マイルチャンピオンシップ2025の予想 過去10年のデータ傾向と有利な枠/出走予定馬の最終追い切り

マイルチャンピオンシップ2025の予想 過去10年のデータ傾向と有利な枠/出走予定馬の最終追い切りの予想と出走予定馬の最終追い切り評価を行っていきます。
過去結果を見ても荒れる傾向のある中、有力な登録馬の中から鉄板軸馬とされる外厩仕上げの本命馬や消去法で消すべき馬、本命をも超える可能性のある穴馬をデータ分析!

歴代勝ち馬のサインを見逃さず、予想オッズを見ながら過去配当を超える払い戻しを狙っていきましょう。

レース名第42回マイルチャンピオンシップ(G1)
グレード重賞(G1)
日程2025年11月23日(日)
発走時間15時40分
開催場所京都競馬場
距離芝1,600m
コース右回り
賞金1億8000万円
レコードタイム1:31.3

マイルチャンピオンシップ2025予想-予想オッズ/出馬表(馬柱)/出走予定馬の馬体診断/想定騎手/最終追い切り評価(枠順確定)

マイルチャンピオンシップ2025の予想オッズと登録馬

枠順馬番出走予定馬騎手性齢斤量予想オッズ人気1週前追い切り最終追い切り
11トウシンマカオ団野大成牡658.048.213美浦・ウッド・良(団野大)
6F 81.9-65.7-51.6-37.5-11.6(馬なり)
美浦・ウッド・良(助手)
5F 65.5-50.4-36.6-11.7(直強め)
12シャンパンカラー坂井瑠星牡558.0162.019美浦・ウッド・良(調教師)
6F 78.8-63.6-49.1-35.4-11.6(一杯)
美浦・坂路・良(調教師)
800m 52.8-38.6-24.9-12.1(強め)
23ウォーターリヒト高杉吏麒牡458.0106.717栗東・CW・良(高杉吏)
6F 82.1-65.9-51.7-37.0-11.3(一杯)
栗東・坂路・良(助手)
800m 56.5-41.3-25.7-12.0(強め)
24マジックサンズ武豊牡357.032.410栗東・CW・良(武豊)
6F 79.3-64.3-50.1-35.5-11.4(一杯)
栗東・坂路・良(武豊)
800m 56.2-40.3-25.6-12.5(馬なり)
35アスコリピチェーノC.ルメール牝456.05.92栗東・CW・良(助手)
7F 94.4-65.3-51.5-37.0-11.3(強め)
栗東・CW・良(助手)
7F 96.1-65.7-50.9-36.3-11.2(強め)
36ガイアフォース横山武史牡658.011.04栗東・坂路・良(泉谷楓)
800m 51.6-37.5-24.1-11.7(一杯)
栗東・坂路・良(助手)
800m 55.0-40.0-25.4-12.4(馬なり)
47チェルヴィニアT.マーカンド牝456.024.76美浦・ウッド・良(助手)
7F 96.5-66.5-52.0-37.8-11.5(強め)
美浦・ウッド・良(助手)
6F 85.7-68.8-53.9-38.9-11.8(馬なり)
48カンチェンジュンガ藤岡佑介牡558.0113.318栗東・坂路・良(藤岡佑)
800m 51.7-37.5-24.4-12.4(末強め)
栗東・坂路・良(藤岡佑)
800m 54.1-38.9-24.8-12.0(馬なり)
59エルトンバローズ西村淳也牡556.030.59栗東・CW・良(西村淳)
6F 82.1-66.9-52.4-37.6-11.3(一杯)
栗東・坂路・良(西村淳)
800m 54.4-38.7-24.4-11.8(馬なり)
510ラヴァンダ岩田望来牝456.029.98栗東・CW・良(岩田望)
6F 85.0-69.2-53.7-37.7-11.0(末強め)
栗東・坂路・良(田中健)
800m 50.5-36.0-23.5-11.8(馬なり)
611オフトレイル菅原明良牡458.028.87栗東・CW・良(助手)
6F 82.4-66.2-51.5-37.2-11.5(一杯)
栗東・坂路・良(助手)
800m 53.4-37.7-24.2-12.2(馬なり)
612ウインマーベル松山弘平牡658.039.212美浦・ウッド・良(松山弘)
6F 84.0-68.8-53.9-38.8-11.4(強め)
美浦・ウッド・良(助手)
6F 85.1-68.4-53.6-38.7-11.6(馬なり)
