 | クビ |
| 3 | 6 | ワールズエンド | 1:32.1 | クビ |
| 4 | 7 | セイウンハーデス | 1:32.1 | クビ |
| 5 | 8 | パンジャタワー | 1:32.2 | クビ |
| 単勝 | 4 | 2,160円 |
| 複勝 | 4 | 540円 |
| 複勝 | 11 | 460円 |
| 複勝 | 14 | 140円 |
| 枠連 | 2-6 | 3,630円 |
| 枠連 | 2-7 | 1,100円 |
| ワイド | 4-11 | 4,200円 |
| ワイド | 4-14 | 1,600円 |
| ワイド | 11-14 | 1,110円 |
| 馬連 | 4-11 | 6,390円 |
| 馬連 | 4-14 | 2,430円 |
| 馬単 | 4-11 | 13,980円 |
| 馬単 | 4-14 | 5,960円 |
| 3連複 | 4-11-14 | 16,210円 |
| 3連単 | 4-11-14 | 84,350円 |
| 3連単 | 4-14-11 | 65,720円 |
安田記念2026 - レース後コメント(騎手/厩舎)
「いい仕事ができたと思います。急遽の騎乗でしたが、結果を出す事が出来てとても嬉しいです。(プランは)乗ったことがあるジョッキーにも色々と聞いていましたし、調教師ともレース前にじっくり打ち合わせをして、それを考えて乗りました。調教師からも『前に行っても粘れる調教をしてきました』と聞いていたので、ハナに行ってもいいくらいの気持ちでした。前もなかなか止まらなかったですし、後ろからも来ていましたが、手応えは悪くなく、この馬の強いときのイメージがあるので、いいのではないかと思いました。
(武豊騎手はJRA・GIの最年長勝利記録を更新で)嬉しいですね。田中博康調教師とも、彼がジョッキーだった頃から非常に仲良くしていて、一緒に勝てたら良いねという話もしていましたし、実現できました。(ウオッカ以来の安田記念勝ちで)久しぶりですね。嬉しいです。今日あらためて強い馬だと思いましたし、彼(シックスペンス)もこれをきっかけに、これからも活躍出来たらと思います」
※優勝した武豊騎手のコメント(シックスペンス)
安田記念2026 - レース結果動画(YouTube)
安田記念2026 - 回顧
キズナの産駒で古馬タイトルを得たというのは、エリザベス女王杯を制したアカイイトを除くと、ダートで活躍する本質芝馬という疑いが濃厚のダブルハートボンドが思いつくくらいで、あとは、この安田記念連覇のソングラインが最初に出てくるだけだから、牝馬ばかりであった。 パンチ力十分のキャリアを残したジャスティンミラノが同期にいるシックスペンスは、思い切り、そのキャラを対比で評価される対象になっていたから、無敗の皐月賞馬に対し、そこをパスして、ダービーでジャスティンミラノらに完敗の結果では、同じ連勝ストップでも、大きく意味合いの異なる結果であるのだから、何としてでも、タイトルが欲しかったところで、大金星ゲットはかなりの価値を持つ。 種付け料の設定からして異なるレベルだろう。
ディープボンドやナチュラルライズのように、粘り込んで何とかしようと踏ん張るイメージの産駒イメージがあるキズナは、追い込み脚質だった父と真逆の性質を示す雰囲気がある一方で、2017年のこのレースの覇者であるサトノアラジン同様、パワーのストームキャットを取り込み、サンデーサイレンス-ディープインパクトのキレの性質に、鋭さを秘めるミスタープロスペクター系のファピアノが持つ後半スパートに特化したスピード能力を足されると、こういう結果もあるということは、既に示されている。
同じ川田騎手が乗ったダノンキングリーも、母母以降の配合は大分違うが、同じような差しの競馬で、ディープインパクト×ストームキャットの成功例を再び作った。 それから少し時間がたったわけでもないのに、間に、ディープ×ストームキャットのキズナの娘が連覇しているのだから…。 何かに気づくならば、武豊スイッチ<田中博康調教師との極めて良好な関係性はサークル内ではよく知られるところ>の前に、これに気づけていれば、展開利は昨年以上に考えられた状況で…。 いずれも、決め手比べの安田記念で台頭の構図ならば、展開読みさえできていれば、何てことはないレースであったと、多くのファンが悶絶する結果になった。
筆者の期待は、ワールズエンドが飛ばすこと。 ところが、武豊騎手が好位につけることだけは見えていた状況で、乗り馬がG1馬から、勝ち切れないというジレンマを抱える良血5歳に、急遽もいいところの週中でのスイッチが発表されていたから、実質的には、スロー展開は、ここの時点で決定であったのだ。 京王杯スプリングCの逃げも、
34.1-45.5-56.5
超高速の初の東京開催2週目の土曜メインで、発表は当然の良馬場であったことを踏まえると、乗れている津村騎手の逃げは、即ち、自分が利する形に出ることが大いに見えているのである。
