天皇賞(秋) 予想

天皇賞(秋)を予想!

日本競馬の根幹を成すクラシック競走と古馬のGⅠ競走の中でも、前身のエンペラーズカップ、帝室御賞典まで加えると、開催年数で国内GⅠ級競走では一番の東京優駿<別称・日本ダービー>より遥かに歴史は長く、
第1回の施行は1905年という、明治期スタートのこの天皇賞は、古馬最高の栄誉とされ、勝者には楯の副賞が授与されます。
ただ、歴史が100年以上となると、その間の変化も何度か起こり、天皇賞競走としてカウントされるようになった1937年から始まる東京開催の秋は、1984年から芝2000Mへと短縮。
一方で、阪神から京都へと序盤で開催地が変更された春の方は、戦乱期の混乱で奇数回での開催になる前から、既に現在の3200Mの設定に変更はありません。
スピード馬のためのレースに変更された秋の天皇賞は、世界レベルの名馬を披露するために、年を追うごとにその質を着実に上げていきました。

天皇賞(秋)の歴代優勝馬

年度1着馬性齢
斤量
騎手
人気
前走
父名
2着馬性齢
斤量
騎手
人気
前走
父名
3着馬性齢
斤量
騎手
人気
前走
父名
2010年ブエナビスタ牝4
56
C.スミヨン
1
宝塚記念<2>
スペシャルウィーク
ペルーサ
牡3
56
安藤勝己
4毎日王冠<5>
ゼンノロブロイ
アーネストリー
牡5
58
佐藤哲三
2札幌記念①
グラスワンダー
2011年トーセンジョーダン
牡5
58
N.ピンナ
7札幌記念①
ジャングルポケット
ダークシャドウ
牡4
58
F.ベリー
2毎日王冠①
ダンスインザダーク
ペルーサ
牡4
58
横山典弘
6天皇賞(春)<8>
ゼンノロブロイ
2012年エイシンフラッシュ
牡5
58
M.デムーロ
5毎日王冠⑨
キングズベスト
フェノーメノ
牡3
56
蛯名正義
1セントライト記念①
ステイゴールド
ルーラーシップ
牡5
58
I.メンディザバル
2宝塚記念②
キングカメハメハ
2013年ジャスタウェイ
牡4
58
福永祐一
5毎日王冠②
ハーツクライ
ジェンティルドンナ
牝4
56
岩田康誠
1宝塚記念③
ディープインパクト
エイシンフラッシュ
牡6
58
M.デムーロ
3毎日王冠①
キングズベスト
2014年スピルバーグ
牡5
58
北村宏司
5毎日王冠③
ディープインパクト
ジェンティルドンナ
牝5
56
戸崎圭太
2宝塚記念⑨
ディープインパクト
イスラボニータ
牡3
56C.ルメール
1セントライト記念①
フジキセキ
2015年ラブリーデイ
牡5
58
浜中俊
1京都大賞典①
キングカメハメハ
ステファノス
牡4
58
戸崎圭太
10毎日王冠⑦
ディープインパクト
イスラボニータ
牡4
58蛯名正義
6毎日王冠③
フジキセキ
2016年モーリス
牡5
58
R.ムーア
1札幌記念<2>
スクリーンヒーロー
リアルスティール
牡4
58
M.デムーロ
7安田記念⑪
ディープインパクト
ステファノス
牡5
58川田将雅
6毎日王冠<5>
ディープインパクト
2017年キタサンブラック
牡5
58
武豊
1宝塚記念<9>
ブラックタイド
サトノクラウン
牡5
58
M.デムーロ
2宝塚記念<1>
マルジュ
レインボーライン
牡4
58岩田康誠
13宝塚記念<5>
ステイゴールド
2018年レイデオロ
牡4
58
C.ルメール
2オールカマー①
キングカメハメハ
サングレーザー
牡4
58
J.モレイラ
4札幌記念<1>
ディープインパクト
キセキ
牡4
58川田将雅
6毎日王冠③
ルーラーシップ
2019年アーモンドアイ
牝4
56C.ルメール
1安田記念③
ロードカナロア
ダノンプレミアム
牡4
58
川田将雅
3安田記念⑯
ディープインパクト
アエロリット
牝5
56戸崎圭太
6毎日王冠①
クロフネ
2020年アーモンドアイ
牝5
56
C.ルメール
1
安田記念<2>
ロードカナロア
フィエールマン
牡5
58福永祐一
5天皇賞(春)①
ディープインパクト
クロノジェネシス
牝4
56北村友一
2宝塚記念<1>
バゴ
2021年エフフォーリア
牡3
56
横山武史
3東京優駿②
エピファネイア
コントレイル
牡4
58福永祐一
1大阪杯「3」
ディープインパクト
グランアレグリア
牝556C.ルメール
2安田記念②
ディープインパクト
2022年イクイノックス牡356C.ルメール1東京優駿②キタサンブラックパンサラッサ牡558吉田豊7札幌記念②ロードカナロアダノンベルーガ牡3
56
川田将雅4東京優駿④ハーツクライ
2023年イクイノックス牡458C.ルメール1宝塚記念①キタサンブラックジャスティンパレス牡458横山 武史6宝塚記念③ディープインパクトプログノーシス牡558川田将雅3札幌記念①ディープインパクト
2024年ドウデュース牡558武 豊2宝塚記念⑥ハーツクライタスティエーラ牡458松山 弘平9天皇賞(春)⑦
サトノクラウンホウオウビスケッツ牡458岩田 望来8毎日王冠②マインドユアビスケッツ
2025年マスカレードボール牡356C.ルメール1東京優駿②ドゥラメンテミュージアルマイル牡356C.デムーロ3セントライト記念①リオンディーズジャスティンパレス牡658団野大成8宝塚記念<3>ディープインパクト

