オークス(優駿牝馬)予想

オークスを予想!

本家イギリスのオークス同様、クラシック競走として牝馬戦では最も古い1938年のスタートである優駿牝馬は、無敗による変則三冠達成馬・クリフジが勝った第6回までが阪神で、
戦後の再開に合わせて、秋開催のまま東京の今の条件で固まり、1953年から春の今の時期の開催に落ち着きました。
よって、最初の阪神と東京でしか開催されていないレースで、一度たりとも開催条件に変更のない翌週のダービーと同じく、このレースを開催するために行われている東京競馬といって、過言はありません。
近年、特にここ10年での三冠牝馬の高頻度の誕生により、レース高速化と共に、ここで燃え尽きない挑戦者たちの最初のターニングポイントにもなっていて、3歳限定重賞の枠組みから逸脱するハイレベル戦へと昇華しています。

オークス 21世紀の三冠牝馬

開催年馬名成績
2003年スティルインラブ全て2番人気での勝利
2010年アパパネオークスは同着優勝
2012年 ジェンティルドンナオークスレコードで5馬身差圧勝
2018年 アーモンドアイ
後にGⅠ8勝馬となる
2020年 デアリングタクト現役の無敗三冠牝馬

オークス(優駿牝馬)の特徴

長いのは間違いないので、スローペースの年も多い一方で、昔ほどは強烈なスピード型が登場しない分、それなりの中距離適性がある先行型が登場して、締まったレースが多くなって、
極めて速い時計の決着が増えており、時にダービーよりも速い決着になる年もあるほどで、そうなると、もうダービー馬よりもこちらの勝者の方が以降で有利という構図が出来上がります。

オークス(優駿牝馬)歴代優勝馬

 1着馬
性齢
斤量
騎手
人気
前走
父名
2着馬
性齢
斤量
騎手
人気
前走
父名
3着馬
性齢
斤量
騎手
人気
前走
父名
2011年エリンコート
牝3
55
後藤浩輝
7忘れな草賞①
デュランダル
ピュアブリーゼ
牝3
55
柴田善臣
8フローラS「3」
モンズーン
ホエールキャプチャ
牝3
55
池添謙一
2桜花賞②
クロフネ
2012年ジェンティルドンナ
牝3
55
川田将雅3桜花賞①
ディープインパクト
ヴィルシーナ
牝3
55
内田博幸
2桜花賞②
ディープインパクト
アイスフォーリス
牝3
55
松岡正海
9フローラS②
ステイゴールド
2013年メイショウマンボ
牝3
55
武幸四郎
9桜花賞⑩
スズカマンボ
エバーブロッサム
牝3
55
戸崎圭太
5フローラS<2>
ディープインパクト
デニムアンドルビー
牝3
55
内田博幸
1フローラS<1>
ディープインパクト
2014年ヌーヴォレコルト
牝3
55
岩田康誠
2桜花賞③
ハーツクライ
ハープスター
牝3
55
川田将雅
1桜花賞①
ディープインパクト
バウンスシャッセ
牝3
55
北村宏司
3皐月賞⑪
ゼンノロブロイ
2015年ミッキークイーン
牝3
55
浜中俊
3忘れな草賞①
ディープインパクト
ルージュバック
牝3
55
戸崎圭太
1桜花賞⑨
マンハッタンカフェ
クルミナル
牝3
55
池添謙一
6桜花賞②
ディープインパクト
2016年シンハライト
牝3
55
池添謙一
1桜花賞②
ディープインパクト
チェッキーノ
牝3
55
戸崎圭太
3フローラS①
キングカメハメハ
ビッシュ
牝3
55
M.デムーロ
5フローラS⑤
ディープインパクト
2017年ソウルスターリング
牝3
55
C.ルメール
1桜花賞<3>
フランケル
モズカッチャン
牝3
55
和田竜二
6フローラS①
ハービンジャー
アドマイヤミヤビ
牝3
55
M.デムーロ
2桜花賞<12>
ハーツクライ
2018年アーモンドアイ
牝3
55
C.ルメール
1桜花賞①
ロードカナロア
リリーノーブル
牝3
55
川田将雅
4桜花賞③
ルーラーシップ
ラッキーライラック
牝3
55
石橋脩
2桜花賞②
オルフェーヴル
2019年ラヴズオンリーユー
牝3
55
M.デムーロ
1忘れな草賞①
ディープインパクト
カレンブーケドール
牝3
55
津村明秀
2スイートピーS①
ディープインパクト
クロノジェネシス
牝3
55
北村友一
2桜花賞③
バゴ
2020年デアリングタクト
牝3
55
松山弘平
1桜花賞「1」
エピファネイア
ウインマリリン
牝3
55
横山典弘
7フローラS①
スクリーンヒーロー
ウインマイティー
牝3
55
和田竜二
13忘れな草賞<1>
ゴールドシップ
2021年ユーバーレーベン牝355M.デムーロ1フローラS③ゴールドシップアカイトリノムスメ牝355C.ルメール2桜花賞④ディープインパクトハギノピリナ
牝355
藤懸貴志161勝クラス①キズナ
2022年スターズオンアース牝355C.ルメール
3桜花賞(G1)ドゥラメンテスタニングローズ牝355D.レーン10 フラワーC(G3)キングカメハメハナミュール牝355
横山武史4桜花賞(G1)ハービンジャー
2023年リバティアイランド牝355川田将雅1桜花賞①ドゥラメンテハーパー牝355C.ルメール2桜花賞④ハーツクライドゥーラ牝355斎藤新15桜花賞⑭ドゥラメンテ
2024年チェルヴィニア牝355C.ルメール2桜花賞(G1)ハービンジャーステレンボッシュ牝355戸崎圭太1桜花賞(G1)エピファネイアライトバック牝355坂井瑠星3桜花賞(G1)キズナ
2025年カムニャック牝355A.シュタルケ4サンスポ賞フローラS(GII)ブラックタイドアルマヴェローチェ牝355岩田望来2桜花賞(GI)ハービンジャータガノアビー牝355藤岡佑介10矢車賞(1勝クラス)アニマルキングダム

