火事場のバカぢから

オリンピックが終わった。何年ぶりに金メダルを何個とったとか、そんなこ とはどーでもいいが、“人間”のレースを見て、これほど感動を味わったのも久しぶりだった。

なかでも、ノーマークだった(あまり期待されてなかった)だけに、競泳女子800メートル自由形で金メダルを獲得した柴田亜衣さんには感動した。

おーっと、日本人が決勝に残ってるじゃないか!2番手で先行?なに?自己 ベストを2秒も上回るペース?こりゃー失速するぜー、と思っていたが最後の直線でジワジワと追いつき追い越してしまった。

これは競馬でも時々見かける光景である。逃げ・先行馬が後続からプレッシ ャーをかけられ、速いペースでスイスイと失速せずに好タイムで勝ってしま うケース。

これが実力どおりなら問題はないのであるが、本来持っている実 力の120%くらい出してしまうことがあるのだ。

「まぐれ当たり」とか、いわゆるフロックではない。火事場のバカぢからの ようなものだ。その後凡走を続けることで、「あのときは120%出しちゃったんだな」と、分かるのであるが、またいつか120%の走りをしないと も限らないので、馬券を買うほうとしては困った存在ではある。

全ての馬が100%の力を出し切っているわけではない。連闘というキツイ お仕置きもすぐに忘れてしまい、いつも80%の力しか出していない馬もいれば、いつも真面目に100%の極限の走りをしている馬もいる。

しかし、 すべての馬がいつも100%完全燃焼したりしたら、競馬はもっと簡単でつまらないものになってしまうかもしれない。

柴田亜衣さんが次の大会でどのような泳ぎを見せてくれるのか、“凡泳”す るかどうか?かなり興味があるのだが、たぶん、ニュースとかワイドショー では取り上げてくれないまま、終わってしまうんだろうな…。

ところで、競泳女子200メートルバタフライで優勝したポーランドのオティリア・イェジェイチャクさんが、金メダルを競売にかけ、その収益を白血病などの難病をかかえる子供たちの救済に役立てたいとのこと。

インチキをしてまで金メダルを獲ろうというヤツもいれば、こんなにカッコよくて美しい話もある。「より強く、より潔く」こそオリンピック精神だ。

ちなみに私は女子競泳だけに熱中してたわけではないので誤解なさらないでください。女子バレーにも女子卓球にも女子マラソンにも感動しました。

※このコラムは、2004.09.02に発行したメールマガジン「馬券名人養成プログラム」に掲載したものです。


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