阪神ジュベナイルフィリーズ2018 展望
出て来るか分からない藤沢勢の2頭が、グイグイアピールする10月戦を経て、ファンタジーSのダノンファンタジーも完璧。
端的に言って、面白い牝馬路線はこの世代でも継続されたことになる。
アルテミスS
強引に先行した馬はいなかったが、先行して結果を残していた馬も、下げてからの勝負をしないと好走できなかった、先行勢と内を通った馬には厳しい展開に。
レースの歴史は浅いが、ハイペースになったこともある。
同時に、その展開がどうであっても、強い馬は上位に来る。
JFを本番と捉えた場合、有利に立ち回ることができた点と脚質面に穴が見えるマイナスの側面を含め、将来性では勝ったシェーングランツがスケール感では世代上位、うまく流れを掴んだ2着のビーチサンバは血統面でも完成度で注目。
普通は先行馬の惨敗組の巻き返しもあるが、3角まで速かっただけで、極端な流れでもなかったので、来年に結果を出して巻き返しの流れが自然だろう。
ファンタジーS
スローからの決め手比べのはずが、外から伸び脚違うマイル仕様の型を崩さず快勝のダノンファンタジーの強さが際立ったレース。
レースキャリアにも一点の死角もなく、次戦も人気は必至。
今のところ、中4週がどう響くかどうかのみしか、心配事はない。
有力候補
クロノジェネシス
最近ではソウルスターリング、かつてのいちょうSのような扱いであれば、メジロドーベルなどの成功パターンがある。上がり32秒台の評価は実に難しいが。
アウィルアウェイ
3戦2勝というのは、余裕ローテの中ではむしろ歓迎か。1400で掛かるのは懸念材料も、メンバーが集まれば、自慢の決め手を活かせる。
500万勝ちでは、
プールヴィル
ドナアトラエンテ
主な隠れた候補となると、データ上から、人気薄は自ずからオーラを発しない地味目の実績上位馬でなければ好走できない傾向が顕著。
ローブティサージュタイプなら、ベルスールとか。
あとは10月デビューの良血馬など。
その気になれば、ウオッカの娘・タニノミッションでも上位争いは可能のはず。
潰しが利く立場だけに、除外覚悟で母と同じく、強気の登録はある。