ホープフルステークス 予想

中山金杯を予想!

ジュベナイルフィリーズとフューチュリティSという、歴史も格式もあるGⅠ競走があるにもかかわらず、2歳重賞の頂点であったとされる年も多かった前身のラジオNIKKEI杯2歳Sの流れを汲むホープフルSは、
GⅠになるべくしてなっただけでなく、クラシック競走に向けた試走の意味合いが強く、阪神時代から数多くのクラシックウイナーを送り込んできた出世レースです。
皐月賞と同じ条件になってからも、そのいい流れは引き継がれ、下記したダービー馬が高頻度で登場しています。

ホープフルステークスの主な勝ち馬(後のダービー馬)

ラジオたんぱ/NIKKEI杯-<1991年~2013年>
・タヤスツヨシ 1994年
・アドマイヤベガ 1998年
・ロジユニヴァース 2008年
・ワンアンドオンリー 2013年

-旧ホープフルS-<1988年~2013年>
・ウイニングチケット 1992年

-ホープフルS-<2014年~>
・レイデオロ 2016年
・コントレイル 2019年<三冠馬>

ホープフルステークスの特徴

皐月賞と同じ舞台ということで、一般的に敬遠される向きもありますが、他の重賞競走よりも遥かに勝ちタイムの設定がブレないという、年末特有の天候の安定も影響する固定された走破条件により、
過剰に人気を集めない限り、実力ははっきりと出てしまうために、目も当てられないような酷い決着は、中山移設後は全くない状況が続いています。
少なくとも、皐月賞よりは人気馬を買えるレースです。

ホープフルステークスの歴代優勝馬

 1着馬
性齢
斤量
騎手
人気
前走
父名
 2着馬
性齢
斤量
騎手
人気
前走
父名
 3着馬
性齢
斤量
騎手
人気
前走
父名
2010年(ラジオNIKKEI杯)
ダノンバラード
牡2
55武豊
4京都2歳S③
ディープインパクト
オールアズワン
牡2
55安藤勝己
2札幌2歳S①
ネオユニヴァース
コティリオン
牡2
55
C.ルメール
5500万②
ディープインパクト
2011年(ラジオNIKKEI杯)
アダムスピーク
牡2
55C.ルメール
4新馬①
ディープインパクト
ゴールドシップ
牡2
55安藤勝己
3札幌2歳S<2>
ステイゴールド
グランデッツァ
牡2
55
秋山真一郎
2札幌2歳S<1>
アグネスタキオン
2012年(ラジオNIKKEI杯)
エピファネイア
牡2
55福永祐一
1京都2歳S①
シンボリクリスエス
バッドボーイ
牡2
55C.ウィリアムズ
5東京スポーツ杯2歳S⑤
マンハッタンカフェ
キズナ
牡2
55
武豊
2500万<1>
ディープインパクト
2013年(ラジオNIKKEI杯)
ワンアンドオンリー
牡2
55C.ルメール
6東京スポーツ杯2歳S⑥
ハーツクライ
アズマシャトル
牡2
55松山弘平
3500万②
ゼンノロブロイ
サトノアラジン
牡2
55
戸崎圭太
1東京スポーツ杯2歳S⑤
ディープインパクト
2014年(GⅡホープフルS)
シャイニングレイ
牡2
55川田将雅
2新馬①
ディープインパクト
コメート
牡2
55嘉藤貴行
8500万①
ブラックタイド
ブラックバゴ
牡2
55
戸崎圭太
9未勝利<1>
バゴ
2015年(GⅡホープフルS)
ハートレー
牡2
55H.ボウマン
3新馬<1>
ディープインパクト
ロードクエスト
牡2
55田辺裕信
1新潟2歳S<1>
マツリダゴッホ
バティスティーニ
牡2
55
C.ルメール
2500万<1>
キングカメハメハ
2016年(GⅡホープフルS)レイデオロ
牡2
55C.ルメール
1500万①
キングカメハメハ
マイネルスフェーン
牡2
55V.シュミノー
8未勝利①
ステイゴールド
グローブシアター
牡2
55
福永祐一
2新馬①
キングカメハメハ
2017年タイムフライヤー
牡2
55C.デムーロ
1京都2歳S②
ハーツクライ
ジャンダルム
牡2
55武豊
4デイリー杯2歳S①
キトゥンズジョイ
ステイフーリッシュ
牡2
55
中谷雄太
8新馬①
ステイゴールド
2018年サートゥルナーリア
牡2
55M.デムーロ
1萩S①
ロードカナロア
アドマイヤジャスタ
牡2
55C.ルメール
2500万①
ジャスタウェイ
ニシノデイジー
牡2
55
勝浦正樹
3東京スポーツ杯2歳S①
ハービンジャー
2019年コントレイル
牡2
55福永祐一
1東京スポーツ杯2歳S①
ディープインパクト
ヴェルトライゼンデ
牡2
55O.マーフィー
3萩S<1>
ドリームジャーニー
ワーケア
牡2
55
C.ルメール
2アイビーS「1」
ハーツクライ
2020年ダノンザキッド牡255川田将雅1東京スポーツ杯2歳S①ジャスタウェイオーソクレース牡255C.ルメール3アイビーS①エピファネイアヨーホーレイク牡255武豊41勝「1」ディープインパクト
2021年キラーアビリティ牡255横山武史
2萩S②・阪神ディープインパクトジャスティンパレス
牡255C.デムーロ41勝クラス①
ディープインパクト
ラーグルフ牡2
55丸田恭介8芙蓉S①モーリス
2022年ドゥラエレーデ牡255B.ムルザバエフ
14東京スポーツ杯2歳S④ドゥラメンテトップナイフ牡255横山典弘7京都2歳S②・阪神
デクラレーションオブウォーキングズレイン牡255C.ルメール61勝クラスルーラーシップ
2023年レガレイラ牝255C.ルメール2アイビーS③スワーヴリチャードシンエンペラー牡256B.ムルザバエフ1京都2歳S①Siyouniサンライズジパング牡256菅原明良13カトレアS キズナ
2024年クロワデュノール牡256北村友一1東京スポーツ杯2歳S①キタサンブラックジョバンニ牡256松山弘平
6ラジオN杯京都2歳S②エピファネイアファウストラーゼン牡256杉原誠人172歳未勝利①モズアスコット
2025年ロブチェン松山弘平7新馬「1」ワールドプレミアフォルテアンジェロT.マーカンド91勝クラス②フィエールマンアスクエジンバラ岩田康誠4リオンディーズ