良は無印・○は着順/<稍>「重」【不良】

オークス(優駿牝馬)過去10年のデータベース

 1着2着3着4着以下勝率連対率複勝率
1番人気5回2回1回2回50%70%80%
クイーンC勝ち馬0回1回3回3回0%14%57%
阪神JF勝ち馬1回0回1回2回25%25%50%
桜花賞1着3回1回0回4回38%50%50%
桜花賞2着1回1回3回3回13%25%63%
桜花賞3着2回1回1回5回22%33%44%
桜花賞4着0回0回0回6回0%0%0%
桜花賞5着0回0回0回7回0%0%0%
桜花賞6~10着11回1回0回21回4%9%9%
桜花賞11着以下0回0回1回20回0%0%5%
フローラS1着0回3回1回6回0%30%40%
フローラS2着0回2回0回6回0%25%25%
フローラS3着~5着0回1回1回14回0%6%13%
忘れな草賞1着3回0回1回6回30%30%40%
忘れな草賞2着~3着0回1回0回2回0%33%33%
スイートピーS0回1回0回16回0%6%6%
フラワーC0回1回1回30回0%3%6%
皐月賞0回0回1回0回0%0%100%
前走が上位以外のレース0回0回0回16回0%0%0%

三冠馬が出ているということは、人気のある馬が強いレースです。
理由もなく消えるわけがないので、桜花賞から登場の人気馬が圧倒的に強いのは当然のことでしょう。
それと同日開催の忘れな草賞は、2週後のフローラSより間隔が開く分、伏兵には有利。
あと気になるのが、桜花賞の真ん中あたりで入線の馬。
いつも来るわけではなく、馬券になったのが良馬場なのに大波乱だった2回に絡むオークスなので、これも古くからの傾向として、混戦の年は桜花賞の結果より人気などを重視したいところです。

シーザリオやスマイルトゥモロー、時に桜花賞の好走馬も出したフラワーCは常にハイレベルになるとされてきたものが、単なる中山重賞になりかけている傾向がこれ。
馬券になっているのがフローラSでも本番でも2着のエバーブロッサムと、皐月賞に出走後にこちらに回ってきたバウンスシャッセと、タフなローテでもめげなかった面々ばかり。
近年はフラワーCの時計が速くなっている影響もあるのでしょうが、ここでは長すぎるという感じでペースメーカーに終始する馬ばかりが目立ちます。

