NHKマイルカップ 予想

日本ダービー(東京優駿)を予想!

1996年にJRAが図った大転換施策の一つとして、当時、飛ぶ鳥を落とす勢いで活躍馬が激増していた外国産馬が、3歳春にクラシックレースに一切出られないという<2001年以降徐々に解消>不遇に対し、
最も合理的な解決法として、前年までダービートライアルとして重要格付けの一戦に位置づけられたNHK杯を完全リニューアルして創設されたのが、全ての3歳馬に出走可能なGⅠレース・NHKマイルCです。
ところが、時代の流れに則して、内国産馬のレベルアップと輸入される競走馬の絶対数が減った影響が、準クラシック競走という立ち位置から、
単純なマイルチャンピオン競走に変化させる最大要因により、細分化がより進んだ現在は、中距離型の参戦そのものが激減しています。

開催年馬名備考
1998年 
エルコンドルパサー同年ジャパンC制覇
2001年クロフネ 同年ジャパンCダートレコード勝ち
2010年ダノンシャンティ このレースを日本レコードで快勝

NHKマイルカップの特徴

何の縛りもない東京の1600Mコースということで、実力がない者は、即時脱落の厳しい条件であると同時に、
反対に、団栗の背比べでかつ雨でも降ろうものなら、良馬場でされ荒れるのに、度を越した波乱も2000年代では頻発していました。
最近、その雨の影響がほとんどないため、前走で大敗していたような馬が台頭する条件は限られますが、レベル差は世代内のタレントの絶対数に比例するため、不当な低評価を受けた馬には要注意です。

NHKマイルカップの歴代優勝馬

 1着馬
性齢
斤量
騎手
人気
前走
父名
2着馬
性齢
斤量
騎手
人気
前走
父名
3着馬
性齢
斤量
騎手
人気
前走
父名
2011年
グランプリボス
牡3
57
C.ウィリアムズ
1ニュージーランドT③・阪神
サクラバクシンオー
コティリオン
牡3
57
小牧太
2毎日杯②
ディープインパクト
リアルインパクト
牡3
57
内田博幸
4ニュージーランドT⑪・阪神
ディープインパクト
2012年カレンブラックヒル
牡3
57
秋山真一郎
1ニュージーランドT①
ダイワメジャー
アルフレード
牡3
57
C.ウィリアムズ
3スプリングS「12」
シンボリクリスエス
クラレント
牡3
57
小牧太
15弥生賞<12>
ダンスインザダーク
2013年マイネルホウオウ
牡3
57
柴田大知
10ニュージーランドT⑦
スズカフェニックス
インパルスヒーロー
牡3
57
田中勝春
6ファルコンS①
クロフネ
フラムドグロワール
牡3
57
横山典弘
8京成杯⑩
ダイワメジャー
2014年ミッキーアイル
牡3
57
浜中俊
1アーリントンC①
ディープインパクト
タガノブルグ
牡3
57
三浦皇成
17橘S①
ヨハネスブルグ
キングズオブザサン
牡3
57
蛯名正義
12皐月賞⑮
チチカステナンゴ
2015年クラリティスカイ
牡3
57
横山典弘
3皐月賞⑤
クロフネ
アルビアーノ
牝3
55
柴山雄一
4フラワーC①
ハーランズホリデイ
ミュゼスルタン
牡3
57
柴田善臣
2スプリングS⑦
キングカメハメハ
2016年メジャーエンブレム
牝3
55
C.ルメール
1桜花賞④
ダイワメジャー
ロードクエスト
牡3
57
池添謙一
2皐月賞⑧
マツリダゴッホ
レインボーライン
牡3
57
福永祐一
12ニュージーランドT⑤
ステイゴールド
2017年アエロリット
牝3
55
横山典弘
2桜花賞<5>
クロフネ
リエノテソーロ
牝3
55
吉田隼人
13アネモネS④
スペイツタウン
ボンセルヴィーソ
牡3
57
松山弘平
6ニュージーランドT<3>
ダイワメジャー
2018年ケイアイノーテック
牡3
57
藤岡佑介
6ニュージーランドT②
ディープインパクト
ギベオン
牡3
57
M.デムーロ
2毎日杯②
ディープインパクト
レッドヴェイロン
牡3
57
岩田康誠
9アーリントンC③
キングカメハメハ
2019年アドマイヤマーズ
牡3
57
M.デムーロ
2皐月賞④
ダイワメジャー
ケイデンスコール
牡3
57
石橋脩
14毎日杯④
ロードカナロア
カテドラル
牡3
57
B.アブドゥラ
7アーリントンC②
ハーツクライ
2020年ラウダシオン
牡3
57
M.デムーロ
9ファルコンS「2」
リアルインパクト
レシステンシア
牝3
55
C.ルメール
1桜花賞「2」
ダイワメジャー
ギルデッドミラー
牝3
55福永祐一
6アーリントンC<2>
オルフェーヴル
2021年シュネルマイスター牡357C.ルメール2ディープインパクト記念②キングマンソングライン牝355池添謙一7桜花賞⑮キズナグレナディアガーズ牡357川田将雅1ファルコンS②フランケル
2022年ダノンスコーピオン牡357川田将雅4アーリントンC(G3)ロードカナロアマテンロウオリオン牝357横山典弘3ニュージーランドT(G2)ダイワメジャーカワキタレブリー牡357菅原明良18アーリントンC(G3)ドレフォン
2023年シャンパンカラー牡357内田博幸9ニュージーランドT<3>ドゥラメンテウンブライル牝355横山武史8ニュージーランドT<2>ロードカナロアオオバンブルマイ牡357武豊3アーリントンC「1」ディスクリートキャット
2024年ジャンタルマンタル牡357川田将雅 2香港マイル⑬パレスマリスアスコリピチェーノ牝355C.ルメール11351ターフスプリ①ダイワメジャーロジリオン牡357戸崎圭太10京王杯スプリングCリオンディーズ
2025年パンジャタワー牡357松山弘平9中スポ賞ファルコンS④タワーオブロンドンマジックサンズ牡357武豊3皐月賞⑥キズナチェルビアット牡355M.ディー12桜花⑥ロードカナロア
2026年ロデオドライブ牡357D.レーン1ニュージーランドT②サートゥルナーリアアスクイキゴミ牡357戸崎圭太4チャーチルダウンズC<1>ロードカナロアアドマイヤクワッズ牡355坂井瑠星6皐月賞⑮リアルスティール