ホープフルステークス 過去10年のデータベース

 1着2着3着4着以下勝率連対率複勝率
1番人気5回0回0回2回71%71%71%
前走牝馬1回0回0回3回25%25%25%
前走アイビーS1回1回1回1回25%50%75%
前走京都2歳S1回2回0回9回8%8%25%
前走ダートオープン
0回0回1回0回0%100%100%

データを見るとG1になった途端、前走2000m勝ちの馬は勝てなくなってきた傾向がわかります。

G2の3年間の勝者は全て、前走が芝の2000mで勝っていた無敗馬だったものが、2000m初挑戦の2頭と2000m重賞の京都2歳Sで負けた馬が勝ったことで、どうにも、本番と前哨戦の使い分けのようなものが
出てきている気もするのですが、次の皐月賞も連勝した1800mで勝ってきた近2年の勝者は、ダービーまで無敗だったので、単純能力の差とすべきなのかもしれません。

G1昇格の前から、阪神時代と大きく変化したポイントが、この余力のあるなしの差でしょう。
コントレイルは世紀の名馬の可能性があるので置いておくとして、オープン連対実績のある馬が中山になってから2着止まり、コントレイルが勝った年は、
これに続いた馬が重賞初挑戦の無敗馬2頭であったので、揉まれた経験ではなく、真のスケール感がダイレクトに出るために、ここでは結果だけが求められる傾向が出ていると言えます。

