得意種目

競馬必勝法についての考え方には色々あって、たくさんの人が自分なりに研究し、試行錯誤をくりかえしているのではないだろうか。その中で、ひとつ確かなことは、毎週毎週、午前も午後も、全レースの馬券をのべつ幕なしに買っている人は儲からないということだ。

しかし、そのような方も、ある限定された部分ではプラスになっていることがある。「ダートの1200Mはよく当たる」「メインは得意」とか「去年の8月はトータルでプラスだった」等々……。

まさか、「今年も8月が来るまで競馬を休んだら?」とは言えないが、自分の得意なレースを持っている方は、“その部分”だけに磨きをかけるというのも、馬券で勝つ一つの方法である。

例えば、「1000万クラスのダート戦には自信がある」方は、そのクラスのメンバーの成績データを集中して集め、そのレースビデオだけを何度も繰り返して見るなどして研究を重ね、その道(?)のスペシャリストになればよいのである。そして、その得意なレースだけを買い、ほかは一切買わない。

けっして簡単なことではないかもしれないが、漠然と自信のあるレースだけに絞るという方法よりは確実だ。このように自分の得意種目を作れば結果も良くなるし、競馬が今以上に面白くなるはずだ。

※このコラムは、2004.02.26に発行したメールマガジン「馬券名人養成プログラム」に掲載したものです。