良は無印・○は着順/<稍>「重」【不良】

NHKマイルカップ 過去10年のデータベース

 1着2着3着4着以下勝率連対率複勝率
1番人気4回1回0回5回40%50%50%
朝日杯参戦馬5回2回4回39回10%14%22%
阪神JF参戦馬1回1回0回8回10%20%20%
毎日杯組0回4回0回8回0%33%33%
皐月賞組2回1回1回13回12%18%24%
桜花賞組2回1回0回12回13%20%20%
無敗馬1回1回0回4回17%33%33%
アーリントンC1~3着1回0回4回18回4%4%22%
ニュージーランドT組4回0回2回54回7%7%10%

朝日杯の組が強いというより、阪神に替わる前の中山の時代から、継続的に勝ち馬を出している主要路線の大元のようなところがあり、
当然、同じワンターンでコネクションもあるため、まずは、数が一定以上存在する主要路線組の取捨選択が肝になります。
ニュージーランドTもアーリントンCも、数の割に安定して好走馬を出せないのは、好結果が本番の内容と比例しないため。
ならば、朝日杯に参戦した実績やその好結果を、ここで反映した方がずっと利口というわけです。

昔は、アーリントンCから毎日杯のローテになって、次が本番ということもあってのコネクションが存在していて、毎日杯組はその他の1800辺りを使っていた馬を取りまとめる意味もあって、
NHKマイルCの伝説の勝ち馬列伝では、この組がやたらと登場してきたのですが、皐月賞前日のアーリントンC開催となって、徐々に、トライアルとしての機能が強化されつつあります。
いずれ、完全に主流となる中3週以内の組と、クラシックトライアルからの直行組の対決構図になるでしょうから、毎日杯がダービーへ向けたステップに使われ始めている現状、あまり信用しない方がいいのかもしれません。

NHKマイルカップの攻略ポイント

中山ではNHKマイルCでは問われない能力が求められるので、まるでコネクションがないようで、皐月賞やそのトライアルも中山で行われる以上は、
案外、朝日杯が阪神で行われるからこそ、関東圏での実績は、中山でこそという面もあります。
ラウダシオン以外の勝ち馬は、中山でも好走実績のあった馬ばかりで、細かいことでも、関西馬が中山<できればNZT以外で>を使っていれば、リスクは軽減されると思えます。

NHKマイルカップ2026の予想 過去10年のデータ傾向と有利な枠/出走予定馬の最終追い切り

NHKマイルカップ2026の予想と最終追い切りの予想を行っていきます。過去結果を見ても荒れる傾向のある中、有力な登録馬の中から鉄板軸馬とされる外厩仕上げの本命馬や消去法で消すべき馬、本命をも超える可能性のある穴馬をデータ分析!
歴代勝ち馬のサインを見逃さず、予想オッズを見ながら過去配当を超える払い戻しを狙っていきましょう。