ホープフルステークスの攻略ポイント

人気に応えたとか、新馬を勝っているとか、良い騎手が乗っているとか色々理由付けは可能ですが、現状のNo.1を探り当てるための一戦であるからこそ、無敗の根拠がはっきりしていることが重要となります。
負けても連は外していないとか、血統に見合った活躍であると思えれば、コントレイルのような異様な持ち時計のある馬でなくても、
2分1秒中盤という設定タイムに合わせて、乗り切れるかどうかを見極めればいいだけのことで、その時点で、大半の伏兵は除外できます。
1800mのオープン勝ちがG1昇格後の勝ち馬の共通項ながら、レイデオロのような2000m2戦2勝で悪いわけでもなく、
ちゃんと理由がある人気馬を見つけられなかった時に、血統か圧勝歴などの次のファクターで序列を決めればいいでしょう。
2、3着馬は前走勝ち馬ばかり。穴馬こそ、勝ってから挑む流れを大切にしたいレースと言えそうです。

ホープフルステークス2025の予想 過去10年のデータ傾向と有利な枠/出走予定馬の最終追い切り

ホープフルステークス2025の予想 過去10年のデータ傾向と有利な枠/出走予定馬の最終追い切りの予想と出走予定馬の最終追い切り評価を行っていきます。
過去結果を見ても荒れる傾向のある中、有力な登録馬の中から鉄板軸馬とされる外厩仕上げの本命馬や消去法で消すべき馬、本命をも超える可能性のある穴馬をデータ分析!

歴代勝ち馬のサインを見逃さず、予想オッズを見ながら過去配当を超える払い戻しを狙っていきましょう。

レース名第42回ホープフルステークス(G1)
グレード重賞(G1)
日程2025年12月27日(土)
発走時間15時40分
開催場所中山競馬場
距離芝2,000m
コース右回り
賞金7,000万円
レコードタイム1:58.2

ホープフルステークス2025予想-予想オッズ/出馬表(馬柱)/出走予定馬の馬体診断/想定騎手/最終追い切り評価(枠順確定)

