チャンピオンズカップ2019 展望

ルヴァンスレーヴさんの復帰の時期が、父シンボリクリスエス氏の頃合いを見て、スパッと20歳で繁殖活動から身を引いたことで、より慎重になる気がしないではない。

まあ、エピファネイアが何頭かは後継馬を残せそうな状況だから、こちらも頃合いを見計らってという形になるのだろうが、出てくる以上は勝たないといけない立場なので、半端な状態での復帰はないと考えるのが筋だろう。

さて、浦和のJBCということで、想定される以上の毛嫌い感が伝わってきた。

誰もいないではないか。

おかけで、今年復活したみやこSには、インティもノーヴァレンダも、ウェスタールンドや注目株のスマハマなどが登場する予定。

武蔵野Sも土曜重賞の雰囲気とは一線を画したメンバーが出てきそう。

タイムフライヤーは結果が求められる。

一応、それらの名かも最も注目すべきなのは、ドタドタ感がまだある日本競馬界におけるダートの究極の良血馬であるクリソベリル。

深いダートはともかく、変な格好になって無様に負けるのは否というのが伝わってくるような船橋なら使うという前哨戦の選び方で、むしろ、古馬がビビッてロクなのが出てこない感じで快勝した時点で、中心馬は確定的。

ここまでは、昨年のルヴァンスレーヴと大体同じ。

よりスマートにレースをできるクリソベリルさんの魅力は、坂も左回りも園田の小回りさえ楽々こなしていること。

これも川崎で早くから結果を出した前年覇�者とそっくり。

週末のみやこSでは、先行型でそれを真っ向潰しにかかるメンバーと、そこでもその前でもいい脚を使いながら、また届かずというタイプがしっかりと力を示すことで、より長い直線の中京での戦い方も見えてくるという雰囲気。

一応、適距離に戻るインティには、ドバイなどに向けたステップとして、アーモンドアイ的な無敵感を示してもらいたいところだが、ダート戦は事前の好成績も重賞だから、上がり馬の登場も望ましい。

みやこS勝ちのスワーヴアラミスという流れが、全体のレベルを上げると思うが、希望的観測が過ぎるか。