レース名第31回 NHKマイルカップ (G1)
グレード重賞(G1)
日程2026年5月10日(日)
発走時間15時40分
開催場所東京競馬場
距離芝1600m
コース左回り
賞金1億3000万円
レコードタイム1:30.5

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NHKマイルカップ2026予想-予想オッズ/出馬表(馬柱)/出走予定馬の馬体診断/想定騎手/最終追い切り評価(枠順確定)

NHKマイルCの予想オッズと登録馬

枠順馬番出走予定馬騎手性齢斤量予想オッズ人気1週前追い切り最終追い切り
11リゾートアイランド佐々木牡357.068.216美浦・ウッド・稍重(佐々木大)
6F 83.8-68.5-53.3-38.1-12.0(馬なり)
ニシノティアモ(馬なり)の内0.5秒追走・同入
-
12ユウファラオ松若牡357.098.117栗東・坂路・重(松若風)
800m 50.8-37.5-24.5-12.2(末強め)
-
23オルネーロ津村牡357.038.014美浦・ウッド・稍重(津村明)
6F 81.6-66.1-52.0-37.8-12.0(G前仕掛け)
美浦・ウッド・良(助手)
4F 52.0-36.3-11.5(強め)
24カヴァレリッツォ西村淳牡357.07.13栗東・坂路・重(助手)
800m 51.8-37.6-24.5-12.5(一杯)
エリカヴェネチア(一杯)を0.2秒追走・0.4秒先着
栗東・坂路・良(西村淳)
800m 58.9-43.4-28.2-14.1(馬なり)
35ギリーズボール西塚牝357.035.912美浦・ウッド・稍重(嶋田純)
5F 70.2-54.0-38.5-11.3(馬なり)
美浦・ウッド・良(西塚洸)
6F 82.8-66.1-50.7-36.8-11.1(強め)
マクリール(強め)の内0.7秒追走・0.1秒遅れ
36ジーネキング斎藤新牡357.042.315美浦・ウッド・稍重(斎藤新)
6F 82.0-66.0-50.9-36.2-10.8(末一杯)
ソードマスター(一杯)の内1.4秒追走・0.4秒先着
美浦・ウッド・良(助手)
6F 83.4-66.6-51.8-37.2-11.0(馬なり)
47ダイヤモンドノット川田牡357.03.41栗東・CW・良(調教師)
6F 82.4-66.7-51.9-36.6-11.2(一杯)
栗東・坂路・良(助手)
800m 53.3-38.3-24.7-12.2(馬なり)
48ローベルクランツ松山牡357.06.07栗東・CW・良(松山弘)
6F 82.3-66.2-50.9-36.5-11.4(馬なり)
栗東・ポリ・良(川端海)
5F 75.6-59.1-43.9-12.9(馬なり)
59サンダーストラックルメー牡357.033.411美浦・ウッド・稍重(助手)
7F 97.4-66.0-51.8-37.4-11.1(馬なり)
アンパドゥ(末強め)の外0.3秒先行・同入
美浦・ウッド・良(助手)
6F 84.6-67.7-52.4-38.0-11.4(馬なり)
アンパドゥ(馬なり)の外0.2秒先行・同入
510エコロアルバ横山和牡357.07.54美浦・ウッド・稍重(横山和)
5F 65.6-50.5-36.4-11.1(G前仕掛け)
美浦・ウッド・良(助手)
5F 65.1-50.4-36.2-11.1(馬なり)
リザードアイランド(馬なり)の外・0.1秒先着
611アドマイヤクワッズ坂井牡357.08.65栗東・坂路・良(助手)
800m 53.6-39.1-25.4-12.2(末強め)
栗東・坂路・良(助手)
800m 54.2-40.3-26.2-12.5(馬なり)
ベトルス(馬なり)に0.6秒先行・クビ先着
612アンドゥーリル岩田望牡357.027.38栗東・CW・良(岩田望)
5F 71.0-55.0-39.5-11.8(馬なり)