オークス(優駿牝馬)攻略のポイント

まず強いことが大切ですが、それ以外には、すでに1600と2000で勝ち鞍があるとか、その間の距離で全て好走実績がある、または、桜花賞の前に1800Mで強い勝ち方をしていたとか、
何となくでも、総合力の違いのようなものを見せていた馬が、先ず理由もなく崩れることはないというレースです。
ダービーも一時期、やたらと1番人気ばかり勝っていたことがありましたが、現在、それが5年連続優勝。
血統も実績も優秀な馬ばかりで、穴党はヒモ荒れに期待するしかありません。

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オークス(優駿牝馬)の予想 過去10年のデータ傾向と有利な枠/出走予定馬の最終追い切り

オークスの予想と最終追い切りの予想を行っていきます。
過去結果を見ても荒れる傾向のある中、有力な登録馬の中から鉄板軸馬とされる外厩仕上げの本命馬や消去法で消すべき馬、本命をも超える可能性のある穴馬をデータ分析!

歴代勝ち馬のサインを見逃さず、予想オッズを見ながら過去配当を超える払い戻しを狙っていきましょう。

レース名第87回オークス(優駿牝馬) (G1)
グレード重賞(G1)
日程2026年5月24日(日)
発走時間15時40分
開催場所東京競馬場
距離芝2,400m
コース左回り
賞金1億5,000万円
レコードタイム2:20.3

オークス(優駿牝馬)予想-予想オッズ/出馬表(馬柱)/出走予定馬の馬体診断/想定騎手/最終追い切り評価(枠順確定)