713ロングラン岩田康誠セ758.0101.116美浦・ウッド・良(助手)
6F 81.8-66.3-50.7-36.3-11.3(強め)
美浦・ウッド・良(助手)
6F 83.4-67.6-52.9-38.4-11.9(馬なり)
714レーベンスティールD.レーン牡558.016.45美浦・ウッド・良(上野翔)
6F 78.6-63.8-49.9-36.6-11.7(馬なり)
美浦・ウッド・良(助手)
6F 82.5-66.1-51.2-37.1-11.6(馬なり)
715ジャンタルマンタル川田将雅牡458.02.11栗東・坂路・良(助手)
800m 53.2-38.4-24.6-12.0(強め)
栗東・坂路・良(助手)
800m 54.1-38.8-24.8-11.8(末強め)
816ドックランズM.ザーラ牡558.0179.420厩舎周りの曳き運動-
817ソウルラッシュC.デムーロ牡758.06.13栗東・CW・良(助手)
6F 80.1-64.8-49.9-35.4-10.9(一杯)
栗東・坂路・良(助手)
800m 53.7-39.3-25.0-12.1(強め)
818ワイドラトゥール北村友一牝456.080.714栗東・坂路・良(助手)
800m 54.1-38.3-24.6-12.5(馬なり)
栗東・坂路・良(北村友)
800m 56.1-40.8-26.3-12.8(馬なり)
脚質1着2着3着4着以下勝率連対率複勝率
逃げ馬1回1回0回18回5.0%10.0%10.0%
先行馬3回4回6回57回4.3%10.0%18.6%
差し馬12回13回9回118回7.9%16.4%22.4%
追い込み馬4回2回5回97回3.7%5.6%10.2%
枠順1着2着3着4着以下勝率連対率複勝率
1枠2回3回2回33回5.0%12.5%17.5%
2枠2回3回3回32回5.0%12.5%20.0%
3枠4回0回3回33回10.0%10.0%17.5%
4枠2回7回2回29回5.0%22.5%27.5%
5枠2回1回0回37回5.0%7.5%7.5%
6枠2回2回1回35回5.0%10.0%12.5%
7枠2回2回7回42回3.8%7.5%20.8%
8枠4回2回2回49回7.0%10.5%14.0%
種牡馬1着2着3着4着以下勝率連対率複勝率
イスラボニータ7回0回1回3回63.6%63.6%72.7%
ルーラーシップ5回3回4回24回13.9%22.2%33.3%
ロードカナロア5回3回2回48回8.6%13.8%17.2%
リオンディーズ4回9回3回22回10.5%34.2%42.1%
キズナ3回3回3回42回5.9%11.8%17.6%
ディープインパクト3回3回3回27回8.3%16.7%25.0%
ハービンジャー3回1回1回14回15.8%21.1%26.3%
ヴィクトワールピサ3回1回1回6回27.3%36.4%45.5%
エピファネイア2回3回3回28回5.6%13.9%22.2%
ダイワメジャー2回3回0回20回8.0%20.0%20.0%

マイルチャンピオンシップ2025 - 過去10年のデータ傾向

どれを押さえるかで、確信の度合いが変わってくるレース

来たのはグランアレグリアの2回の勝利とダノンプレミアム、イスラボニータら、中距離指向だった馬の転戦がハマったけど勝ち切れなかったという、計4回。 歴代屈指の名馬とも言えるモーリス、ソウルラッシュ<ドバイでの功績は大きい>などは、ローテと前走結果とを照合して、ファンが1番人気に支持しなかったわけだが、後から考えると…、であった。
そうした馬がジャンタルマンタル、アスコリピチェーノらに当てはまるとすれば、もうこの2頭が人気になることはわかっているのだから、不安に思うことはない。 穴党の付け入る隙は、残りの6年で馬券に絡んでいないというところ。 安田記念も1番人気ではなくて、共同通信杯以降で1番人気が全開だけだったというジャンタルマンタルには、両方負けているというところに死角があり、洋行帰りのアスコリピチェーノには、ローテと同時に、京都へのわずかな死角を秘めることを忘れてはいけない。 これを杞憂に終わるはずと捉えるかどうか。 このパターンで目の粗さが際立つネットにも引っかかる1番人気が多かったのは事実であろう。 自由に判断できるほどに、有力馬の選択肢は多岐に亘る。

