2020年天皇賞(秋)予想

天皇賞(秋)予想2020の枠順発表&最終追い切り後の攻略をしていきます。
登録馬の中から厳しい抽選やトライアルにて勝ち抜いてきた絶好調馬を公開!

差し馬は?連覇は?逃げ宣言の馬は?
過去配当や予想オッズを見ても荒れる要素がある本レースにて狙い目の三連単に入りそうな軸馬や大穴、激走馬を分析していきたいと思います。

各種展望や指数データに加え、当日の馬場状態やパドック診断もしていく予定ですが有力馬のサインを見逃さず参考レースを交えて予想をしていきます。

レース名JRA:第162回 天皇賞(秋)
グレード重賞(gi)
日程2020年11月1日(日)
発走時間15時40分
開催場所東京競馬場
距離芝2000m
コース左回り
賞金1億5000万円
レコード1:56.1

天皇賞(秋)2020出馬表(馬柱)出走予定馬の馬体診断と想定騎手(枠順確定)

枠順出走予定馬騎手斤量(負担重量)馬体重(前走)
1ブラストワンピース池添 謙一

58542
2カデナ田辺 裕信58476
3ダイワキャグニー内田 博幸58498
4ダノンキングリー戸崎 圭太

58456
5ウインブライト松岡 正海
58484
5フィエールマン福永 祐一

58490
6クロノジェネシス北村 友一

56464
6キセキ
武 豊

58502
7アーモンドアイC.ルメール

56488
7スカーレットカラー岩田 康誠


56474
8ダノンプレミアム
川田 将雅

58506
8ジナンボー
M.デムーロ

58486

天皇賞(秋)2020 - 過去10年~20年の歴代優勝馬や成績データ

 1着2着3着4着以下
安田記念1番人気の成績2回0回0回2回
安田記念2~3番人気の成績0回3回1回3回

アーモンドアイが該当

アーモンドアイとダノンプレミアムの復権で明らかになったポイントは、どうしたって58<牝馬は56>を背負った経験が、若い馬ほど重要であるかということ。

春の天皇賞の出走馬も似たようなことがあったが、今はその辺を全て安田記念がカバーしている。

何せ、ダービー馬は安田記念の方に気がある時代なのである。小難しい分類法のようでいて、要領を得ない前走別成績よりずっと合点がいく傾向に思える。

1着2着3着4着以下
1回2回4回10回

ダノンキングリーが該当

ここはファンのセンスが問われるポイント。
特に、牡馬が輝きづらい時代にあって、クラシックホースの若手の方が勝ち切れない傾向は、そもそもの出走数が少ない上に目立つから、心中するようなタイプではないことだけは付け加えておきたい。

レイデオロが海外遠征をしていることが重要なのではなく、その後勝って、ここに挑んできたことがポイントと言える。

 1着2着3着4着以下
G1・5勝以上の馬2回3回1回3回
上記に加え、出走歴があった場合0回2回1回2回

アーモンドアイが該当?

はっきりしているのは、そんなに大レースを勝ってきた馬は、おおよそ下降線に入った古豪になりかけの重鎮ということ。

秋の天皇賞の古馬での連覇の記録はないから、早々狙いが立つ人気馬ではないとすべきで、半分が馬券外だから、真剣に取捨を考えないといけない。

天皇賞(秋)2020 - 出走予定馬の血統データ

推挙理由の一つには、ダノンキングリーと三冠馬とのわずかな血統構成の違いもある。

血統構成や兄弟のダート適性などからも、三冠馬のコントレイルに限りなく違いものがあるが、

母が、ストームキャット×インテント系×マジェスティックプリンス<レイズアネイティヴ系>
と、
ミスプロ系<レイズアネイティヴ系>×インテント系×ストームキャット

という風に、クロスの掛かり方やポジションの違いでキャラが激変。

1800適性では同レベルだとしても、持てるスピード能力の発揮できる範囲に三冠馬には限界がなく、完成度や母系にトウショウボーイと似た配合が入った<3代母ロヴィンタッチ>ダノンキングリーには、不良のこのレース快勝のキタサンブラックのように、リファール2本でもそれが5代内でクロスなしだから、迫力も足らない。

