ホープフルステークス2025【結果】|レース後コメント/動画/払い戻し/回顧

【レース結果速報】1着ロブチェン(19.8倍)2着フォルテアンジェロ(6.4倍)3着アスクエジンバラ32.9倍

レース名第42回ホープフルステークス
日程2025年12月27日
優勝馬ロブチェン
優勝騎手松山弘平
勝ちタイム2:01.0
馬場
3連単配当368,180円

ホープフルステークス2025 - レース結果・配当・払い戻し・オッズ

着順馬番馬名タイム着差
14ロブチェン2:01.0-
211フォルテアンジェロ2:01.13/4
315アスクエジンバラ2:01.21/2
42アーレムアレス2:01.4 1
56バドリナート2:01.4ハナ
単勝41,980円
複勝4660円
複勝11250円
複勝15590円
枠連2-6520円
ワイド4-112,380円
ワイド4-156,380円
ワイド11-152,790円
馬連4-118,310円
馬単4-1119,100円
3連複4-11-1555,140円
3連単4-11-15368,180円

ホープフルステークス2025 - レース後コメント(騎手/厩舎)

「嬉しいです。馬が本当によく頑張ってくれて、去年は杉山厩舎で2着でしたが、今日はこうして勝てて凄く嬉しくて、思わずこみ上げてくるものがありました。スタートだけしっかり決めてあげたいなと思っていて、あとは馬のリズムで走りたいなとは思っていたので、いいところで折り合いもつきましたし、いい形で脚もたまっていると思いました。最後はかわしてくれ、という気持ちと、調教の動きでも終いは凄く切れるいい動きをしていたので、こういう脚も使えると思っていたので、何とか届いてくれ、という気持ちでした。

 新馬は重馬場だったので、参考外なところはありましたが、こうしてきれいな馬場でもいい脚を使ってくれたので、これからどんな条件でも楽しみだと思います。まだ緩さはありますが、これからもっともっと成長できる馬だと思うので、先が楽しみです。(年間GI3勝目は)自分でもちょっとビックリですが、本当にたくさん良い馬に乗せていただいて、馬が本当に頑張ってくれたおかげだと思います。明日もしっかり頑張りたいです」

※優勝した松山弘平騎手のコメント(ロブチェン)

ホープフルステークス2025 - レース結果動画(YouTube)

※実況レース映像

ホープフルステークス2025 - 回顧

母系には北米におけるステークスウイナーが居並ぶいい血統と評するのが妥当。

母の配合がジャイアンツコーズウェイ×アンブライドルズソングなのだから、ディープ系のステイヤーを配するのに、一番適した相手でもあったが、あのキレ味は素晴らしい。


とりわけ、中距離戦ではモタモタ走っていたワールドプレミア<菊花賞、天皇賞・春>であるから、工夫すべき条件は狭まるはずのところで、主要系統のラインに、その母方はラーイとカロ、母母母父シアトルスルー、セクレタリアトなどを経ないボールドルーラー系ということでも、ハマれば面白いスピードの仕込みが施されているから、その通りになると、この感じの結果も納得。


タフ馬場の様相でもあってか、芝の塊が飛ぶ場面もあった芝状態を味方につけたのは、外を回した馬ばかり。

フィエールマンにリオンディーズ…。

内からスマートに抜け出して勝ったことのあるディープ産駒がワンツーだったが、似たような戦績のワールドプレミア、フィエールマンがここで上位を占めるあたり、この世代の競走馬には、色々な期待を寄せたくもなった。

見当外れの予想ではなかったが、こういう波乱は歓迎である。

皆にチャンスがクラシックシーズンが開幕しようとしている。


ルガルが復活勝利、こちらの杉山晴紀厩舎の一頭は、結果として、昨年のジョバンニと同じようなレースの運びをした、厩舎の主戦級でもある松山弘平騎手が好アシストする格好で、こちらは正反対にキャリア1戦のみの若駒を、これ以上ないサポートでねじ込んで見せたのだから、波乱含みの一戦を東西とも制したファンでなくても、面白い土曜競馬を堪能したはずだ。

番手でレースをコントロールした草野太郎騎手のエコロデュエルだけはみんな当たっただろうが、有馬記念に向けて、色々と気合の入るような結果になったことは確か。

最後は、リーディングトレーナーの破壊力の前に、ライバル陣営は散ったまでのことだろう。

ここを信ずるものだけが、高笑いの結果だった。


それにしても、ワールドプレミアもその仔のロブチェンも素晴らしい。

この馬が産駒初勝利であったにもかかわらず、自家生産馬に対する気持ちを大切にしたいという思いもまだあるのだろうノーザンファームが、珍しく、伏兵の勝ち馬を送り込んだのである。

一応、競りを通しているから、皆の厳しい視線を一回は浴びているわけだが、高騰を続ける国内セールにおいて、2000万円台で込々の購入価格になったということでは、その産駒の数からして、見事な大当たりがすでに仔馬の時から、分かっていたということになる。


軽くそのファミリーのラインを眺めてみただけだが、春の種付けに、2歳G1を制した種牡馬として名を上げるとするならば、それはそれで、大変な功績をロブチェンは上げたとも言える。

