朝日杯フューチュリティステークス2014 展望

混戦には違いない。いくら開催場所が阪神に変わったからといって、高速マイルでの激戦を敬遠する陣営は減らないはず。それでも当面を見通す意味においては、最重要レースと言っていいだろう。

アヴニールマルシェやタガノエスプレッソあたりは出てきそうだが、即中心馬とはならないのが現状。それは例年の傾向と照らし合わせても同じ。

中山戦の過去10年で1勝馬はゴスホークケン1頭しか勝っていない。20年に拡張しても3頭だから、既に結果を出している馬が圧倒的有利。今年は難解だ。

が、今年から重賞も増え、賞金加算が難しくはなくなったので、出てくれば人気になりそうなアッシュゴールドや週末の京都2歳Sの結果次第ではティルナノーグなんかもキーホースになる。でも、朝日杯を勝ったからどうなのか?と言われたら、参戦意義すらなくなってしまう可能性もあるので厄介。

適性ではダノンメジャーが血統面からもリードも、京都2歳Sに出てきそうなのでホープフルSと両睨みか。それならブライトエンブレムという謎多き存在やクラリティスカイという安心して買える叩き上げの実力馬が有力と目されるだろうが、人気になられると考えてしまう。玉石混淆の2歳戦ならではの悩み。

ムラっ気があって人気にはならないはずの東スポ杯4着エミネスクも登録くらいはしてもらいたい。

秋明菊賞では2着だったが、堅実に走っているオメガタックスマンには、マイルでの一発はある。

と、探せばいろいろ見つかる世代なので、来春への不安はあまりないような気もするのだが。

アジアエクスプレス以上の隠し玉を見つけ出すには、今はちょうどいい時期だろう。