高松宮記念2016 予想

マイルGⅠの連対馬が3頭いる。

アルビアーノ

ミッキーアイル

レッツゴードンキ

3歳のマイルGⅠというのは、総合力で勝てる部分もあれば、有り余るスピード能力を活かして、力で押し切ってしまう場合も案外多い。

信用に足る記録ではない。

高松宮記念は、2度高松宮杯の名を引き継ぎスプリント戦として施行されたものも含め、今年で21回目だから、相応のデータが出ている。

はっきりしているのは、桜花賞やNHKマイルCなどの2、3歳GⅠの覇者はちょい負けばかりだが、そこで負けていると結構頑張るのだ。

勝ち→負け<掲示板のみ>

シーキングザパール ④、②

キョウエイマーチ ④

アドマイヤコジーン ②

スティンガー ③

ラインクラフト ②

(ジョーカプチーノ)1人⑩

で、昨年のミッキーアイルが3着。

好走→連対

ファイングレイン NHK②

キンシャサノキセキ<連覇> NHK③

ローレルゲレイロ 朝日杯、NHK②

何度も好走したサンカルロは、NHKマイルCで二重の降着事象の加害馬となり、ほとんどノーカウント。

13番人気2着と激走したペールギュントは、ラインクラフトが勝ったNHKマイルCの1番人気馬(4着)。

理屈は単純。

実力を出した馬は、マイル以上の距離が合う馬。

そうじゃなければ、スピードタイプとしての台頭が、時として可能な場合もある。

朝日杯5着のアクティブミノルや不参加のウキヨノカゼ、ティーハーフなど、古馬重賞を勝って、ようやくあの頃の不完全燃焼から立ち直ったきた馬も、そういう意味では面白い。

最初からNHKマイルCを狙っていなかったロードカナロアは、3歳秋以降は全く崩れない最強のスプリント王者となった。

一介のスピード馬にとって、日本の競馬環境がそうさせる部分もあるが、今年参戦予定だったエアロヴェロシティが8歳であることも踏まえると、3歳戦まではあくまでも叩き台、スパーリングの場所なのだ。

どうせいないのであれば…。

恐らくは、先行力のエアロヴェロシティ、末脚のダンスディレクターという評価が大勢を占めていたのだから、ひとまず、それぞれの2番手の馬から狙うことしたのだが、前者が行くだけならハクサンムーンの結局推したいのはミッキーアイルという曖昧な感じの先行勢に対し、どういう競馬になるか今ひとつはっきりしないアルビアーノやビッグアーサーらは保留するとして、その2頭を近走で、末脚比べで負かしているサトノルパン、エイシンブルズアイらが、決め手上位の刺客となる。

これがまた不思議なのだが、実質、1400と道悪以外は負けていないビッグアーサーを除き、有力馬として列挙した残りの5頭は、2、3歳GⅠでも、今と似たような競馬をして、ミッキーアイル以外は残念ながら、評価以上は走れなかった。

ビッグアーサーは、最も有力なのに、重賞未勝利。もちろん、スター性だけなら有力2頭がいようがいまいが、間違いなくトップだろう。

何だか、雨が降るとか降らないとか。

謎のBコース変更も気にはなるし。

朝日杯殿負けのハクサンムーンとNHKマイルC初の逃げ切り勝ちを決めたミッキーアイルが、昨年出走組の最上位入線馬。

それらが、道悪を加味しても少し遅い34.0秒のテンの流れを作って、2、3着。

先週のような外差し馬場もなくはないし、先行残りと分かれば、先行したいと思っている馬も今年は結構いる。

どうせなら、ニューカマーとしてここまで今一つの結果ながら、京都で衝撃的な時計を出したビッグアーサーを負かせる馬から入りたい。

既知の事実から、GⅠでの再逆転を目論むのは少し筋が良くないが、ここまで左回りだと末脚2割増しくらいのイメージもあるサトノルパンを買いたい。

エリモシックに競走成績では劣るが、全妹ピクシーはここまで3頭のマイル重賞勝ち馬を送り出している。

サトノルパンの全妹レッドアヴァンセは、現在脚質を詮索途中といった趣で、ディープ替わりがちょっと難しい判断を求める結果となっている。

サトノルパンは末脚がハマれば、33秒台の脚も使える。

が、京王杯SCのような不幸な展開もある。

そこで和田騎手に乗り替わったら、ビッグアーサーを後ろに回して、自身初重賞制覇を京阪半で果たすことになった。

一番がいなければ、なんとでもなる。

ビッグアーサーを相手筆頭に、出られた幸運を活かしたいブラヴィッシモなど、色々な組み合わせを試したい。

ノッてるディープ産駒を買っているので、オンファイアの代表馬・ウキヨノカゼまで押さえないと、何だか後悔しそうなので、これも加えておく。

京都牝馬Sのあの馬場は、牝馬ではやはり堪える。大敗はむしろ好材料だろう。