栗東・CW・良(岩田望)
6F 82.6-66.6-51.4-36.5-11.4(馬なり)
713ハッピーエンジェル三浦牝357.0124.718美浦・ウッド・稍重(蓑島靖)
6F 81.6-65.9-51.3-37.1-12.0(一杯)
エクセルゴールド(馬なり)の内0.7秒追走・0.1秒遅れ
美浦・坂路・良(助手)
800m 53.7-39.7-25.7-12.5(馬なり)
714バルセシート北村友牡357.028.010栗東・坂路・良(北村友)
800m 54.8-39.6-25.3-12.4(馬なり)
レザベーション(馬なり)を0.5秒追走・0.1秒遅れ
栗東・坂路・良(北村友)
800m 57.3-41.6-26.6-12.7(馬なり)
715レザベーション牡357.027.79栗東・坂路・良(助手)
800m 55.2-39.7-25.3-12.3(馬なり)
バルセシート(馬なり)に0.5秒先行・0.1秒先着
栗東・坂路・良(助手)
800m 54.8-39.4-25.2-12.1(馬なり)
816アスクイキゴミ戸崎圭牡357.012.66栗東・坂路・良(西塚洸)
800m 54.6-39.4-25.2-12.2(馬なり)
ワイドラトゥール(馬なり)に1.0秒先行・同入
最終追い切り
栗東・坂路・良(戸崎圭)
800m 51.8-37.1-23.9-12.2(馬なり)
ディーガレジェンド(強め)を0.4秒追走・クビ先着
817ロデオドライブレーン牡357.023.72美浦・ウッド・稍重(調教師)
6F 86.5-70.7-55.3-40.2-12.3(馬なり)
ハイテイラオユエ(馬なり)の外0.9秒先行・同入
美浦・ウッド・良(レーン)
6F 82.0-66.4-52.3-37.7-11.7(馬なり)
ハイテイラオユエ(一杯)の内1.4秒追走・同入
818フクチャンショウ横山武牡357.037.212美浦・ウッド・稍重(横山武)
6F 82.3-66.0-51.6-36.9-11.4(G前仕掛け)
キミハスコール(末強め)の内0.9秒追走・0.1秒遅れ
美浦・ウッド・良(助手)
6F 82.9-66.6-51.8-37.1-11.5(馬なり)
キミハスコール(馬なり)の内0.8秒追走・同入
脚質1着2着3着4着以下勝率連対率複勝率
逃げ馬3回1回1回15回15%20%25%
先行馬4回7回3回66回5%13.8%17.5%
差し馬8回6回12回136回4.9%8.6%16%
追い込み馬5回6回4回82回5.2%11.3%15.5%
枠順1着2着3着4着以下勝率連対率複勝率
1枠0回4回2回34回0.0%10.0%15.0%
2枠2回2回2回34回5.0%10.0%15.0%
3枠2回2回3回33回5.0%10.0%17.5%
4枠2回0回1回37回5.0%5.0%7.5%
5枠2回5回4回29回5.0%17.5%27.5%
6枠4回0回3回32回10.3%10.3%17.9%
7枠4回3回2回51回6.7%11.7%17.9%
8枠4回4回3回49回6.7%13.3%18.3%
種牡馬1着2着3着4着以下勝率連対率複勝率
ロードカナロア28回32回26回168回11.0%23.6%33.9%
エピファネイア26回20回28回137回12.3%21.8%35.1%
モーリス23回24回26回143回10.6%21.8%33.8%
ディープインパクト21回11回9回108回14.1%21.5%27.5%
キズナ18回19回9回102回12.2%25.0%31.1%
ドゥラメンテ17回12回13回96回12.3%21.0%30.4%
キタサンブラック14回8回7回58回16.1%25.3%33.3%
リアルスティール13回9回6回36回20.3%34.4%43.8%
イスラボニータ11回11回8回81回9.9%19.8%27.0%
ハービンジャー10回15回5回79回9.2%22.9%27.5%