※<良は無印・着順は○/<稍>「重」【不良】

3200m時代の主な勝ち馬

シンザン 1965年優勝/顕彰馬

-その他の勝ち鞍-

クラシック三冠(1964年)
宝塚記念、有馬記念(1965年)

2000m時代の主な勝ち馬

タマモクロス 1988年優勝

-その他の勝ち鞍-

天皇賞(春)(1988年)
宝塚記念(1988年)

テイエムオペラオー 1988年優勝

-その他の勝ち鞍-

古馬主要G1完全制覇(天皇賞春・秋、宝塚記念、ジャパンC、有馬記念) (2000年)
天皇賞(春)(2001年)

シンボリクリスエス (2002年&2003年)

-その他の勝ち鞍-

有馬記念 (2002年・2003年連覇)

ジャスタウェイ 2013年優勝

-その他の勝ち鞍-

安田記念、ドバイデューティフリー(UAE/現:ドバイターフ) 2014年

天皇賞(秋)過去の傾向

2コーナーの引き込み線からのスタートで、そこにかかる手前で何度も大きな接触が起きてきた曰く付きのレースです。
そういう難しさは大改修後も引き継がれ、最短ルートの内枠も大きく外を回らされる多頭数の外枠も、展開によって自身の脚質が有利になるか否かが、はっきりしないことが多く、
スローでは外枠はまず死に目となる以外は、そこまで重要な要素ではなくなっています。

天皇賞(秋)過去10年のデータベース

着度表1着2着3着4着以下勝率連対率複勝率
1番人気7回1回1回1回70%80%90%
前走が宝塚記念2回3回2回11回11%28%39%
前走が天皇賞(春)0回1回0回3回0%25%25%
前走が安田記念2回2回1回3回25%50%63%
前走が大阪杯0回1回0回1回0%100%100%
前走が東京優駿2回0回1回2回40%40%60%
前走が上記以外のG10回0回0回4回0%0%0%
前走が札幌記念1回2回1回17回5%14%19%
前走が毎日王冠1回1回4回34回3%5%15%
前走がオールカマー1回0回0回17回6%6%6%
前走が京都大賞典1回0回0回11回8%8%8%
前走がセントライト記念0回0回1回0回0%0%100%
前走がその他の古馬オープン0回0回0回17回0%0%0%

様々なキャラがいる一桁着順の毎日王冠組は、勝っている馬が人気になる以上、人気落ち期待の負けている能力上位の馬に期待。
こういう狙い方で回収率が高いというのは珍しいので、馬券的には単穴狙いか大本命馬かの毎日王冠組とすべきでしょう。