早々に、ジャンタルマンタルの視界は秋の総決算に向けた流れにシフトしていたから、香港遠征もそのことを踏まえた、ドバイからの目的地変更での強硬参戦を思えば、長い視点でこの安田記念を展望しているならば、内枠4番枠にシックスペンス、ちょうどいいスロー逃げに持ち込むのにストレスの小さい11番枠のワールズエンドと、その枠が発表され、それよりも外に人気馬がいるのだから…。 つくづく、芦毛のガイアフォースが勝ち運に恵まれないと、観念するしかないようなゴールシーンであった。 特には応援していなかったが、軸馬の一頭でもあるし、さすがに、前崩れが好走条件のウォーターリヒトが、展開不適の雰囲気しかなかったので、想定されるゴールシーンへの期待は、7歳の真っ白な少年のような性格の男馬に転じたものの、やはり…、という結果。
シックスペンスはブリンカーもあったから、武豊騎手は想定もしていただろうが、好位ポジションを意識的に選択し、巧みに、今一番信用できるペースメイカーになる津村騎手が乗るワールズエンドに、全体のレースを支配してもらいつつ、ゴール前はごっつあんですという青写真取りになったものの、実際は、掛かって少し消耗の惜敗という構図も見えていた道中。 ルメール騎手も散々魅せてきたそれは、武豊騎手の魔法にかかれば、他が少し追走に戸惑うような展開に挿げ代わるという感じだったか。 差してきたのは、唯一、信用できるG1級のマイラー・ガイアフォースだけだった。
外枠が明らかに不利であったルメール騎手のトロヴァトーレも、本質は、もっと長い距離の方が合いそうなアスリート的見解に反し、気性が少し危ない面を抱える影響で、長いところを使えなくなったという事情で、夏には今後の展望のためにダート参戦も、前との差がある結果に終わって、ここも直線勝負が全く利かない展開で9着。 一時は1番人気もあったはずという、アドマイヤズーム回避の割を食った過剰支持の雰囲気さえあったが、この辺りが、東京の決め手比べでの限界であることも示した。
対して、レーベンスティールとの比較もされやすい、やや、使える脚への不安材料を抱えるシックスペンスのモチベーションというのは、ある意味、いい方に作用する不安定さがあるのか、ダートを使って、少しだけ精神的に図太くなったのか、マイラーズCの決め手比べでは不発も、前に出て、自身のキレ味を少し殺ぐ形で、上がりというか、全体も勝ち時計も少しセーブ気味で…。 そういう勝ち運を持ち込んだのは、シックスペンス自身なのか、はたまた、国枝調教師の持っていない部分がなくなったのか、それとも、持ちすぎている男・武豊騎手の最年長G1制覇記録再度更新<結果として、2年越しとなった>の好機と、これを信じて已まない、勝ち気ないレジェンドの勝負勘を刺激したことが要因だったのか、いずれにせよ、シックスペンスが今回は持っていたことになる。 いずれも、ジャンタルマンタルが普通の状態であるならば、まるで太刀打ちできない連下候補であったはずだ。
ダービージョッキーになった松山騎手の、最も、重要な局面で勝ち運を呼び込んでくれる存在となったパンジャタワーは、高松宮記念ほどのガッツある競馬には至らず、最後は伸びきれなかった印象の5着。 ジャパンCで爽快にもほどがある、魅せる逃げを見せたが、あのガイアフォースが過剰支持になった菊花賞で逃げていたセイウンハーデスが、揉まれるに、すっきり先行のリズムならば、これを捉えることは難しかった。
戦前から、この馬の距離適性について、色々な評価がまぜこぜになったのだが、今の松山騎手のジャッジが最も健全な評価にも思えた。 万能型であるのかもしれないが、今は1400くらいがいいのではないか。 それこそ、この東京で弾けるような伸び脚で勝ち切った京王杯2歳Sのような設定が無難なレース選択であるならば、この結果は、極めて順当な掲示板確保の内容だったと、正当な評価は可能になるのだが、これが本当に正しいのかは、最終的に、キャリアを完了してから出ないと難しいところもある。
ややレーン人気に後押しされたような一桁オッズのステレンボッシュは、結果的に、枠にも騎手の手順にもあまり問題ない競馬になったものの、あくまで全ての結果が出揃ったから言うわけではないが、不利も多かったトロヴァトーレに、再び先着を少しだけ許す10着。 両騎手の持つ勝負運を、ほとんどレジェンドが独り占めの展開となったから、来週の宝塚記念も苦しい立ち回りを求められる状況でもあり、ほとんど、春の営業は終了に近い印象も受ける。
ミュージアルマイルはドバイ断念、香港遠征顔パス不可の判定<歩様検査をパスできない可能性ありの通告>を経て、休み明けでは苦しいレース傾向の宝塚記念で、レーン騎手とのダービー以来のコンビで、いくらか距離不安も本質的に抱えるので、チャンス十分とは言い難い。 また、武豊騎手の記録更新が可能が条件が揃った。 人気がない方のダービー馬か、人気になるダービー馬が、最高齢記録を横取りしていった男の速攻再奪取となるか。 何だか、オーラスに向けた、準備体操のような安田記念であったという印象が、きっと、来週の結果と合わせて、記憶される2026年春シーズンとなりそうな感じもしてきた。