それこそ、昨年のジョバンニの続きを見ているようで、クロワデュノール級が混じっていなかったのは事実でも、現状、完成度以外の面でも距離適性や末脚の確実性などを、王道のクラシック路線で示したこの内容は、相対的な世代レベルを示しているようでもあった。


変なレース展開になって勝ちそびれ、勝ち運からやや見放されている感じもあるフォルテアンジェロにしても、シュールに過ぎたあのシュトラウス事件と、その流れの中で生じた同年このレースにおけるタリフラインの事故など、マーカンド騎手にはまだいい印象のないファンも少なからずいるのかもしれないが、英国における立ち位置を少しずつ前進されると共に、昨年から変わり身を見せるトムも、また立派な騎手になろうとしているレース運び。

スローの好位から少し下げたポジショニングは、王道に等しい狙い目のスパートの真の意味での好位とできる。


普通の競馬をして、賞金を加算した意味は大きい。

距離が短いところでなくても、キレ味勝負になった時、ある程度のレベルに対応できることを示した。

騎手の好アシストと同時に、フォルテアンジェロの非凡な才能も評価される一戦となった。


アスクエジンバラは惜しかったが、何故、福永調教師がこんなに使い込んでいるのか<怒涛の6戦目で元気いっぱいなのは、古い時代の競馬を少し噛んでいる者とすると、とてもオーソドックスな伏兵の戦略に思えた>、岩田康誠に拘る理由はどこなのか、キング騎手が注文をつけたことでも<幼いという評価をしている>、よくわかるように感じる。

これもお勉強。

惜しい結果であるが、微妙に重賞2着賞金は大事な場面で効いてくる。

自由度の高い個人馬主の持ち馬という利点を、調教師としてはまだ若手の福永祐一は、巧みに組み込んだ戦略を披露している。

良血でもそんなことを条件戦で繰り出しているが、今では貴重なこの手法が、再び見直される雰囲気もあるから、トレンドを作り出している感じもある。

雨馬場の結果が、キャリアの不足分を補ったロブチェンとは真逆でも、その効果は案外、同列に扱える部分はあるのだろう。

この何とも噛み応えのある結果。

若い記者、ファン連中などには、とても刺激あるホープフルSとなったはずだ。


アーレムアレスと直線窮屈なスペース追い込まれた本命のバドリナートも、評価通りくらいには走っている。

それに比べれば、人気になったアイビーS勝ちのアンドゥーリルと札幌王者のショウナンガルフが物足りなくも映るが、見た目の雰囲気は、重い芝の雰囲気であり、ショウナンガルフよりもはるかに格下に思えた同レース2着であったジーネキングに、今度は先着を許してしまったあたり、血統の特性から怪しい面を突如として全開にしておかしくなかったアンドゥーリル<サートゥルナーリア×オルフェーヴルという配合、はまさに諸刃の剣であろう>同様、池添謙一に委ねられた才能…。

大幅なプラス体重そのものは問題ではなかったはずだが、内面がまだ整ってなかったのか明らかである。

こればかりは個体差がある。

派手に早い段階で立ち回れば、相応の反動も出てしまう。

この馬場であるのだから…、というショウナンガルフに対する思いは埋まれてしまったものの、この遠回りは、決して遅れ差しの結果にはならないとここは信じることしかできない。


午前中の2歳未勝利が似たような流れになって、時計は1秒ほど速かった。

平均的な展開であり、勝ちタイムもバドリナートの父であるコントレイルやその前年同じように3戦不敗でこのレースを制したサートゥルナーリアなどが勝った時代よりも、いくらか、時計レベルは上がっているから、コントレイル比コンマ4秒は少し物足りないものの、現状のG1馬に相応しいかどうかのレース水準はかなりハイレベルでクリアしていたはず。


上がりのラップの方がもう少しかかって不思議なかったが、勝ったロブチェンとバドリナートをハナ差差した4着のアーレムアレスは同じ上がり3F・34.5秒。

コントレイル産駒の平均的な馬格より少し大きいバドリナートが少し不器用さをみせた中で、でも、厳しい展開を象徴するように、最後は外に出して末脚をフルスロットルで繰り出さねばダメだったレース展開に中ではよく粘った5着。

大して期待はされていなかった16番枠のオルフセンもキャリア2戦の馬とすれば、上がり1位タイグループで、トライアルが2月のG3で結果を残せば、即、ランクアップであろうから、札幌の結果が思惑通りではなく、1勝クラスもノチェセラーダにかっさらわれたのに、着順はこちらが上。


あまりどのレースもレベルが高くなかったという説が先行しそうだが、そこまでのレースの質であるならば、時計がもっと遅くなっている。

馬場はいつもよりも湿っていたから、求められる適性の点で、雨馬場も多い皐月賞やダービーの水準レベルであったとするならば、少なくとも、ハイペースの消耗戦になったこのレースで前に行って、掲示板に粘ったシンエンペラーやサンリヴァル程度の評価はついてきて、相応しいものがあるはずだ。

掲示板の境目で惜敗した面々の巻き返しが濃厚な中で、昨年はこの中で大敗のマスカレードボールが国内最強クラスに上り詰めた状況に、ここからが勝負であると、あたらめて、印象付けた乱戦の結末は、案外、ハッピーなモノであろうとここは信じる筆者なのである。