人気馬でクラシックホース。若い頃から一流評価の名馬。
不利は承知で、そういうローテを選んだ一流馬は、人気になっても押さえないといけません。
無論、消えた馬も沢山いますが、オークス馬とダービー馬、3歳秋で古馬ともGⅠで好勝負だったからこそ、格上の馬をいちいち嫌う必要はないとするのが、今の常識と言えます。

天皇賞(秋)攻略のポイント

雨馬場だとあまり荒れませんが、歴史的に見て、良馬場のハイペースは波乱傾向なので、勝ち馬の父親にバラつきがあるからこそ、その中の上位人気の馬を選別していって、信頼度を見極めたいところです。


この前の10年も似たような傾向なので、マイラーとして認知されている馬以外、差し馬から入るのがいいでしょう。
宝塚記念は雨が多いので、こちらも雨が降ったとすれば、この組はそもそも主流なので、人気馬を絶対視できるのは渋馬場コネクション成立の時、と記憶しておきたいところです。

天皇賞(秋)2026の予想 過去10年のデータ傾向と有利な枠/出走予定馬の最終追い切り

菊花賞2026の予想と最終追い切りの予想を行っていきます。
過去結果を見ても荒れる傾向のある中、有力な登録馬の中から鉄板軸馬とされる外厩仕上げの本命馬や消去法で消すべき馬、本命をも超える可能性のある穴馬をデータ分析!

歴代勝ち馬のサインを見逃さず、予想オッズを見ながら過去配当を超える払い戻しを狙っていきましょう。

レース名第174回天皇賞秋(G1)
グレード重賞(G1)
日程2026年11月1日(日)
発走時間15時40分
開催場所東京競馬場
距離芝2,000m
コース左回り
賞金3億円
レコードタイム1:55.2

天皇賞(秋)2026予想-予想オッズ/出馬表(馬柱)/出走予定馬の馬体診断/想定騎手/最終追い切り評価(枠順確定前)

天皇賞(秋)2026の予想オッズと登録馬

枠順馬番出走予定馬騎手性齢斤量予想オッズ人気1週前追い切り最終追い切り
エルトンバローズ松若風馬牡658.096.015
クロワデュノールC.デムーロ牡458.02.01
コスモキュランダ丹内祐次牡558.054.112
サクラファレル佐々木大輔牡458.052.911
シェイクユアハート古川吉洋牡658.024.89
シャンパンカラー内田博幸牡658.0168.117
ジュンブロッサム杉原誠人牡758.0132.316
ジョバンニ松山弘平牡458.017.34
セイウンハーデス幸英明牡758.019.58
タガノデュードM.デムーロ牡558.078.214
ダノンデサイル戸崎圭太牡558.010.13
ネブラディスク川田将雅牡458.017.85
ホウオウビスケッツ岩田康誠牡658.054.713
マスカレードボールC.ルメール牡458.03.72
リアライズシリウス津村明秀牡356.018.16
レガレイラ岩田望来牝556.019.17
レディネス横山典弘牡458.038.110

天皇賞(秋)2026①(脚質別)

脚質1着2着3着4着以下勝率連対率複勝率
逃げ馬0回2回3回15回0.0%10.0%25.0%
先行馬7回6回3回60回9.2%17.1%21.1%
差し馬12回9回7回104回9.1%15.9%21.2%
追い込み馬1回3回7回79回1.1%4.4%12.2%

天皇賞(秋)2026②(枠順別)

枠順1着2着3着4着以下勝率連対率複勝率
1枠3回4回1回25回9.1%21.2%24.2%
2枠2回2回0回32回5.6%11.1%11.1%
3枠1回1回6回28回2.8%5.6%22.2%
4枠6回3回3回26回15.8%23.7%31.6%
5枠2回5回2回30回5.1%17.9%23.1%
6枠3回3回2回31回7.7%15.4%20.5%
7枠3回2回3回39回6.4%10.6%17.0%
8枠0回0回3回47回0.0%0.0%6.0%

天皇賞2026③(種牡馬別)

