チャンピオンズカップ2018 展望

南部杯がキーポイントになることは多い。

秋緒戦が盛岡という馬は、いつも要注意だ。

その盛岡組。てっきりゴールドドリームは京都でも走るのかと思っていたが、早合点。

何度も2か月以上の間隔を開いて使われてきたことを、少し忘れていた。

十分に連覇可能の状況は、真面目にコツコツ使い込んできた組には脅威となる。

武蔵野Sも含め、秋にマイル重賞で好走している馬は、ホッコータルマエやコパノリッキーの例外はあるが、1800戦になってから、ほぼ安定して上位争いに加わっている。

昨年ようやく馬券に絡んできた、そのコパノリッキーの例。

JBCで走りすぎると反動が出ることも多いので、ホッコータルマエのように、ボチボチ負けるのがいい。

ただ、レベルが影響するから、今年は勝ち負けでないと苦しい。

その上で、中央のGⅠになった今年は、消耗が大きい。

JBCとの関連性では、阪神・中京移設後は、地方の実績が重視されるから、秋になる前の実績馬がJBCを経て快走の構図が多い。

スピードランナー有利ではない条件。

当然、速き事万能の如しであるルヴァンスレーヴには、最も不適合条件となる。

分岐点にしたい。

それは、レースレコードを作ったゴールドドリームがいるから。

南部杯直行組などほとんど記憶にないが、今年はちょっと異例の雰囲気にある。

スピード優先型の昨年の構図は、そのまま、距離延長への適応力のようなものがこのレース後、証明されていった。

ならば、以後距離が延びていい味を出せそうなのは、やはりゴールドドリームの方だろう。

そこに4、5歳の活躍馬が絡み、ルヴァンスレーヴにはタフに戦えるスキルが要求される。

気性との兼ね合いではあるが、古馬が有利なレースであることに変化はないはずだ。

血統面で注目は、キングマンボもゴールドアリュールも来ている点。

フェブラリーでキングマンボが来たのは、前年のJCダートの結果から人気になったホッコータルマエ、ベルシャザールがコパノリッキーに粉砕された時くらい。

故に、縛りは少ないと断言できる。