オークス(優駿牝馬)2026の予想オッズと登録馬

枠順馬番出走予定馬騎手性齢斤量予想オッズ人気1週前追い切り最終追い切り
11ミツカネベネラ横山和生牝355.0164.815美浦・坂路・良(小林美)
800m 56.0-40.3-26.3-12.8(馬なり)
美浦・ウッド・良(津村明)
6F 82.4-66.1-51.1-37.1-11.5(馬なり)
サトミノキラリ(馬なり)の外1.2秒先行・同入
12レイクラシックM.ディー牝355.061.5 11栗東・CW・良(田山旺)
4F 54.1-38.3-11.9(馬なり)
栗東・坂路・良(助手)
800m 54.2-38.7-24.4-12.0(馬なり)
23アランカール武豊牝355.07.03栗東・ポリ・良(武豊)
6F 86.8-70.9-53.8-38.8-11.4(馬なり)
オリバナム(馬なり)の内追走・0.3秒先着
栗東・坂路・良(助手)
800m 55.3-38.6-24.4-11.7(馬なり)
ルナーマンス(馬なり)を0.4秒追走・0.1秒先着
24ロングトールサリー戸崎圭太牝355.0215.217栗東・坂路・良(助手)
800m 53.3-38.2-24.8-12.5(強め)
栗東・坂路・良(助手)
800m 53.0-39.3-24.9-12.5(馬なり)
35リアライズルミナス津村明秀牝355.0168.616栗東・CW・良(助手)
6F 81.2-66.2-51.4-36.4-11.5(馬なり)
クラウディアイ(一杯)の内0.3秒追走・クビ先着
栗東・坂路・良(助手)
800m 54.0-39.0-25.2-12.5(馬なり)
クラウディアイ(馬なり)を0.4秒追走・同入
36ロンギングセリーヌ石橋脩牝355.0131.014美浦・ウッド・良(助手)
5F 66.7-51.2-36.6-11.3(G前仕掛け)
ペカリーナ(馬なり)の内1.0秒追走・同入
美浦・ウッド・良(石橋脩)
5F 66.5-51.7-37.0-11.4(馬なり)
オオセイケイ(馬なり)の内1.3秒追走・0.2秒先着
47スタニングレディ三浦皇成牝355.0481.218美浦・ウッド・良(助手)
5F 66.4-51.1-36.8-10.9(強め)
ドントゥザムーン(一杯)の内0.8秒追走・0.4秒先着
美浦・ウッド・良(助手)
6F 82.4-65.9-51.2-36.8-11.8(馬なり)
トゥルーサクセサー(馬なり)の内0.7秒追走・0.2秒先着
48スマートプリエール原優介牝355.032.69栗東・CW・良(原優介)
7F 97.2-66.1-51.5-36.9-11.0(直強め)
スマートワイス(一杯)の内0.2秒追走・0.3秒先着
栗東・坂路・良(助手)
800m 51.8-37.6-24.5-12.2(馬なり)
59トリニティ西村淳也牝355.031.68栗東・坂路・良(助手)
800m 56.4-40.5-26.2-13.0(馬なり)
栗東・CW・良(助手)
5F 70.9-54.6-39.1-12.2(馬なり)
510スターアニス松山弘平牝355.02.61栗東・坂路・良(助手)
800m 57.5-40.4-25.4-11.9(馬なり)
栗東・坂路・良(助手)
800m 56.0-40.1-25.3-12.0(馬なり)
611アメティスタ横山武史牝355.056.110栗東・CW・良(鮫島良)
6F 82.5-66.3-51.1-36.1-11.3(G前気合付)
ゲイルライダー(馬なり)の外0.5秒先行・同入
栗東・坂路・良(助手)
800m 55.6-41.0-26.6-13.0(馬なり)
612ドリームコアC.ルメール牝355.07.44美浦・ウッド・良(助手)
6F 83.5-67.1-52.5-37.5-11.1(直一杯)
プライベートアイズ(馬なり)の内0.9秒追走・0.2秒先着
美浦・ウッド・良(助手)
6F 85.4-68.7-53.0-37.9-11.1(馬なり)
キロノヴァ(一杯)の外0.5秒追走・0.2秒先着
713エンネ坂井瑠星牝355.013.15栗東・CW・良(助手)
6F 79.7-64.7-50.4-35.7-10.9(一杯)
ジャスティンビスタ(一杯)の内0.6秒追走・0.2秒先着
栗東・坂路・良(坂井瑠)
800m 56.9-41.1-26.6-13.1(馬なり)
714ソルパッサーレ浜中俊牝355.086.113栗東・CW・良(浜中俊)
6F 81.7-66.6-52.3-37.3-11.4(馬なり)
キングブルー(馬なり)の内2.1秒追走・同入
栗東・CW・良(助手)
4F 54.1-37.7-11.2(馬なり)
715アンジュドジョワ岩田望来牝355.022.97栗東・CW・良(岩田望)
6F 85.2-68.6-53.2-36.9-10.7(強め)
マリブオレンジ(末一杯)の内0.4秒追走・クビ先着
栗東・坂路・良(調教師)
800m 54.6-40.2-25.8-12.5(馬なり)
816ジュウリョクピエロ今村聖奈牝355.020.66栗東・CW・良(今村聖)
6F 83.0-66.7-51.2-36.5-11.1(馬なり)
ロザーンジュ(一杯)の外0.2秒追走・0.5秒先着
栗東・CW・良(今村聖)
6F 84.5-68.5-54.1-38.8-11.6(馬なり)
ハナコトバ(馬なり)の内0.5秒追走・0.1秒遅れ
817スウィートハピネス高杉吏麒牝355.071.012栗東・CW・良(高杉吏)
6F 84.4-68.0-52.1-36.8-11.3(一杯)
シャインゴーツ(馬なり)の外0.4秒追走・クビ先着
栗東・坂路・良(助手)
800m 54.5-39.4-25.2-12.1(末強め)
シャインゴーツ(馬なり)に0.1秒先行・同入
818ラフターラインズD.レーン 牝355.04.02美浦・ウッド・良(武藤雅)
7F 97.4-65.6-51.2-36.8-11.3(G前仕掛け)
グレイテストソング(馬なり)の内0.7秒追走・0.2秒先着
美浦・ウッド・良(レーン)
6F 81.8-66.2-51.7-37.8-11.4(馬なり)
フジレイメイ(強め)の内0.4秒追走・0.1秒先着
脚質1着2着3着4着以下勝率連対率複勝率
逃げ馬1回1回1回17回5.0%10.0%15.0%
先行馬5回5回4回62回6.6%13.2%18.4%
差し馬7回9回10回140回4.2%9.6%15.7%
追い込み馬7回5回5回78回7.4%12.6%17.9%
脚質1着2着3着4着以下勝率連対率複勝率
逃げ馬0回1回2回20回0.0%4.8%4.8%
先行馬1回5回3回62回1.4%8.5%12.7%
差し馬16回11回14回128回4.2%9.5%16.0%
追い込み馬4回2回3回86回4.0%6.3%9.5%
枠順1着2着3着4着以下勝率連対率複勝率
1枠2回5回3回30回5.0%17.5%25.0%
2枠4回1回1回32回10.5%13.2%15.8%
3枠1回1回2回35回2.6%5.1%10.3%
4枠1回3回3回33回2.5%10.0%17.5%
5枠4回3回2回31回10.0%17.5%22.5%
6枠1回1回2回36回2.5%5.0%10.0%
7枠5回3回5回47回8.3%13.3%21.7%
8枠3回2回2回52回5.1%8.5%11.9%

