エリザベス女王杯2019 展望

3歳馬からは、オークスから直行のラヴズオンリーユーを筆頭に、なかなかの面々が登場してくる模様。

クロノジェネシスやダノンファンタジーが秋華賞でどう走るかまだ分からないが、紫苑Sから登場する有力馬も毎年のように登場。

秋華賞で不発でも、2歳女王戦から皆勤賞の2頭を含め、パッシングスルーやカレンブーケドールなども怖い存在。

どの馬もあのオークスを戦っている。

毎日王冠は大変参考になった。

何せ、あの強烈な高速馬場を戦ってきた面々が、再び、その評価通りに走ったのである。

去年の京都は、あまり軽い馬場にならなかった。

それで例年通りくらいの1分58秒台で駆けたアーモンドアイは、再び、東京の2400で破格の時計を叩き出したのである。

昨年ここで人気になったノームコアも、ここを勝ったリスグラシューも、この春に素晴らしいタイムで古馬のビッグタイトルを勝ち取った。

適性のズレと、その前年の参戦におけるアドヴァンテージ。

リピーターレースであると同時に、経験しているという強みが欲しいレース。

かなりの確率で既走馬が連対する一戦。

それが人気になれば、しっかりと走る。

ただ、牝馬だから3年続けてとなると難しい。

今年はそこまでの馬はいないから、4歳になったカンタービレやステイゴールド特殊枠でクロコスミアなどが注目。

となると、未対戦の未知なる魅力の馬に注目がより集まる。

ミッキーチャームはどう考えても、ローテがおかしい感じになるが、おかしい言い方をすると、ラヴズオンリーユーよりは間隔は短い。

おかしな話は続く。アーモンドアイと対戦した馬は、悉く、その後不振を極めた。

数少ない、重賞勝ちを決めた、それも2回勝った馬。

おかしいのはそれだけではない。

戦うごとに、ポジショニングを下げているのだ。

結果的にそうなっているようで、実は、とても戦略的なのではないのか。

逃げようと思ってそうしたわけではない秋華賞があるのなら、洋芝適性もある彼女が、ここでも主役になっても不思議はない。