ホープフルステークス2025の予想オッズと登録馬

枠順馬番出走予定馬騎手性齢斤量予想オッズ人気1週前追い切り最終追い切り
11ノチェセラーダA.プーシャン牡256.052.213栗東・CW・良(長岡禎)
5F 70.1-54.7-38.2-11.4(一杯)
栗東・坂路・重(助手)
800m 55.4-40.3-26.0-12.9(末強め)
12アーレムアレス菱田裕二牡256.037.211栗東・CW・良(菱田裕)
7F 97.2-65.4-51.1-36.8-11.5(一杯)
栗東・坂路・重(助手)
800m 55.4-39.5-25.2-12.6(馬なり)
23ジャスティンビスタ北村友一牡256.09.75栗東・坂路・良(助手)
800m 58.0-42.8-28.4-14.0(馬なり)
栗東・坂路・重(北村友)
800m 58.8-43.0-28.1-13.7(馬なり)
24ロブチェン○○牡256.062.915栗東・CW・良(松山弘)
6F 82.5-66.4-52.1-36.8-11.0(稍一杯)
栗東・CW・重(助手)
4F 51.5-36.8-11.3(一杯)
35ノーウェアマン木幡巧也牡256.0278.119美浦・ウッド・良(木幡巧)
6F 81.1-66.0-51.5-37.0-11.7(一杯)
美浦・ウッド・良(助手)
6F 82.7-66.8-52.1-37.1-11.7(馬なり)
36バドリナート坂井瑠星牡256.08.74栗東・CW・良(坂井瑠)
7F 98.1-67.4-52.4-37.2-11.6(一杯)
栗東・坂路・重(助手)
800m 54.9-39.8-25.9-12.8(強め)
47テーオーアルアイン松山弘平牡256.045.812-栗東・坂路・重(助手)
800m 55.6-39.5-25.1-12.3(馬なり)
59メイショウハチコウ三浦皇成牡256.058.014栗東・CW・良(鮫島良)
5F 68.3-53.0-38.0-11.7(馬なり)
栗東・坂路・重(助手)
800m 54.4-39.9-25.8-12.7(馬なり)
510ウイナーズナイン西村淳也牡256.033.710栗東・CW・良(西村淳)
6F 82.5-67.2-52.1-37.1-11.3(馬なり)
栗東・坂路・重(助手)
800m 55.9-40.0-25.5-12.8(強め)
611フォルテアンジェロT.マーカンド牡256.019.86美浦・ウッド・良(助手)
5F 66.4-51.6-36.8-11.1(一杯)
美浦・ウッド・良(助手)
5F 68.2-53.3-39.0-12.2(馬なり)
612アンドゥーリル川田将雅牡256.03.51栗東・CW・良(西谷誠)
6F 82.0-66.3-51.1-36.2-11.4(一杯)
栗東・坂路・重(西谷誠)
800m 54.8-38.9-24.9-12.3(馬なり)
713ショウナンガルフ池添謙一牡256.06.53栗東・CW・良(池添謙)
6F 83.1-66.7-51.3-36.6-11.4(強め)
栗東・坂路・重(池添謙)
800m 54.9-39.0-25.6-13.1(強め)
714ジーネキング斎藤新牡256.069.517美浦・ウッド・良(斎藤新)
5F 65.8-50.8-36.8-11.3(強め)
美浦・ウッド・良(助手)
6F 82.5-66.3-52.0-37.4-11.4(馬なり)
815アスクエジンバラ岩田康誠牡256.029.79栗東・CW・良(岩田康)
6F 85.3-69.8-54.4-38.5-11.0(一杯)
栗東・CW・重(岩田康)
6F 83.7-67.6-52.1-36.6-11.1(強め)
816オルフセン岩田望来牡256.024.37美浦・ウッド・良(岩田望)
5F 66.8-52.3-38.0-11.5(馬なり)
美浦・坂路・良(助手)
800m 54.1-39.3-25.9-12.8(馬なり)
枠順1着2着3着4着以下勝率連対率複勝率
1枠2回2回1回20回8.0%16.0%20.0%
2枠4回2回4回21回12.9%19.4%32.3%
3枠3回3回3回23回9.4%18.8%28.1%
4枠2回3回3回29回5.4%13.5%21.6%
5枠4回1回1回30回11.1%13.9%16.7%
6枠3回4回5回27回7.7%17.9%30.8%
7枠2回2回3回35回4.8%9.5%16.7%
8枠0回3回0回39回0.0%7.1%7.1%
種牡馬1着2着3着4着以下勝率連対率複勝率
ハーツクライ17回11回11回102回12.1%19.9%27.7%
エピファネイア16回13回20回113回9.9%17.9%30.2%
キタサンブラック13回7回2回58回16.3%25.0%27.5%
ハービンジャー13回6回10回103回9.8%14.4%22.0%
ドゥラメンテ12回15回20回100回8.2%18.4%32.0%
キズナ12回7回8回89回10.3%16.4%23.3%
ゴールドシップ9回21回8回198回3.8%12.7%16.1%
ディープインパクト9回15回13回79回7.8%20.7%31.9%
モーリス9回8回8回63回10.2%19.3%28.4%
ルーラーシップ9回5回13回104回6.9%10.7%20.6%

ホープフルステークス2025 - 過去10年のデータ傾向

不幸の手紙が三冠馬でJCを制した翌年、名門に届くというジンクス

国枝厩舎に所属していた頃のコマンドラインと、似たように2戦無敗で同じくクラシック候補に上ったミッキーカプチーノ<矢作厩舎>が、人気を裏切る結果に終わった。
どういう組み合わせだったどうかは置いておくして、相対的に縦の比較をすると、少し混戦模様にあった年に、この2頭がふるい落とされて消えたという見立ても間違いはない。 いずれも、クラシックにいって、好勝負になった馬がいなかった年の人気馬だったので、あっさりと壁に跳ね返されたということもできる。 厩舎実績などを含め、人気になりやすい素地が、結果的に、モンスターで制したジャパンCとの対比により、上乗せ分があったら<=厩舎の名前がまた売れて、次のスターが出てきたという雰囲気の影響>、こういうこともある。
イクイノックスが勝った翌年のレガレイラは勝っている<=木村厩舎>から、クラシックホースということも、レースの性質上は、重要なファクターになっていた気がする。 その他の年も、怪しいオッズになったこともあったが、クラシックに直結したから、問題はなかった部分はある。 やってみてわかることもあるから、その辺りは、穴党にはありがたい傾向にも思える。