オークス(優駿牝馬) - 過去10年のデータ傾向

少し前までは毎年連対、ここ5年は1勝のみというのは厄介

2014~20年は5連勝を含む7年連続連対であった1番人気馬が、ここ5年はリバティアイランドの1勝のみ、一昨年のステレンボッシュ2着がその以外の最高で、あとは大体掲示板外しという状況に一変。 無敗三冠のデアリングタクトがゲームチェンジャーであったのは、それを上回る戦績で二冠獲りに失敗のソダシがそうなのかは判断がつかないが、明らかに潮目が変わった。
面白いもので、桜花賞が重馬場だった年は、その連対馬は必ず好走しているか、そこで1番人気だった馬がほぼ確実に好走してくるのだが、良馬場で高速マッチに転ずると、ソダシの超高速決着から、好走してこないことが多くなった。 昨年1番人気の桜花賞馬・エンブロイダリーは、その前のクイーンCが快速決着。
チューリップ賞組がいつしか、レベル低下を揶揄されるような桜花賞での不発を繰り返したのも、ここからだったから、少し、ソダシの暮れからの直行ローテを踏襲したスターアニスには、かなり気を付けたいところがある。 変に勝ちすぎてなくて、G1と未勝利戦しか勝っていないというのは、変な崩れ方をしない可能性がある一方で、牝馬クラシックの定番である新馬戦勝ち馬の好走が、そこで5着のスターアニスは衆目の一致する二冠候補となっていることも怪しいとしたところで、対抗馬にのし上がったラフターラインズも新馬負けで、昨年罠を作ったきさらぎ賞好走馬<昨年のそれは筆者本命のリンクスティップ>も同じようなものだとしたら、軸は他の馬から…。 もし、これらによるワンツーフィニッシュだったら、ダービーに対し、より本腰を入れた推理をするのみだ。

桜花賞組に不安があるなら、かなり幅を利かせてきたトライアル組は有利な傾向

ラフターラインズにエンネのフローラS連対馬と、スイートピーのカナルサンマルタンは回避のようだが、忘れな草賞のジュウリョクピエロはもう3勝しているので、さすがにみんなに気づかれている有力馬。
人気でも買いたいのは、やはり、末脚爆発型のラフターラインズであるだろうことは言うまでもないが、フローラS3着のリアライズルミナスも出られて不思議ないくらいの登録頭数だから、目立たないところではこれも怖いとなるが、あまり桜花賞組を買いたくないとしても、非トライアル戦のフラワーC勝ちのスマートプリエールが入るだけなので、穴前提ならば、ここにはいくらでも手を広げられるはず。
現状、桜花賞組複数3着以内好走の近5年で3度あった傾向に倣うか、過去7年に広げると4度ある桜花賞組1頭のみ絡みの流れに乗るのか、はっきりしてきそうな感じはある。 筆者は、故障回避となったが、ギャラボーグでは流石に勝ち切れる予測を立てる無理筋では乗り切れないと、中距離路線組に切り替えたのだが、桜花賞組が複数からと、だいたい、フローラS組が大したことない傾向で、その逆なら必ず台頭であるから、こちらは速すぎないタイムで大人しい頭数ならではの健全な展開で、うまく権利獲りのラフターラインズは、スターアニスに肩入れしないなら、代わりになる対抗候補くらいにはなるだろう。
ウインマリリン、ユーバーレーベン、カムニャックは、意外と渋とく古馬になっても健闘しているシーンを見ている。 キャリアは案外多いラフターラインズは、安定しているからこそ、大崩れしない魅力を買えるが、レーン人気が過ぎるのはちょっと怖い。 こうへいさんを皆さん信じてみてもらいたい。(笑)