種牡馬1着2着3着4着以下勝率連対率複勝率
キタサンブラック19回10回9回42回23.8%36.3%47.5%
エピファネイア18回14回18回67回15.4%27.4%42.7%
キズナ15回17回6回61回15.2%32.3%38.4%
モーリス12回5回7回47回16.9%23.9%33.8%
ドゥラメンテ10回9回5回68回10.9%20.7%26.1%
ディープインパクト9回12回11回73回8.6%20.0%30.5%
ハーツクライ8回11回11回77回7.5%17.8%28.0%
シルバーステート7回9回3回30回14.3%32.7%38.8%
ゴールドシップ7回8回20回109回4.9%10.4%24.3%
リアルスティール7回3回7回25回16.7%23.8%40.5%

天皇賞(秋)2026 - 過去10年のデータ傾向

ルメールの5勝2着1回が話の本質を表している

怪しい流れになりつつあるマスカレードボール<ルメール継続濃厚も、ドバイをパスして、香港は仕方ないにしても、キングジョージで上昇力を失うような惨敗、僚馬がリアライズシリウスというのも若干気になる要素>が、鞍上の今季ラストスパート開始に合わせ、自然と過剰人気になるはずだが、彼が乗った馬が1番人気というのは、この10年で6回だけなのだから、要するにそういうことなんですね。(笑)

秋華賞も菊花賞も毎年のように勝って、ここも勢い駆って…、という流れになっているならば、今年もそういう話なんですねとなるには、ダノンヒストリーでのぶち抜き3連勝で三冠阻止<ルメール騎手が対抗一番手に乗ることになるから、最近も肉薄していくケースが大半、ただ、馬の強さを引き出してしまうという死角も生じる皮肉は痛し痒しか>のストーリーを具現化したところで、ロブチェンと共倒れでは情けないし…、この結果を知ってから、天皇賞の予想を披露しているわけではないので、秋華賞で著しくマッチョ化したドリームコアで少し出負けから、早めスパートも追いつかずの展開は、何か、11月にツキが巡ってくる気配もしないではない。

後の人気馬についてが、リバティ以外はモーリス、キタサンブラック、負けて強しの三冠馬コントレイル<エフフォーリアが生涯最高の仕上がりだったのに対し、自身は実質的な故障明けの一戦>であるから、クロワデュノールが自然体で挑めるこの舞台で、クリスチャンを推せると踏むなら、昨年2着の鞍上の逆襲に期待するのは筋だろうが、東京2000Mがどこまで合っているのかが問題になりそうだ。

怖いほどに、ギャロップダイナ的存在が出づらなったことを示す死に筋データ

毎年のように、オープン馬が様々なカテゴリーから来るようなレースではなくなった。

前走海外の馬もこの括りに含まれるが、ここ10年以上、上位争いにも絡んでこない。

実質、第2回のような趣だったシンボリドルフ登場のこのレースで、その他の対抗級を抑えながら、伏兵のギャロップダイナの強襲に屈した1985年のデビュー騎手はこのレースを2勝したのち、長い時間をかけて、ついに鞭を置くこととなったが、そのギャロップダイナのようなローテーションの馬<実質オープン級ながら、前走は当時の規定で本賞金の分類で出られた一つ下のクラスで負けていた、落馬直後にオープンを勝ったにも関わらず…>が、今は、ほとんどノーチャンスであるし、スピード勝負になりやすい東京では、不利な条件が重なる。

海外の出走馬は、リバティアイランドの立ち上げ慎重のドバイ参戦後初の実戦で、ペースも合わずに惨敗となったが、海外に縁のあるダービー馬が2頭台頭で、見た目の波乱とは違う意味でのメンツの立つような結果になったものの、どちらも春以来とはいえ、王道路線のG1から出てきたG1馬であった。

ゼンノロブロイが<=前走インターナショナルS>、鞍上同期同士=1986年デビュー組で、超人気薄だった松永幹夫現調教師のヘヴンリーロマンスのイン強襲に泣いたシーンが、前年覇者の敗退の歴史からも、象徴的な結果でもあったのだから、軸に押さえづらい、前走キングジョージ組のマスカレードボールは、今は距離適性はもちろん、独特のサンデーサイレンスのきついクロスも合わせて、信用ならないタイプの人気勢になると言える。

