ステイゴールドの真実<狂気の理想像> / 最新・血統セミナー

ステイゴールド産駒の適正・傾向と馬券対策

ゴールドシップとフェノーメノが、今年もここまでは元気にしている。実に頼もしい。 ただ、その下の世代はというと、レッドリヴェールだとか今年のクラシックで期待のキャットコインなど、ある意味で期待された牝馬の活躍馬はそこそこいるものの、一枚下のサンデー系種牡馬と同等程度の繁殖成績しか残せていない。

そこもまたステイゴールドらしさ。死んだ馬の仔は…、なんていう格言は、3年後辺りの大爆発への布石にはなるのだろうが。

94年に白老ファームで、サッカーボーイの甥として生まれたステイゴールドは、桁外れの優駿の後塵を拝してきた不遇の現役時代の最終盤、勝ち運を身に着け臨んだ海外遠征で、当時栄華を極めたゴドルフィンの馬を2度接戦で差し切り、途中から主戦騎手になったこれまた当時の無敵艦隊・ムッシュ武に、「背中に羽が生えたような走り」と言わめる奇跡の快走を見せたのであった。 引退競走となった香港ヴァーズは、ファンにとっては永遠なる出来事だ。

初年度産駒はさほど振るわなかったが、3歳時に裏路線から参戦したソリッドプラチナムが、古馬ではコスモプラチナが逃げ切りで、何故かマーメイドSだけ制した。人魚の称号への執念といったところか。 初のGTタイトルは、ディープの引退前週に行われた朝日杯。「軽く飛んだ」ドリームジャーニーの強靭な末脚が印象的だった。

以後、その弟オルフェーヴルが世界制覇以外はだいたいのタイトルをものにし、1つ下の世代からは、先述の春天、宝塚各連覇の豪傑が皆を納得させる走りで王者に君臨した。 ナカヤマフェスタもいる。

が、やっぱりというか、決まって世界レベルの2400戦では切ない負け方で因縁を残した。

  • 凱旋門賞2着3回
  • ジャパンカップ2着&人気で大敗

当時最強の名牝や、英・仏の最有力候補なり刺客にねじ伏せられたりで、最高の結果は残せなかった。言っても、2着の多かった馬の仔である。何かが足らないということはある。

前記の通り、今は潜伏期というか、初期のころ謎の傾向を示した牝馬の活躍馬の方が多い状況。 気難しさからくる戦闘意欲のムラによる不安定さが、繁殖、競走成績両面に悪影響を及ぼしているのは間違いない。

サンデーサイレンスが在りし日に、繋養先で首をブルンブルン振って興奮している姿を映像で見たことがある。 ディープインパクトが傑作なら、ステイゴールドは不肖の息子である。スペシャルウィークもそうだが、芝馬の正統後継者というべき馬が、戦績で己と同等の記録を残す馬をまた生み出す時、それは何故か大型馬ではない。 500kg超えで走ったことのある馬で、例外的に古馬タイトルを獲る馬はいるが、癖のあるクロスの掛かった馬ばかりだ。

メジロマックイーンとの組み合わせで「池江コネクション」の優秀な競走馬が数多く生み出されたが、新馬戦における謎の強さやノーザンダンサー系のクロスがポイント。 ただ、このノーザンダンサーのクロスは当然の如く、良血の交配相手とつければ発生するものなのだが、それはステイゴールドらしさの補強材料に過ぎず、両側面とも主要素ではない。

よく走る馬ほど、2000Mがいいというのも意外な特性。凱旋門賞で足りなかった理由と、直結する部分がありそうだ。 ステイゴールドは、秋の天皇賞で2年連続2着だった馬である。

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