言うほどは使ってこない、京都2歳S連対のいずれかは連続好走する

G1昇格初年度のタイムフライヤーだけが勝ち切って、トップナイフ以降の2着馬であるシンエンペラー、ジョバンニらが目立つ。 どういうわけだが、割合的には2着馬が強い。 勝ち馬も一定数出てくるが、3歳時点で国外のタフ馬場でG1好走を決めるシンエンペラーだけが、内面に危うい面を抱えながらも、11月デビューから3戦目の強みを活かし、ここでその証明していたという風に感じる。 2000Mを連勝した馬は、G1昇格後は皆無。 東京スポーツ杯や萩S、アイビーS組が人気に応えるのには、はっきりとした理由があるともできる。
今年は波乱の京都2歳Sで、ある意味、楽しみは多いともできるが、当然のことながら、半信半疑にもなる。 人気にはならないことを逆手にも取りたいが、トップナイフの場合<3番人気→7番人気>であったということ以上に、他の騎手の倍以上中山の重賞レースを制してきた名手の継続騎乗だったことも、推し材料の要素。 現状、強いジャスティンビスタとキャリアホースのアスクエジンバラのランク付けを、レース前に行う必要性を感じないから、同列扱いの買い方が賢明であろう。

ファウストラーゼンの二番煎じは無理筋であるから…

いい線まで行った伏兵はかなりの数存在しているが、矢作厩舎で中1週半のステイフーリッシュと、昨年のファウストラーゼンらが、未勝利クラス勝ちから馬券になった馬。 関東圏のその手の馬は、一定数挑戦してくるが、東京のみのキャリアであったりするとダメな場合はほとんど。 何しろ、G1昇格後は関西馬が、レガレイラ以外の7勝なのである。 そうした伏兵も、いくらかは関西経由のキャリアで優位性があるのかもしれない。 右回り、コーナー4ついずれかの勝ち星が鍵でもある。
ただ、このタイプは選別が難しく、何も、1勝クラス勝ちとか、オープン好走などの条件以外に、サンライズジパングやそれこそ先日引退が決まったドゥラエレーデ<東京スポーツ杯4着馬ながら、勝ち星は札幌のダート戦のみ>などのようなジョーカーも、存在していないことはない。 レベルの高い年かどうかは兎も角、力勝負にはなる傾向だから、距離耐性があるならば、牝馬でも勝てるのだから、中距離ダートで結果を残してる両者も、一応の候補にはなる。 1勝クラス負けの馬は来たことはないが、変なレース展開となった百日草特別のフォルテアンジェロが気になるフィエールマン産駒なので、これはこの枠でぜひ押さえたい。

結局、大方2勝同士の競馬になる

今年も京都2歳Sウイナーをはじめ、人気になりそうなアイビーS勝ち馬、札幌チャンプなど、華のある勝ち方をしてきたダービージョッキーの乗り込む人気勢が参加する予定になっているから、その点は楽しみ。 同じように、京都の特別を勝って3戦2勝とした組も面白いから、かなりのキャパにもなるし、プレ皐月賞となりそうな雰囲気だ。
ただ、マイルの重賞勝ち馬のうち、1頭くらいはここに出てくる傾向もあったが、コマンドラインの失態から、この手の馬はまず出てこなくなって、結果的に、レガレイラの年にエントリーしていたゴンバデカーブースも、輸送熱で取消しがあったりと、ここは少し怪しいところもあるから、ジャンダルムの何故<武豊に花を持たせようとする前田オーナーはさすがではあるが、結局、母が勝てなかった中山のスプリンターズSを勝った>についての謎は解けないにしても、ここはもう穴なら狙えということで、今後も距離をとりながら押さえる他はないだろう。
ちなみに、2勝馬がこれまで5勝。 1勝馬が一昨年まで3連勝だったが、昨年は正統派王者の誕生で4頭目のデビュー3連勝馬にもなった。 元々、やや破天荒なところのあったダノンザキッドだけは怪しくなっていったが、その他はまずクラシックホースになっている無敗王者は、キャリア2戦が理想。 その成功例となったコントレイルとサートゥルナーリア産駒を送り込んでくるが、無敗馬のジャスティンビスタよりも、一回負けているバドリナートやアンドゥーリルの方が人気になりそうなところに来て、無敗制覇はいずれも1番人気で…。 該当馬はないが、評価基準は実は曖昧という見立てもあるから、そこに引っ張られるものおかしな話。
ただし、ショウナンガルフやジャスティンビスタ、新馬の内容が図抜けていた戸崎騎乗・ラヴェニュー<ロードカナロア産駒と友道厩舎のミスマッチはありそうだが…>が人気になりすぎるようだと、先行抜け出しをして上で1800Mのリステッドを勝ってきた馬は強いはずだ。 休み明けもあまりよくない傾向ではあるから、そうなると、好みやスタンスという個々の感覚が絡んできて、サートゥルナーリアよりはコントレイルではないか…、という好みの部分が、最終決定に影響してきた。 両者、2頭ずつがエントリーしている。