NHKマイルカップ2026 - 過去10年のデータ傾向

人気になっても崩れないのは2歳王者だけ

過去10年で4頭が馬券に絡んでいるというのは、外国産馬が大挙して出てきていたレース創設期と比べても、遜色ない成績ではあるものの、10年も勝ち馬が出ていないことには着目すべきかもしれない。

2016年も2歳女王のメジャーエンブレムが勝っている。

以降も、レシステンシア、グレナディアガーズ、アスコリピチェーノら、チャンピオンの名のみが、10年史の好走馬一覧に残る。

いずれも、パワーと決め手が高水準で組み合わさった、断然の王者であるから、実質的な王座防衛に近い結果であるものの、桜花賞は圧勝し、朝日杯では完敗だったグランアレグリアが、降着込みで掲示板の一番下に入っているのが、実は全てということもいえる。

クラシック第一戦のレベルが格段に上がり、次戦に控えるオークス、ダービーではいくらか距離適性が長い馬が、そこで活躍する関係で、より濃密な攻防が繰り広げられる関係で、2歳女王が出てきた時に勝ち切った牡馬のマイルチャンプに育つアドマイヤマーズ、ジャンタルマンタルら朝日杯ウイナーが、皐月賞で連外しをしていることに注目すると、大まかな傾向は容易に判断できる。

そういうことだから、走りすぎていない馬なら買えるという話。

そうでないと、全て怪しい人気馬になるという前提で話を勧められるから、穴狙い以外のスタンスはない。

カヴァレリッツォのように、皐月賞大敗の王者は、レース間隔の関係でさすがに苦しいというか、普通は立て直されることが多い。

新馬を勝っているとはいえ、混戦でもこれが3倍台のオッズになれば、穴党は帯封ゲットの妄想に一段と拍車がかかる事だろう。

今年は昨年以上に荒れる可能性がある。

揚げ足取りをもう一回しておきたくなる皐月賞組

当初は、リアライズシリウスがこちらにきて、朝日杯1、3着のデイリー杯連対の2頭が、ダービーも視野に入れていたところ、むしろ、マイルの適性を示した方がこちらに回って来そうな状況。

カヴァレリッツォは直前まで参戦の判断に迷うほど、前回は負けてしまったが、アドマイヤクワッズはあまり一生懸命に走るタイプという感じではないから、2戦連外しの王道クラシックローテハズレ組らしく、皐月賞負けでも少し狙いたくなる存在。

ただし、ディープインパクト記念やこのレースの東西トライアルに関しては、あくまでも新興勢力のためのレースになっている部分がある。

ひと叩き当たり前の10年ほど前までのトレンドは、もはや当てはまらない。

負け負けのアドマイヤクワッズの方が買いというだけの話で、狙いは少し下げるべき今季の内容であろう。

目分量だと、人気でも3着くらいという気配。

何しろ、ホープフルS組の方が、10Fに関しては、少しレベルが上であるという下馬評と少しずれた結果が出てしまったあとのこと。

同じ根幹距離で、ベースは本流の皐月賞組は、いくらか相手関係が楽になるとはいえ、そうやすやすと勝てるわけではない。

歴史上、この組の勝ち馬は2歳王者の2頭に、朝日杯出走でこのコースの重賞を勝っていたクラリティスカイと限られる。

いずれもが、朝日杯も皐月賞も掲示板に載り、世代トップクラスと大差ない内容。

高速戦でジャンタルマンタルとは異なる結果になったのは、言わずもがな、朝日杯が道悪だったため。

この段階で、皐月賞を使うくらいなら、適性重視で1400の強さを再確認のダイヤモンドノットに期待するのが筋という結論に、ライバルの皐月賞の結果から、素直に前走好走馬のピックアップに繋げるべきと思った。

ジョーカーになることも多い桜花賞組の取捨を参考として

このレース。

東西トライアルに、ギニー競走相当のクラシック牡牝第一冠の組で、大まかな勝ち馬が埋まってくる。

たまにファルコンSを含めた、他の路線から来るのだが、今年は牝馬そのもののエントリーが、近年の中ではかなり絞られる<まだ格下の馬が出ようとしても、大方は抽選対象か除外決定という馬のみ>ため、類推する要素としてか働かない面はあるものの、ここ6年は勝てないまでもほぼ毎年連対馬を送り込んでいることと、レース創設当初から来ていた皐月賞トライアルからの直行の組のような感じで、フィリーズレビュー勝ちのギリーズボールが出てくるから、少し注目しようと思った。

トライアルの組と同じくらい、好走馬の数で互角くらいで、むしろ、好走率は当然高めに出る傾向なので、クラシック本流から転戦の組は継続的に来ている傾向からも、毎日杯連対馬がコンスタントに好走馬を出していることも踏まえ、流行を掴む目的もある。

ただ、質がいくらか例年のレベルに、オープンクラスに限れば、ちょっと陣容に重厚感のない、力差があるイメージも先行するから、ギリーズボールも遊びで拾うという以外、余裕があることを条件にという感じ。

考え方では、ここが空くとすると、皐月賞の組同様、スペースを埋められるのはトライアルの組、という話だから、朝日杯と同じように道悪になったことで、リアライズシリウス現象が起きると考えたら、人気のアンドゥーリル<ホープフルSは1番人気>は決まり。

ニュージーランドTでは、同じく人気のロデオドライブとクラシック本戦出走一旦断念のジーネキングの粘り強い先行力が人気薄で面白いのと同様、前に行く馬なら、当然買うべきダイヤモンドノットと…、これでは少し物足りなくなってきた筆者が、ジョーカーに指名したのは、違う路線にいたわけではないが、忘れ去られてしまったあの朝日杯4強の一角なのであった。