前走安田記念でも秋の天皇賞に繋がるというのは、蛯名現調教師=1987年騎手デビュー、当然あのお方も 1999年3着のエアジハードで既に示されているものを、スーパースターであるアーモンドアイで焼き直しただけだから、データ以外でも割り引き材料となる気がする。

本当は割に合わないはずの宝塚記念直行組

今年はひと叩きのレガレイラ<当然、分類はオールカマー組>に、競馬界の主軸を成している2世代ダービー馬・世代芝路線のトップホースを兼ねる が、当たり前のように、ここでも参戦の見込み。

買う買わないというよりも、展開を左右するタレントであるから、いずれも阪神よりはずっと東京の方が合うので、消す材料はないに等しい。

ダービー馬が宝塚記念でも好走しているというのは、京都の重馬場でギブアップ状態だったドウデュースよりも買い材料となるから、もっとタフだった今年のレース内容からも、推せる要素は多い。

ただし、そうした実績からも、現状の出来よりも評価されすぎるきらいもあって、ドウデュースにしても、何だかんだ言って、リバティアイランドに続く2番人気。

G1馬が上位を占めるだろう単勝支持に対し、うまみを求めると、連続3着とした昨年のジャスティンパレスのような穴人気には惹かれるところがあるものの、大体は過剰人気を乗り越えるだけの鞍上の手腕であるだとか、馬の実力があるということならば、春にいくらか不完全燃焼のところがあったドウデュースタイプのダノンデサイルに、いくらか人気面での妙味がありそうと思えて、こちらを推したい面はある。

阪神が苦手というより、走ったことのなかった馬が、全く違う馬場で、この手の馬場の難なくこなす中山、阪神のG1実績で上回る組に負かされたというだけで、簡単な理由で、人気がない方にも魅力があるなら、クロワデュノールを推すよりも、こちらがいい気もする。

案外、東京では互角である可能性もある。

王道の毎日王冠組は、人気を裏切った馬と穴好走の両者が活躍も3着ばかり

一昨年のスローの展開で、定石通りの粘り込みを決めたホウオウビスケッツは毎日王冠2着の最初の年と重なる。

それ以来の好走を臨むホウオウビスケッツは、同じレースの人気馬であるリアライズシリウスや妙に人気がなかったセイウンハーデスなどを相手にしながら、G1馬をなぎ倒すというミッションが圧し掛かる。

6歳でも元気だが、想定がその一昨年のようなざわざわした展開になったとして、ここ2年のスロー<3年前も世界のパンサラッサが飛ばしただけだが>は、今のトレンドでもあるから、毎日王冠組は前掛かりの馬でも、乗り気で押さえていきたい。

今度は当然、強気に出るリアライズシリウス<母父ステイゴールドは典型的な叩き良化型で大半の産駒もこれを受け継ぐ>と、上位勢の中で唯一、直線の4分どころまで持ち出していったレディネスは、一連のレースぶりからも、自然と前で内の方にいるタイプ。

いずれも、いくらか雨馬場を苦手にしているから、ここ数年は無縁も、2017年のキタサンブラックが立ち遅れを4角ワープでチャラにしたような、恐ろしく悪化した馬場では困るが、この7年の馬場から類推するバイアスのようなものを踏まえたら、関東のトップジョッキーが乗るわけで…。

夏以降の流れが、ツムツムよりノリちゃんの方がいいという、全く当てにならない理屈と合わせて、少し無理筋の外差しを狙ったことに、鞍上の強い意志を感じたレディネスからここは入る。

いずれも、東京のスピードレースで相応の結果が出している馬だけに、遅れすぎた挑戦ではないこの4歳重賞未勝利馬は、穴党の興味をそそられる要素に溢れている気がする。

天皇賞(秋)2026- 出走予定馬の血統/成績/タイム

東京デビューでダービー出走の関西馬の中で、一番伸びしろのありそうな馬を先物買い

レディネスの血統

母系には欧州圏のマイルG1を中心とした活躍馬も見られ、3代母のゴールデンオピニオンも例外に漏れず、マイルのタイトルを持っている。

母父のシャマーダルは、父のジャイアンツコーズウェイよりも距離への耐性もあったからフランスの2000ギニーとダービーを制したが、その後に、セントジェームズパレスSを快勝しているので、3歳の10F路線を皮切りであるフランスダービーを勝ったとはいえ、古馬と当たって、10Fでも活躍の父よりも、よく走るのはマイルであったのかもしれない。