無駄は少ないはずの桜花賞好走馬は、端から消すパターンを持たない

ここ20年ほど、具体的には桜花賞で阪神外回りで行われるようになってからというもの、過去19回で、桜花賞3着以内の馬が総とっかえの全滅というパターンは2007年のモンスター連対馬両方回避の時と、アユサンが4着に終わった年にメイショウマンボは完勝した2013年の二度だけ。 面白いもので、そういう時はフローラSで人気に応えた組は崩れていない。 根底から破綻のクラシックは、不良馬場のオークスは近年は皆無である<=昭和期はグレード制導入前、東京春開催になった1953年以降の短い期間で5度も記録されている、ダービーだと平成で2度記録>幸運もあって、変なことは起きない。
前もった予測で馬券を買う以上、ヴェルテンベルクのような馬が出現する可能性のある不良馬場の推理は、いくらか無理筋も取り込む必要があるから、どうあがいても、そうなってしまった時は運任せになってしまう。 無理なものに挑戦する以上、最初から遊びがないと難しい。
だから、スターアニスとギャラボーグの二択<ジッピーチューンは脚部不安発症で秋華賞以降の復帰になりそう>となれば、前回本命していた手前、いくらかスピード勝負一辺倒ではない感じのギャラボーグがいくらか優勢と見ていたが、いないモノは仕方ないから、桜花賞組代表は勝ち馬に一本化。 アランカールもドリームコアも振りたかったが、ギャラボーグ、ジッピーチューンもいないのでは、自然と本流組ならでは繰り上げの論法も立つことになる。

スタニングローズ級になれるかどうかの正念場を迎えるスマートプリエール

過去10年でフラワーC勝ち馬の連対はスタニングローズの1例のみ。 そこを経由して、フローラS好走のオークス連対なら、近10年ではユーバーレーベンが勝ち切り、20年に拡大すると、エバーブロッサムとサンテミリオンがオークス好走の代表例となり、偉大なる母となったシーザリオは、フラワーCを無敗で制し、桜花賞を経て、ここは無駄な遠回りをした上で、異次元の決め手でエアメサイアを捉え切ったという例もある。
桜花賞を勝ったキストゥヘヴンは、フラワーCから連勝も、ここでは末が鈍った。 距離への挑戦というよりは、チューリップ賞で正々堂々と桜花賞への出走権を得るための戦いに挑み、僅差の6着に終わったスマートプリエールは、時流の余裕ローテに薦めの裏をかくように、中2週でフラワーCに挑み、穴人気で快走。
イクシードは故障明けとしてはルメール人気が過度に過ぎたものの、さすがの腕で3着になったが、あれ以上はなかった。 実力を示すにはキャリアも必要だし、中山未経験では、ある程度の押し上げ途中の加速も必要。 その点、小回りの北海道でキャリアを重ねた過程で、3走ぶりの小回り中距離戦をモノにしている。 東京も経験し、そのアイビーSでも武豊流のアプローチで上がり最速で駆けて見せた。 自身の時計を2秒縮めたこのレースのキャリアも、フラワーC制覇に活かされているとするならば、戦える形を整えた可能性もある。 スタニングローズもここで2着になった時は8戦目だが、偶然にも、この馬同じである。 牡馬重賞の好走実績はあるのも同じ。 よし、となるのも当然である、と、自分を勇気づけることには成功である。