リピーターレースか否か

確かに、連覇が発生する確率の高いレースではある。 初代チャンピオン・ニホンピロウイナーが連覇を達成したところから始まる、後進のレースであるから、全部のレースを知る関係者、ファンも意外なほどに多い。
一方で、前年以上に結果を出すためのエネルギーはかなり必要で、グランアレグリアは連対実績1回からの連覇、連続連対で昨年は制したソウルラッシュなどと、目立つ存在が最近また来ているから、人気にはなりやすいが、いずれも安田記念に実績があるという点も見逃せない。 詰まる話は、強いマイラーだから来ているとする方が常識的な見解であろう。
迷い道の末に、自分を取り戻せるか不安も抱えながら、ソウルラッシュに肖りたいエルトンバローズと、今年も元気に働く7歳のソウルラッシュと、いずれかどうしても買えというならば、結果を重んじるべきとなってくるわけで、これがガイアフォースに連続で先着を許し、京都で逆転の余地は残すが、ジャンタルマンタルには香港で先着したという、不戦勝みたいで好走の記録があるだけで、重い印を打つ理由は見当たらない。

4歳馬を素直に押さえるべき傾向は、秋のG1の基本的攻略法そのもの

半割の確率ながら、モーリスよりイスラボニータの方が人気になっていたり、アドマイヤマーズの好走例でも分かるように、意外な中穴的妙味も含めて、充実の4歳、3歳の時点でその才能を買われていたような馬の本格化に期待するというのは、競馬の世界の常識である。 3歳の時より、JBCのアンモシエラもミッキーファイトも強かったし、何と言っても、枠順から何から何までスペシャルな確変状態突入のフォーエバーヤングは、いとも簡単に勝ってしまったかのような錯覚を覚えるほどに、恐ろしいまでの才能の豊かさを大一番で示していた。
ジャンタルマンタル、アスコリピチェーノだけでなく、秋華賞を勝っているチェルヴィニアに着目したいというのもこの点で推し材料があるから。 来ると一番においしいのはこの馬。 しらさぎSの内容からも、3着は想定の範囲である。 祖母の姉であるシンコウラブリイも、4歳のこのレースを引退競走に設定し、雨に泣かされたながら、同期のスター・ニシノフラワーとの適性差や成長度合いの違いを見せつけるように、力強く抜け出して見せた。 説明不要のマイルタイトル持ちの2頭を含め、この3頭を買わない手はないが、牡馬が最近だらしない一方で、ラヴァンダやワイドラトゥールなど、3歳の時より評価を上げた面々も気になる。 元気なオフトレイルは京都巧者でもあるから、これらを穴でまとめて狙いたい。