そうした背景もあって、母母父ダンチヒの影響もあるから、マイラー説が今のところはレディネス推しの通説のようになっているが、距離適性がハーツクライよりもいくらか長いくらいのところにシフトしているスワーヴリチャードを父に持つことで、それぞれが微妙に作用して、これまた何とも言えない戦績に止まっているのであろう。

本格化が遅い父系の特性からも、成長力を得られるというアドヴァンテージに関しては、そのキャリアからも相応の手応えは陣営も持っているはずだが、細かい距離適性に関して、少し見えづらい部分がある。

1800でも2000でも3歳の時はキレたが、パワーアップして、前に行くようになると、今度は詰めが甘くなっている。

ハーツクライやその代表産駒が本格化前に苦しめられた惜敗の連続が、今のレディネスに当てはまるとしたら、マイルのスピード勝負=底力を伴った激しい時計勝負の争いには、まだ足らないこの馬に、マイルのタイトルを得る前はこの距離で活躍していたジャスタウェイに学ぶなら、10F近辺の時計勝負が現状のベストなのではないかと勘繰り、穴馬の押さえどころとして挙げられる強調点として、これを全面に出していこうと考えた。

ここで見せ場を作れたら、いよいよ、マイル戦線でも通用の流れになるように思う。

ここに1985年の当レース優勝馬となったギャロップダイナ<勇退されたばかりの根本康広調教師が騎手時代に魅せた一戦・同馬初騎乗>を引っ張り出してきたのかと言われれば、これもオープン勝ちの後に条件戦に出た、今では少し珍しい、降級制度廃止にかからない条件再編の降級を経験したレディネスと、雰囲気が似ているからだ。

ノーザンテースト譲りの大きなサク<顔の正面が真っ白な幅広のスペースを取っているド派手な見た目の馬>こそないが、スワーヴリチャード産駒のレディネスはノーザンテースト産駒と見紛うほどの、栗毛でサクのあるグッドルッキングホース。

サッカーボーイの雰囲気を顔にも受け継いだオルフェーヴルのように、狂気の面でも繋がるものがあるのだとすれば、ノーザンダンサーの血が重なる母系の並びから、父からその顔の派手さを受け継いだノーザンテーストのような現象が、おっとり顔のスワーヴリチャードから、毛色だけ引き継いで、スター性を秘めた存在であることを、殊更に強調しているのかもしれないと、ここで狙う価値のある馬だと、改めて感じたのである。

天皇賞(秋)2026 - レース展開と最終予想

ギャロップダイナはここをぶち抜いた後に、翌年の安田記念を勝っている。

ここが本番だと言わんばかりのパフォーマンスは、年明けの東京新聞杯ですでに、本物のオープン級のマイラーであることを示していたものの、今の時代は、1800Mも物凄い時計で決着するから、レディネスもその辺りは、阪神開幕週の準オープンの持ちタイム・1:44.7で、見た目では足りる印象。

ところが、そうした段取りを昆厩舎のスタッフと一丸で整えてきた割には、パワーアップ必至の北海道2戦と、前走の毎日王冠があまりパッとしなかった。

本当のところは、位置を取りに行った札幌記念に見られる鞍上の仕草からも、本物になるまでの時間を要する過程で、現在は、その殻を破るための仕上げの作業に入ったのだろうと推察。

思えば、3歳時に鞍上の十八番であるイン強襲を2度完遂し、この若駒をダービーという大舞台への誘った中で、そうした勝ち切るために使った決め手は、敢えて、近走で発揮させていないというよりも、そもそもの決め手に、限界があるという解釈であったのだと、今更納得。