ホープフルステークス2025- 出走予定馬の血統/成績/タイム

後発G1ホープフルSの親仔制覇を早速期待させる、サンデーレーシングのコントレイル産駒

バドリナートの血統

このレースで好走しながら、あまり煮え切らないままキャリアを終えそうなファントムシーフと似た血統構成だが、いくらかこれに、シャープなスピードを足したようなアップデート型の配合に思う。
3代母のクードジェニーは、種牡馬しても存在感を示すマキャヴェリアンの全妹。 近親の活躍馬を挙げだしていくと、枚挙にいとまがないほどの、ノーザンダンサーを代表産駒として送り出した偉大なるナタルマの直系でもある。 ストームキャットのクロスにセンスを感じさせない5×3を抱えるバドリナートであるが、このファミリーの血がナタルマのクロスを多数抱える中で、ノーザンダンサーが5代以内に存在しない、わずかこの流れが2本に限られるコントレイルを父に迎えることで、ヘイロー<ノーザンダンサーとは従兄弟同士>の強くないクロスは、効果を増す印象。
この手の配合は、マキャヴェリアンの血を持つジャパンC勝ちの大魔神・佐々木オーナーでお馴染みというシュヴァルグランに近いものがあるが、ナタルマとノーザンダンサーが複雑に絡むので、ノーザンダンサーと距離をとれる配合というのはミソ。 ちょうどいいヘイローのクロスは、かなりセンスを感じさせるから、ストームキャットの変な入り方、重なり方は帳消し。
シュヴァルグランは完全に晩成だったが、重賞昇格初年度の京都2歳S<=中山で行われていたホープフルSの名を消さず、朝日杯FSとラジオNIKKEI杯の開催場をトレードして、こちらは現名称で、G2として有馬記念直前に組み込まれたのも2014年>で、人気薄3着であった。 京都のレースを使っていると、好相性のローテになるという2歳王道に限りなく近い戦略は、何となく、ハイレベルを予感させる世代であるだけに、そういう時ほど、この血統馬がきっちりハメ込んでくる可能性にここは賭ける。 他の血統馬に見劣らない構成に加え、ホープフルS勝ち馬で脈ありの後継はこれが初めてという流れなので、ジーネキング<あまり評価をされていないのに、シレっと産駒の重賞初出走で2着>にも興味を持っておきたい。 忘れると今後も痛い目を見る気がする…。