しかし、キレは出せるから、サトノアラジンやキズナのような直線勝負なり、時計勝負での対応力に期待となると、G1ではこのレースにジャストフィットの可能性はある。

トウショウボーイは、東京の皐月賞を独走した馬だった。

鞍上のジョッキーや脚質は消去法予想に必要になってくる

面白い対抗馬を選別していった結果、逆転の芽まで考えると、この馬しか狙えない。

安田記念の組が有利なのは当然のこと。

春の天皇賞も宝塚記念も、古馬のためのレースという設定にしているから、極めて厳しい定量の58を背負わされるレースであるためだ。

秋は一転、58を背負うとしたら、このレース以外には古馬GⅠの前哨戦に使われるレースなどしかないから、そもそも、全ての馬が57以下で覇を競うという構図になる。

その経験値を得た、東京ワンターンの鬼の巻き返しに期待したい。

そういう狙いを立てておきながら、大阪杯の回顧では、情けない男衆の一頭に数えて、展開は合っていたのではないのかという苦しい言い訳に終始した筆者。

中山記念が完勝だっただけに、次は安田記念と思っていたのだが、間を挟んで、安田記念は前述の斤量に加えて、正真正銘、初めての経験となった道悪の渋残り競馬で、目の前にいたグランアレグリアにコントレイル的な絶望を味わらされた、スピードの限界まで示す完敗。

苦しい。

ダノンキングリーの評価は地に落ちかけていた。

ところが、ダービーの勝ったようなロジャーバローズの追撃や、自分より評価を受けた皐月賞の上位入線組は、ここにはいない。

有馬記念まではみんな走っていたのに、特にサートゥルナーリアなどは、世代のトップホースとして満を持して宝塚記念に挑むも、距離と道悪とやけに猛々しくなりすぎた影響も重なり、競馬に挑むべき場面で違うことに興奮するようなシーザリオ兄弟の怪しい面ばかりで出てしまった。

記録は4着だったが、ダノンキングリーの安田記念とあまり差はない。

ただし、彼らが勝ちそびれたダービーで、正攻法の抜け出しを決めかけたダノンキングリーの健康さは、本番であまり本気になれなかったからというより、基本的な身体能力の高さに加えて、基本的な前半じっくり構え型にシフトしているからという面で、好影響があったのかもしれない。

虚弱体質の才能をこれまでも数多く手がけてきた萩原調教師だから、戸崎騎手がいないとなれば、厩舎のトップホースには必ず声をかけて乗ってもらう横山騎手に、大いなる休養期間の穴埋めをしてもらった。

その中で、大阪杯のアクシデントが普通はプラスなのに、彼にはよくなかったという結果の前のレース。

つまり、あのG1馬を相手にしなかった中山記念のレース内容はともかく、その時に課された条件が一つのポイントだったのだ。

古馬になって、56を背負ったということの意味。

大柄でも何でもないザ・ディープ体形のダノンキングリーだから、得意のフレッシュな状態での1800戦もGⅡも、これまで解説のリザルトから勘案するに、何の壁でもない。

ただ、ダービーもその前の皐月賞も57で負けて、マイルチャンピオンシップも揉まれてはいないのに、力を出し切れずの5着。

ステップレースのGⅠ馬ばかりとはいえ、中山マイスターを鞍上に迎えたところで、全く勝負にならない可能性もあった。

ところが、厳しい斤量とはならないとはいえ、56で誰よりもスムーズにレースを作るような余裕で、次戦こそ負かされたが、ラッキーライラックにも毎日王冠とは逆の位置からインディチャンプも完封。