ならば、正攻法の戦いでマイルのタイトルを…。

しかし、脚元への不安や、決め打ちの型が似合うタイプに結果育ったために、前走のように、うまく溜めを利かせても、それが半端であると他の馬の同等レベルの脚しか使えないから、前よりも安定して先行態勢に入れるから、スピード不足も補いながら、力の足らない部分も鞍上がフォローしながらとやっていくうちに、賞金加算がままならない中での参戦となってしまった。

見た目にも足らない内容が続いたが、はっきりとした戦法を積極選択する主戦のスタンスは、ここではうまくハマる可能性があるとして、穴から流す方が得策という有力馬の死角を突いて、ここから入ると決めたわけだ。

懸念事項は馬場であろう。

スピードが身上の馬だが、マイルの重賞ではきっとまだ足らない。

そういう過程でストレスも最小限に、また、力強さもプラスさせていく必要性がある段階で、札幌の洋芝で敢行しながら、前走ではいくらか控えた中で掛かる仕草を見せたというポイントで、前の動きが少し積極的になるところで考えられるのが、勝負手の先行。

ホウオウビスケッツとは、ベテランの鞍上同士が絶妙な掛け合いをしながら、自分のフィールドで活躍するというストーリーを連続年で紡ぎ出したが、ここぞの場面でこそ、横山典弘の怖さが出るような気がした。

中距離のスピードレースでは前に行ける。

消耗戦の札幌記念では、普通は通用しないハイバランスのひと溜めで、ロスなく回ると絶妙にイン狙いの組を封じる、強い内容の3着。

毎日王冠で即通用のレース内容ではなかったから、前回は控えめの印に止めたが、札幌記念の組み立てで攻めの手に出ると、実は、先行粘り込みで、より強気の先行をするリアライズシリウスの死角をついて、妙な具合で皐月賞のようなレースを出来ないと妄想…。

ハイペースの逃げはあまり得意ではないホウオウビスケッツを行かせ過ぎても、有力馬が利するだけ展開で損なのだが、自分が行こうとすればするほど、周りは翻弄されるのでないのか。

クリスチャンを配したクロワデュノールも、ここは休み明けであるから、いくら勝ち気でも、後ろに控えそうな有力各馬の動きを考えて、上手な立ち回りでも、様子見の組み立てをする可能性が大いにある。

自分たちの都合のいいことを考え、いい塩梅に人気勢が不利な形に持ち込んで、己だけ利するような組み立ても、前哨戦パス時代の現状、使った強みを活かせるように思うと、波乱の盾への期待も高まる。

何せ、雨の中山から変調のJRAメインは、事あるごとに波乱。

夏に使えた馬が、相手関係が楽だったことも手伝って、特別でも人気を裏切る馬が続出し、休み明けで大挙出てきても、不発にリスクはある。

使っても勝てなかったが、東京の流れに合っている2頭を中心とし、個人的には得意不得意のゾーンがはっきりしているだけで、クロワデュノールと能力差はあまりないと考えるダノンデサイルの復活にも期待。

タスティエーラが蘇るのだから、安定して結果を残す4戦連続G1・3着の怪記録更新もあり得るが、堂々の立ち回りで輝きを取り戻してもらいたい。

ここで横山典弘騎手が勝利すれば、ほぼ自動更新状態の重賞最年長勝利記録が、自らによって再び塗り替えられると同時に、春に本格化を予感させた? 安田記念×宝塚記念連勝の武豊騎手の記録も一気に更新されることになる。

札幌記念といい、オールカマーといい、他の馬が伸びないところから、その馬の持つ底力に見合った強烈な脚を引き出すテクニックに、このレディネスの前走では、敢えて、拘泥しないような立ち回りであったということが大きなヒント。

いつでも逃げてやろうと、心のどこかでは思っているところで、逃げる気でもいたダービーのダノンデサイルのような立ち回りをした時、大勢の人気勢に張った本命党は、再び、してやられるのかもしれない。

後ろの動きが活発にならないと読んでのこと。

前で勝手にやっていると思っていると、この男だけは、その特殊な技術を駆使して、一人勝ちする展開というのが、筆者とレディネスのチームのベストシナリオ。

その先に、ギャロップダイナのようなサクセスストーリーも期待して…。

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