ホープフルステークス2025 - レース展開と最終予想

ダノンヒストリーが登録してくるとは思わなかったが、本気を出したらというか、ポテンシャルを丸のまま引き出されたなら、他の馬はひとたまりもない部分がある一方、エピファネイア牡駒は特に、やる気を出させるようにする方向性が強制的に支配的なアプローチであると、ものの見事に失敗する傾向もあるから、ドゥラメンテでもあまりハマらなかったという堀厩舎出身の名馬の産駒に関してもそうなのだが、どの程度、自由に走らせるかが重要であったりもする。 動けなかったというか、体力が足らなかっただけの小柄なブローザホーンは、良馬場でも弾けるようになってから、G1にもすぐに手が届いたが、ほぼワンシーズンだけのような気配で、今どこかに行ってしまった。
翌日は、エフフォーリア超えの本当の勝負にもなってくる、4歳有馬リベンジマッチにダービー馬が挑むが、戸崎の決断というか、迷いなくダノンデサイルを選択したような惚れ込みようが、どう出るのか見ものでもある。 厩舎と騎手とのバランスが大事で、社台系のシステマティックな体調管理システムだと、すぐに嫌気がさすというのは、自分たちで育てたエピファネイアなのだから<大調教師である角居勝彦という男の偉大さも、今更ながら際立たせる結果になっている>、どうにかしろよ思うのだが、個別に違うリクエストをかけるような弾力性が、まだ組織的にも、未成熟な部分があるのだろう。 所詮は、エイダンだとか、ボブ・バファートにでもなろうと思っているのだろうが、彼らだって、いくらでも失敗を繰り返してきている。
難しい種牡馬・エピファネイアに、グッドルッキングによる副作用でもある、高額取引を誘発するような展開に盛り込んで、才気あふれる若きトレーナーの安田翔伍と、もはや、御大クラスの化け物オヤジになってしまった自由すぎる馬乗りのテクニシャン・横山典弘の手を借りて、大物に育てるなど、あまり、意味がないことのように思うのだが。 筆者は、日本競馬の宝物であるイクイノックス産駒も、そういう雰囲気を感じるから、こうして、関係ないところで、熱くなっているのである。
それにして、そろそろ本題であるが、フラフラ走る坊やである。 丸山元気騎手を初戦で配したのが、何となくわかるような気がしている。 2戦目は、その後の展望も含めて、距離を伸ばして、坂井瑠星騎手で確勝級の未勝利戦を使ったが、楽勝の副産物として、ドゥラメンテ的外側逃避の化け物感を添えたのだから、安心してみていられない。 これが本当にコントレイル産駒なのか。 安田翔伍調教師が、新馬では動かなかったスカイストライプスという馬を、東京に連れて行ったら、今度はびっくりするほどかかって<あの男が意図して好位付けを狙ったら想定以上に行きたがった>、次は阪神のダート使って、妙な手応えでありながら、砂を被るシーンはあったのに、クリスチャンにやるじゃないかお前という感じで褒められていたのも、変な感じがした。
謎の多い馬・コントレイルには、実は、見た目ではわからない狂気が宿っている。 JCで引退の花道を飾る勝利を挙げた翌日、ご機嫌だったはずのコントレイルが、友情で結ばれたはずのパートナー・福永に嚙みつきにかかったというのが、実は本性であったのかもしれない。 オープン級であることは明白な今回本命のバドリナートや、その、よくわからないやつになっていきそうなスカイストライプス<素直な優等生タイプを好むタイプ調教師ではない、きっと、ダノンデサイルは依頼の形で管理することになったのだろうが、その時もう一目惚れだったのではないのか、そんな経緯を戸崎騎手が知っているから、決して離さないのだろうと推察するが、無論、大先輩への敬意を示す意味でその手綱の重みを理解した上でのレガレイラ不選択という解釈も正解であろう>もそう、新馬の動きが妙な具合に、コントレイルの本質にも近い、基本的に勝負に関心がないという前進気勢の希薄さを見せながら、突然、大いに変貌を遂げたような俊敏な動きを見せた時、ひとつの成功パターンがあるのだろうと思う。
どこもかしこも、三冠馬の初年度産駒をぞんざいには扱いたくないという面があって、しかし、父の本質をよく理解する矢作厩舎の面々と福永祐一調教師は、使えそうだったらどんどん使うというスタンスで、いい塩梅に賞金稼ぎに成功。