無理くりにでも推したい、クラリティスカイとは真逆の走りをする同路線王道組

旧いちょうSというのは、エアグルーヴ、メジロドーベルといった、歴代屈指の長期間活躍した異例の女傑<このパワーアップバージョンが三冠のジェンティルドンナやアーモンドアイ>が、本格的に路線に乗るきっかけの勝利を挙げたレースとして知られる。

OP特別最後年に、皐月賞馬のイスラボニータが快勝。

これも一応、新潟の重賞は好走そうしていたが、オープン初勝利。

2014年の重賞昇格に伴い、東から2歳チャンピオン戦は一旦なくなったが、旧名称を引き継いだ最初にして、唯一の優勝馬になったのが、このレースを翌春快勝して見せたクラリティスカイであるのだ。

以降、本流のダービー路線に乗る馬も出てくる、イスラボニータや女傑2枚看板のようなタイプも出てきて、半分くらいの優勝馬はこちらに回ってくるものの、サウジアラビアロイヤルCに変わってから、どういうわけだか勝てていない。

桜花賞を我が物顔で独走したグランアレグリアも、安田記念快勝の前祝いをすることなく、このレースではいつも何かが起きるルメール騎手を背に、接触なども含めて4位入線から降着で、最初からダメだった自滅敗走。

その他に関しても、格では及ばないのだから、当然の完敗であるとできる一方で、それはさすがに2歳重賞であるから、ハズレもあるでしょ…、という適当な言い訳を思いついた筆者。

エコロアルバ推しの怪しすぎる根拠をこしらえるために、暮れから直行ローテのパターンもこしらえたが、後に出世するセリフォスも力を出し切れずの結果だから、盛り上がりの方も小康状態に。

では、出世レースとしていくらかパワーアップしているサウジアラビアロイヤルC・旧いちょうSの勝ち馬をどう見ていけばいいのかと思ったら、逆説的に、時勢の休養明けローテでガツンと見せてくれるのではないかと、妄想気味の空想に没入。

サクラローレルが、凱旋門賞挑戦を念頭に、有馬以来の実戦で連対したのは、このレースができて間もない1997年のこと。

シーキングザパールが勝った年、その2週前マヤノトップガンが意地を見せる田原マジックがこの春も発生。

桜花賞連覇に続き、馬上での投げキッスが世界一似合う、競馬界の玉三郎が完全燃焼したのも、同年である。

長距離から長距離の連続好走は、今では、同じローテのフィエールマンが出てきたから、何も不思議はないが、前者は横山典弘、後者であるなら主戦ルメールと、名うての名手が組み立てるからこそ成り立つ、正しいレースを安定して継続できることが条件にもなっている。

そんなことが、有馬の5着敗走で安田記念直行が決まったオグリキャップ。

ローテーションは、今の朝日杯とこのNHKマイルCと同じ。

当時はオークス前の開催だった安田記念であるから、いいレースの組み立てが可能だったのだろうが、同質のパフォーマンスを、令和のマイルチャンピオン・ジャンタルマンタルが昨年アップデートの形で再現。

サウジアラビアロイヤルCをとんでもないところから差してきたエコロアルバは、道悪の朝日杯では不発に終わったというくらいで…。

論拠を備え、いくらかは日本馬の早熟性もある程度までは担保され、いくらその風潮に楯突くように、軽めのボイコットをしているようなコントレイル産駒は置いておくとして、その今のところの代表産駒のジーネキングも交えて狙いたいのが、父も2度輝いた、この府中のロングストレートをフル活用したマイル戦であると信じるエコロアルバについて、穴狙いとは違う側面のギャンブルを推奨する筆者は、やはり、かなりひねくれている気がする。

NHKマイルカップ2026- 出走予定馬の血統/成績/タイム

驚くほど渋とく伸びてきた、あの府中の末脚をもう一度…。

エコロアルバの血統

父は4歳時に連闘で挑戦した安田記念をルメール騎手と共に制している。

ルメール騎手とは、同じフランケルの産駒で同期生のソウルスターリングでG1を2勝。

その記録を意識したのかは不明も、管理する矢作調教師は、母の北米の実績を含めた、母系の血統背景に加え、フランケルの全弟で後に日本で繋養されることにもなったノーブルミッション<兄とは違い、12F戦線で活躍も、最後にブリティッシュチャンピオンSを勝ったのは兄と全く同じ>から、ケンタッキーダービー2着、トラヴァーズS優勝のコードオブオナーが、2歳の時点でダートG1好走の実績を残していることも多少は意識したのか、不振を極めた5歳時を経て、6歳からダートに転じ、根岸SとフェブラリーSをルメール騎手を借り出して、見事に連勝して見せたことが、種牡馬入りの際し、箔をつけることにも繋がったという、興味深いエピソードがある。