オークス(優駿牝馬)- 出走予定馬の血統/成績/タイム

密かに巻き返してきた札幌2歳S組の中で、その3着馬が匂う理由

スマートプリエールの血統

母は秋華賞2着時にはなかった重賞タイトルを、古馬になって4つ得たスマートレイアー。 その内、阪神牝馬S2勝の内容は、内回りの1400と外回りの1600の別種のレースを、4歳、6歳時で制しているから、個性の見極めがなかなか難しい。 7歳時には京都大賞典を制し、8歳いっぱいで引退。
母系は北米で活躍馬を多く出しているファミリーであったが、いくらか古い記録に偏り、この母娘が活躍すると、一気に勢いを取り戻すかもしれない。 難解な差し馬の系譜を引き継ぐように、2歳時に4戦して1勝、3歳時はここまで、1勝クラスも負けてながら、G3を1勝。
あまり連続好走のない母のイメージからも、二番が利くかは不明であるが、一応、母と同じ大久保龍志厩舎ではあるから、その点の不安はあまりないか。 本格化は、もっとずっと先のようで、走る気性がやや度を越しているところのある、本質は晩成型であるはずのエピファネイアを父に持ち、ピンかパーかのスリリングな攻防を、今後より激しく、そして長いこと続けていくことにもなろうかというところだが、今のところ、本当に距離をこなせそうな馬があまり多くない組み合わせとなっていることと、より桜花賞がマイラー寄りに有利な傾向のレースに変貌を遂げていることも踏まえると、どういうわけだか、この馬のタレント性、意外性の部分が際立って見えてきたのは確かである。
距離がもたない理由探しは、快速・スターアニスが人気になるレースでは完全にお門違い。 どの馬が勝ち運を引き寄せるかは、あの天皇賞のミスマッチすぎる決着からも、その綾の部分は、本当に見えていない本質に作用されることで、実がかなり曖昧であったりもするのだ。
武豊騎手の主戦時代が長かったスマートレイアーの娘ということで、初戦から軌道に乗るところまで、同騎手が丁寧に教育を兼ねて、エスコートすることが続いた。 だから、スマートプリエールはもうキャリアが7戦もある。 いくら大久保家の特異なレース消化数の多さを引き継ぐ龍志調教師とて、武豊なくして、このタフな出走回数はあり得ない。
比較的、長手綱のイメージのあるユタカ騎手であるのだが、スマートプリエールに乗るときは、いつも短めにして、どんな反応にも対応できるようにしようという意図がくみ取れる。 要する、掛かるのである。 とはいえ、母のことも、その父であるディープインパクトについても深く理解するレジェンドは、全ての予測が想定内であるというように、母とその父に共通するスパートのタイミングの工夫で、1勝のみでありながら、2歳時はオープン2戦含め、3着2度、合わなさそうな東京でも僅差の4着と健闘をして見せた。
ところが、その中で色々な雰囲気と個性を感じ取ったのか、武豊騎手が3歳緒戦の河津桜賞<1勝クラス>で、京都の内回りということも意識したのか、先手を奪って、主導権そのものを握ろうしたのである。 逃げ馬ではもちろんないが、毎度外を回っていては、正直、埒が明かないというジャッジであったのだろう。 しかし、1番人気であったから、ハマーハンセン騎手などにかなりきついマークを受けた。 結果として、伸びきれずに3着だったが、ソルパッサーレとタイムレスキスに交わされたのに、各馬ぞれぞれ36秒くらいの上がりで駆けている。
中間ラップは、 34.0-45.7-57.6
だった。 ワンターンであると、分かりやすく言うと、直後に参戦のトライアルであるなら、同じ地点のラップは、 36.0-48.6-60.7
である。 逆手にとった作戦は、アランカールに乗ることは決まっていたチューリップ賞で揉まれて掛かる現象を生んだが、これで、この吉村誠之助騎手の微修正が、この次のレースに活かされることになった。
小回りのフラワーCは、鮮烈な印象を残した函館の未勝利戦と同じ構造。 坂はあっても、主場3場を経験していたスマートプリエールとすれば、大した初経験の要素とはならなかった。 ここで重賞初制覇を果たすことになる、原優介騎手に手が替わり、ここで結果を残せば…、という若手には大チャンスのこの好条件で、スマートな中団外からの競馬で、手応えよく、周囲の動きを冷静に考えた仕掛けで、直線は鮮やかな競馬。 勝ったから言うわけではないが、レース後半に懸かる場面で、真ん中あたりのポジションにいるスマートプリエールの手応えは明らかに違っていた。

