キングカメハメハ系の特徴/クロス/産駒/種牡馬(血統/系統別の説明)

キングカメハメハといえば現役時代は東京優駿をコースレコードで優勝し、JRA賞最優秀3歳牡馬にまで選出されたという最後まで輝かしい成績を持つ名馬でしたが、2004年に右前脚の故障(浅屈腱炎)を発症していることが見つかり、引退理由としては完治のめどが立たないということから登録抹消となってしまいました。

ディープインパクトとの対決を夢にまで見た人は多いことでしょう。

その後は社台スタリオンステーションにて自身の後継を産み出す種牡馬として活躍していましたが2019年に体調不良により種牡馬も引退することになり、この年に生まれた馬がラストクロップになりました。

そして同じ2019年8月9日に死亡。
JRAは同年8月11日から全国の競馬場で追悼が行われました。

また、そのキングカメハメハ産駒ですが牝馬が走らないことでも有名です。
唯一活躍したと言われているエオリアンハープでも重賞レースまでは行けていないので牝馬の馬券購入には注意が必要とも言えるでしょう。

キングカメハメハ系の重馬場適性や相性の良い距離

過去データを調べてみる限り、キングカメハメハ系全体として重馬場でも複勝内に入っていることが多いので適性がないわけでもなさそうです。

距離に関しては根幹距離ならば勝率はだいぶ上がりますので覚えておいたほうが良いでしょう。

キングカメハメハ産駒の適正・傾向と馬券対策

1200M~3400Mの重賞を産駒が制している。 高速決着に強く、雨が降っても突如として闘志に火がついた馬が、既に何頭も重賞馬となった。

重馬場が好きな馬は、芝・ダート兼用馬になりやすいものだが、どちらかというと、好き嫌いは最初からはっきり表れるのが全体の傾向。 ダート馬が芝で穴をあけるなどということは、まずなかったと記憶する。

これら全ては、キングカメハメハの父であるキングマンボの影響による所が大きい。 ヴァーミリアンを送り出した同種牡馬の傑作・エルコンドルパサーは、菊花賞レコードでメイショウサムソンの三冠を阻止したソングオブウインドを出している。

この系統は、ほとんどキングマンボの写し鏡のような傾向を継承する。 トゥザワールドやロードカナロアを出したキングカメハメハは、芯の通った大種牡馬を母父に持つ産駒が、現ダート王・ホッコータルマエにも見られるように、配合イメージ通りの結果を体現している。 お互い、マイナーな血は好まないことが窺えるが、自身に内在する同系色の濃さは、キングカメハメハの方により可能性を与えたようだ。

大成したロードカナロアは、早熟でも晩成でもなかったと思うが、軌道に乗るまでは気性面に課題を残しつつ、好結果は出し続けた。 短距離のタイトルを事実上総なめにしている根拠だが、やはりスピード血統であることとサンデーサイレンスが入っていないことの影響が大きく、それは単純に能力値が高い馬らしいかん性が、この産駒の適性を大きく左右することを示している。

つまり、気で走るというわけだ。 アパパネもそうだったが、概ね叩き良化型で、よく昔見られた3戦を要することなく、2戦目で見せ場を作れなければ、そのまま眠っている傾向にある。 キングカメハメハ自身も、ちょっとモタモタすることが見られたが、そもそもがスピード優先型なので、異父同系のアンバルブライベンや先述のロードカナロアのように距離がもちそうな配合でも、気が勝つと間違いなくスプリンターになる。

このキングマンボの意外なほど強力な影響力が、現在リーディンサイヤーであるキングカメハメハの場合、時に大旋風を巻き起こすような、とてつもない一斉爆発のパワーを発揮させる。

サンデーサイレンスやディープインパクトがコンスタントなパフォーマンスを披露する一方、こちらは傾向の似ている者がまとめて走る。 それは決まって、サンデーの血を受けた産駒なのだ。 数が多いからではなく、傾向に共通項があれば、みんな走る気が出るのであろう。

破壊力は十分足りているものの、基礎的な底力をいくらか補ってやれば、多勢に無勢の日本競馬界の構図にあって、虎の威を借りる狐ならぬ、威を借りた狐が虎まで倒す力があるのだ。 人気馬の回収率が悪いわけではないが、少なくともディープが来なさそうなタフな展開を一番好む種牡馬だと言える。

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