北米産以外用なしの外国調教馬

吉田照哉氏の持ち馬であるサプレザだけ、2度馬券になっただけで、コートマスターピースやチャリン、ラクティなどは、この一頭を倒せば、混戦なので何とかなるだろうという思惑に反し、何もなかった。 5着に上がってきたチャリンなど、ブッシュドノエルみたいな丸太そのもののがっちり体型でも、よく頑張って、ムーアさんの叱咤に応えてよく頑張ったていたが、サプレザが8歳馬・カンパニーしかいない年に負けたというが全て。
マイラーという括りでは、少し迫力を失いかけながらも、オジサンコンビで、執念のG1奪取<横山典弘騎手にとってもなかなか手が届かなかった秋の天皇賞制覇は、奇遇にもダービー初制覇の年の秋の出来事だった>で、ついでにいつも通りのローテという感じでここを引退レースに設定して、難なく、最後のレースも勝ち切ってみせた。 お世辞にもレースレベルは高くなく、もしかしたら、サプレザにオリビエ・ペリエ<引退してすぐからなのかは不明も、最近は、動画で競馬関連の情報を発信しているらしい>が乗ってくるから、アンチの多いノリに対抗しようと2番人気に推されりもしたが、その後オルフェーヴルを倒すことに力を温存していたのか<彼が勝ちそびれた凱旋門賞を制したのが、オリビエの騎乗した伏兵のソレミア、エルコンドルパサーがモンジューとの一騎打ちに敗れた時と同じように、後続とは1秒余の差がついていたから、惜しいというレベルではない>、不発ではないが、適性を示しつつ、何ともおしとやかな3着に終わっている。
欧州のマイラーは、求められるトータルの時計も遅いせいもあって、総じて、さすがに少しは速いスプリンターと比しても、スピード能力に劣るとするのが筋。 こんな距離で上がりの競馬をしている国など、日本の砂馬場で強い馬を本場の土馬場に送り込む、どこぞの珍客とよく似ているが、言っても、内国産馬からBCクラシックのウイナーを出したのだから、文句を言われる筋合いもない。 今年のドックランズは、アスコリピチェーノやゴートゥファストらに先着したのものの、一線級とするには足らない。 だからこそ、適性を買いたいなる時に、サプレザのようにミスプロの血を受けたスピード型の素地があれば兎も角、サドラー×ダルシャーン直仔のマークオブエスティームでは…。 買うなとは言わないが、同じ1000円の使い道を考えらた時、もっと、日本の伏兵に手を伸ばす方が賢明なような気もする。

マイルチャンピオンシップ2025- 出走予定馬の血統/成績/タイム

戦前から決まっていたかようなワンツーの構図に、また、あの時と同じ雰囲気にもなってきた

ジャンタルマンタルの血統

これまで何度もG1を勝っていることで、短期間でこの馬の血統を幾度となく分析してきたのだが、兎にも角にも、このレースでネイティヴダンサー系そのものが、1989年のオグリキャップ<翌週、2着のバンブーメモリーと共にジャパンC参戦>、2000年のアグネスデジタル<古馬G1において、芝での初勝利を記録>という、枠からはみ出した馬だけの勝利の記録で、オグリキャップの1990年安田記念優勝からの同期間で捉えた同系統の勝利記録が計3勝、件のスターに加え、ここには顕彰馬のもう一頭であるロードカナロアが入ってくるのみ。 そこに今年、ジャンタルマンタルが入ってきた。
マイル戦線を中心に使われてきた中で、このようなローテの馬、4歳春までにG1を3勝しているのは、アドマイヤマーズぐらいしか思い当たらない。 古馬G1だけの記録となると、ここに更にタイキシャトルも入ってくるわけだが…。
日本の主流の血統がミスタープロスペクターに代表されるようなネイティヴダンサー系に、全体的なフェーズでも優勢となったのは、キングカメハメハ<ロードカナロアの父>が2頭目のダービー馬を出した2010年代の後半。 ロードカナロアの産駒もデビューしてきて、中長距離でも重賞で勝ち負けするようになってからである。 サンデーサイレンスが圧倒的な実績を残す中で、ネアルコを経ない直系という貴重さも手伝い、本当の実力を発揮した時、ドゥラメンテ最終世代の連続週G1制覇を目撃したばかり。
カーリン直系のスマートストライクを経たラインの中で、社台ファームが中心となって、パレスマリス産駒のヒットを予感していたのか、14歳になってから、輸入を決断するのは、これが半弟であるジャスティンパレスの活躍<ノーザンファーム産>もあってのことでもあろうが、新トレンドとして定着するきっかけを作ったジャンタルマンタルが、川田騎手の言葉の通り、いずれはチャンピオンマイラーになれる存在というそのことを示す大物、それこそ、タイキシャトルのような存在となるために、アスコリピチェーノ<父ダイワメジャーはこのレースで3年年続連対の上に連覇達成>を返り討ちにすることを望むのである。 恐らく、そうした流れの中にあるからこそ、ドゥラメンテの言霊が結果として現れたのかもしれないとも思うのである。 次週のジャパンCは、再び伏兵として挑戦者に戻るからこそ、ここで決めておきたい。