母系をほじくり返せば、同時代にダービーを勝ったミホノブルボンとウイニングチケットが出ている、クレイグダーロッチの直系でもあるから、オールドファンも思い出深い血族。

色々と無理を強いても、距離の壁を突破して、連続年無敗二冠の偉業を成したブルボンのような快記録が、必然的に発生する、不思議な力を持っているということでも、エコロアルバの難しいローテの解釈をプラスの方向に捉える根拠として、どうにか使えないわけではない。

母父はこのレースに好相性のフレンチデピュティ。

母母父のサンデーサイレンスは、完全なるチャンピオンながら、このレースで直仔は未勝利。

ところが、その最終世代が出てきた2006年に、孫世代のアグネスタキオンとフジキセキの産駒2頭が上位を独占したことがあった。

これこそが本物の凄みだと、皆を感嘆させたものである。

武豊騎手の手綱捌き<ロジックで優勝>にばかり目が行くが、内国産馬初の優勝馬を送り込んだトニービンもその奥に入るエコロアルバの配合は、昨年穴快走のパンジャタワーと同じ、実は、勝ってくださいという条件に彩られている血統構成なのだと、改めて、気づかされるのである。

血統の話は続く。

母の一つ上の兄にあたるダンスディレクター<シルクロードS連覇>が出てきた時、ウイニングチケットとロイヤルタッチのパワフルレディ兄弟=スターロッチ<3歳時にオークスと有馬記念を勝った名牝、ちなみに、前年覇者はメイショウサムソンに連なる名血フロリースカップ系の中興の祖となったガーネット>に近い血統であるということで、90年代前半には、もう競馬にのめり込んでいたファンの多くが、昔話で盛り上がっているのだろうと筆者はほくそ笑んでいた。

サンデーサイレンスが入っているから、ロイヤルタッチのイメージに近いけれども、終始、脚部不安に悩まされた華奢な印象もあるので、故障で引退のウイニングチケットの姿とも重なるのだった。

その兄弟が駆けていた頃は、まだ幼かった筆者であるから、後学の類で、その父がトニービンであるということを知ってから、二冠のベガと同じ初年度産駒でもあると認識した瞬間に、血統に傾倒する生活が始まった縁もある。

ブライアンズタイムも含めて、平成の御三家種牡馬と称された名種牡馬の内、直系を残したサンデーサイレンスも、後出のキングマンボ系キングカメハメハの猛威に晒されている。

これと同期の無冠に終わったブラックタイドが直系を伸ばそうと、ゴージャスな後継を連ねているのは、どことなく、偶然ではない部分もある。

トニービンを母父に持つハーツクライも、ディープインパクトの前年に誕生した良血種牡馬で同期である。

2010年代に、ガリレオの優秀な産駒の中から、わけのわからないほどワイルドなモンスター・フランケルが登場した。

日本から矢作厩舎がグランプリボスが、ロイヤルアスコットのセントジェームズパレスSで粉砕されていたが、以降も負け知らず、最後は10Fもこなす名マイラーは、どことなく、モーリスの出現を予期したかのようなところもあった。

粗いレースは初期ほど多かったが、種牡馬としても、極めて明朗なイメージ通りのキャラクターを多く残すタイプになった。

芝で根幹距離で勝つ馬は、大抵、大外れのない繁殖要員として、重宝されるのである。

とりわけ、マイルのタイトル獲得、継続的な実績作りは重要だ。

フランケルの初期の産駒の中から、日本ではオークス馬になったソウルスターリングが登場したが、その裏で、スピード系の北米ベースであるファミリーのモズアスコットが出現した。

何とも、因縁に彩られたネーミングであると思いながら、やはり、矢作厩舎での管理となったこの馬も、1400で結果を出しながら、裏路線を進み、連闘の安田記念というバンブーメモリー以来の猛烈ローテを成功させ、紆余曲折の1年半を経ると、件のダート参戦で再度花を咲かせることに成功見せた。

同じ厩舎のコントレイルは、ラヴズオンリーユーと同じく、翌2021年で現役引退となったが、その前年のキャリア完了の現役競走生活に、色々と忘れていた、ある種の早熟性の証明という点で、種牡馬としての可能性を模索する中、2年目の産駒の中から、エコロアルバが登場したのである。