これは1800Mだからそうなのだと言っても、毎日王冠ではアエロリットをねじ伏せている。

事実上、同じパフォーマンスでも、その斤量面の2kg上増しの分だけ強くなっていたと言える。

問題は距離だが、2000Mは溜めて勝負したいけれども、それができないくらいにスタートがうまく行って、共に3着。

意外にも、いや、4歳牡馬では結構多い、東京2000M初参戦なのだ。

これに加えて、カンパニーやもっと古いところではサクラチトセオーが成功させた、ここぞの場面で本当は得意だった東京での大逆転物語もある。

敢えて、そういう名前を出したのが、前記したGⅠ5勝以上の呪いが深く関わっているから。

ウオッカもオペラオーも勝ったことがあるが、翌年はほとんど同じ条件になったのに、あっさり格下とされた馬に敗れた。

サクラチトセオーが輝いた時は、故障明け初戦で慎重なスタートであった三冠馬のナリタブライアンがいた。

何かが起こる時、ワンダーホースが登場する。

テイエムオペラオーを交わし去ったのは、翌々年はGⅠ5勝のトラップに自らハマる当時GⅠ2勝のアグネスデジタルであった。

ハマる末脚と案外の人気馬の共通項。

魔物が棲むとされてきた東京2000Mには、メジロマックイーンやサイレンススズカ、ルドルフ・テイオー親仔など、名馬と共に名手の屈辱の歴史が刻みこまれてきた。

これまで秋の天皇賞は、【2・1・1・6】というのがルメール騎手の成績

JC、有馬狙い見え見えの短期免許取得の歴史があるから、有馬記念に乗れないようではということと、最初はもっと若かったから、良い馬にも乗れていたわけではないし、ペリエ先輩もいれば、自国での実績作りもあったから、着外の6という数字に問題はない。

ただ、三連覇ジンクスのナンバーワンクラッシャーたる男が鞍上。

史上2頭目の連覇も見えているアーモンドアイに、大いに逆らうには、あの競馬の真理をついているようで、キャリアが多いわけではない彼女に使えるかどうか不明の謎の傾向を丸呑み、そのまま活用しかない。

天皇賞(秋)2020 - レース展開予測と最終予想

不安点は、ダノンキングリーが4歳であるのに、アーモンドアイは5歳ということ。

全く衰えているわけではないが、消耗度合いでジェンティルドンナとかブエナビスタのような安定感にウオッカ以上の爆発力があるから、足し引きしていると、同等レベルと言える。

何も、普通の馬のローテに拘ることはないが、当たり前のことができない馬のまま終わるとすると、それはそれで残念だ。

そろそろ、休み明け7戦無敗の記録も怪しい。

何だかんだで、コントレイルだって、詰めたローテでトライアル・前哨戦→本番の連勝を2歳時に決めていた。

牝馬なら大丈夫の理屈は、クロノジェネシスとデアリングタクトの連続ぶっつけ成功の例で証明されているが、ヴィクトリアマイルと安田記念のローテがキツすぎただけのこと。

普通じゃないことの証明をしたシンボリクリスエスが、
<天皇賞→JC→有馬→宝塚→天皇賞>

の異色ローテで○×を交替で繰り返した末の、唯一の秋天連覇達成者ならば、
<天皇賞→有馬→Vマイル→安田→天皇賞>

というのも同じなのだが…。

三冠馬たちのように、その在るべき形で攻める手は、クラシックを勝っている馬にこそ近年は不利の構図から、すでにここを勝っている上での連覇挑戦の苦しさは、テイエムオペラオーに学ぶべきとすべきだろう。

オペラオーがスピードレースを嫌ったように、タフな馬場の6月、12月のGⅠはアーモンドアイに合わないが、同時に、得意分野が広域ではなくなるとも言える5歳秋のトップホースのこと。

エネイブルも勝てなかった、ゼニヤッタも5歳BCクラシック制覇の翌年の連覇挑戦で、有終の無敗完走は叶わなかった。

牡馬の丈夫さでカバーしないといけない分野。

天才にも限界がある。もしかすると、同じ事をコントレイルに課しても、同じことが起きるのかもしれない。

勝負が決した後に言うべきことだが、安田記念の敗因はアスリートとしての限界と同時に、あまりに完成されたスピード型であるがために、ちょっとした出負けでグランアレグリアの瞬発力に対応しきれなかった肉体的な変化も影響した可能性がある。

逃げてしまいやしないか。

もしそうなると、今度はダノンキングリーが差してくる。

妄想の部類に入るこんな読みをしても、牡馬勢が大いに怪しいから、クロノジェネシスの代役を買ってもいいとは思うが、良馬場で強い馬ではない。