マイルチャンピオンシップ2025 - レース展開と最終予想

前々走の46.7→46.0秒のラップで完勝の安田記念は、46.1→47.7の後傾ラップ<ほとんど、マーカンドがシュトラウスを制御できなかったことが原因>となった朝日杯、46.3→46.1のバランスラップになったNHKマイルCを思い起こせば、大した内容ではない。 かなり、NHKマイルC後の復帰戦の選択で、後ろ倒しになってしまった挙句、いきなりの古馬初戦が休み明けの香港マイルなど、まず、用なし。
しかし、川田騎手の見解は、我々の見立てと少し違っていて、出負けは認めていても、その先のリカバリーで、好位付けまでは成功しているので、リズムそのものは悪くなかったという。 何か、その約1年後の秋華賞でも、そのようなコメントが残されたが、内面が伴ってこない若馬の敗戦とすれば、遥かにこちらのジャンタルマンタルの方が、納得感のある敗戦であった。 よく頑張ったね、それだけで十分であったようにも思えた。
休み明けから走る馬ではないから、現に、安田記念は休み明けであったが、富士Sは酷暑を過ごした後ということ以上に、一旦は、アスコリピチェーノらが敗れたあのフランスの競馬に挑もうと、一度は思ったくらいで、回復度合いと調整の難しさもあったから、諦めたというのが実際のところだろう。 より安全に発進するイメージが既成事実化されている叩き台で、ガイアフォースに<横山武史騎手の機転に、とすべきか>隙を突かれただけ。
富士Sのラップは、中盤に11.6秒を立て続けに3連発の後に、ガチンコの上がり勝負。 何となく、トライアル的なレースになっていた。 G1を制した、3歳以降での2勝は、いずれもタフな競馬での力負けの後だった。 むしろ、本番前にハマったガイアフォースに、本番はやりにくい条件が整っているから、一旦、相手から消すくらいでいい。 前にいれば、じっくり構えて倒すストーリーを、事前に組み立てているだろうから、実行するだけ。 ガイアフォースは東京の方が動きがいいから、この辺りは不問のジャンタルマンタルはこれには負けないと思う。
そこで対抗格のアスコリピチェーノや3歳の勇者2頭、未対戦のクラシックホースなど、ライバルになりそうな相手は数頭思い浮かぶのだが、何より、万全の態勢で久々に使えることは大きい、などと、ジャンタルマンタル1着付けで安心して寝ている土曜競馬の解説者が、いっぱい同じことを言うかもしれないのは、少しだけ不安ではあるが…。
エリザベス女王杯でステレンボッシュを復活走に導いているかどうか、現状ではわからない筆者であるが<3、4着などでも、十分なほどにガタガタの状態>、ルメール御大の無双ぶり、リーディング争いを最後には必ず制す無類の勝負強さなど、東京で際立つ、多様な勝ち筋の披露に、伏兵の挑戦ではなく、G1馬でまたジャパンCに挑む段取りを整えたこの男が、必ずしも、得意には思えない京都の競馬に挑むアスコリピチェーノに、どういったアプローチをしていくのかも気になる。 日本では背負わない斤量に道悪が重なり、時計は遅くならなかったが、小脚を使えないという死角が敗因にもなった、あの豪快に追い込んだヴィクトリアマイルと正反対の競馬で、勝ちに出ないことで、着を拾うことは出来そうだが…。 勝ちに容易に動きを求めた仕掛けを早めたところで、持ち味は活かせない。
ステレンボッシュの復活も気になるが、同期ではしっかりと生き残っている2歳女王が、ラヴァンダやチェルヴィニアとの対戦の中で、これを制すればいいという流れも、何か、ジャンタルマンタルの負け待ち、自滅を期待するスタンスになっていることでも、前走からの立て直しが軸であって、この馬は着は怪しい面もある。 2着候補は多いからこそ、堅めの逆張りをした筆者は、ジャンタルマンタルの後ろにガイアフォースが突っ込んできた安田記念の時のような、当たっているのに、何だか複雑な心境になるようなゴールシーンを、先読みでデジャヴになってしまうような、思わぬ失墜を目撃する気がしている。
馬単の保険は、ジャンタルマンタルの勝利が前提にすることにより、ラヴァンダの意外な成長曲線で魅せる2着拾いに、かなりの偏りをもたせる状況が、今のアスコリピチェーノの大切な立ち上げのタイミングという意識により、より明確なスタンスになりつつある。 ルメさんが勝ちすぎて、おかしくなっているというのもあるが…。