チャンピオンズカップ2014 展望

米二冠馬カリフォルニアクロームが、ボーナス狙いで参戦するかもという噂もあったが、4歳のGⅡ馬インペラティヴのみ参戦することとなった。

この一週間で、レースの狙い目は単純化した。

「対コパノリッキーの思惑」

ファンの立場から、また関係者の立ち位置から見て、新チャンピオンの中間調整の内容が展開予想の主軸となることは間違いない。

反動やマークの仕方、或いは馬場適性の読みは、リッキーを中心に考えるべきだろう。

史上初左回りで急坂コースのタフマッチなのだが、基本的にはレースの破綻を起こす要素というのは、実績馬の凡走以外には考えられない。レース予想の軸も、当然コパノリッキーとなる。

盛岡の時のような先行策をとったとして、前身のJCダート時代から続くJBC勝ち馬敗退の歴史に学べば、50-50という見立てが妥当か。

両面作戦の平穏パターンで読んでいくと、場合によっては、JBC惜敗組が何頭か回避して、中央前哨戦組の台頭でのヒモ荒れが狙い目か。先行策がパターンの馬だから、普通なら差し馬が来るだろう。

クリソライトとインカンテーションが対抗株の筆頭。若くて実績もあるから、ガチガチ決着もある。

波乱のパターンなら、自滅は暴走。これなら、どんな馬でもチャンスあり。タフな展開でのホッコータルマエは怖い。

競り落とされる展開なら、前記の人気上位予想の2頭と人気落ちだろうクリノスターオー辺りに出番があるか。

下剋上なら、叩き一変に期待のカゼノコ。今回も賞金面で怪しいが、古馬路線とは構造が違うから、ノーカウントもできる。

ひとまず、1か月間のコパノリッキーの動静を見守りたい。