サラブレッドの血統にまつわる歴史は、300年余ほどあるわけで、前世代のサドラーズウェルズ、4代母パワフルレディの父・マルゼンスキーまで持ち出すと、直系を形成するノーザンダンサーそのものの話までせねばならなくなる。

膨大な情報を内包する血統図というものは、まさに、偉大なる母に喩えられる大海そのものなのである。

NHKマイルカップ2026 - レース展開と最終予想

これらの情報を抽出していくと、クラシック本流を進んだガリレオであるとか、母系に関わる日本のクラシックで活躍したウイニングチケットなどの名種牡馬の仔に関わる物語を束ねたとしても、このエコロアルバのキャラには、一節付け加えないと、思い至らないのである。

新馬の新潟1400もモタモタ、東京ではもっとモタついていたが、阪神の王者決定戦では、一番いいレースの運びだったのに、道悪にも戸惑ったのだろうが、最後にもっと外に出していたアドマイヤクワッズに交わされ、4着に終わるというのは…。

メジャーエンブレムでこのレースを制した田村調教師は、1400スタートに当然と思っていた部分があったのだろうが、その証明は、大本番の朝日杯であったのだから、競馬は難しいし、奥が深い。

気性が幼いと言えばそれまでだが、明らかに、条件戦では強くても、オープンでは勝ち損ねが多かった父のような姿が思い起こされる。

ところが産駒の主だった戦績を少し振り返れば、出負けから途中まくりの特殊キャラで有名になったファウストラーゼンが、いかにも、フランケルの孫らしい豪快な立ち回りをするかと思えば、後は、南関東の深いダートで活躍のモズアスコットっぽさを持った馬も、案外多という傾向。

両方のいい部分がまとまり、長所と短所がうまく調合されると、豪快な差し馬になるのではないのか…。

時計勝負に父の代から対応しているから、日本の高速展開におけるサドラーズウェルズ系のモタモタ感は、直線の危うい動きだけのように見せるエコロアルバは、溜める方が性に合っている一方、昨年の勝ち馬・パンジャタワーがスプリントチャンプに育ったタワーオブロンドンから出てきたように、ファミリーはディーマジェスティやトリプティクという芝の王道血統に、芝のマイラーでオールウェザーのBCクラシックを勝ったレイヴンズパスという組み合わせから、より、スピード競馬にシフトしたキャラが、より今際立っていることからも、このスピード強化で距離短縮で道を広げる血の力は侮れないというのが結論。

休み明けがいいタイプではない父のキャラであるが、気性が勝ったタイプにミスプロ直系をかけたら、1400なり、時計の掛かる1200重賞にフィットするようになった今のクレイグダーロッチ系の生存作戦から思うに、このダンスディレクターも阪神C2着の際は、いずれも中10週以上の間隔があったので、よりスピード強化の前向きな本能を潜ませるエコロアルバは、もっと、能力全開はよりフレッシュな時の方が…。

何とか、言い訳をこしらえてみたが、一番の推し材料とするならば、時代に先んじて、高速マイルを体現した1996年のNHKマイルC初回公演で決まったシアトルダンサーⅡ、デインヒルの2頭という、高速マイルで強い血統特性の固定化は今も変わらないということ。

古馬になった後は苦戦のソングライン相手に、浅いキャリアで制したシュネルマイスターはダンチヒ系×サドラー系。

サンデーサイレンスは気性で走るので、パワー勝負のマイル以下では苦戦するし、早くから走りすぎるから、伸びしろがなくなって、もっと他が立たなくなる。

しかし、そうしたスピード系も早期完成型が生き残った芝向きのマイラー血統になったノーザンダンサー系は、案外重厚なものが多い。

ハイバランスでクラシックで活躍の血を重ねたエコロアルバが、恐らく、ハイペース以上の流れになるこの舞台で、面目躍如の一撃を、ライバルたちに食らわせる可能性は大いにあると考え、やはり、これを一番手に推したい。

こうした結論付けをした上で、横山和生騎手の起用は、見事にハマるように感じる。

お父上と同じように、小回り適性に秀でた才能を代々引き継いでいる印象も先行する一方、1回、2回の参戦初日は、いずれも午前中の内には勝ち星を挙げている。

2月開催は、初日に京都で乗ったのに、翌日は根岸Sを含め2つ勝って、計6勝。

ルメール騎手が大人しめであったせいもあるが、阪神と南関東にしか縁のない騎手と思っていると、この春は痛い目に遭うかもしれない。

NHKマイルカップ 過去の予想と結果