オークス(優駿牝馬) - レース展開と最終予想

経験を重ね、敗戦は多くなってしまったものの、この1勝で、一気に陣営が思い描いたオークス戦線に名乗りを上げることになったのは、札幌2歳Sで期待されたことを思えば、必然的な結果にも感じられた。 自身の上がりは34秒ジャストを記録しているが、イクシードの猛然と前に迫った1Fに末脚を凝縮したような鬼脚でも、わずかに0.4秒超えるだけの記録だから、相対的に見ても、最速でも何でもないこの記録に疑問符を持つと、レースの展開がより直線型に推移するオークスであっても、失敗の原因になるだろう。
総合力上位の根拠は、これに加えて付け足しておきたい勝ちタイムの優秀さ。 今年は1:48.3で決着したのだが、これはレースレコードでも何でもない。 前の週のスプリングSとは、中間ラップの時点で2秒近い差がある。
ところが、上がりはその勝ち馬であるアウダーシアと同じ数字。 展開上、時計がより出やすくなったスプリングSとの差は、意外と小差であるようにも感じられた。 2着馬になったロンギングダンサーは桜花賞に転じて、ボロボロにされたようなところもあった、レースの質があまり違ったというのも大敗の原因だろう。
更に言えば、勝ちタイムの水準で同レベルのスタニングローズだとか、ファンディーナなどと比べても同様に上がりが1秒ほど、今年の上位組の方が速い。 実は、1200M通過のラップも落ち着いたので、圧勝したファンディーナの年とその時点の通過タイムが同じ。 ここから、後続を突き放したファンディーナは先行位のライバル12頭という組み合わせだったが、フルゲートの中団から伸びてきたスマートプリエールは、全て加速の残り3Fのレースで、きっちり抜け出してきたのだから、東京替わりはむしろ歓迎のように思える。
デアリングタクトの総合力に基づく瞬発力の発揮とは異なるが、エピファネイアの激しい気性と、サンデー系の瞬発力をより強化するその4×3が共通するスマートプリエールは、思ったよりも、見た目でキレ負けに思えたアイビーS<東京での唯一のキャリア>で上がりトップだったように、決め手を繰り出すことで好勝負に持ち込む、差し部門のトップランクにあることを示している可能性があるのだ。
広いコースでダメになることは多くあるが、それは、見た目の派手さに対して、上がりの数字が明らかに大したことがない、いかにも短い直線向きのそれであるのに、11秒台3連発の上がり勝負になった、中山ではかなり珍しい展開になったフラワーCを豪快に勝ち切ったのだから、これは有力である。 あとは、継続濃厚である原優介騎手の度胸一つ。 揉まれるのはよくないが、スマイルトゥモローもシーザリオも、スターズオンアースに敗れてしまったスタニングローズだって、うまく脚を溜めて結果を出したフラワーC勝ち馬の大出世シーンとなったことを思えば、決め手を信じられるかどうかがポイント。
あのチャンピオンズCのウィルソンテソーロで、窮余の策で追い込みをスマート炸裂させかけたようなファインプレーが望まれる。 ちなみに、次の東京大賞典では逃げたことでも原騎手は期待に応えた部分があったのだが、ウシュバテソーロに差し切られている。 自身の初重賞制覇の馬がG1馬となるケースは、案外、多いように見えて、大体はトップクラスの騎手に替わって成功のパターンがほとんど。 まさにその逆パターンで、自分のお手馬に仕掛けたこの大一番で、期待以上の結果を出せれば、言うことなしだろう。 原優介の名は、一気に、皆が知る存在となるわけだが、存外、その可能性は十分にあり得るように思えてきた筆者なのである。

オークス(優駿牝馬) 過去の予想と結果