その中で、矢作厩舎では乗り運動に携わるのであれば、コントレイルの背の上に何度も乗ったはずの坂井瑠星騎手が、早速の当たりを引いたという感じもある。 矢作厩舎のコントレイル産駒では数頭勝ちの結果を残したが、まだ、オープンクラス<=G1>で除外にならない賞金は稼いでいない。 代わってというわけではないが、松永幹夫厩舎のノーザンファーム産、件の超の付く血統馬であるこのバドリナートは、札幌であわやの重賞初挑戦逃げ粘り2着のジーネキング共に、やってくれそうな気がする。
走る気があるというより、やや乱暴な走り方というか、やんちゃな部分があるという感じで、どう見ても、コントロールは難しいタイプ。 ただ、それでどこまでも前に行くという感じではないから、追って魅力のある坂井瑠星騎手にはぴったりなのであろう。 積極策もフィットするし、安田厩舎に縁がないわけではないから、どうも何を画策していそうな翔伍先生のことだから、積極的な挑戦をする時、これも瑠星騎手をスカイストライプスに起用する可能性はある。
バドリナートという馬は、きっと、そこまで速くはないから、スマートな立ち回りをしているようで、常に、集中力を欠く走りを続ける傾向もあるからこそ、いくらか前向きな部分を利用して、これまでは前につけていたが、見た目の数字は大したことないが、前走萩Sの4段階加速の後半半分は、ほぼ自身で押し上げた数字であり、遊んでいる雰囲気からも、本番のタイトな展開は、むしろ好都合のように思う。
完成度は少しばかり足らないし、ここまでうまいこと運んでいる馬でも、 突然、苦しくなったりするとふらつくようなこともある若駒だけに、危険な部分を秘めるパワー満点のバドリナートは、豪快に飛ぶとか、とんでもない逃げをするなんてことも否定できないが、世界のリュウセイ・サカイの騎乗。 攻めの手に出られる馬で、妙味に引くことはしないから、ハイペースは想定されないホープフルS<捲りを警戒するなら、強気に先行してペースを握った方は押し合いへし合いにならない>で、前に行くことは決して、悪手ではないだろう。
思えば、時の流れは早いもので、不良馬場の未勝利戦で圧勝して、一息入れられたパンサラッサが、このレースで逃げたのはもう6年前のこと。 坂井瑠星騎手は彼に騎乗したのだが、後ろから、あの東京スポーツ杯の激走はなかったことにしたように、まるでへっちゃらと言わんばかりに、馬なりで追い詰めてきたが、後の三冠馬だったのだ。 初の4つのコーナーを走らされたことで、手前の替え方もよくわからないまま、内にもたれながら、福永祐一は最後まで、ゴーサインのような仕草を見せることなく、ヴェルトライゼンデや後に少しは成長した姿を見せる木村厩舎のオーソリティなどを相手にしなかった場面で、パンサラッサの主戦でもなくなった瑠星騎手の想いは、いくばかりモノだったか、察するに余りある。
1番人気ではないだろうが、ある程度の支持を受けて、自厩舎のコントレイル産駒がエントリーしてこなかったところで、暫定産駒でトップランクのパートナーを得て<東京の新馬で不利をものともしなかった京都2歳S3着のゴーイントゥスカイがいれば、もう少し立場も楽だったろうが、彼も馬格がある、コントレイル産駒には珍しいタイプ>、一番になれるチャンス、牡馬タイトル両獲りへの有力な挑戦者になっただけでも、少し前とはまるで違う。
一つ下の横山武史騎手が、競馬学校にいる頃からの付き合いで、今も深い親交があると聞くが、そんなライバルでもある彼があのブリーダーズCを見て、見事な立ち回りをした先輩、というよりも戦友の完璧なエスコートに対し、嫉妬を禁じえなかったと、お父さんの知り合いのおじさんが話していたという。 もっと高みへ。 矢作厩舎が誇るスターホースの血を引く有望株は、いずれ、世界中の主要タイトルを総なめにしてしまうのかもしれない。 すると、師匠が究極とする、矢作以外の世界のトップステーブルから勝たせてほしいという有力馬への騎乗が、きっと叶う日がやってくるのかもしれない。 もっと、武史を嫉妬にまみれたコバンザメにしてやろうではないか。 互いの健闘のためにも、今は、坂井瑠星が輝き続ける必要はある気がする。 最高の年末にしたい。

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